2012年 試合速報
2012 J1リーグ公式戦 5節 vs.ベガルタ仙台
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前田 遼一
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角田 誠
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菅沼 実
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山本 康裕
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ウイルソン
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太田 吉彰
武藤 雄樹
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松浦 拓弥
阿部 吉朗
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関口 訓充
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山本 康裕
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富田 晋伍
松下 年宏
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チョ ビョングク
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山本 康裕
ロドリゴ ソウト
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田村 直也
柳沢 敦
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関口 訓充
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ウイルソン
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ユアテックスタジアム仙台 | 4/7(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
良芝 | 星野 務 | 吉田 寿光 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
曇り | 90分 | 西尾 英朗 | 大川 直也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
6.1度 | 53% | 榎本 一慶 | 平井 恵美子 |
10 | シュート | 3 |
8 | ゴールキック | 12 |
7 | コーナーキック | 3 |
14 | 直接FK | 16 |
5 | 間接FK | 7 |
4 | オフサイド | 7 |
0 | PK | 0 |
4節では昨季のリーグ王者に僅差で勝利を収め、3月の公式戦を負けなしで終えた。ナビスコカップを含めて公式戦では5連勝中。内容に改善の余地はあるものの、結果が出ていることは何よりである。5節は仙台との首位攻防戦に臨むが、基本的なスタンスは変わらない。柏戦で見せた高い守備意識を継続し、前線の前田と右サイドの駒野が流動的に絡みながら相手の堅守を崩すことが狙いだ。4月4日のナビスコカップから中2日で迎えるアウェイゲームとなるが、連勝を伸ばせるか。
――感想
まず、始めに、ミーティングの時に選手達にも伝えましたが、やはり大変な状況の中、大変な思いをされているこの仙台の地で何不自由なくサッカーをやらせていただけることに感謝したいと思いますし、その思いを前面に出しながら両チームが戦った結果だと思います。先日のナビスコの浦和戦の後もこれが“フットボール”ではないかという話をしましたが、僕は今日のゲームもまた違った種類ではありますが、これもやはり“フットボール”かなと思いました。素晴らしいいゲームだったと思います。
――リーグ5試合を終えましたが、3勝2分という結果についてどう思われていますか?
もちろん結果やそういった部分は非常に大切ではありますし、これからのスケジュールも大切かもしれませんが、僕自身は何勝しているとか、何連勝だとか、そういった部分はあまり意識がなくて、本当に目の前の1試合、目の前のトレーニングをどういうふうに進めていくかというところで、僕自身が経験がないからかもしれませんが、それが精一杯というか、そういった意識です。もちろん、今の結果に関しては今選手がやっていること、やり続けていることというのは、僕は本当に大変なことだと思いますし、毎日みなさんに見ていただきたいくらいのトレーニングを選手が一生懸命、真摯にやっている結果だと思います。これは選手、サポートしてくれているスタッフが勝ち取っている結果だと思います。
――この試合、2度のリードを奪いましたが、攻略の狙いは?
戦術的な部分はちょっと難しいですが、やはり、(ベガルタ仙台の試合を)何試合か見させてもらった中で、空中にあるボールに対する反応が非常に速いチームだと思いましたし、やはり最後の場面でもそうでしたが、そういった部分でも上回らなければいけないと思いました。ただ、僕たちはまだまだ改善できる部分もありますし、もっともっとこういう状況、こういう雰囲気でも自分たちから動き出して、ボール、相手を動かしてより多くのチャンスを、ペナルティーエリアに入っていく回数を増やせるようにしたいと思います。
――この試合、ダブルボランチの出来はどのように見ていますか?
うちのボランチは非常にテクニックがあって、サッカーができる“ボールプレーヤー“ですが、やはりあの22歳、23歳のボランチにとってはこの公式戦、この大事な一戦もいいレッスンになったというか、いいトレーニングになったというか、彼らの将来に結びついていくようなゲームだと思いました。(山本)康裕にしても本当は最後までプレーできればよかったのですが、少しポジショニングのところで誤ってイエローカードという形になったので交代させましたが、彼らにとっては非常にプラスになるゲームだったと思います。
――最後、失点を許した要因は?
まず一つは相手の選手(ウイルソン)がいい選手ということです。これもサッカーですし、まだまだやることがあるんだよというメッセージだと思います。逆に去年に関してはうちは土壇場で追いついたわけですし。でも、その状況でも仙台さんは前を向いて、思いを持ってやり続け、去年上位のランクに入ったと思うので、やはり、僕たちもそれを学んでやっていかなければいけないと思います。
――「違った意味でこれも“フットボール”」というお話でしたが、具体的には?
やはり戦術とかテクニックとかフィジカル的な要素といった部分がサッカーと言われるかもしれませんが、僕のその底辺にあるのは勇気だとか、思いだとか、やはりそういう部分がないとつながっていかないと思うので、やはり仙台の選手も、サポーターのみなさんもすごく思いが伝わってきましたし、うちの選手も、うちのサポーターの方からもたくさんの思いを伝えてもらえましたし、やはりそれがあっての“フットボール”かなと今日試合が終わってから思いました。
――試合を振り返って
絶対に勝ちたい試合でしたが、最後に同点に追い付かれてしまいました。これが実力だと思っています。仙台のホームということで相手は勢いがありましたし、先制点は取られたくないと思っていましたが、最後のところで守り切れず、2失点ということで、反省して、またトレーニングを続けていきたいと思っています。
――終盤の同点ゴールについて
全体的に相手のロングボールに対して少し下がって受け身になってしまった部分もありました。(ウイルソンのシュートは)やはりあそこで止めれるようにならないと。
――次節に向けて
エスパルスも今日勝っていますし、調子のいいチーム同士の対戦となると思います。また、後ろから声を出して守っていきたいと思います。
――チームとして求められていた役割は?
赤嶺選手やウイルソン選手など空中戦に強い選手がいるので、しっかりリカバリーすることを意識していましたが、相手も勢いがありましたし、チームとして徹底されている部分がありました。そのあたり、ちょっともったいなかった部分もあったかなと。
――得点場面について
上手い具合にボールが取れ、パスも考えましたが、うまく引きつけてくれましたし、コースが空いていたのでシュートを打ちました。
――試合を振り返って
相手に合わせてしまった部分がありました。長いボールが入った後にセカンドボールを拾えなかった部分もあったので、そのあたりはまだまだ課題です。
――開幕から負けなしだが、自分自身のプレーに手応えは?
あまり感じていません。ただ、チームとしてできている部分もあり、機能しているので、こういった結果が出ていると思っています。
清水エスパルスはやはり一番のライバルです。自分自身、他クラブの順位を気にするとすればやはり清水エスパルスですし、引き分けではなく勝って上へ行きたいです。
相手も攻守でレベルが上がってきていると思いますし、鹿児島キャンプでのプレシーズンマッチでは劣勢でしたが、ビルドアップで相手を上回ることができればと思いますし、ボールを動かすことができれば思い通りのゲームができると思います。
――感想
試合前に、選手達には「ビッグゲームだ。リーグの序盤に1、2位対決で、このシチュエーションに対して注目が集まる。その注目に値するゲームをしよう」と(話しました)。「対戦するジュビロも好調の中、今日のゲームは3連戦の3発目でもあるし、お互い好調同士。同じようなスタイルを持っているというところで、もう我慢比べになる」という話をしました。90分間の我慢をお互いにしたゲームになったなと思います。
まずはやはり2失点してしまったところを反省しなければいけないという部分と、先手、先手を取られて、追いかける状態でした。最後はしぶとく追いついて『負けなくて良かった』という気持ちと、90分間を振り返ると勝点3を取れたんじゃないかという悔しさと、二つの思いがあるなと。チームには「勝点3を取れたはずだという悔しい思いを持って次に進もう」という話をしました。ロスタイムでこうやって追いつき、劇的な幕切れは、たぶん『負けたくない』と思ってくれるスタジアムに集まったみんなの気持ちが乗り移ったゴールだったんだろうと思います。今シーズンはホームでは絶対に負けたくないし、ホームで強いチームが優勝すると思っていますから、今日は勝点1でしたがホームで勝点1だった分、アウェイで勝点を取り返してまずは負けなしで進みたいと思います。