2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 26節 vs.アルビレックス新潟
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山崎 亮平
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山崎 亮平
小林 祐希
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藤田 義明
ロドリゴ ソウト
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田中 亜土夢
矢野 貴章
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松浦 拓弥
阿部 吉朗
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ブルーノ ロペス
平井 将生
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金 珍洙
坪内 秀介
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/22(土) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 﨑谷 誠一 | 今村 義朗 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れのち曇り | 90分 | 原田 昌彦 | 戸田 東吾 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
25.9度 | 69% | 秋澤 昌治 | 花澤 秀登 |
9 | シュート | 8 |
8 | ゴールキック | 10 |
9 | コーナーキック | 6 |
8 | 直接FK | 6 |
5 | 間接FK | 2 |
5 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
前節はヴィッセル神戸にアウェイで8年ぶりに勝利。しかし、序盤から思い通りの戦いをさせてもらえなかった。26分に神戸・小川慶治朗に先制点を許す苦しい展開となったが、ハーフタイムに新生・ジュビロの合言葉である『勇敢に戦うこと』を再確認。後半開始から山崎亮平を投入し、前半を上回る勢いで相手ゴールを強襲。62分に相手に退場者が出るとゲームの主導権を完全に掌握した。その後、山崎亮平、山田大記のゴールで逆転勝利。チーム全員が一丸となってアグレッシブに戦ったからこそいい流れを引き寄せることができた。アウェイでの逆転勝利は今季初であり、その意味でも大きな1勝となったことは間違いない。ただし、首位・サンフレッチェ広島との勝点差は6と予断を許さない状況は続く。これからも「1試合1試合が“決戦”」(森下仁志監督)であることに変わりはない。出場停止明けの藤田義明を含め離脱者が徐々に戻り、改めてチーム一丸となって残り9試合に挑む。
対するは17位・アルビレックス新潟。昨季までジュビロ磐田の指揮官を務めた柳下正明監督の下で残留を狙う。前節は同じく下位のガンバ大阪とアウェイ・万博で対戦。1点ビハインドで前半を折り返す苦しい展開となったが、ハーフタイムの指揮官の活で見事に息を吹き返す。後半開始からアグレッシブに仕掛け、複数の決定機を演出。後半途中からは藤田征也、矢野貴章を投入し、さらなる攻勢に出た。同点ゴールが生まれたのは試合終了間際。ミシェウのドリブル突破でPKを獲得するとエース・ブルーノロペスが確実にゴールへ流し込み、アウェイで貴重な勝点1を掴み取った。
アルビレックス新潟には前回の対戦で6-1と大勝しているが、「過去のことは関係ない」と森下仁志監督。何より相手はホーム・東北電スで喫した大敗の借りを返すべく、そして、残留という目標を果たすべく全力で勝利を目指してくるだろう。だが、リーグの頂点を見据えるジュビロにとっても絶対に落とせない一戦である。サックスブルーを知り尽くす指揮官との一戦は間違いなくハードな90分となるが、何としても勝利し、上位陣に食らいついていきたい。
磐田、「守備はアプローチのスピードをもっと上げていこう」、「背後を狙い、サポートを速くしていこう」、「勇敢に戦おう」。
新潟、「守備は粘り強く対応すること」、「攻撃は奪った後のボールを丁寧に。チャンスをものにしよう」、「あと45分、全力で戦うぞ!」
――感想
今日もたくさんのサポーターの方に来ていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。試合前から難しい状況になることはわかっていましたが、その状況の中でも選手たちは本当に最後まで自分達のやるべきこと、スタイルを貫いてやり続けてくれたと思います。
――やはり勝点3を取れなかったことは痛いですか?
あと8試合あります。他会場の結果を見ても、浦和さんにしても残留争いをしているガンバ相手に5点やられているということでそういったチームに対しては本当に難しい試合になると思っていましたし、そういう部分でも新潟さんのエネルギーを僕たちも学び、頂点を目指していきたいです。やはり彼ら以上のエネルギーを出さなければそういったものは見えてこないと思いますし、それは今日学んだことだと思います。
――柳下正明監督に磐田のよさを消されたという印象はありますか?
ボールを支配することはできていましたし、最後の精度の部分で、これは永遠と言うか、点を取るということは本当に難しいことですし、その中でも自分たちがリーグの中で一番点を取っていること(※第25節終了時点)は紛れもない事実ですし、押し込んだ状態から仕留められるよう練習からやり続けるしかないと思います。
――後半途中に藤田選手に代えてロドリゴ選手を入れた狙いは?
(藤田)義明はボランチでまだ数試合しかやっていませんし、押し込んだ状態になると本来のポジションであるロドリゴの方がさらによさが出てきます。押し込んでいる状態でゲームを作れるのはロドリゴのよさだと思いますし、セカンドボールや対ブラジル人選手のところでも彼はJリーグの中では完全に優位に立つ存在ですし、そのあたりも含めて出てもらいました。非常にいい出来だったと思います。(藤田)義明も前半からよくファイトしてくれていましたが、そのあたりは戦術的な部分です。
――カウンターから大きなピンチを招きましたが、改善点は?
最後フィニッシュで終わることができない場面や(攻撃の)終わり方が悪くなってしまった場面もありましたが、そのあたり、新潟さんも徹底してやっていますし、そういった選手を揃えています。カウンターを受けないようにすることが一番ですが、受けないよういかに攻撃の質を上げるかというところが自分たちに課せられた課題だと思います。
――ゲーム途中から背番号50の小林祐希を真ん中で起用した意図と前半負傷交代した山崎選手の状態は?
50番の小林祐希に関しては外にいるより中のより難しい状況での方がボールを受ける能力が高いですし、初めてですがやってもらいました。どのポジションをやっても彼にしかできないものがありますし、チームにプラスになっていると思います。あとはチーム全体の課題と同じですが、いかにシュートシーンを増やせるかというところがチームとしても選手個々としても大事だと思いますし、それをやっていきたいと思います。
山崎に関しては足首をひねったということです。すでにクラブハウスへ帰りましたが、現時点で詳細はわかりません。
――ロドリゴ選手とチョ選手に関しては先発起用の可能性もあったと思いますが、そのあたりの起用の判断は?
先発起用するパターンもあると思いますが、僕は今年の1月15日から(練習が)始まった時点でキャリアは関係なく、競争だと思っています。今日スタートで出てくれた選手たちもここ数試合素晴らしいパフォーマンスを出してくれていましたし、迷いはありませんでした。ただ、彼らが入ることでベンチの雰囲気は変わりますし、来週、来月も続々と選手が帰ってきます。そのあたり、相手うんぬんではなく、まずは自分たちが練習からいい競争をできるようにやってもらいたいと思います。
(相手に)上手く守られた感じはありました。
――クロスの本数としては多かったのでは?
多かったですが、得点につなげることはできませんでした。ただ、これで終わりではありませんし、これからも上げ続けていきたいです。
――中へ切れ込み左足でシュートも放っていたが?
ディフェンスに当たったりして枠に行かなかったですし、まずは枠に入れないと何も起こりません。
――守りを固められた中でもゴールを奪うためには?
固めてきた相手に対してコンビネーションなどできれい崩すことも一つですが、ミドルシュートなどで相手を引き出すことができればさらによかったと思います。
守備の堅さ、カウンターの鋭さということでどちらかと言えば相手の狙いの方が出ていたと思いますし、自分たちのサッカーであるしっかりと崩すということができなかったので、そこはすごく残念です。勝たなければ意味がないと思いますし、点が取れていないという意味では自分たちのサッカーができたとは言えないと思います。
――序盤に山崎が負傷退場することになったが?
もちろん山崎の力は大きいですが、“誰が出ても”という練習を日頃からやっています。山崎がいないからというのは言い訳でしかありませんし、特に関係ないと思います。
――今後へ向けて
攻撃の質、運動量、球際、守備の精度などとにかく全ての面でもっともっとレベルアップしなければいけません。今日出た課題はたくさんありますし、練習から意識してさらにレベルアップできるように、次は勝てるように頑張りたいです。足踏みする形にはなってしまいましたが、まだまだ上は見えていますし、けして諦めるような状況ではないので、しっかり前を向いてやっていきたいです。
悪くはないと思いますが、さらに工夫しなければいけないと思っていますし、もっと改善していかなければいけない部分もあると思います。ただ、負けたわけではありませんし、前向きにやっていきたいです。
個人的には(相手に)閉ざされた時にもっとフリーランニングしたり、さらに動くことをやっていかなければいけないと思っています。
――復帰戦となりましたが、コンディションは?
問題ありませんでした。しっかりアップしてピッチに入りましたし、最初のダッシュのところでやや不安もありましたが、しっかり走れました。
――途中出場する際に意識したことは?
チームのためになるプレーを心がけてピッチに入りました。相手がかなり引いて中を固めていたのでボールを散らして中をこじ開けたり、そこで隙を見つけるという部分を自分の役目として心掛けてピッチに入りました。
――相手の守りにやりづらさはありましたか?
相手はかなり引いてがっちりとブロックを作ってきたのでそこをこじ開けることは難しさもありましたし、攻撃のところで上手くいかない場面もありました。
しっかりボールを受けてサイドに散らしたり、起点になることはできていたと思いますが、最後の部分の決めに行くところで自分がいなかったというか、行けなかったというか・・・。そのあたり、起点になった後、もう一度自分がフィニッシャーになれるようにボールを呼び込み、ゴールを決めたいです。
――感想
選手は非常にいいプレーをしてくれたと思います。勝点3を取れずに残念です。