2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 13節 vs.大宮アルディージャ
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山田 大記
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前田 遼一
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山田 大記
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上田 康太
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松浦 拓弥
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渡部 大輔
片岡 洋介
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上田 康太
渡邉 大剛
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ラファエル
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八田 直樹
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長谷川 悠
金久保 順
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前田 遼一
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ペク ソンドン
山崎 亮平
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山崎 亮平
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松浦 拓弥
菅沼 実
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小林 裕紀
松岡 亮輔
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 5/26(土) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 﨑谷 誠一 | 今村 義朗 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
曇り | 90分 | 越智 新次 | 相葉 忠臣 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.4度 | 56% | 上田 益也 | 花澤 秀登 |
13 | シュート | 10 |
12 | ゴールキック | 8 |
7 | コーナーキック | 6 |
7 | 直接FK | 13 |
3 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
今季2度目のリーグ3連勝を懸けた一戦。今季開幕から7連勝中のヤマハスタジアムで大歓声の後押しを胸に、サックスブルーは今節も勇敢に戦い抜く。
前節はアウェイでアルビレックス新潟に6-1と大勝。チョ ビョングクの先制点を皮切りに前田遼一が2ゴール、さらに松浦拓弥、山田大記もゴールを決め、今季最多得点で勝利。今季ここまで思うような結果を残せていなかったアウェイでの公式戦でリーグ第3節・ガンバ大阪戦(3月25日)以来となる白星を掴んだ。だが、試合後、森下仁志監督は表情を変えない。「3-0から1点返され(試合展開としては)わからない状況でしたし、まだまだそこが甘いということ。全てを突き詰めてやりたい」(同監督)。目の前の試合結果にこだわり、持っているもの全てを出して勝利を目指すことは何より重要なことだ。ただし、より長いスパンで考え、チームとしてやるべきことができているか、否かという観点でゲームを見つめることもまた欠かせないポイントである。
この試合、U-23日本代表として第40回トゥーロン国際大会に参加している山本康裕、前節警告を受け、累積警告により出場停止となるチョ ビョングクを欠くことになるが、どの選手がボランチ、センターバックに入ることになろうともチームとしての“スタイル”は変わらない。新生・ジュビロの目指す“ゴール”は不変であり、そこへ向かって全ての選手が切削琢磨している。前節の勝利に自信を深めつつも、指揮官の言葉にあるように、あくまで謙虚に、さらなる向上心を持ってこの試合に臨む。
対する大宮アルディージャは前節ホームで川崎フロンターレに0-2と敗戦。序盤にチャンスを作りながらもゴールを奪えず、後半に失点し白星を掴むことはできなかった。リーグ戦ではここ2試合勝利から遠ざかっているだけに何としても勝点3を持って帰りたいところだろう。この試合ではU-23日本代表の東慶悟を欠くことになるが、前線で攻撃の起点にもなれる点取り屋・ラファエル、今季アルビレックス新潟より加入した曺永哲らを擁する攻撃陣は破壊力十分。彼らに仕事をさせず、守備に追わせるような展開に持ち込みたい。
全体的には90分通して非常によく走ってプレーしてくれた選手の頑張りがこの結果につながったと思います。ただ、立ち上がりだとか、3-0になってからだとか、まだまだ緩みが出た部分があるので、よりそういう隙をなくせるようなチームになっていければと思います。
――前田選手、山田選手、松浦選手が得点を決めましたが、3人の位置関係はどう評価されていますか?
(ペク)ソンドンを含めてコンビネーションは少しずつ生まれてきていますが、やはりそれを生み出しているのは攻撃の始まりの部分ですし、センターバック、ボランチを含め非常にスムーズになっている分、前線の選手が動きやすくなっていると思います。また、前線のポジショニングがよくなっていることで攻撃の始まりもスムーズになっていると思いますし、そこの相互関係がスムーズにいっていますが、まだまだタイミングやボールスピード、ポジショニングなどを上げていけると思いますし、もっともっと突き詰めていきたいと思います。
――山田選手がいい時間帯で仕事をしたと思いますが、この試合の評価は?
彼が持っている能力は疑いの余地がないですし、その能力をコンスタントに出して毎試合決定的な仕事をしてくれていますし、それは彼の普段のトレーニングの取り組みの賜物だと思います。ただ、今日も僕自身、彼のレベルだとまだまだやれると思っていますし、もちろん彼自身も満足していないと思います。今の彼の自分自身への厳しさを、自分自身に対しても、よりチームに対して見せてもらえればとチームとしてもより厳しさを出せるチームになっていけるのではないかと思います。
――ロドリゴソウト選手の評価は?
素晴らしかったです。もうそれ以上でも以下でもなく、本当に素晴らしかったです。非の打ちどころがないくらいパーフェクトだったと思います。ロド(ロドリゴ)に関しても試合に出れずに難しい状況でも、あれだけのキャリアがあっても本当に手を抜かずにやってくれていますし、選手の鑑のような選手です。今日のパフォーマンスもその賜物だと思います。
――菅沼駿哉選手の評価は?
J1初先発で、彼も素晴らしい未来が待っていると僕は確信しています。その道を歩いていくためには今のトレーニングの取り組み、今日の試合の落ち着きといった部分をやり続けていけば将来的に日本のサッカーを背負っていけるほどの力を持っていると思っているので、やり続けてほしいと思います。
――このリーグ中断期間中にやりたいことは?
3日間だけ休み、その後はトレーニングをやり続けます。今日も立ち上がりに3-0になってから少し緩みが出ている時間帯もあるので、そういう部分をなくせるようにトレーニングからもう一度やり込んでいきたいと思います。
(1点目は)(ペク)ソンドンがいい落としをくれました。(GKの股下は)狙っていませんが、とにかく決めようと思って打ちました。(2点目は)ラッキーな形でしたが、何とか入ってくれました。また中断明けからいいサッカーができるように頑張ります。
――代表戦に向けて
試合に出られるように練習からアピールして、試合に出たら点を取ってチームに貢献できるように頑張りたいと思っています。
――先制点を振り返ると?
(ペク)ソンドンがクロスまでいい形で行って、自分のところにいい形でこぼれてきたので、ある程度狙ったところにボールが行き、入ってくれました。コースとしてはもう少し上を狙いましたが、入ってくれてよかったです。
――大量得点が2試合続きましたが?
勝ち負けにかかわらず、やはり自分たちのサッカーを常に積極的にしていることがいい形で出ていると思います。先制すると守りに入ってしまうことが序盤戦でありましたが、そういったところがだんだんなくなって常に攻撃的に90分間プレーできていると感じています。
――開幕から3か月を振り返ると?
去年に比べればまずまずかなと思いますが、やはり自分たちが目指しているのはまだまだ上ですし、内容としても結果としても本当に満足した試合はここまで1試合もないので、さらに上を目指してやっていきたいです。
――リーグ3連勝となりましたが、好調の要因は?
やっていることは間違っていなかったと思いますが、距離感がまだ上手くいっていない部分もあった中で、アントラーズ戦で、相手がすごく球際で強いサッカーをするのでそれに負けてはいけないと言われていましたし、そこをこれまでやってきたことにプラスしたというか、それがここ数試合出ているので、ボールに対してよりアグレッシブに行けていると思いますし、それが攻撃にもいい感じでつながって勢いにつながり、点が取れていると思います。
――自身の得点について
今日のゴールは(山田)大記に取らせてもらったゴールだと思っています。
――あのゴールパフォーマンスは?
(菅沼)実くんが一緒にやろうと言ってくれたので、ベンチ前でみんなでできればと思ったのですが、いざ行ったら実くんも“スルー”するし、(小林)裕紀とかにも“スルー”されたので、なんかさみしい感じでしたね(笑)。正直、テレビに映っていたとしてもカットしてほしいです(苦笑)。
自分のプレーも満足していますが、それよりもピッチの中でそれぞれの選手が声を出していましたし、誰かがミスをした時に他の選手がそのミスを取り消すようにしっかりとカバーしてくれました。そのあたりが際立っていたゲームだったと思います。
――2点目のシーンでは前田遼一選手に効果的な縦パスを入れましたが?
自分がボールを受けた時に前田選手が見えて、前田選手は体が強いし大きいのでボールをしっかりキープできると思いましたし、まずはそこに預けました。その後のワンツーもイメージ通りです。
大事なことは距離感です。近くにポジションを取ることでああいった形でゴールにつながると思っていましたし、そのあたりを意識していました。
――マンオブザマッチについて
全ての選手がタイトなマークをしてくれましたし、自分の仕事は楽でした。そこが自分が選ばれた要因だと思っています。
――立ち上がりを振り返ると?
監督にも言われましたが、立ち上がりは相手に球際、セカンドボールといった部分で主導権を握られていましたが、自分たちでこれではだめだと思い、どの選手も球際を厳しく意識してできたと思います。そこはいいことだと思います。そこを粘り強くやって自分たちのペースにできたことはよかったことだと思います。
――後半の立ち上がりに意識したことは?
2-0というのは(試合展開として)わかりませんし、個人的には昨日鳥栖とガンバの試合を見ていたので、やはり2-0というスコアは怖いと思っていました。ちょっと前まで立ち上がりが課題でしたし、立ち上がり15分、絶対に集中しようとハーフタイムに声を掛け合っていました。
相手の前線はラファエル選手と長谷川選手だったのでロングボールが多くなると思っていましたが、DFラインのところで競ってくれていましたし、ボランチの2人もプレスバックしてセカンドボールを拾ってくれました。
――ファインセーブもありましたが?
特に前半の相手のシュートは自分のゴールキックのちょっとしたミスから始まっていますし、チームの流れを悪くしてしまって、やはり自分の責任だと思って必死でしたが・・・。自分をもっと高めるためにああいったミスをなくしていかないとチームの流れを悪くしてしまうので、しっかりしていかなければいけないと思います。
――完封勝利に手応えは?
満足することはないですし、“最高”と言えるのは僕が仕事をしないでDFラインだけで守ることだと思います。そういったプレーはなかなかできませんが、それが“完璧”だと思っていますし、そこを目指してやっていかなければいけないと思います。自分自身、もっと上を目指して強化していきたいと思います。
――感想
磐田のプレッシャーが非常に速く、なかなか効果的にボールを動かすことができませんでした。攻守に渡り守備のところでも連動できず、1失点目はサイドを崩され背後を取られてしまったという形でした。内容的にもいいところがなく、非常に残念なゲームになってしまいました。後半の入りのところでもうちょっとしっかり入れればよかったのですが、ミスから失点してしまいました。そのあたり気持ちを入れ替えていったつもりでしたが、残念ながらああいったミスで失点してしまったということです。ただ、諦めずに後半もしっかりとやってくれましたし、次もいい準備をしていいゲームをしたいと思います。