2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 31節 vs.サガン鳥栖
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キム クナン
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菅沼 実
金園 英学
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豊田 陽平
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豊田 陽平
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ハン サンウン
山崎 亮平
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チョ ビョングク
小林 祐希
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野田 隆之介
木谷 公亮
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山田 大記
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菅沼 駿哉
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池田 圭
早坂 良太
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岡本 知剛
船谷 圭祐
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金園 英学
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
佐賀県総合運動場陸上競技場 | 11/7(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 﨑谷 誠一 | 村上 伸次 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 岡野 宇広 | 数原 武志 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
13.8度 | 59% | 今村 亮一 | 稲富 修 |
8 | シュート | 10 |
14 | ゴールキック | 6 |
5 | コーナーキック | 13 |
13 | 直接FK | 13 |
2 | 間接FK | 2 |
0 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
浮上のきっかけは掴んだ。前節ベガルタ仙台相手に最後まで走り負けず、競り負けずに得た勝点1は大きな意味を持つ。最後まで諦めない姿勢は試合終了間際に実を結んだ。「あの同点ゴールに全てが詰まっている」(森下仁志監督)。ゴールに直結したセカンドボールを拾う姿勢、相手守備網を揺さぶるパスワークはチームの理想とするものだった。さらに重要なことはチーム一丸となってこのゴールを掴んだことである。アシストを決めた山田大記、その山田大記へ確実にボールをつないだ前田遼一のプレーも光ったが、前田遼一へクロスを供給したのは久々の先発出場となった山本脩斗、そして、最後に押し込んだのは途中出場の山本康裕だった。チーム内の競争は激しく、この2人は今季ここまで多くの出場機会を得ることができているわけではないが、それでも地道な努力を積み重ねてきたからこそチームを救う役割を果たせた。スタメン、サブ、さらにはベンチ外、リハビリ組を含め様々な立場にいる選手が団結しているからこそあの同点弾は生まれたと言ってもいい。だからこそ勝ちきりたいゲームだったが、前節上位陣がいずれも引き分けたことで勝点差は変わっていない。上位進出のためには残り4試合に全て勝つことが絶対条件。けして楽な状況ではないが、やるべきことをやり、上位陣の失速を待つしかない。
対するサガン鳥栖は勝点44の8位で今節を迎える。前節はJ1残留争いの渦中にいるアルビレックス新潟をアウェイで下し、連敗を『3』でストップ。豊田陽平が2ゴールと存在感を見せつけ、久々に白星を手にした。14得点で得点ランク2位(※第30節終了時点)につけるエースストライカーはこの試合も攻撃の鍵を握る存在となるだろう。この試合、相手に懸念材料があるとすれば主力2選手の欠場である。攻守の要であるボランチ・藤田直之、ここ数試合左サイドバックとして起用されてきた金 民友をそれぞれ累積警告による出場停止で欠くことになる。だが、J1昇格1年目ながら上位へ食らいつく“チーム力”が彼らの欠場をカバーするだろう。森下仁志監督も「相手は粘り強いし、(2選手の欠場を感じさせないくらい)スタイルがチームにしみ込んでいる」と警戒する。何よりサガン鳥栖はホームで強い。この試合もホームでパワフルなサッカーを展開してくるだろう。タフなゲームになることは間違いない。
サガン鳥栖とはヤマザキナビスコカップを含め今季3度目の対戦となる。3月のリーグ戦(ヤマハ)では2-1と逆転勝利を収めたが、5月のカップ戦(ベアスタ)では2-3と点の取り合いを制することができなかった。だが、サックスブルーは前回の対戦からレベルアップし、選手層も厚くなっている。前節加入後リーグ初先発を飾ったハン サンウン、前節終盤の重要な局面で投入された小林祐希、さらにはけがから復帰し、前節今季公式戦初出場を果たした金園英学が日を追うごとにチームにフィットしているだけに活躍を期待したい。敵地での一戦となるが、欲しいのは勝利のみだ。
ジュビロ、「恐がらずボールを動かして攻撃していこう!」、「守備は背後をケアすること」、「集中力を保ってゲームを進めること」。
鳥栖、「サイドの守備をしっかりすること」、「自陣でのパスミスを減らすこと」、「相手のカウンターに注意すること」、「攻撃と守備をしっかり分けること」。
――感想
まずはじめに遠い佐賀まで来ていただいたサポーターのみなさんに感謝しています。結果を残せませんでしたが、選手たちの最後の粘りと言うか、そういう強い部分を次節に生かしたいと思います。
ゲームは関しては戦前から相手が守備ブロックを作って堅い守備から速い攻撃ということはわかっていましたし、そのあたり、最初のセットプレーからの失点がもったいなかったというのが(ゲームを終えての)第一印象です。でも、選手たちは最後まで諦めずに粘り強くやってくれたと思います。
――終盤、山田選手と金園選手のゴールで1点差まで追い上げましたが、やはりその前の段階で得点が入っていればという展開だったということでしょうか?
先に失点してしまうとより難しい状況になることはわかっていましたし、そういう意味でも最初の失点が非常にもったいなかったかなと。前半0-0でいけると言うか、それで十分なプランでしたし、0-0で持っていって最後の15分、20分で仕留める形になれば理想的でした。ただ、選手たちは最後まで自分たちがやり続けているフットボールを続けてくれましたし、結果としても2点取ってくれました。それをここからの3試合、天皇杯につなげてより上に行けるようにやっていきたいと思います。
――この敗戦でここ6試合勝ちなしということになりました。けが人が戻りメンバーが揃った状況だと思いますが、それとは反比例するような結果になっていますが、そのあたりはいかがですか?
何をもって揃っているかと言うかはわかりませんし、僕はその時にいる選手がベストだと思っています。それはシーズン序盤も中盤も今も変わりません。勝っていないことの責任は全部僕にあります。ただ、選手たちはやり続けてくれていますし、選手たちが逃げていないのに僕が逃げるわけにはいきません。先頭に立ち、最後までチームを、選手を、スタッフを引っ張っていきますし、最後の15分、20分のように相手を圧倒できるようなサッカーをシーズン当初から目指していますし、それを最後までやり通したいと思います。
――チョ ビョングク選手の評価?
個人的にはここで言う必要はないと思いますし、誰一人さぼっている選手はいませんでした。試合の前の週のトレーニングから今日の入り方を含め全てにおいて自分たちの100パーセントを出してくれたと思っています。さぼっていたり、いいかげんなことをしていればここで言わせていただきますが、そういう選手は一人もいませんし、僕は最後まで選手を信じてやっていきたいと思います。
悔しいだけです。ボールは入ってきていたのですが、自分に力がありませんでした。これが実力です。また練習します。
――ゲームを振り返ると?
ボールは支配できていたと思います。自分たちのサッカーをやっていればいい結果になると信じていますし、今日も3失点された後でも諦めることはありませんでした。前田さんとゾノ(金園)にもっともっとボールを入れて同点、逆転を狙いましたが、残念です。
――次節へ向けて
誰がというより、チームとして最後まで諦めずに戦うことを続けます。次の試合は絶対に勝ち点3を取ります。出ていない選手や応援してくれるサポーターの思いを込めて次も戦います。
――ゲームを振り返ると?
失点するまではすごくよかったと思いますが、失点してから慌ててしまった部分もありました。(ビハインドとなって)前に行かなければという焦りもあり、(攻撃の組み立ての部分で)もう少しやり直していい部分もあったと思いますし、そういうところでミスが多くなってしまったかなと。3失点してそこからスイッチを入れ直して、という感じになってしまいました。
――次節へ向けて
終盤の2点は次につなげるために重要な2点だと思いますし、切り替えて次やるしかないと思っています。
――ゲームを振り返ると?
序盤の攻めている時間帯に得点できなかったことが非常に残念です。
――CKのキッカーを務めていましたが、加入後キッカーを務めたのはこの試合が初めてですか?
そうです。
――CKのキックの感触は?
ゴールに結びつけることができず、残念です。ただ、タイミングとしては合っている部分もあったと思います。
――試合途中に左サイドでプレーしたが、感触は?
相手はほとんどの選手が下がってディフェンスするチームでしたし、サイドで突破を試みても相手のディフェンダーが多く、難しい部分もありました。
――次節へ向けて
よくなかったところは練習を通じて修正し、よかったところは継続していきたいと思います。
自分が出場したらゴールを取ることだけを狙っていました。けがで辛い時もありましたが、サポーターの皆さんおかげで復帰できましたし、ゴールを取り、勝利という恩返しをしたいという思いが強いです。チームとしてはACLに出場すること(3位以内)を目標にしています。また頑張ります。
――感想
平日にもかかわらず多くの方に来ていただき、それを力にしていいゲーム結果を持ってくることができて非常によかったと思います。
ゲームに関しては3得点するところまでは非常によかったと思いますが、最後の15分、20分というところでチームとして乱れが生じてしまいました。最後まで集中力を保って勝ちを持ってきてくれたことは称賛に値する部分もありながら、その中で課題が出てきたのかなと思います。残留が決まりましたが、残留が最終目標ではありませんし、この後のゲームもいい準備をして挑んでいきたいと思います。