2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 24節 vs.サンフレッチェ広島
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佐藤 寿人
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ファン ソッコ
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水本 裕貴
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駒野 友一
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青山 敏弘
石原 直樹
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藤田 義明
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菅沼 駿哉
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松浦 拓弥
ハン サンウン
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宮崎 智彦
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森崎 浩司
大崎 淳矢
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菅沼 実
山本 脩斗
山田 大記
山崎 亮平
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清水 航平
辻尾 真二
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/1(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 川上 覚 | 東城 穣 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 八木 あかね | 竹田 明弘 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.8度 | 77% | 上田 益也 | 花澤 秀登 |
11 | シュート | 8 |
5 | ゴールキック | 8 |
4 | コーナーキック | 10 |
10 | 直接FK | 14 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
ペク ソンドン、ロドリゴ ソウト、櫻内 渚の3選手が新たに戦列を離れることになった。川口能活、金園英学、松岡亮輔ら長期離脱組はまだ復帰しておらず、そこに新たな離脱が加わることになってしまったが、長く険しいシーズンは待ってはくれない。前節・柏レイソル戦(8月25日)は藤田義明をボランチにスライドさせ、千代反田 充をセンターバックに置く布陣で3-0と勝利しているが、あらゆる状況を見据えて準備はしてきた。今、改めてチームの総力を結集させ、この試練を乗り越えることができれば上位進出への道が見えてくる。
複数のけが人を抱える状況ではあるが、チームは上昇の兆しを見せている。前述した通り、前節はアウェイで昨季のリーグチャンピオン・柏レイソルに勝利。山田大記、駒野友一、そして前田遼一のゴールが決まり、アウェイでの連敗を4で止め、リーグで10試合ぶりの連勝。浮上への確かなきっかけを掴み、今節を迎える。
今節ホームに迎えるのは勝点43で首位に立つサンフレッチェ広島。前節はホームでFC東京に敗れたものの、攻守で隙のないチームだ。総失点24はリーグで5番目に少なく、総得点も44とリーグトップクラスだ。攻撃の鍵を握るのは17得点で得点ランクトップを走る佐藤寿人。前回の対戦ではゴールこそ許さなかったが、決定的なチャンスを作られており、要注意人物であることに間違いない。高萩洋次郎、石原直樹らが流動的に攻撃に絡んでくることも予想されるが、彼らに自由なパスワークを許してはならない。
攻撃面ではゴール前に人数を割く傾向にある相手の守備網をいかに突破するかという点が大きな焦点となる。8月30日に発表された日本代表メンバーに名を連ねた駒野友一、前田遼一という大黒柱に加え、松浦拓弥、菅沼 実、山崎亮平ら攻撃陣を総動員させてゴールを奪うことができれば流れは一気に傾くはずだ。
「けが人の分まで」(藤田義明)という思いはチーム全体で共有している。ホームで首位を叩き、5月下旬以来となるリーグ3連勝をマークすることができるか。
広島「プレーの選択をはっきりとシンプルに!」、「後半の入り方に気をつけよう!」、「自信を持ってプレーしよう!」。
――感想
今日もたくさんのサポーターの方々に来ていただき、本当に感謝しています。選手は90分トータルで言うと素晴らしい勇気を持って自分たちサッカーを貫こうと懸命にプレーしてくれたと思います。本当に感謝しています。
――結果的に引き分けでしたが、チャンスは多く作れていたと思います。最後まで運動量が落ちなかったことを評価されているのか、最後のフィニッシュの部分をさらに改善していきたいと考えているか、そのあたりはいかがですか?
約2か月前のアウェイの広島戦に比べると選手たちは随分進歩していると思いますし、たくさんチャンスもできましたし、シュートも枠内に行っているシーンも多いです。それでも崩して仕留めることができなかったということは自分たちに対する挑戦だと思いますし、特にそういう部分をトレーニングでより突き詰めてやりたいと思います。ただ、今までの引き分けと違い、選手が帰ってきて本当の悔しい顔をしていたことがこれから自分たちにとって非常にポジティブなことですし、その悔しさを忘れずに日々のトレーニングをやっていくしかないと思うので、そこでより突き詰めてやっていきたいと思います。
――後半途中からハン サンウンを投入されましたが、守備の連係がいまひとつという印象も受けましたが、どう評価されていますか?
(ハン)サンウンに関してはトレーニングで非常に状態がよかったので、『勝負の出よう』と思って出てもらいました。コンビネーションの部分では少しけがで戦列を離れていて、まだまだなところもありますが、彼の能力は間違いありませんし、最後の10試合で間違いなくプラスになってくれると思います。サンウンに関してもトレーニングから彼自身が励んでやっていってほしいと思います。
――駒野選手がここ数試合得点に絡んでいますが、どのように評価されていますか?
僕が言うまでもなく非常に力を持っている選手です。(駒野)友一は個人的に昔からよく知っている選手ですが、今年の最初からそうですが、トレーニングに臨む姿勢と言うか、普段の過ごし方を含め非常に研ぎ澄まされてきていると思います。あの年齢になっても成長していると思いますし、日本代表のゲームを見ても国内・国外の選手を合わせても最高のサイドバックだと思っています。ここからさらによくなると思いますし、友一もサンウンと一緒で、トレーニングに励み、代表でも地位を築いてもらいたいと思います。
――前回の対戦と比べて進歩している部分とは?
全体の守備のところで最初は少し難しい部分もありましたが、ほとんどの時間で自分たちが主導権を握り、本来の自分たちのスタイルの守備を可能にできましたし、ボールを持って押し込むこともできました。そういう部分では全体、大枠では非常に成長していると思います。ただ、最後の部分でもっと細かい部分を上げていければより上を狙えると思います。もちろん選手たちもそのつもりですし、スタッフも僕らもそのつもりです。やはり、それを可能にするには繰り返しになりますが、トレーニングでお互いに厳しくプレーすることが大事だと思います。自分たちにしか上げることができませんし、そこの部分をもっと追求してやっていきたいと思います。
――首位・広島との一戦ということで特別な位置づけとして臨んだのかどうかという点と、今季序盤から順位に関してはあまり気にしないとおっしゃっていましたが、残り10試合となって徐々に順位のことを考え始めるのか、それとも最後まで順位にこだわらず一つ一つ勝っていくことを意識していくのか、そのあたりはいかがですか?
まず、順位に関しては最終的な結果ですが、そこに行くまでにはどういう信念でどういう行動を取るかということが僕はすごく大事だと思っています。結果だけを追い求めるとそれは可能になりませんし、その前にどういう信念でトレーニングをして、そして、ゲームで自分たちがどういった行動に出るかということ常々選手たちには言っています。そのあたり、ミーティングに関しても戦術的なことは僕自身、トレーニングで全て落とし込んでいるつもりですし、トレーニングで選手にメッセージを出し、ゲームに関しては彼らの“領域”だと思っています。そういう意味ではよくコミュニケーションを取るようになってきましたし、判断の共有もできるようになってきました。そういった部分で彼らの成長を感じる分、最終節の12月1日のガンバ大阪戦の時に自分たちがどういう道のりを辿っているかといつも話していますし、それは選手たちが十分わかっていると思います。若い選手が多いのですが、ここ最近は多くを語らなくてもよくなってきたと言うか、成長してきていると思います。それはベテランの影響だと思いますし、ベテランがだれよりも必死にトレーニングに励んでいる姿が今のチームを象徴していると思います。選手たちにはこういう仲間でサッカーをするということはサッカー人生でなかなかチャンスがないので、僕たちも含めてこの時間を大切に、最後まで信念を持って行動して最終的に結果が出ればいいかなと思います。だからこそ自分たちのスタイルを貫きたいと思っています。
――リトリートする広島の守備に対し、攻撃面で収穫と課題を教えてください。
(相手に)引かれる前にカウンターで行けるのが一番だと思います。引かれた状態でも崩しきろうということを意識してやり続けているので、そこはこの一戦でも課題だと思いますし、やり続けなければいけないと思います。広島さんはあのやり方で5年以上やられていて、森保さんになられてボール際の強さも出てきたからこそ今の順位にいると思います。そのあたり、僕たちもやり続ける部分、ボール際の部分では広島さんから学ぶこともありますし、スタイルをやり続けるということは大事なんだと対戦するたびに勉強させられます。
――広島と対戦する上で意識した部分は?
やはり守っている側としては(広島が)両サイドが開き、(中央に)2シャドーがいることということですごく守りづらいシステムでしたが、しっかりコンパクトになって守った結果、いい形で90分できたと思います。
――チャンスも多く作れていたと思いますが?
勝ちに等しいと言うか、勝たなければいけない試合だったと思いますし、もったいないゲームだったと思います。
――得点場面を振り返ると?
壁の間でしたが、コースはいいところに行っていましたし、狙い通りです。
――自分自身のプレーを振り返ると?
自分の持ち味をこれからもレベルアップさせていきたいですし、それが日本代表にもつながっていくと思うので、1試合1試合結果にこだわってやっていきたいと思います。
――今後への意気込み
残り試合も少なくなってきましたし、より勝点を積み重ねていかなければいけません。(リーグ戦は)一時中断しますが、神戸戦へ向けてチーム全員で気持ちを一つにして戦っていきたいです。
――代表戦へ向けて
親善試合1試合と最終予選1試合がありますし、最終予選で勝てば下位と勝点差をさらに広げることができるので、ホームですし、自分たちのサッカーをしっかりしていい形で勝ちたいと思います。
――試合を終えた感想は?
最後何とか(ゴールを)取りきって勝ちきりたかったですし、残念ですし、悔しいです。
――ジュビロのスタイルを貫きつつも、広島を相手にする上でポイントに置いたことは?
相手はディフェンスの時に全員が自陣に入って守備をしてくるチームでしたが、そういった中でも何とか崩して得点するということを変えずにやろうということをチームとして意識していました。結果的に崩して点を取ることはできませんでしたが、攻撃陣は前回よりも落ち着いてチャンスをうかがって我慢強くやっていたと思います。
――今後へ向けて
今日は3ポイントを取れませんでしたし、仙台が勝って上位との差が開いてしまったので連勝していくしかありません。こういった引き分けをいい方向へ持っていくためには次勝たなければいけませんし、みんなの力を合わせて勝点3をしっかり取ることが重要だと思っています。
――試合を終えた感想は?
勝ちたかったですし、勝てた試合だったと思います。自分自身、セットプレーのところで不甲斐ないと言うか、もっとできたかなという思いがありますし、悔しいです。
(失点場面は)自分自身がもっと何かをしなければいけなかったと感じていますし、もっと強気で行かなければいけませんでした。
(その後同点となり)チームに感謝しています。自分はまだまだやるべきことがたくさんあります。切り替えてやっていきたいと思います。
――ジュビロのスタイルを貫きつつも広島を相手にする上でポイントに置いたことは?
個人的には前から行って(広島の)前線の選手にボールを入れないことが一番かなと思っていました。それを時間を追うごとにある程度できていたと思います。自分たちでいろいろ工夫しなければいけない部分もありましたが、あまり頭でっかちにならず、割りきるところはいい意味で割りきり、走って守ろうとみんなで話していました。そのあたり、前から行って相手の特長を消すことができていたと思いますし、ボールが入ってしまった後もみんなでリカバリーをしっかりして、危ない場面を作らせないということを意識してできたので、すごくよかったと思います。
――相手の守備に対して意識したことは?
個人的にそこまでやりにくさはありませんでした。自分のところは時間もスペースもあり、シュートを打ったり、パスを出す時間もありました。ただ、そこでシュートを決めることができなかったり、クロスを味方に合わせることができなかったので、すごく悔しいです。
――ゴールを奪うためにどのあたりを意識してプレーしていたのですか?
ジュビロのスタイルはパスサッカーですし、そのパスワークに前田選手が絡んでいきます。その中で前田選手とは違ったカラーを出さなければいけないと思っていましたし、スピードを生かして裏へ出るということを意識していました。それは今まで試合を見ていてイメージしていたプレーです。ただ、結果的に勝つことができませんでしたし、この試合でJデビューを果たせたことはよかったですが、残念な気持ちの方が大きいです。
――感想
今日の試合、アウェイではありますができれば勝ち点3を取りたいということで試合に臨み、そのまま首位を走ることができればよかったですが、シーズン当初から選手には勝点3を狙いつつも最低でもアウェイで勝点1を拾っていくということで、今日の試合の中で勝てなかったことは残念ですが、勝点1を、ヤマハというアウェイの空気のスタジアムの中で拾えたことをポジティブに考えたいと思います。
ゲームの内容としては青山がけがするまでは我々はいろいろな攻撃のバリエーションを作り、CKから上手く先制できました。ただ、そこから前半追い付かれて、いろんな選手の本来やっていないポジションでプレーしたりスクランブルで試合に出てきたりという状況という中、選手はチームのコンセプトをしっかりとやり遂げてくれました。苦しい時間帯もありましたが、しっかりと耐えてしのいで、後半も最後のところはフレッシュな大﨑が守備から攻撃へのカウンターのところでチャンスを作ったりと、なんとか勝ちたいという気持ちで選手は最後まで走って戦ってくれたと思います。
我々の応援をしに来てくれたサポーターのみなさんにこのアウェイの中でしっかり勝点3を取って首位を走り続けるところをお見せしたかったところですが、そこは残念に思います。ただ、サポーターのみなさんが応援してくれたおかげでこの苦しいゲームを選手たちは最後まで走り抜いてくれたと思っていますし、サポーターのみなさんの応援には感謝しています。