2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 27節 vs.FC東京
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菅沼 実
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米本 拓司
ネマニャ ヴチチェヴィッチ
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エジミウソン
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梶山 陽平
チャン ヒョンス
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松浦 拓弥
山崎 亮平
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菅沼 実
阿部 吉朗
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八田 直樹
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エジミウソン
渡邉 千真
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小林 裕紀
小林 祐希
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ネマニャ ヴチチェヴィッチ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
味の素スタジアム | 9/29(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 平山 博光 | 佐藤 隆治 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 八木 あかね | 唐紙 学志 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.1度 | 55% | 中原 美智雄 | 遠藤 郁夫 |
13 | シュート | 11 |
5 | ゴールキック | 13 |
3 | コーナーキック | 3 |
14 | 直接FK | 15 |
7 | 間接FK | 2 |
7 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
何としても勝利が欲しかった前節・アルビレックス新潟戦(9月22日)は最後までゴールが遠かった。中央、サイドから幾度となく仕掛けたものの、結局ノーゴール。無得点試合は第19節・浦和レッズ戦以来7試合ぶり。手痛いドローとなったが、選手たちは下を向かなかった。「けして諦めるような状況ではない」。試合後、山田大記は唇を噛みしめながらも、前を向いた。首位・サンフレッチェ広島との勝点差は『8』。険しい道のりであることは間違いないが、見据える先はあくまでも“頂点”である――。
ホームで味わった悔しさはこのアウェイゲームにぶつけるしかない。今季アウェイではここまで4勝2分7敗と負け越しているが、第23節・柏レイソル戦(8月25日)、第25節・ヴィッセル神戸(9月15日)と直近のゲームでは結果を残している。「1試合を通して主導権を握りたい」と意気込むのは駒野友一。アウェイでも自分たちのペースとなる時間は着実増えてきているだけに、この一戦では是が非でも勝点3を奪取したい。
けが人のカムバックという明るい話題もあった。負傷でしばらく戦列を離れていたロドリゴ ソウト、チョ ビョングクが全体練習に合流し、前節復帰後初めてベンチ入りを果たした。ロドリゴ ソウトは後半途中から投入され、ボランチとしてプレー。ブランクを感じさせない動きに森下仁志監督も「セカンドボールや対ブラジル人選手のところで優位に立てる存在。非常にいい出来だった」と舌を巻いた。チョ ビョングクも状態を上げており、ここ数試合センターバックを務めてきた千代反田 充、菅沼駿哉、さらにここしばらくボランチでプレーしてきた藤田義明も含めセンターラインの競争は一気にヒートアップ。ボランチ、センターバックのユニットがこの試合の焦点の一つとなる。
対するFC東京は前節・川崎フロンターレとの『多摩川クラシコ』を落とし、10位に後退。しかし、リーグはまだまだ混戦状態にあるだけに上位進出を狙うことに変わりはないだろう。ここ2試合勝利から遠ざかっているが、複数のタレントを擁し、自力を持ったチームである。
前回の対戦は6月30日のホームゲーム。6月27日のヤマザキナビスコカップ・ベガルタ仙台戦(アウェイ)に敗れ、カップ戦決勝進出を逃した直後の一戦だったが、ヤマハで踏ん張りを見せた。FC東京にボールを保持される時間帯もあったが、粘り強い戦いを見せ、3-1と快勝。勝利という最高の形でカップ戦敗退のショックを払拭した一戦だった。あの対戦からおよそ3か月。敵地・味スタで勝利することでさらなる進化を証明し、“頂点”へ突き進むことができるか。大一番のキックオフは9月29日、14時だ――。
FC東京、布陣は[4-2-3-1]か。最終ラインは右から徳永悠平、高橋秀人、森重真人、椋原健太。ダブルボランチに米本拓司、長谷川 アーリアジャスール。前線2列目右から石川直宏、梶山陽平、ルーカス。ワントップにエジミウソン。
ジュビロ1点リードのまま前半終了のホイッスル!【1-0】
ジュビロ、「攻撃はもう少しボールを動かしてから」、「守備はインサイドから」、「本質で上回ること」。
FC東京、「前半は全力を出し切れていない。後半は相手よりアグレッシブに行こう」、「必ずひっくり返そう」。
――感想
まず、はじめにアウェイにもかかわらず2,000人近くのジュビロサポーター方に来ていただき、後押ししていただきました。
ゲームに関しては、選手たちは非常いいプレーをしてくれましたし、こういう経験を次の試合に生かせるようにより団結して、全員でより高いところを目指したいと思います。
――試合を通して“本質”のところでは負けていなかったと思いますが、勝敗を分けたポイントは?
もちろん僕自身、引き分けは狙っていませんが、僕自身の執念が足りなかったと思います。チャンスをたくさん作っていましたが、やはりネットを揺らさないと勝点は取りきれないと思いますし、またそれを練習からやりたいと思います。
――前後半でかなり違った展開になったと思います。前半はセンターバックのところからいいボールを入れることができていたと思いますが、後半になってそれがなくなったと思いますが、それは何が原因ですか?
僕自身、後半も悪い内容ではないと思いますし、ビッグチャンスもありました。ただ、そのあたり、精度をさらに上げられる部分だと思います。GKからの攻撃を含め攻撃の始まりのところは今年初めからそういうスタイルを貫いていこうとしていますし、自分たちが勇敢にボールを動かせるという部分では後半もっとやれたかもしれません。ただ、僕たちはもう前に進むしかないですし、それも練習からまたやり続け、こういう緊迫したゲームでも自分たちのスタイルをより出せるようにしたいと思います。
――首位・広島との勝点差がひらきましたが、試合後選手たちに伝えたことは?
人生と一緒で男として諦めた時点で終わりです。全く諦める必要はありません。まだ7試合ありますし、次節はダービーという素晴らしいゲームが待っているので、みんなで団結して、より高いところへ行けるように、また明後日から頑張っていきたいと思います。
――“本質”についてより詳しく教えてください。
選手に言っているのは、物事というのは信念を持って思考して、思っているだけではなくそれを行動に移さないとこればかりは結果がついてきませんし、常にそういったことを話しています。そういう部分では若い選手が多い中、勇気を持ってボールを動かせるようになっていますし、シーズンの最初と比べてもそれは明らかなのでもっともっとそこの精度を上げると。そういった”本質”の意味でも、もっともっと勇敢に、最後の場面でもまだ執念というか、ペナルティーエリアに侵入しても最後にブロックされたりといった部分はまだまだ改善できると思います。そういう意味でも“本質”とスタイルを追求し、みなさんに見ていただいてその“本質”とスタイルが伝わるようなチームになっていけばと思います。
自分たちにとって大事な試合ということはわかっていました。先発で出場して勝てなかったということが非常に残念です。自分たちのリズムで前半からできていたのに主導権を握れず悔しいです。残り試合自分たちのスタイルで自分たち自身で勝てるようにまた練習します。次の試合、大事です。
しばらく試合に出ていなかったので試合に出られたことはよかったです。我々の大きな目標であった勝利という結果が残せなくて残念です。
――ここからどれだけ勝ち点を積み上げていけるか?
タイトルを取るために最後まであきらめません。試合後もチームメイトと前を向こうと話しました。次節の静岡ダービーはとても大きな試合です。勝ちたいと思います。
――試合全体を振り返って
前半と後半でがらっと変わってしまった試合だったと思います。後半、相手のシステム変更に上手く対応できなかった部分もありました。前半自分たちが上手く試合をコントロールしていましたが、前からのプレッシャーを受けてボールを失う回数が多かったので、上手くリズムが作れない部分もありました。
――首位との勝点差がひらいたが?
諦めずに最後までやりたいと思います。
――試合全体を振り返って
自分たちがいい形でボールを持てていましたし、相手にずっとボールを持たれていたという感覚はありません。ただ、自分たちのミスでボールを奪われてショートカウンター気味にやられている感じもあったので、もったいない試合だったと思います。さらに上を目指すのであれば、こういう試合でもしっかり勝っていかなければいけないと思います。
――1失点の場面について
自分としてはシュートブロックにいきました。ブロックできましたが、悪いところへこぼれてしまいました・・・。
――首位との勝点差がひらいたが?
あと7試合ありますし、可能性がなくならない限り、上を目指します。だれも諦めていません。
――試合全体を振り返って
前半いい試合ができていましたが、後半いい入り方ができませんでしたし、本当にもったいない結果になってしまったと思っています。
――後半について
前半は相手が1枚(1トップ)だった分、(ボールを)回しやすかったのですが、後半2枚(2トップ)になり、ボールを取られるシーンが多くなってしまいました。後半10分以内に失点してしまいましたが、あの10分を乗り越えることができていれば1点リードしていた分、僕たちのリズムになっていたと思いますし、もったいない試合だったと思います。
――首位と勝点差がひらいたが?
あと7試合あるので、そこでどこまで近づけるかです。あとは自分たちの戦いになると思います。改めて練習を頑張っていきたいです。
――感想
ずっとナイトゲームが続いていて「こんばんは」でしたが、今日は「こんにちは」でよろしいでしょうか?
今日の試合に関しては、前半と後半では違った姿を見せてしまった試合だったと思います。ただ、みなさんに喜んでもらえるようなオープンで攻撃的な試合をお互いにできたと思っています。前半に関してはいつもと比べると少し動きが鈍かったというところがあったと思います。それがなぜかというところはわかりませんが、後手に回ることが前半は多かったと思います。それほど相手がよかったとか、それほど相手にうちが上回れたというよりもうちの動き出しが鈍かったと思います。
前節は非常にいい入り方をしていましたし、そのプレーができれば問題ないと思っていましたが、ああいう形で前半を終えたので、ハーフタイムにまずはその部分について、リラックスしていつもやっていることに自信を持ち、自分の力を全て出し切ってほしいと話しました。後半の頭からネマニャを入れて、結果的に試合をひっくり返して勝つことができましたが、それに至るまで選手全員が諦めずに戦えたこと、そして、後半しっかり持ち直して自分たちがやってきたこと、自分たちのやれることをやりきった結果だと思っています。