2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 22節 vs.セレッソ大阪
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藤田 義明
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山口 螢
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菅沼 駿哉
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扇原 貴宏
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枝村 匠馬
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扇原 貴宏
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ケンペス
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ペク ソンドン
阿部 吉朗
松浦 拓弥
山崎 亮平
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ケンペス
杉本 健勇
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菅沼 駿哉
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シンプリシオ
横山 知伸
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小林 裕紀
小林 祐希
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前田 遼一
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前田 遼一
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茂庭 照幸
扇原 貴宏
ヘベルチ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 8/18(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 松永 正利 | 飯田 淳平 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 相樂 亨 | 大川 直也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
25.1度 | 89% | 小椋 剛 | 花澤 秀登 |
9 | シュート | 9 |
10 | ゴールキック | 9 |
5 | コーナーキック | 2 |
17 | 直接FK | 12 |
2 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
前節・鹿島アントラーズ戦(8月11日)は敵地で逆転負け。これでアウェイ4連敗となったが、この流れを払拭すべく今節のホームゲームでは躍動感溢れるゲームを見せ、何としても勝利を掴みたい。
前節の試合後、森下仁志監督は「チャンスで確実に2点、3点と決めていけるようさらに質を上げていかなければいけない」とゲームを総括し、「攻撃的なチームを目指しているし、さらに精進していきたい」とチームの方向性を改めて語った。相手は連戦をこなしていただけに序盤に得た1点のリードを守りながら消耗戦へと持ち込み、必要に応じて守備的なゲーム運びを見せていれば違った結果になったかもしれない。しかし、そうした消極的な戦い方は新生・ジュビロの目指すアグレッシブなスタイルとはかけ離れている。攻守両面で積極的に仕掛ける姿勢を貫くことは今節も同様。まずは前節の敗戦から気持ちを切り替え、心身ともにベストな状態でゲームに臨むことが肝心だ。第18節・コンサドーレ札幌戦(7月14日)で右足を負傷し、しばらく戦列を離れていた山本康裕が前節復帰し、U-23韓国代表としてロンドンオリンピックを戦ったペク ソンドンも今週チームに合流するなど選手層は間違いなく厚くなった。スタメン争いはさらに激しくなるが、この強い競争意識こそサックスブルーの原動力。「競争が団結を生む」という指揮官の信念の下、今節もチーム一丸となって真っ向から相手に挑む。
今節ホームに迎えるのは14位・セレッソ大阪。今季はすでに2度対戦しており、1勝1敗。ただし、相手はこの夏にメンバーを大幅に入れ替えており、ここまでの対戦は参考にならないだろう。清武弘嗣、キム ボギョンという2枚看板がそろってヨーロッパへ移籍。さらに今季加入したブランキーニョも活躍の場をJ2へ移した。一方、新戦力の目玉はイタリアの名門・ASローマから加入したブラジル人ボランチ・シンプリシオ。また、清水エスパルスより加入した枝村匠馬も前節・ガンバ大阪戦で2ゴールをマークするなど早速存在感を発揮している。さらにザスパ草津よりMF・ヘベルチも加入。ここへU-23日本代表としてロンドンオリンピックを戦った扇原貴宏、山口 螢、杉本健勇も加わり前半戦とは異なるメンバーで後半戦の巻き返しを図る。
国内外で大いに盛り上がった夏の祭典・ロンドンオリンピックも閉幕。リーグチャンピオンをめぐるレースはここから佳境へ入る。首位・サンフレッチェ広島との勝点差は9ポイント。ここで足踏みするわけにはいかない。
C大阪、「気持ちを強く持ってボールにもっと向かって行こう!」、「前の選手は動き出しをもっと早く!」、「集中して、勝負しよう!」
――感想
いつもそうですが、たくさんジュビロサポーターに来ていただき、選手の背中を押していただいたと思います。また、被災地の岩手県からたくさんの方々に来ていただき、選手にはその方々に自分たちが勇気を与えられるよう勇敢にプレーしようということを言わせてもらいました。それからジュビロのサッカースクール生が心肺停止から一命を取りとめ、今日一時退院した中で足を運んでくれました。そういった困難な状況を乗り越え、小さいながら闘っている子どもに勇気を与えるにはいつも以上のプレーをしないと与えられないと選手に伝えました。選手が立ち上がりから特に球際の執念を出してくれましたし、それが報われた試合だったと思います。
――今週、シュートの精度の共に球際の粘り強さといったことを改めて植え付けてきたと思いますが、そのあたり、この試合でできた部分とできなかったことを教えてください。
まず一つは、球際の部分で言うと攻撃の始まりのところで上手くいかない状況もたくさんありましたが、セレッソさんのプレッシャーの中でボールをマイボールにしようとする執念がゴール前にもつながったと思います。シュートの精度も選手の能力が高い分、これだけ早く実現したと思いますし、これをやり続けなければいけないと思いますし、1試合で終わらないようにまた練習からボール際の強い執念を植えつけたいと思います。
――小林祐希選手の投入の意図は?
彼は菅沼駿哉と同じで小さい頃からチャンピオンですし、そういうメンタリティーを持っている選手です。さらに加入してから特にメンタルの部分で非常に落ち着きが出てきていましたし、今日どこから彼の強さを出したいと思っていたのであのタイミング、状況での起用となりました。ピッチに出ていく時から表情も違っていましたし、力強いプレーで空気を一変させてくれたと思います。
――エースの待望のゴールが効いたと思いますが、前田遼一選手の評価は?
前半からたくさんシュートチャンスがありましたが、それ以外にも背後への動き出しや守備もそうですし、120点の出来だと思います。ハイパフォーマンスを持続してくれている分、(前田)遼一に関しても今までの頑張り、今日の試合の頑張りが報われた2点だったと思います。
――ペク ソンドン選手を先発起用した意図と彼のプレーの出来は?
U-23韓国代表とは少しサッカーのやり方が違うかもしれませんし、そのあたり、少しコンビネーションの部分でどうかなという部分は試合前にはありましたが、彼のスピード、背後への動き出し、球際の強さ、コンビネーションといった部分では1か月いなかったことが嘘のようでした。相手にとって本当に嫌な選手だと思いますし、やはり彼がいるといないのとでは心強さが違います。また1週間練習することでもっともっとよくなると思います。
――駒野選手についてですが、以前、クロスの種類が増えるなどさらに進化しているというお話をされていましたが、この試合ではいかがでしたか?
(前田)遼一もそうですが、中2日で北海道からの移動もありながら本当によく走ってくれたと思いますし、あれだけ走ってあれだけクロスを上げられるのは日本、さらに海外でプレーしている日本人選手を含めても彼しかいないと思います。そういった形をもっともっと出せるように周りのコンビネーションをもっと高めていきたいと思います。
彼ら(駒野友一、前田遼一)は今まで一度も弱音やしんどいと言ったことはありません。それが彼らが日本代表であり続けている要因だと思います。いい見本がいますし、今若い選手も多いので、その強さも球際同様見習っていってほしいと思います。
点の取り合いになったゲームで勝ててよかったです。前半からチャンスがあった中で決めることができなかったので、点を取りたいという気持ちでした。(阿部)吉朗さんが入ってゴール前にスペースができましたし、(自分のゴールは)周りのおかげだと思っています。この勝利を次につなげられるようにしたいです。
ホームで絶対に負けられないと思っていましたし、勝ててよかったです。最初の2失点はセットプレーからの失点でしたし、3点目は僕のミスからやられてしまいましたし、そこを反省して、3失点してしまったことを改善し、次に生かしていきたいです。勝ち続けないと上には行けませんし、これを続けていきたいです。
――先制ゴールのシーンについて
昨日(8月17日)のセットプレーの練習で点を取っていたので今日も行けると思っていましたし、いいボールが来ました。嬉しかったです。
――自身のゴールシーンについて
けが人が出た中で僕にチャンスが回って来て、その中で勝てていない試合が続いていましたし、自分自身、何かしたいという気持ちを強かったです。初ゴールというよりジュビロの力になれたことが嬉しいです。
――ゴール直後の心境は?
夢のような気持ちでしたし、頭が真っ白になりました。ちょっと喜び過ぎたかなと思っています(苦笑)。胸トラップした時に焦らないことを意識していましたし、思ったようにボールをトラップできたので、それが決めれた要因かなと思います。
――今後へ向けて
やはりここ2、3試合ずっと失点してしまっていますし、次の試合を(失点)0で抑えることを意識して頑張りたいと思います。
サイドにスペースがあったので個人的にはさらに外で仕掛けたかったのですが、得点の場面は中で受けて起点になれたのでよかったです。ただ、チームメイトの勝たせてもらった試合だと思っていますし、個人的にさらにチームに貢献しなければいけないと思っています。
ジュビロでは久々の試合になりましたが、それを感じないくらい他の選手と上手くプレーできたと思っています。ただ、コンディションはまだ完全には戻ってきていません。
残りのシーズンでとにかくたくさんチームの助けになりたいですし、チームメイトとさらにコンビネーションを合わせていきたいです。
――決勝点の場面について
自分が入った時に自分がニアで潰れるということは(前田)遼一に伝えていました。あそこで落ち着いて決める(前田)遼一はさすがだと思います。いい形が出ましたし、これを続けていければと思います。センタリングが上がった時にゴール前に一枚しかいないということが続いていたので、そこにだれかが入っていかないと相手DFがついてこないと思っていましたし、なにかしら相手の判断を狂わせるようなプレーができればと思っていました。
みんなが得点を取ってくれたからこそ勝てたと思っていますし、あの時間帯にたまたま自分が入っていたというだけだと思っています。僕の入る前の75分がよかったからこそ残りの15分で得点が取れたと思っています。
やはり最初から試合に出れていないということはスタメンの11人に負けているということですし、1分でも長く試合に出るためにも明日の練習試合を含めさらにアピールしていかなければいけないと思っています。
――感想
内容の伴ったいいゲームだったと思いますし、それがスコアにも表れた見応えのあるゲームだったと思います。残念ながら結果としては負けということで我々の望む結果ではなかったことだけが悔やまれます。
前半、互角のゲーム運びだったと思います。その中でセレッソはしっかりつなぐということを冷静にやることができたと思います。さらにはジュビロさんのストロングポイントである右サイドの攻撃を抑えることもできていたと思います。両チームとも攻撃的な姿勢が出た前半だったと思いますし、その中で共に2点を挙げるという前半でした。
後半、我々は同じフォーメーションで臨みました。少し修正を加えたのはよりサイドで起点を作って攻撃することを意識したことです。丸橋あるいは酒本を使うという姿勢が3点目につながりました。ただし、そこでジュビロさんのようなクオリティーの高いチームに隙を見せてはいけないということを今日大きな教訓として学んだと思います。もっと隙のないプレーを逆転した後に続けていれば違った結果が出たと思います。内容的には本当にしっかりとしたものを出せていたので残念な結果ではありますが、チームとしてこれからもっともっと成長していくという手応えは感じています。