2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 23節 vs.柏レイソル
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山田 大記
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小林 裕紀
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近藤 直也
近藤 直也
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駒野 友一
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ネット バイアーノ
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ジョルジ ワグネル
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那須 大亮
栗澤 僚一
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増嶋 竜也
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安 英学
クォン ハンジン
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ネット バイアーノ
田中 順也
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藤田 義明
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菅野 孝憲
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前田 遼一
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レアンドロ ドミンゲス
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千代反田 充
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山田 大記
山本 脩斗
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菅沼 実
山崎 亮平
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松浦 拓弥
小林 祐希
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
日立柏サッカー場 | 8/25(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 河本 弘 | 扇谷 健司 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 宮島 一代 | 聳城 巧 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.9度 | 77% | 塚田 健太 | 小杉 雅裕 |
10 | シュート | 18 |
10 | ゴールキック | 10 |
4 | コーナーキック | 11 |
17 | 直接FK | 14 |
6 | 間接FK | 3 |
5 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
「誰にも委ねることなく自分たちで結論を出す」
第21節、アウェイ・鹿島アントラーズ戦(8月11日)。試合後の会見で森下仁志監督はそう語った。それは指揮官の愚直な思いであり、チームの信念でもある。今節には対照的な2つのデータが存在するが、“他”に左右されることなく自らの手で勝利を目指すことに変わりはない。
アウェイは“鬼門”――。ここ数試合を振り返れば残念ながらそう言わざるを得ない状況である。第15節・名古屋グランパス戦(6月23日)、第17節・サンフレッチェ広島戦(7月7日)、第19節・浦和レッズ戦(7月28日)、そして鹿島アントラーズ戦といずれも敵地で勝つことはできなかった。5月以来リーグ戦の連勝がないが、それはアウェイで結果を残せていないことと無関係ではない。
一方、柏レイソルにはここ数年負けていないことも事実。09年10月の勝利から4試合連続で勝利している。柏レイソルがネルシーニョ監督の下、リーグ制覇を成し遂げた昨季も2試合で計9ゴールを奪って勝利しており、今季もホームで接戦をものにした。出場停止明けのレアンドロ ドミンゲス、左足のスペシャリスト・ジョルジ ワグネル、期待の新戦力・ネット バイアーノら強力なアタッカーを擁するチームではあるが、“相性”は悪くない。
チームの状態がポジティブであることも追い風だ。密度の濃いトレーニングはこの夏場も継続されている。前田遼一、駒野友一の“代表組”がピッチを縦横無尽に走り回り、山田大記、小林裕紀ら若手もそれに続く。八田直樹ら中堅どころも一切妥協せず、金沢浄らベテラン勢もエネルギッシュなプレーでチームを牽引。ピッチサイドでは森下仁志監督が大声で選手たちを鼓舞する。新戦力・小林祐希が日を追うごとにチームにフィットしてきており、チーム内の定位置争いは依然として激しい。前節・セレッソ大阪戦(8月18日)の勝利を忘れさせるほどの緊張感が練習場に漂っている。
チームがよりよい方向へ進んでいることは数字にも表れている。総失点こそ35と少なくはないが、総得点は前節の4得点で45と再びリーグトップになった。新たな指揮官、新たなメンバーの下でスタートした今季、チームは切磋琢磨しながら着実に力をつけてきている。だからこそ、今の順位には満足できず、さらなるジャンプアップを欲せずにはいられない。
1年を通じて勝点を最も多く積み上げたチームが最後に笑うことになるが、3ポイントを連続して奪取することが頂点への近道であることは明らか。さらに勢いをつけるためにもここで是が非でも連勝が欲しい。明暗分かれるデータは“過去”の話。今、この瞬間に自らの手で勝利を掴み取ること――。それこそがサックスブルーの使命だ。
柏は2点。「勢いだけではなく頭を使って冷静にオーガナイズして2点差をひっくり返そう」、「攻め上がってくるボランチをしっかりとつかまえること」。
――感想
関東の方もいらっしゃるかと思いますが、今日もアウェイにもかかわらず本当にたくさんの磐田のサポーターの方に来ていただきましたし、本当に感謝しています。そのあたり、試合に出る前に選手たちに(サポーターの)期待に応えようと伝えました。選手は今まで難しかったアウェイの場所でこれまで経験を生かして自分たちのスタイルをより貫いてくれたと思います。
――数的優位になってからも落ち着いていたと思いますが、そのあたりも鹿島戦の経験が生きているということでしょうか?
そうですね。数的優位になりましたが、難しさがより増す部分もありましたし、少し中盤の構成というかポジショニングは修正しました。それをよく実行してくれてたくさんチャンスもできましたが、一番はやはり2-0の後のセットプレーからの得点を取り消された後に(集中力が)切れることなく自分たちのサッカーをもう一度貫いて3点目を取ってくれたことが彼らの成長だと思います。
――久々の先発となった千代反田選手と菅沼 実選手の評価を教えてください。
千代反田と菅沼 実はここまで自分たちが思うようにゲームに出れていなかったと思いますが、普段から練習をだれよりも真摯に取り組んでくれていました。こういったより難しい状況の時こそ力を発揮してくれると思いましたし、その通りのパフォーマンスをしてくれたと思います。
アウェイで無失点に抑えられて良かったです。
自分もゴールが奪えたし、勝てたことが嬉しいです。
Jリーグで自分のやるべきことをやっていれば代表にもつながると思いますし、しっかりトレーニングから積み上げていきたいと思います。
アウェイまで応援に来てくれたサポーターの皆さん、お疲れ様でした。
アウェイで勝てていなかったので今日の勝利は本当に嬉しいです。
練習からやっていた形が出せたし、しっかりゴールが決められて良かったです。
ただ、まだまだ外している場面もあるのでもっと決められるように練習します。
ジュビロでしっかり練習していれば、代表にもつながると思うので頑張ります。
みんなすごく気持ちが入っていましたし、アウェイでなかなか勝てていなかったので、その中で先制点を取れてよかったです。相手に退場者が出たことで多少有利になりましたが、相手は勝負する気持ちを最後まで持ち続けていましたし、3点目が入るまでわからないという気持ちでプレーしていました。厳しい戦いでしたが、勝点3を取れてよかったです。
――先制ゴールのシーンを振り返ると?
ボールをカットして、マツ(松浦拓弥)からワンツーが返ってきた時に時間もスペースもありましたし、GKをよく見て決めることができてよかったです。
(先発は)嬉しかったですし、(柏レイソルは)子どもの頃からいたクラブなので変な違和感もありましたが、ゲームに集中することを意識していました。チームとして練習でやっていることが出ていると思います。もっともっと自分たちの時間を増やして相手をさらに崩すことができればと思います。
(3点目のアシストは)前田さんの動き出しがよかったです。
アウェイゲームでの勝率が悪い中、けがで出れない選手がたくさんいましたし、正直自分で勝ち取ったスタメンではないと思っていましたし、けがしている選手のためにも、今まで頑張ってきている選手のためにもここでしっかり勝つことができればと思っていました。正直、自分自身、(ジュビロ磐田に加入して)まだ何もやっていないという気持ちが強かったですし、何とかつなげたいという気持ちでプレーしました。
――相手のブラジル人トリオを抑える上で意識していたことは?
ポジショニングをしっかり取ることを意識していましたし、ネット バイアーノは一人で来るタイプではないのであまりつられず、一人が潰しに行ってその周りをケアすることを意識していました。レアンドロ ドミンゲスに対しては下手に飛び込まず、正面に立つことを心掛けていました。
――感想
うちにとって非常に難しい内容のゲームになったと思います。相手は私が来てから勝てていない相手であり、しかも今日のゲームを勝つことで順位を上げなければいけないという責任を背負ったゲームでしたが、立ち上がり、なんでもないところから失点してしまい、これからというところまで立て直したところでセンターバックの近藤の退場ということで非常に響きました。途中交代やそういった策を考えなければいけませんでしたし、ボールをもう少し前で取れるボランチ、攻撃になった時のスピードといったところを入れ込んでいきましたが、結果を残すために必要なレベルまでチームクオリティーが上がりませんでした。それから中盤のビルドアップ、ポゼッションのところで下でボールをつないでいけなかったというところも我々はよくありませんでしたし、空中戦も相手が勝っていました。今日のゲームは何も上手くいかなかったゲームだったと思います。立ち上がり5分以内の失点、一人の退場が非常に響いたゲームでした。