2012年 試合速報

2012 J1リーグ公式戦 30節 vs.ベガルタ仙台

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

12 勝
6 分
11 敗
52 得点
44 失点
勝点 42
順位 8

1
  • 0
  • 0

  • 1
  • 1

1
vegalta
vegalta

15 勝
9 分
5 敗
52 得点
31 失点
勝点 54
順位 2

前半
藤田 義明
22分
ハーフタイム 後半
ハン サンウン
金園 英学
25分
29分
太田 吉彰
関口 訓充
30分
菅井 直樹
32分
赤嶺 真吾
34分
菅井 直樹
田村 直也
菅沼 実
山本 康裕
菅沼 駿哉
小林 祐希
37分
山本 康裕
39分
42分
ウイルソン
中原 貴之
21
八田 直樹
5
駒野 友一
20
山本 脩斗
22
菅沼 駿哉
24
チョ ビョングク
6
ロドリゴ ソウト
10
山田 大記
15
菅沼 実
33
藤田 義明
18
前田 遼一
44
ハン サンウン
SUB
31
竹重 安希彦
4
千代反田 充
16
金沢 浄
11
松浦 拓弥
23
山本 康裕
50
小林 祐希
17
金園 英学
監督
森下 仁志
16
林 卓人
2
鎌田 次郎
25
菅井 直樹
27
朴 柱成
29
上本 大海
8
松下 年宏
10
梁 勇基
15
太田 吉彰
17
富田 晋伍
18
ウイルソン
24
赤嶺 真吾
SUB
1
桜井 繁
3
渡辺 広大
20
内山 俊彦
11
関口 訓充
23
田村 直也
9
中原 貴之
13
柳沢 敦
監督
手倉森 誠

10,753
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 10/27(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 森津 陽太郎 家本 政明
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 宮島 一代 聳城 巧
気温 湿度 第4の審判員 記録員
21.8度 44% 野田 祐樹 花澤 秀登
11 シュート 9
8 ゴールキック 17
6 コーナーキック 3
9 直接FK 14
2 間接FK 5
2 オフサイド 5
0 PK 0

敵地で見せた姿は本来のものとはかけ離れたものだった。前節の横浜F・マリノス戦はアウェイで0-4と大敗。今季初の3連敗を喫することになった。試合後、森下仁志監督は敗戦を真摯に受け止め、「次節ホームで仙台とやらせていただきますし、そこでもう一度“自分たちの姿”をより多くの方に見せたい」と言葉を絞り出した。攻守で突き詰められる点はまだ多くある。チームは連敗に下を向かず、今週もさらなるレベルアップを目指してタフな練習を積み重ねた。

今節ホームに迎えるのは今季優勝争いを演じているベガルタ仙台。前々節(10月6日)はJ1残留争いを繰り広げるガンバ大阪にホームで勝利。前節(10月20日)はホームで優勝争いのライバル・浦和レッズを3-2で下し、勝点で首位・サンフレッチェ広島に並んだ。リーグ2勝利で波に乗ってアウェイに乗り込んでくることは間違いない。警戒しなければならないのは赤嶺真吾とウイルソンの2トップだ。今季共に2桁ゴールをマークしており、今季2度の対戦でゴールを許しているだけに何としても抑えなければならない。ボランチ・角田 誠を累積警告による出場停止で欠くことになるが、総失点31(第29節終了時点)のディフェンスラインはそう簡単には崩れないだろう。

チームとしてここ2試合ゴールを奪えていないということを踏まえても今節の焦点は堅守・仙台からいかにゴールを奪うかだ。今節、山崎亮平を累積警告による出場停止で欠くことになるが、昨季リーグ戦で合わせて26ゴールをマークした2人のFWのカムバックはチームにとって大きな追い風だ。日本代表の欧州遠征中に負傷し、前節を欠場した前田遼一はすでに全体練習へ合流しており精力的な動きを見せている。コンディション次第では今節の復帰も十分あり得る。さらに右足第5中足骨骨折という大けがから完全合流を果たした金園英学も着実に状態を上げてきた。10月21日の練習試合・ガンバ大阪戦では復帰後初めて対外試合に出場し、1ゴールをマーク。公式戦復帰へ向けて弾みをつけた。

4月のリーグ戦の対戦では菅沼 実、山本康裕がゴールネットを揺らしているが、グループとして連動した攻撃を展開できれば屈強な壁も必ず突破できる。連敗脱出のためにも何としてもゴールを奪いたい。

前半0分、ジュビロボールで前半キックオフ!天気は快晴。ピッチ上空はやや風が強い。2位・仙台相手だが、ここで連敗を止める!!!
前半1分、仙台、試合開始早々に決定機。ロングパス1本で最終ラインの背後に抜け出した梁 勇基が八田直樹と1対1に。右足でシュートを打つが、これは八田直樹がファインセーブ!!!ピンチをしのいだ!!!
前半2分、ジュビロ、布陣は[4-4-2]。最終ライン右から駒野友一、菅沼駿哉、チョ ビョングク、山本脩斗。ダブルボランチにロドリゴ ソウトと藤田義明。2列目右に山田大記、同左に菅沼 実。2トップに前田遼一とハン サンウン。
前半3分、仙台、布陣は[4-4-2]か。最終ライン右から菅井直樹、鎌田次郎、上本大海、朴 柱成。ダブルボランチに松下年宏と富田晋伍。2列目右に太田吉彰、同左に梁 勇基。2トップに赤嶺真吾とウイルソン。
前半6分、仙台、前線でウイルソン、梁 勇基とつなぎCK獲得。メインスタンド側から梁 勇基がキック。これはジュビロがニアサイドでクリア。このこぼれ球を梁 勇基が拾い、再びクロス。ファーサイドへ飛んだボールに菅井直樹が飛び込むが、これは菅井直樹にハンドに判定。
前半7分、ジュビロ、敵陣左サイドでFK獲得。キッカーは駒野友一。これは仙台にクリアされた。
前半7分、仙台、敵陣へ侵入し、ゴール左からウイルソンが右足でミドルシュート。これは八田直樹が正面でキャッチ。
前半11分、ジュビロ、チョ ビョング、駒野友一とつなぎ、右サイドを突く。駒野友一が右サイドからクロス。ファーサイドへ。これに前田遼一が走り込むが、わずかに長く、そのままサイドへ流れた。
前半13分、ジュビロ、敵陣右サイドでFK獲得。キッカーは駒野友一。右足でカーブをかけたボールを供給するが、これはゴール前の競り合いのところでジュビロにファウルの判定。
前半15分、ジュビロに決定機!中盤まで上がった駒野友一がスルーパス。これにハン サンウンが抜け出し、林 卓人と1対1に。林 卓人の飛び出しを見たハン サンウンがこれをドリブルでかわそうとし、林 卓人と激しくコンタクト。ペナルティーエリア内で倒れるが、主審の笛は鳴らず・・・。
前半18分、ジュビロ、敵陣左サイドへ抜け出した菅沼 実がクロス、これに前田遼一が飛び込むが林 卓人にキャッチされた。
前半19分、ジュビロ、敵陣右サイドからの折り返しに前田遼一が走り込む。このこぼれ球にハン サンウンが飛び込むが、あと一歩のところで相手に防がれた。
前半22分、ジュビロ、中盤の接触プレーで藤田義明にイエローカード。
前半27分、ジュビロ、正確にパスをつなぎながら敵陣へ侵入。左サイドから波状攻撃を仕掛け、最後は藤田義明、菅沼 実とつなぎ、菅沼 実のスルーパスを受けたハン サンウンが相手最終ラインの背後へ抜け出すが、これはオフサイドの判定。
前半29分、ジュビロ、短いパスをつなぎながら再び波状攻撃。左サイドで山本脩斗、菅沼 実、右サイドで駒野友一、山田大記がそれぞれ起点となって相手を揺さぶろうとするが、相手の堅守にシュートまで持っていくことはできなかった。
前半30分、前半は残り15分。依然として膠着した展開が続いている。
前半32分、仙台、ショートパスがつながり、中央を突破。最後はゴール正面から太田吉彰が右足でミドルシュートを打つが、これは八田直樹の正面。
前半34分、仙台、敵陣の中央でFK獲得。キッカーは梁 勇基。近くの太田吉彰へショートパスでつなぎ、パスを受けた太田吉彰がゴール左からクロスを上げるが、これはジュビロがしっかりクリア!
前半36分、ジュビロ、敵陣右サイドで駒野友一、山田大記とつなぎ、山田大記がシュート。相手に当たりCK獲得。
前半37分、ジュビロ、CKのキッカーは駒野友一、メインスタンド側からキック、このこぼれ球を拾った菅沼 実が左足でミドルシュート。鋭い弾道のシュートが枠内に飛ぶが、林 卓人のファインセーブに防がれた。惜しい場面だった・・・。
前半39分、ジュビロ、山田大記のドリブルから敵陣右サイドの深い位置でFK獲得。これをキックしたのはハン サンウン。左足で低い弾道のボールを供給。ファーサイドへ。これに前田遼一、さらにチョ ビョングクが飛び込むが、わずかに触れず仙台ボールのゴールキックに。
前半42分、ジュビロ、駒野友一が右サイドをドリブルで駆け上がり、中央へパス。これを前田遼一がコントロールしようとするが、相手に寄せられボールロスト。
前半43分、ジュビロ、自陣でパスカットした山田大記がドリブル、一気にカウンターへ。山田大記、前田遼一、ロドリゴ ソウト、藤田義明とつなぎ、最後は藤田義明がスルーパス。これに山田大記が走り込むが、わずかに長く、つながらなかった・・・。
前半45分、前半アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム1分、仙台、右サイドからの折り返しを受けたウイルソンが上手く反転し、右足でシュート。これはゴールの横に外れた。
前半アディショナルタイム2分、仙台、CK、バックスタンド側から梁 勇基がキック、これをジュビロがクリアしたところで前半終了のホイッスル。【0-0】
後半1分、仙台、長いボールのこぼれ球を拾った赤嶺真吾が遠目からロングシュート。これは大きく枠の外。ハーフタイム時の選手交代は両チームなし。
後半2分、ジュビロ、左サイドを突く。菅沼 実のパスを前田遼一が頭でつなぎ、このパスを受けたハン サンウンが最終ラインの背後へ抜け出し、ゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定・・・。
後半7分、ジュビロ、右サイドを突く。駒野友一、ロドリゴ ソウトとつなぎ、最後は山田大記がドリブルで仕掛け、クロス。これは仙台に防がれ、仙台ボールのゴールキックに。
後半9分、仙台、右サイドへ流れたウイルソンへボールを入れて攻撃を仕掛ける。ウイルソンにドリブルで仕掛けられるが、菅沼駿哉が遅らせ、リカバリーした菅沼 実の2人で上手く挟み込み、ボール奪取。
後半10分、ジュビロ、駒野友一が右サイドの高い位置へ侵入し、マッチアップした梁 勇基を振りきってクロス。これに前田遼一が飛び込むが、惜しくもボールに触れず仙台ボールのゴールキックに。
後半13分、ジュビロ、最終ラインと中盤が連携し、仙台の縦パスを上手くカット。そのまま攻撃を仕掛ける。最後は右サイドへ流れた前田遼一がクロスを入れるが、これは長く、仙台ボールに。
後半15分、仙台に決定機、ウイルソンが右サイドをドリブルで駆け上がり、クロス。これをファーサイドで受けた赤嶺真吾が胸でボールをコントロールし、右足でシュート。これは八田直樹がファインセーブ!!!ピンチをしのいだ。
後半17分、仙台に再び決定機、右サイドからの折り返しを再び赤嶺真吾がファーサイドからシュート。これはニアサイドのネットに外れた・・・。
後半19分、両チームハーフタイムコメント、磐田、「クロスでリスクをかけて攻撃していこう」、「守備はプレスのタイミングをそろえること」、「球際で戦い、勝ちにいこう」。
仙台、「前半はコレクティブにバランスを取りながらできている」、「アウェイでの厳しい戦い、手堅く焦らずに集中してやり続けること」。
後半22分、ジュビロ、前田遼一のミドルシュートでCK獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。これに菅沼駿哉らが勢いよく飛び込むが、合わせられず、仙台ボールのゴールキックに。
後半23分、ジュビロ、金園英学がスタンバイを進めている!
後半25分、ジュビロ、選手交代、ハン サンウンに代わり金園英学を投入!背番号17のカムバックにスタンドは大歓声で応える。
後半26分、ジュビロ、金園英学はそのまま前線へ。前田遼一と2トップを形成。
後半28分、ジュビロ、金園英学にいきなり決定機!!!中央・ロドリゴ ソウトのパスを受けた右サイド・駒野友一がアーリークロス。これにゴール前でフリーになった金園英学が飛び込むが、頭でジャストミートできず、シュートは大きく枠の外に・・・。
後半29分、仙台、選手交代、太田吉彰に代わり関口訓充を投入。
後半30分、仙台、自陣右サイドで菅沼 実の突破を止めた菅井直樹にイエローカード。
後半31分、ジュビロ、敵陣左サイドで得たFKを駒野友一がキック。これにゴール前の前田遼一、ロドリゴ ソウト、さらにファーサイドのチョ ビョングクが飛び込むが押し込めず、仙台ボールのゴールキックに。
後半32分、仙台に先制ゴール。ゴール右で富田晋伍のパスを受けた菅井直樹に折り返され、ゴール前の赤嶺真吾に右足で押し込まれた・・・。【0-1】
後半34分、仙台、得点シーンで八田直樹と接触した菅井直樹が負傷。そのまま選手交代、菅井直樹に代わり田村直也を投入。そのまま右サイドバックへ入った。
後半37分、ジュビロ、選手交代、2枚同時投入。菅沼 実に代わり山本康裕、菅沼駿哉に代わり小林祐希を投入。山本康裕は2列目左サイドへ、山田大記が同右サイドへスライド。また、ボランチに小林祐希が入り、藤田義明がセンターバックへスライド。
後半39分、ジュビロに同点ゴール!!!左サイドの小林祐希のアーリークロスをファーサイドで前田遼一が折り返し、山田大記が右足でクロス。このボールをゴール前に走り込んだ山本康裕が左足で押し込んだ!!!【1-1】
後半42分、仙台、選手交代、ウイルソンに代わり中原貴之を投入。
後半44分、ジュビロ、中盤で小林祐希が粘ってつなぎ、前田遼一、山本脩斗、山本康裕とパスがつながる。山本康裕が左サイドの深い位置でボールを持つが、相手に寄せられ仙台ボールのゴールキックに。
後半45分、後半アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ、山本脩斗が左サイドをドリブルで猛然と駆け上がる!しかし、相手に寄せられクロスを上げきれず、仙台ボールのゴールキックに。
後半アディショナルタイム3分、仙台、松下年宏、梁 勇基とつなぎ、右サイド・関口訓充がクロス。これを赤嶺真吾が頭で合わせるが、シュートは大きく枠の外。
後半アディショナルタイム5分、互いにシュートまで持っていくことができないままここで試合終了のホイッスル。【1-1】
森下 仁志 監督

――感想
今日もたくさんの方に来ていただき、その声援が選手の背中を押してくれたと思っています。本当に感謝しています。
ダービーの後のマリノス戦、本当にふがいないというか、僕自身がサッカーの本質的な部分を見失っていた部分があったという思いがあり、選手たちに今週、攻守でより相手のゴールに向かおうというメッセージを送りましたが、選手たちは90分通してその姿勢を貫いてくれたと思います。もちろん勝点3を取れれば一番よかったかもしれませんが、全体を見るとこのサッカーを最後までやり続けて、上のチームとのポイントも全く変わっていませんし、最後のガンバ戦の試合終了のホイッスルが鳴るまで今日のように相手のゴールに向かって走り続けたいと思います。
――ハン サンウン選手と山本脩斗選手の起用の狙いは?
(ハン)サンウンはトレーニングや自分たちのやることにも少しずつ慣れてきて、トレーニングからよりファイトできるようになってきました。(山本)脩斗に関しても自分が(試合に)出れないという難しい状況が続いていましたが、自分のことだけではなくチームのことを日々考えながらトレーニングに励んでくれていました。エネルギーも高く、『出てもらうならここだな』という判断でした。
――ダブルボランチがセカンドボールを多く拾っていましたが、2人の評価は?
仙台さんの一番のストロングポイントはセカンドボールからの争いですし、狙い通りと言うか。そのあたり、ロド(ロドリゴソウト)はもちろんですが、(藤田)義明に関してもあのポジションでもボールを受けられるようになってきましたし、それはトレーニングの成果だと思います。彼らは守備的な選手だと思われるかもしれませんが、うちのチームの中でもより前への推進力がある2人ですし、自信を持って出てもらいました。本当に素晴らしい出来だったと思います。
――金園選手が復帰しましたが、評価は?
何カ月も休んでいたとは思えないほどのプレーだったと思います。やはりゾノ(金園英学)のところにチャンスが来ますし、あとはそれを彼が仕留めることができるようにトレーニングに励むだけだと思います。日本代表という点でもゾノはこれから(前田)遼一と共に選ばれていく選手だと思っています。能力的に選ばれるかどうかという選手ではないと思いますし、自信を持って毎日のトレーニングに励んでほしいと思います。
――2トップへシフトした意図は?
まずはそういう選手が揃ってきたということが一つです。シーズンの途中で少しけが人が出たり僕の判断が誤ったりして、シーズン中盤以降、前への推進力が少なくなってきた試合もありましたが、ここへ来てそういった選手たちが増えてきて、(ハン)サンウンも状態が上がってきて、より前への推進力のある選手が揃ってきたので、チームに“メッセージ”を出す意味でも帰ってきてくれた選手が本当によくやってくれたと思います。

前田 遼一 選手

前田 遼一 勝てなかったですし、自分自身も得点が取れなかったので、やはり悔しいです。前線で2人の関係が多かったですし、もう少し3人で崩す動きを増やせればと思います。
――得点場面について
体勢が悪かったですし、失敗して膝に当たってしまいましたが、ボールがいいところに転がってくれました。

八田 直樹 選手

八田 直樹 ――序盤のピンチを上手く防ぐことができたが?
勝つことだけを意識していました。前節のマリノス戦でああいった1対1をやられていましたし、この試合、どうしても結果が欲しいという気持ちでした。結果は引き分けということで悔しさがありますし、やはり勝ちたかったです。
――試合全体的にはペースを握っていたが?
ただ、ああいった1本のシュートでやられてしまうのがサッカーだと思いますし、やはりああいったところで守らなければいけないと思っています。もっと力強さがなければと。体を張れていると思いますが、最後のところで甘いからこぼれてしまうと思いますし、もっと突き詰めてさらにレベルアップできるようにやっていきたいです。

山本 脩斗 選手

山本 脩斗 ――久々の先発となりましたが?
90分、攻守において走りきることが自分の持ち味だと思っていますし、そこを生かせればと思っていました。ホームゲームですし、ACLへ進むためにももう1点取って勝ちきりたかったです。ただ、球際や気持ちのところで負けないというところは出せたかなと思いますし、次は勝ちきりたいです。
――残り4試合となるが?
ACLのためにもやはり残り4試合全て勝つつもりでいかなければいけないと思いますし、まずは次の試合で勝ちたいです。ペナルティーエリア付近の崩しの工夫はこれからさらに必要になってくると思うので、そのあたりをチーム全体のところでさらに合わせていければと思います。

山本 康裕 選手

山本 康裕 ――試合を終えての心境は?
やっと追いついたと言うか、なんとか引き分けに持っていったというようなゲームでしたし、すごく悔しいです。
――ゴールシーンを振り返ると?
前節ふがいない試合をしてしまいましたし、ゴールに向かう姿勢を何とかサポーターのみなさんに見せたいと思っていました。上手く入ることができましたし、(山田)大記くんのクロスもいいクロスだったので、周りの選手に感謝しています。
――サポーターの声援の大きかったが?
試合後、挨拶に行った時にこういった試合をしたにもかかわらず、大きな声援をいただき、それがすごく悔しかったですし、申し訳ないと思いました。自分自身もなかなかいいプレーができず、試合に出れない日々も続きましたが、こういう日が来ることを信じてやってきましたし、これからもその姿勢を変えずにやっていきたいと思います。

金園 英学 選手

金園 英学 ――復帰戦となったが?
チームが3連敗ということでけがが治って余韻に浸る時間はありませんでしたし、今日も同点という状況で試合に出たのでとにかく強い気持ちを持ってピッチに入りました。得点が欲しい展開で出させてもらった中でゴールを決めることができず、ふがいなさでいっぱいです。自分に関しては決めるか決めないかだけですし、また練習を頑張って監督にアピールして試合で結果を残せるように頑張るだけです。
――途中投入の時、スタンドからひと際大きな歓声が上がったが?
すごくありがたいなと。(自身の復帰を)楽しみに待ってくださっていた方がたくさんいたんだなと感じましたし、その期待に応えたかったです。ただ、出た時に拍手していただけることも嬉しいのですが、やはり得点を取ってサポーターのみなさんと喜びをわかち合えたら最高だと思うので、早く点を取って帰ってきたということを証明したいと思います。
――残り4試合となるが?
まだACLの道は途絶えたわけではないですし、攻撃陣で得点を取り、4試合で勝点12取れるように頑張りたいと思います。

ベガルタ仙台 ■手倉森 誠監督
 

――感想
まず今日のゲームは非常に厳しい困難なゲームだという話をしました。10月に入ってから久々のアウェイゲームでしたし、ジュビロはこのヤマハスタジアムで強いという話をして、そういった中でのゲームプランはいい守備からいい攻撃というところを徹底すること、組織で守備をオーガナイズすることでした。ゲームが始まってジュビロが2トップにしてきたり、シンプルに割りきって前への攻撃が速い中で押し込まれた状況も長いゲームでしたが、その中でハーフタイムに後半30分すぎが勝負になるとチームとしては踏んでいました。先制点を取れたところまではプラン通りだったかなと思いますし、失点の部分はファーへのボールで全体が少しふわっとのぞいてしまったようなところでの失点だったことが悔やまれます。ただ、この勝点1を拾えた中で失点のところでの悔しさを残りの4戦にしっかりつなげなければいけないなと思っていますし、自分たちが先制を取ったからこそ勝ちきりたかったです。試合後、他会場の結果を聞いたところ全部引き分けだったということですから、神様は11月からの戦いというシチュエーションを作ったんだろうなと考えて、前へ進みたいと思います。