2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 16節 vs.FC東京
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

山本 脩斗
|
![]() |


菅沼 駿哉
|
![]() |
![]() |
ルーカス
渡邉 千真
|
山本 康裕
金沢 浄
|
![]() |
宮崎 智彦
|
![]() |
![]() |
加賀 健一
河野 広貴
|
チョ ビョングク
|
![]() |
山崎 亮平
押谷 祐樹
|
![]() |
押谷 祐樹
|
![]() |
![]() |
河野 広貴
|
チョ ビョングク
千代反田 充
|
![]() |
![]() |
谷澤 達也
幸野 志有人
|








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 6/30(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 田中 賢二 | 東城 穣 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 八木 あかね | 作本 貴典 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.6度 | 85% | 藤井 陽一 | 花澤 秀登 |
14 | シュート | 9 |
13 | ゴールキック | 12 |
5 | コーナーキック | 7 |
5 | 直接FK | 19 |
3 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
仙台で待っていたのは受け入れがたい結末だった。スコアボードに並んだ数字は「0–4」。大差での敗戦にだれもが落胆の色を隠せなかった。ヤマザキナビスコカップ・グループリーグ最終節。引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる一戦だったものの、大量失点で敗戦。今季のヤマザキナビスコカップは道半ばで終止符が打たれることになった。「こういった結果になってしまったことは自分たちに原因がある」(山本康裕)。背番号23 は唇を噛みしめ、こう続けた。「ここから巻き返せるかどうかは自分たちの力次第」。
敵地・ユアスタで最後までアグレッシブに勝利を目指したことは間違いなく今後へつながる点である。しかしながら、聖地・国立への道がついえると共に今季初となる公式戦3連敗を喫したことは紛れもない事実。この山場を乗り越えられるか、否か――。
今節は長いシーズンの中でも一つの“分岐点”となるだろう。6月の連戦を締め括るホームでの一戦は何としても白星が欲しいゲームだ。
今節ホームグラウンドへ向かえるのはリーグ5位のFC 東京。ランコ ポポヴィッチ新監督の下、チーム作りを進めつつ勝点を積み重ねてきたチームであり、最前線のブラジル人ストライカー・ルーカス、最後尾のU-23 日本代表GK・権田修一ら構成するセンターラインも強固だ。さらに昨季までジュビロ磐田に在籍した加賀健一との“再会”もこのゲームの注目点の一つ。互いの特長をよく知るだけに組みしにくい部分もあるが、彼を突破できなればゴールは見えてこない。前田遼一、山崎亮平とのハイレベルなマッチアップはゲームの行方を左右する焦点の一つとなるだろう。
週中のカップ戦から中2日で迎える一戦。仙台からの長距離移動も含めけして楽なスケジュールではない。だが、言い訳はできない。週中に公式戦を戦っていることは相手も同じ。よりタフなチームがこの試合の主導権を握ることになる。ここまで培ってきたフィジカルと強いメンタリティーを今こそ発揮する時だ。絶対に走り負けるわけにはいかない。6月最後公式戦を制し、何としても上昇気流に乗りたい。
――感想
昨日、マスコミさんを通してサポーターの方にたくさん来ていただき、選手の背中を押していただきたいとお願いしましたが、本当にその通り、たくさんの方に来ていただき、選手の背中を押していただき、勇気をもらったと思います。この場を借りてお礼を言いたいと思います。
試合に関しては、選手たちは「選手」というより「戦士」のようで本当に素晴らしかったと思いますし、仙台戦から自分たちでリカバーしてよく戦ってくれたと思います。
――藤田義明選手をボランチ起用したことは点を取りに行くという意図ですか?
(藤田)義明に関しては本当に素晴らしいというか、すごかったです。あまりやったことがないポジションでも彼はすごく勇気を振り絞って前へ出るという姿勢を、メッセージを出してくれたので本当に感謝しています。
――山本脩斗選手に対する評価は?
ここ数試合も悪い出来ではありませんでしたが、他の選手と一緒で今日はより勇敢に、勇気を持って前に出てくれました。それがプレーにつながったと思います。本当によくやってくれたと思います。
――敗戦した仙台戦から持ち直せた要因は?
一つは僕の自己分析ですが、公式戦ここ3試合で敗れていたのは僕自身のエネルギーが少し足りなかったかなと思いました。僕自身が本当に戦う姿勢を見せないと選手には申し訳ないですし、まずは自分自身がそういう気持ちを持ってやりましたし、選手が僕以上に戦う姿勢を見せてくれました。連戦の中でもあれだけ最後まで走りきってくれたことは『これをベースに俺たちはやるんだ』というメッセージだと思いますし、やり続けたいと思います。
――前半、先制した中で最終ラインが通常より低いように見えましたが、あれはラインを低く設定していたのか、相手のポゼッションに押し込まれていたのか、そのあたりはいかがですか?
得点の経過にもよりますし、1点早く取れたということもあります。守備は前に出ればいいというものではありませんし、後ろに下がったら下がったというものでもありませんし、やはりどの位置にブロックを作るかということが大事だと思います。後ろにポジションを作った時でも後ろ向きになっている選手は一人もいませんでしたし、選手はゲームの中でよく判断してやってくれたと思います。
――中盤の4人の構成に関してはFC東京の攻撃への対策という部分もあったのですか?
FC東京の映像は見ていませんし、対策は全く練っていません。自分たちが何をやるかというその1点だけで選手に出てもらいました。
――J1初ゴールとなりましたが?
苦しい時間帯もあった中で(山本)脩斗さんがいいボールをくれました。みんなからは「狙ったと言え」と言われましたけど、実際はあまり・・・(笑)。ゴンちゃん(権田修一)がちょっと動いたのは見えましたが、結果的に入ってよかったと思います。
――チームとして久々の勝利となりましたが?
今日うちとしてはナビスコも入れて公式戦で3連敗していたので、どうしても勝ちたいゲームでしたし、いつも以上に強い気持ちが出たゲームだったと思います。
リーグ戦でも連敗していましたし、何とかホームで勝点3を取りたいという思いがありましたし、前半から前から攻守で行けたことが勝利につながったと思います。
――先制ゴールについて
(山本)康裕がボールを持った時に感覚でニアサイドへ行きました。ここ数試合ファーで待っていることが多かったのですが、やはりファーで待っていても相手がいますし、そこで勝つことは難しいと感じる部分もあったので思いきって突っ込もうと思っていました。
――試合中、監督からどんな指示を出されていた?
強い気持ちを持って、(接触プレーで)倒れるなと言われました。前半相手に激しく来られた時に球際で負けてしまっていた部分があったので、そのあたり、強く行けということは言われていましたし、そこは後半できたと思います。
――試合を振り返って
リーグで2連敗して、ナビスコも仙台に負けていましたし、ホームでゲームがやれるということでしっかり勝って流れを変えたいと思っていたので、勝ててよかったです。早い時間で先制点を取れてそれがいいリズムにつながったと思います。
――U-23日本代表に向けて最後のアピールチャンスとなりましたが?
アピールできたかどうかはわかりませんが、チームが勝つことがアピールだと思いますし、その点ではよかったと思います。
自分自身、チャンスが多くない中で、出た試合は勝ちたかったですし、仙台戦でチャンスをもらって出ましたが、そこで大敗してしまいましたし、今日勝つことだけを考えて試合に入ったので勝ててよかったです。連敗をここで止められてよかったです。
――[4-4-2]で藤田義明選手がボランチに入るという布陣でしたが?
(この布陣は)この試合が初めてでしたが、みんなそこに戸惑いなく入れたことが今日試合の勝利につながったと思います。僕自身、準備はしていましたし、勝ててよかったです。
(藤田)義明さんとはセンターバックで一緒にやったことがありますし、どうやって守るかということは知っていますし、その点ではスムーズに入れましたし、後ろから(藤田)義明さんに指示を送ることもできたと思います。
(左手小指は)プレーできる程度です。起用を決めるのは監督ですし、監督が使ってくれたので自分はやるだけ思いましたし、やらなきゃいけないという気持ちがすごくありました。
(相手にボールを)回されていても最後はシュートが来るわけですし、真ん中にボールが戻ってくるので集中してやれればと思っていましたし、最終ラインから前線までしっかり守れていたと思います。後ろから見ていてFC東京もすごく選手が流動的にプレーして走っていましたが、うちも負けていなかったと思いますし、そういった面でこういった結果が出たと思います。
――ボランチでのプレーはいつ以来ですか?
2009年の大分以来です。ジュビロでボランチとしてプレーすることは初めてでした。ただ、僕のポジションの場合、はっきりしていて、ディフェンスを意識していました。気持ちの準備もできていました。練習で4対4をよくやっているのですが、前でのインターセプトやボールを奪って前に行くことは練習でやっていたのでそれがうまく出せたと思います。
――感想
こんばんは。3-1という敗戦の後ですし、そこまで多く話すことはありませんが、3-1という結果だけを見ればやはり痛い敗戦です。ただ、ゲームの内容を見ていただければそこまで悪くなかったと思いますし、点差ほど開きはなかった試合だったと思います。サッカーには勝利にするためには時には運も必要なゲームもありますが、今日はそこにも見放された部分もありましたし、相手の枠内に放った1本目のシュートで決められてしまい、その後うちは何本か決定的なチャンスを作りましたが、それが残念ながら入りませんでした。今日の試合に関しては決めるところで決めていればまた違った展開になったゲームだと感じていますし、自分たちがいい時間帯になった時に相手に点を決められてしまうという悪循環なゲームだったと思います。試合で出た課題をしっかりと修正したいと思っていますし、上げていかなければいけないところもまだまだあると感じています。コンスタントに力を出し続けることが難しい選手もいますし、2、3試合よくても継続して同じパフォーマンスができないということはまだクオリティーを上げなければいけないということですし、さらに突き詰めていきたいと思います。クオリティーが落ちきた選手を少し休ませ、チーム内の競争意識をさらに高めていくというやり方もありますし、見つめ直していきたいと思います。ただ、自分自身、今日の試合内容に関しては満足できなかったとは言えない試合だったと思います。終始主導権を握ってゲームを動かしていたのは私たちでしたし、決定的なチャンスも何本か作れていたので、全く満足できないという試合ではありませんでした。