2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 11節 vs.鹿島アントラーズ
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前田 遼一
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小笠原 満男
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山本 康裕
小林 裕紀
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藤田 義明
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ドゥトラ
本山 雅志
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山本 康裕
ロドリゴ ソウト
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興梠 慎三
ジュニーニョ
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ペク ソンドン
菅沼 実
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松浦 拓弥
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山田 大記
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松浦 拓弥
押谷 祐樹
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 5/12(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 高橋 信光 | 村上 伸次 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 中井 恒 | 作本 貴典 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.9度 | 31% | 唐紙 学志 | 花澤 秀登 |
14 | シュート | 12 |
16 | ゴールキック | 6 |
4 | コーナーキック | 3 |
8 | 直接FK | 16 |
4 | 間接FK | 2 |
4 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
リーグ3戦未勝利という状況で迎える今節、ホーム・ヤマハに迎えるのは難敵・鹿島アントラーズ。リーグ戦で長らく勝利できなかった相手であり、アウェイでは2010年シーズンに勝利しているものの、ホームでは2002年シーズンに勝利して以来ここ9試合白星がない。
今回の対戦もけして簡単なゲームにはならないだろう。ただし、この試合、いつにも増して力強い“後押し”がある。今節は「磐田市小学生一斉観戦授業」として磐田市全23校の小学5~6年生、約3,200名をヤマハスタジアムへ招待する(主催・磐田市)。この取り組みはホームタウン・磐田市が目指す「Jクラブと地域社会が一体となって実現する、スポーツが生活にとけ込み、人々が心身の健康と生活の楽しみを享受することができる町」の取り組みの一つであり、ホームタウンに住む子どもたちがジュビロ磐田の試合観戦をすることにより、チームへの愛着、さらには磐田市をふるさととして誇りに想う気持ちを共有し、将来にわたって磐田市を愛する気持ちを持続させることを目的に行うもの。この取り組みは2011年シーズンに続き2度目であり、昨季はアビスパ福岡に4-1と大勝。同カードは昨季のベストゲームの一つと言っても過言ではなく、ゴールシーンの数々にスタンドは大いに盛り上がった。
今年も複数のゴールが飛び出すほどの熱戦を繰り広げ、サックスブルーサポーターはもちろん、子どもたちに勝利をプレゼントしたい。
鹿島アントラーズはここ3試合で1勝1敗1分。第8節・ガンバ大阪戦(4月28日)ではホームで5-0と大勝しているが、第9節・清水エスパルス戦(5月3日)ではアウェイで0-3と大敗。前節のサガン鳥栖戦(5月6日)はホームで0-0と勝点1を得るにとどまっているが、相手の倍以上のシュートを放っており、警戒を怠ることはできない。
この試合からリーグ戦とカップ戦を交えた3連戦が始まるが、難敵を下し、連戦の初戦を白星でスタートできるか、否か。ここ3試合勝利から遠ざかっているサックスブルーにとって一つの分岐点となることは間違いない。
森下仁志監督
――感想
まず始めに、今日このようなスタジアムの雰囲気を作っていただいたサポーターのみなさん、それから磐田市の小学校のみんなが選手の後押しをしてくれたと思います。本当に素晴らしい雰囲気の中で強豪の鹿島アントラーズと対戦するということで、選手には試合前のミーティングでも子どもたちが誇りを持てるような試合にしようと伝えていましたし、その通り、選手たちは粘り強く、素晴らしいゲームをしてくれたと思います。
――各選手の運動量が最後まで落ちず、そのあたりもトレーニングの成果だと思いますが、今季ここまで選手達のベースアップという部分で手応えは?
僕はS級(ライセンス)で国内の研修先がない中、3年前にアントラーズさんに快く引き受けていただき、その年は3連覇した年で、そのトレーニングを1週間見せていただきましたが、やはりすごくハードに、試合のようなトレーニングをされていて、僕はこれを越えないとチャンピオンになれないという基準を持っていたので、その基準を上回るトレーニングを今年からやり続けていますが、選手たちも本当に頭が下がるくらい真摯にトレーニングを続けてくれ、本当に1日も手を抜いた日はなく、これで結果がついてこなかったら本当に僕の力不足と思えるくらいいつもやってくれているので、今日は特にそういった部分をゲームで実践してくれたと思います。
――ホームの鹿島戦では10年ぶりの勝利ですが、その要因を挙げるとすれば?
アントラーズさんはサッカーの“本質”を追求し、ワンプレーの厳しさがすごくあるチームですし、見本にしなければならない部分はたくさんあります。やはりそれを上回っていかないと難しい試合になることはわかっていたので、選手たちが“スタイル”の前に選手たちが“本質”を追求してくれたことが勝因だと思います。
――久々の完封の要因を挙げるとすると?
アウェイのゲームで連敗が続きましたが、その時は自分たちの時間帯もより多かったり、より“スタイル”に近いというか、“スタイル”を追求することに針がちょっと向き過ぎていた部分もあったと思いますし、より“本質”を追求しながら自分たちの“スタイル”を追い求めようと。ホームでもう一度自分たちの姿を取り戻そうとトレーニングをやり込んだので、選手はそれをよく体現してくれたと思います。
――試合後、ジュビロの選手はまだ余力が残っているようにも見えましたが、選手の体力面についてと、ロドリゴ選手の投入の意図を教えてください。
体力面で言わせてもらいますと、前半はアントラーズさんの本来の強さというか、球際の強さ、そういった部分で劣っている部分もまだまだあります。ただ、松浦拓弥のカウンターにしろ、最後の体を張っている選手にしろ、やはり練習通りのやるべきことをやってくれているなと今日は特に思いました。
(ロドリゴ)ソウトに関しては、うちの若いボランチがやはりまだまだ成長できるというか、まだまだ厳しさを追求しないといけないと思いますし、そのあたり、ロドリゴは経験もあるし、ボールも奪える選手なので、ロドリゴが入ってくれたおかげでゲームが落ち着いたと思います。
――久々の完封勝利ということで、守備面の評価は?
守備だけではなく、攻撃面もそうですが、“本質的”な部分で、やはり一歩でも相手に寄せるとか、セカンドボールを拾うとか、相手より走る、戦うといった部分が随所に見られたので、これを続けていかなければ意味がありませんし、やはりこれをやるには普段のハードなトレーニングしかありませんし、それをやり続けたいと思います。
――3-0という結果については?
守備陣が頑張ってくれたおかげだと思っています。
――先制点の場面を振り返ると?
(ペク)ソンドンがいいボールをくれましたし、あとは合わせるだけでした。ここからのっていけるような、きっかけとなるようなゴールになればと思います。ただ、もっといいプレーをしなければという気持ちでいっぱいです。(ホームで)長年勝てなかった鹿島に勝てたことは大きかったと思います。子どもたちの声援も大きな力になりました。
――3-0という結果については?
ここ数試合勝てていなかったので久々の勝利ですし、いいことだと思います。
――非常に走っている印象があったが?
チーム自体がすごく走れていますし、みんなでボールを追い駆け、球際も負けずに、ということは言われているので、特に鹿島が相手だと相手もそういった部分を追求しているチームなので、余計にそういった部分は見られたと思います。今日はボールもたくさん触れたし、みんなですごくボールをつなげたシーンもあったということを考えれば、90分間楽しくプレーできました。
――試合を振り返ると?
本当に厳しい戦いでしたが、どうにか勝つことができました。やはり小学生の子どもたちが見に来てくれるので、負けてしょんぼり帰らせてしまうことは申し訳ないと思っていたので、勝ててよかったです。
――自分自身のゴールを振り返ると?
ルーズボール気味になって自分の前にこぼれたので、とにかく振り抜いたら入ったという感じです。入ってよかったです。
――次節へ向けて
ここ3試合勝てていない中で今日勝てましたが、もっともっと上でやらなければいけないと思っていますし、もっともっと上で、プレッシャーがかかる中でシーズンを過ごせるように頑張りたいと思います。
――「磐田市小学生一斉観戦授業」でスタジアムを訪れた子どもたちへメッセージをお願いします。
今日、すごくたくさんの子どもたちがスタジアムに来てくれ、僕たちの力になったので、まずはそれを感謝したいです。僕自身も小さい頃このスタジアムに来て、いろいろな夢を持たせてもらったので、今そういう立場に自分がなってしっかり夢を与えられるように頑張りたいと思っていますし、今日来れなかった子どもたちやまだスタジアムに来たことがない子どもたちにもぜひスタジアムに来てほしいと思います。
次につながる結果だと思いますが、僕自身はまだまだできると思いますし、ちょっと反省が残るゲームになりました。
ジュビロのサポーターのみなさんが僕のコールもしてくれたので、心強かったですし、勝ててよかったです。
(課題は)攻撃の部分でもそうですし、守備の部分でも(山田)大記とコンビネーションしながらクロスまで持って行き、もっともっと勢いづくような攻撃参加をしたかったですし、守備でも全て防ぐことができたかと言えばそうではないと思いますし、危ない場面も結構ありました。ただ、最後はみんなが体を張って守ってくれましたし、今日はFWからDF、GKまで全員が本当に集中して、(失点)0で守れたと思います。
今季、監督にチャンピオンチームに勝てなければチャンピオンになれないと口酸っぱく言われてきましたし、その中で勝ててよかったです。連勝するチャンスができましたし、次につなげていきたいです。
――感想
全体としてそこまで悪くないと思います。ただ、早い時間帯に失点してしまったように自分たちのプランを崩してしまった部分もありました。また、前半は相手の23番と11番のマークのところでちょっと掴みきれなかったところがあったので、ハーフタイムでそこの指示を出しましたし、そこでまた安定することができました。全体的にはチャンスを作れども、作れども入らないという状況になってしまい、もう少し落ち着いてやれればという部分もありました。やはり決めるべきところでしっかり決めなければ危険な状況になります。
2失点目はカウンターからで、やはり同点に追いつきたいというところから前がかりなったところから失点しましたし、3失点目は10番の質の高さだと思っています。
努力はし続けていますし、選手たちは丁寧に、いい打開をしようという下で取り組んでいますが、なかなかいい結果には結びついていないという状況です。