2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 29節 vs.横浜 F・マリノス
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マルキーニョス
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兵藤 慎剛
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小林 祐希
ハン サンウン
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松浦 拓弥
阿部 吉朗
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山崎 亮平
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中村 俊輔
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金井 貢史
小野 裕二
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宮崎 智彦
ロドリゴ ソウト
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中町 公祐
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中村 俊輔
森谷 賢太郎
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中町 公祐
狩野 健太
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
日産スタジアム | 10/20(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 十河 正博 | 木村 博之 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 安元 利充 | 竹田 明弘 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.5度 | 50% | 前之園 晴廣 | 佐伯 満 |
17 | シュート | 7 |
9 | ゴールキック | 10 |
6 | コーナーキック | 3 |
15 | 直接FK | 14 |
4 | 間接FK | 5 |
3 | オフサイド | 5 |
0 | PK | 0 |
今季リーグ戦は残り6試合。上位との差はあるが、最終順位が決まったわけではない。日本代表・欧州遠征から戻った駒野友一が言う。「やるからには優勝。ACL圏内が目標というわけではない」。厳しい状況に変わりはないが、可能性がある限りサックスブルーは最後の最後まで諦めない。
前線の静岡ダービーは非常に悔しい結果となったが、チームの気持ちは切れていない。ダービーから中3日で臨んだ天皇杯3回戦ではJ1昇格争いを繰り広げる京都サンガF.C.に延長戦、さらにPK戦に持ち込まれたが、粘り強く4回戦進出を決めた。試合後、森下仁志監督は「選手たちの『勝つんだ』という気持ちが勝利につながった。この気持ちを忘れずにまたリーグ戦で頑張っていきたい」と話し、次を見据えた。若手の小林祐希からベテランの金沢浄までチーム一丸となって掴んだ勝利は非常に大きな意味を持つ。気持ちを一つにして戦うことはこの試合も同じだ。
対する横浜F・マリノスは勝点40の9位。この試合に勝てば順位を上げることができるだけにホームで勝点3だけを目指してくる違いない。リーグ戦ではここ3試合負けがなく、その3試合で許したゴールはわずかに『1』。今季ここまでの総失点は『29』(※第28節終了時点)と堅実な守備網を誇るチームだ。今節は小林祐三が累積警告により出場停止となるが、栗原勇蔵、中澤佑二ら屈強なディフェンダーを要する守りは手ごわい。
一方、攻撃面ではセットプレーが強みの一つ。10月10日(水)の天皇杯3回戦では中村俊輔が直接FKから2ゴールをマーク。レフティーの高い精度のキックに空中戦に強い栗原勇蔵、中澤佑二らが飛び込んでくるだけにゲームを通じて十二分に注意していかなければならない。また、出場停止明けのチームトップスコアラー・マルキーニョスも要注意人物の一人。最前線でゴールを狙うブラジル人FWに仕事をさせなければ相手の勢いを断つことができるはずだ。
ゲームのポイントの一つとなるのは相手の守りをいかに崩すか。無論、リスクマネージメントを怠ってはならないが、勝ちきるためにはリスクを負って前に出るべき状況もある。今季ここまで作り上げたコンビネーションで主導権を握り、最後は「執念」(森下仁志監督)で相手ゴールをこじ開けたい。
今季リーグ戦は残り6試合。「優勝は厳しいと思われているかもしれないが、他のチームの優勝が決まらない限りチャンスはあると思っている」と話すのはゲームキャプテン・山田大記。今できることは目の前の試合に勝つこと。3ポイントを積み重ねることで活路は必ず見出せる。この試合、何としても勝利が欲しい。
「前方を見ながら落ち着いてスペースを使おう」、「守備はプレスの方向をはっきり決めること」、「ルーズボールを拾おう」。
横浜FM、3点、
「守備は誰がいくかを曖昧にしないこと」、「攻撃はボールをテンポよく動かし、シンプルにいくこと」、「後半ゲームの入りを集中していこう」。
――感想
まずはじめに、アウェイにもかかわらずたくさんのサポーターの方に来ていただきましたし、自分たちのチームに期待していただいているサポーターの方に本当に申し訳ないと言うか、いい試合・結果を見せることができず、僕自身一番を責任を感じています。選手たちは立ち上がりから自分たちのスタイルを出そうと必死に食らいついてくれましたが、マリノスさんの攻守の圧力と言うかそういうところに押しきられた部分もありますし、それを押し返せなかったことは僕自身、力不足だと思っています。そのあたり、選手たちには今日に関してはスコアを含め完敗だと伝えました。だからこそ、これを受け止め、“攻守一体”という部分をもう一度思い出し、練習で突き詰め、次ホームで仙台とやらせれていただきますし、そこでもう一度自分たちの姿をより多くの方に見せたいと思っています。
――前田選手が欠場した中でだれが出てもいいように準備してきたと思いますが、そのあたり、前節から先発を複数入れ替えた狙いは?
今日は中盤から前に非常に若い選手に出てもらいましたが、僕自身どの試合に関しても今おっしゃられたようにだれが出ても同じように信頼してグラウンドに立ってもらっています。この世界、結果に関しては僕が責任を取るだけですし、選手自身は自分自身を見つめ、チームとしても今日のプレーを分析していければと思っています。(前田)遼一がいなくて一番感じたことは立ち上がりの守備のところが緩くなったと言うか、そのあたり、若い選手をもっともっと躍動させてやれなかったことは僕自身、非常に反省していますし、今後につなげなければいけない部分だと思っています。
―――50番の小林祐希選手に期待したことは?
彼は個人の力もありますし、前にボールを運べる選手です。(加入から)まだそこまで日数は経っていませんが練習から十分なパフォーマンスを披露してくれていますし、前への推進力といった部分をより出してもらえると判断して出てもらいました。
――50番の小林祐希選手の出来は?
彼だけの出来というよりチーム全体として前線の選手たちを特に守備のところで少し前向きに行かせてやれなかったことはゲーム前の僕自身の促し方と言うか、そういう部分で僕自身思うところがあります。そこの守備は僕たちの特長でもありますし、もっともっと守備から襲いかかれるようになると攻撃もより前向きになると思いますし、そういう部分をチーム全体としてもう一度共有したいと思います。
――敗因は?
試合の入り方だと思います。自分たちが受け身になってしまいました。その中で先に点を取られてしまいましたし、悪かったです。攻められている時間帯に入れられてしまいましたし、そのあたり、難しくなってしまったかと思います。
出足で相手に上を行かれてしまいましたし、自分自身、あまりボールに絡めませんでした。ただ、やろうとしていることは変わっていないと思いますし、ジュビロのスタイルをずっとやり続けていかなければいけないと思っています。
4失点してしまいましたし、言い訳できません。完敗、という感じです。前半の入りのところで相手が長いボールを入れてきて守りやすかった部分もありましたし、自分たちの形を出せればいけるという感じもありましたが、そこで失点してしまい、もったいない試合になってしまいました。後半の2失点は得点を取りに行ったところでの失点でしたが、前半の2失点は後ろが守れるかどうかというところで課題があったと思います。ここでしっかり反省しなければいけません。
負けている状況での出場でしたし、得点してチームのためになれるようにと思ってピッチに入りました。前半見ていてサイドである程度パスがつながっていましたが、中央付近のパスを相手にカットされることが多かったので、そこで自分がしっかり受けてつなげることをイメージしていました。ただ、自分の出来に満足していませんし、50パーセントほどしか出せませんでした。もう一度自信を持ち、改めて攻守で集中力を持ってしっかりやれれば残った試合で挽回できると思っています。
――感想
今日は本当に選手たちがよく走り、球際でよく戦い、素晴らしいゲームを展開してくれたと思います。まずは選手に感謝したいですし、多くのサポーターに感謝したいと思います。
ゲーム全体を総括すると、特にジュビロさんは切り替えが速く、若い選手が走力を生かして連動したサッカーをするという分析をしました。それに対し、そこの部分では俺たちも負けないで行こうというのが一つ。それと、ジュビロさんを見ているとボランチを経由してサイドへ展開することが多いと。そのあたり、出どころであるボランチに対してうちが守備で潰しにいけるがポイントでした。攻守において中盤をどちらが制するかというところで話をしましたが、まずはうちが守備の部分で相手の出どころを潰せたことは非常に大きかったと思います。
それから今日は奪ったボールに対して非常にパワーを持って人が前に出ていけました。得点のケースに出ているようにいい奪い方をしてさらに人が追い越して出ていき、得点につながると。
ジュビロ相手にやるべきことができ、狙い通りのサッカーができました。その結果が0-4というスコアにつながったと思います。ただ、先ほど選手にも伝えましたが、今日の試合をスタンダードにしたいと。残りのリーグ戦5試合、天皇杯を含めてこのゲームをスタンダードにして、弾みにして、次に向かっていこうと思っています。