2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 14節 vs.ヴィッセル神戸
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小川 慶治朗
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大屋 翼
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ペク ソンドン
山本 康裕
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山本 康裕
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小川 慶治朗
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山田 大記
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小川 慶治朗
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小林 裕紀
松浦 拓弥
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森岡 亮太
吉田 孝行
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山本 康裕
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宮崎 智彦
菅沼 駿哉
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野沢 拓也
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大久保 嘉人
都倉 賢
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野沢 拓也
朴 康造
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 6/16(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 岡部 拓人 | ||
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 田尻 智計 | 平野 伸一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.9度 | 94% |
11 | シュート | 12 |
ゴールキック | ||
6 | コーナーキック | 9 |
15 | 直接FK | 12 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
満を持してリーグ再開戦に臨む。
5月下旬の大宮アルディージャ戦を4-0と勝利し、勝点24の3位と好位置につけて序盤戦を締め括ったサックスブルー。この中断期間もさらなる高みを目指し、厳しいトレーニングを継続してきた。
選手たちの集中力は非常に高く、2014FIFA ワールドカップブラジル アジア最終予選に臨む前田遼一、駒野友一、チョ ビョングクはしばらくチームを離れることになったが、彼らの不在を感じさせないほど質の高いトレーニングを積み重ねることで選手間のコンビネーションを着実に向上させてきている。
それを証明したのが6月最初の公式戦となったヤマザキナビスコカップ・川崎フロンターレ戦(6月9日)だった。代表組の3選手を欠いたアウェイゲームは前半、山崎亮平の復帰後初ゴールで先制。その後も攻撃の手を緩めず、前線で上手くトライアングルを作りパスをつなぎながら相手ゴールへ迫った。守備陣も厳しいプレッシングを継続するなど最後まで高いパフォーマンスを披露。相手にゴールを許さず1-0と完封勝利を飾り、5月のリーグ戦の借りを返した。幾度となく決定的なチャンスを作りながら追加点を決めきれず、課題も残すゲームでもあったが、チーム作りを進めていく上で大きな勝点3を得たことは間違いない。
試合後、森下仁志監督は「(代表組が)戻ってくればどのポジションも本当に競争が激しくなる。(リーグ戦の先発メンバーは)来週の練習を見て状態のいい選手を選んでいきたい」と話していたが、チーム内における熾烈なポジション争いを制した者しかホームのピッチには立てない。今節スターティングメンバーに名を連ねるのはどの選手か。
公式戦3連勝と好調を維持した状態でホームに迎える相手はヴィッセル神戸。5月下旬に西野朗監督が就任。新体制で公式戦3試合を戦いまだ白星がないが、試合を重ねるごとにチームとしてのクオリティーを上げていることは間違いない。公式戦の勝利はしばらく遠ざかっているが、この中断期間を通じて新監督のカラーをさらに浸透させてきているだろう。難敵であることは間違いないが、このホームゲームを譲ることをできない。ゲームを重ねるごとに精度を上げつつあるパスワークと前線からのアグレッシブなプレスで序盤から主導権を握りたい。
長いリハビリを乗り越えて復帰した金園英学が再び長期離脱を余儀なくされるというショッキングなニュースもあったが、ピッチ内外の選手・スタッフが一丸となり、思いを一つにして前に進んでいくことに変わりはない。6月16日。今季8連勝中のホーム・ヤマハスタジアムで新生・ジュビロ磐田の第2章が始まる。
――感想
まず、こういう結果にもかかわらず試合が終わった後も選手たちに熱い声援を送っていただいたサポーターの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。その方たちに少しでも応えられるようにまた明日から練習に励みたいと思います。
ゲームに関しては選手はよくやってくれていますし、それは今日のゲームだけに限らず、ここに入るまでの日々のトレーニングから一人も手を抜いているわけではありません。結果に関しては僕の問題だと思いますし、選手には本当に感謝しています。
――試合途中のメンバー交代やシステムチェンジを含めてこの90分を総括すると?
選手はやるべきことをやってくれたと思いますし、ここからは自分たちへの挑戦というか、やはり上にいる分、僕たちに挑んでくる相手がいるわけで、ここからが自分たちの真価が問われる部分だと思います。そういう意味でも今日出てくれた選手、サブの選手、サブに入っていない選手も含めて練習から真摯に取り組んでくれているので、今の一体感を保ちつつゲームに関しては僕がしっかり分析していきたいですし、一歩下がったら二歩三歩と前へ出れるように選手たちに方向を示したいと思いますし、しっかり分析して選手に伝えてよりたくさんの選手がいいプレーをできるように方向づけたいと思います。
――失点場面についてですが、何か足りない点がありましたか?
失点に関してもそうですが、負け偶然はありませんし分析しなければいけません。ただ、選手たちが一生懸命やっている中でのプレーですし、けしてさぼっているわけではありません。僕が選手を怒るのは手を抜いた時だけですし、選手が一生懸命やった中での結果ですし、それを受け入れて次に進みたいと思います。
――前半の終盤にペースを握った中で後半相手が変わった印象はありますか?
相手はポジションを変えただけですし、相手が自分たちを消してきた状況でもやはり自分たちの良さをもっともっと出せるようにトレーニングするだけだと思います。これも上位に居続けるためのチャレンジだと思いますし、相手はいろんな策を打ってくると思いますし、それに対して受け身にならず、自分たちが前に進めるようにもっともっとトレーニングで質を上げていきたいと思います。
――負傷退場となったペクソンドン選手の状態は?
今はまだはっきり状態はわかりませんが、軽傷で済み、彼が無事オリンピックの舞台に立てることを祈っています。
――終盤に3バックとなりましたが、その意図は?
駒野のところに小川くんがべったりついていましたし、より優位性を作るためです。菅沼駿哉はビルドアップの能力がありますし、グラウンドを広く使いながらより先手を打てるようにやりました。3バックはそこまでやり込んでいませんでしたが、選手たちはよく判断してやってくれたと思います。
相手の前からのプレッシャーを上手く抜けることができなかった場面もありました。点を取ったあたりから自分たちのペースでいっていましたが、そこでもう1点取れればよかったと思います。
――この試合、思うようにいかなかった要因は?
ボールも動いていなかったですし、連動した動きがなかったので、相手に上手くプレッシャーをかけられた形で、後ろ後ろになってしまった部分もありました。相手が前線から来ていたので、そこを抜けられればチャンスだと思っていましたが。
――神戸・小川選手が駒野選手をケアしていたようにも見えましたが?
後半、大久保選手と小川選手がポジションチェンジしていたことはわかっていましたが、こちらとすればやることは一緒だったので、そこで前半のように上手くボールを動かすことができなかったので、そのあたりで相手のリズムで進んでしまった部分もあったと思います。
――今後も相手が磐田に対策を練ってくる場合もあるかもしれませんが、その中で勝っていくためには?
一番は粘り強くやることです。自分たちのサッカーができない時もありますが、そういった時に粘り強く全員で守って数少ないチャンスでも決めれるようなチームになりたいと思います。
――2失点目の場面について
バランスがよくありませんでした。セットプレーの後のバランスがもっとよければ防げた失点だったと思いますし、マークも僕と(小林)裕紀の間をやられているのでどっちつかずというか、すごくもったいなかったです。
――終盤は3バックとなりましたが?
前がかりに点を取りに行くというメッセージだと思いましたし、後ろ3人でボールを拾って前にどんどんつなごうという意識でいました。チャンスは結構あったと思いますが、相手もゴール前を固めてきていましたし、もっと遠目からも狙ってもよかったと思います。
自分自身、前半から決められるところがありましたし、1、2点取れば状況は変わったと思います。前半はよかったですが、後半落ちてしまった部分もありましたし、いい時間を長くできればと思います。今日はスタメンでホームゲームでしたし、負けたことは残念です。次勝てるようにまたやっていきたいです。
やはりベンチからスタートというのは僕自身悔しい思いもありましたが、僕より他の選手が上回っていただけであって僕がピッチに出た時にはみんなと一緒に連動できればと思っていました。自分が入って効果的なプレーをして流れを引き寄せられればいいと思っていましたし、(得点は)コマ(駒野)さんが非常にいいボールをくれたので合わせるだけでした。
――ホームでの連勝が止まりましたが?
雨の中でサポーターのみなさんが濡れながら大きな声援を送ってくれていましたが、その期待に応えられなかったことがすごく悔しいですし、僕自身のゴールが勝ちにつながらなかったので、個人的にもすごく悔しいですが、もう一度ここからやり直していければいいと思いますし、次はアウェイゲームですが、この負けを無駄にせずにチーム一丸となって戦っていきたいです。
雨でしたし、難しい試合になると思っていましたが、我々はミスがありましたし、相手は非常にいいサッカーをしたと思っています。
――序盤から相手がプレッシングをかけてきた印象を受けましたが、そのあたり難しさはありましたか?
どのチームとやっても序盤から激しく来ますし、そこでミスをしてしまったことがゲームを難しくしてしまったと思っています。
――感想
4試合目ということで時間もかなりももらっている中で少しずつ選手個々のプレースタイルとかグループの良さとか方向性を少しずつ出すことができているのかなという感じがあります。好調のジュビロとのアウェイゲームということでリアクションのサッカーになると多少予測していましたが、それを選手がスタートから自分たちからアクションを起こし、いい守備からいい攻撃を仕掛けていくというリズムをキックオフから連動してできた流れが先制につながったと思います。前半の残り20分はかなりリアクションになりましたが、そこを耐えられたことでハーフタイムに修正して後半に結びつけられたのではないかと思います。臆することなく自分たちでアグレッシブにアクションしていくサッカーというのが我々の方が少し時間が長かったかなと思います。そこで有効に得点できたということで勝利の要因はそこにあると思います。