2012年 試合速報

2012 J1リーグ 2節 vs.サガン鳥栖

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

0 勝
1 分
0 敗
0 得点
0 失点
勝点 1
順位 9

2
  • 2
  • 1

  • 0
  • 0

1
sagan
sagan

0 勝
1 分
0 敗
0 得点
0 失点
勝点 1
順位 9

前半
17分
豊田 陽平
山田 大記
27分
駒野 友一
34分
チョ ビョングク
46分
ハーフタイム 後半
9分
池田 圭
トジン
31分
金 民友
岡田 翔平
35分
水沼 宏太
野田 隆之介
38分
豊田 陽平
ペク ソンドン
松浦 拓弥
46分
1
川口 能活
5
駒野 友一
16
金沢 浄
24
チョ ビョングク
33
藤田 義明
7
小林 裕紀
8
ペク ソンドン
10
山田 大記
15
菅沼 実
23
山本 康裕
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
4
千代反田 充
22
菅沼 駿哉
6
ロドリゴ ソウト
11
松浦 拓弥
26
松岡 亮輔
14
押谷 祐樹
監督
森下 仁志
1
赤星 拓
3
磯崎 敬太
5
キム クナン
15
丹羽 竜平
20
呂 成海
8
水沼 宏太
10
金 民友
14
藤田 直之
28
高橋 義希
11
豊田 陽平
22
池田 圭
SUB
12
奥田 達朗
4
小林 久晃
13
犬塚 友輔
6
岡本 知剛
18
野田 隆之介
9
トジン
19
岡田 翔平
監督
尹 晶煥

10,653
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 3/17(土) 17:04
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 臼井 郁夫 高山 啓義
天候 試合時間 副審 副審
90分分 原田 昌彦 武田 光晴
気温 湿度 第4の審判員 記録員
15.1度 95% 田尻 智計 花沢 秀登
9 シュート 4
8 ゴールキック 8
4 コーナーキック 3
12 直接FK 17
2 間接FK 0
2 オフサイド 0
0 PK 0

1節の札幌戦では前半の途中からボールを支配し、ゲームをコントロールした。上々の滑り出しに見えたが、ゴールネットは最後まで揺らせなかった。終わってみれば前後半で合わせて14本のシュートを放ち、決定的なシーンを作りながらも無得点。ホーム開幕戦では、鳥栖からいかにゴールを挙げるかがポイントとなる。右サイドの駒野と前線の前田を起点としながらサイドと中央からバランス良く攻め込み、相手ゴールをこじ開けないと、初勝利は見えてこない。

前半0分、磐田ボールでキックオフ、試合開始
前半6分、磐田 山田からのパスをペクソンドンが受ける。ペクソンドンはペナルティエリアの右近くからシュートを放つが、DFにブロックされてしまう
前半8分、磐田 右サイドからの駒野をパスを山田が受けて、ペナルティエリア内に進入する。山田はシュートを放つが、ボールは僅かにゴールの左に外れてしまう
前半12分、磐田 山田からのパスを左サイドで菅沼実が受ける。菅沼実はペナルティエリアの左に進入してシュートを放つも、DFにブロックされてしまう
前半17分、鳥栖 ゴール!!!カウンターからチャンスを創出。自陣で金民友がボールを奪い前方に運び、敵陣中央からスルーパスを送る。これに反応した豊田が抜け出して、ペナルティエリアの左からダイレクトでシュートを放つ。これがゴールの左に決まり、先制点を挙げる
前半22分、磐田 菅沼実が左サイドでボールを受けて、クロスを送る。ファーサイドに山田が飛び込むも、手前で相手にクリアされてしまう。続く右CKを駒野が蹴るも、チョビョングクには僅かに合わない
前半27分、磐田 ゴール!!!スローインを菅沼実が左サイドの敵陣深い位置で受けて、クロスを上げる。これはDFにクリアされるが、こぼれ球を山田がペナルティアーク内でダイレクトシュート。このボールが相手に当たり、ゴールの左に決まる
前半34分、磐田 ゴール!!!敵陣中央で前田が倒されてFKを獲得する。キッカーは駒野。右足で直接狙うと、ボールはゴールの右隅に決まり、逆転に成功する
前半39分、磐田 自陣からのパスに抜け出した駒野が右サイドの敵陣深い位置からクロス。このボールはファーサイドに流れて、菅沼実が収める。菅沼実は中央にクロスを送り、ペナルティエリア中央でペクソンドンがフリーでヘディングシュートを放つ。しかし、枠をとらえられず、決定機を逃してしまう
前半42分、磐田 右サイドからの山田のスルーパスを駒野がペナルティエリアの右で受けて、マイナスのクロスを送る。これに飛び込んだ山本康がシュートを放つも、枠を大きく外してしまう
前半45分、アディショナルタイムは1分の表示
前半アディショナルタイム2分、前半終了。2-1と、ホームの磐田のリードで前半を折り返す
後半0分、鳥栖ボールでキックオフ、後半開始
後半4分、鳥栖 池田が右サイドでキープして後方にパス。金民友が受けて、前線にロングボールを送る。このボールに反応した水沼がペナルティエリア内に飛び込むが、シュートを打てない
後半9分、鳥栖 ペナルティエリアの左近くからのFKのチャンス。キッカーの藤田は直接狙うが、GKのセーブに遭ってしまう。こぼれ球を水沼が拾いクロスを上げるも、DFにブロックされる。続く左CKはシュートに結び付かない
後半16分、鳥栖 敵陣で高橋がボールを奪って、素早く豊田につなぐ。豊田はペナルティエリアの左近くで受けるが、相手に体を寄せられてキープできない
後半18分、鳥栖 ペナルティアーク付近から水沼がシュートを放つ。しかし、相手にクリアされてCKに。右CKを藤田が蹴り、ペナルティエリア中央の呂成海が頭で落とすも、相手にクリアされてしまう
後半23分、鳥栖 トジンからのスルーパスを水沼が右サイドの敵陣深い位置で受けて、クロスを送る。ペナルティエリア中央で豊田が打点の高いヘディングシュートを放つも、枠を外してしまう
後半29分、磐田 山田が右サイドの高い位置でボールを受けて、駒野にパスを出す。駒野はペクソンドンにパスを出し、受けたペクソンドンはペナルティエリアの右からシュートを放つ。しかし、DFにブロックされてしまう
後半35分、磐田 駒野がペクソンドンとのワンツーで右サイドを突破。敵陣深い位置からクロスを上げるが、精度を欠きゴールラインを割ってしまう
後半39分、鳥栖 トジンが敵陣中央から浮き球のパスを送る。これを岡田がペナルティエリアの右で受けて、ダイレクトでクロスを送るも、ミートできずゴールラインを割ってしまう
後半45分、磐田 左サイドで菅沼実と金沢がパス交換をする。最後は菅沼実が抜きに掛かるも、相手に阻まれてしまう
後半45分、アディショナルタイムは3分の表示
後半48分、鳥栖 右サイドの敵陣深い位置で岡田が倒されてFKを獲得する。キッカーは藤田。ニアにボールを送るが、相手にクリアされてしまう
後半49分、試合終了。2-1でホームの磐田が勝利
森下 仁志 監督

――感想
結果的には選手の頑張りで勝たせていただきましたが、僕自身はまだまだ満足していませんし、やはりトレーニングを続けることで今日の前半のようなサッカーを90分やり通せるように精進していきたいと思います。
――新体制初勝利の手応え、感想は?
僕自身、一勝だけで終わるつもりはありませんし、次の試合も近づいていますし、今日のゲームを見てやるべきこと、やらなくてはいけないことを今すぐ考えている状態です。ただ、この勝利は選手がグラウンドでつながりながら勝ち取ってくれたものです。それからスタッフですね。夜遅くまでいろんな仕事をしながらやり続けてくれたスタッフ、あとはこの雨の中でも足を運んでいただいたサポーターのみなさんのおかげだと思っています。
――先制されてから同点、逆転するまでの時間帯の印象は?
入り方は悪くなかったですが、あの状況で前回の札幌さんもそうですし、鳥栖さんもそうですし、やはり守備から入ってくるチームに先制点を取られるということはすごく難しい状況でしたが、選手は忍耐強くボールを動かし、得点を取ってひっくり返してくれたので選手に感謝したいと思っています。
――ペク選手を先発起用の狙いと、この試合のプレーの評価は?
前回先発した松浦も状態がよかったですし、そういう部分では悩みましたが、(ペク)ソンドンについては練習時間も増えてきて、周りとのコンビネーションもよくなってきて、チームとしてのやり方も理解してきて、状態もすごくよくなってきたので、ソンドンの前への推進力と言うかそういうものを生かせればと思って先発にしました。
――山田選手の得点シーンについてですが、ゴール前に先に前田選手が入っていたと思いますが、あの形は狙い通りですか?
“入り方”というのはずっとやり続けていて、今日もそういったチャンスが何度もあり、うまくゴールに入れることができなかったシーンもありますが、“入り方”というのはみんな共有している部分もあります。あと、ゴール前のところでは先週初めてペナルティーエリア付近のトレーニングを始めた中で形は出た方じゃないかなと思いますし、あのトレーニングをやり続けなくてはいけないと今思っています。
――次の試合への修正点は?
“修正”と言うか、よくしていく一方だと思っています。いいシーンもたくさんありましたし、その数を増やすと言うか、今から新たにやることではありませんし、自分たちがシーズン最初から信じてやり続けていることをやり抜くと。あとはハードなトレーニングの中で選手が競争して、いい状態の選手を僕が見極めることができれば充実したものになっていくと思います。
――鳥栖の印象は?
素晴らしいチームだと思いました。予想通りすごくよく走る選手がたくさんいて、本当に徹底して長いボールを入れてきて、もしかするとうちにとっては一番やりずらい相手かもしれないですし、そういう意味ではうちの若い選手にはすごくいいレッスンになったと言うか、公式戦ですが学ぶべきところが多くありました。
――駒野友一のFKについて
素晴らしいの一言ですね。昨日のFK練習から相当フィーリングが高かったですし、異常なくらい入っていたので、チャンスはあると思っていました。ただ、やはりあそこでファウルを取れないと、あそこまで押し込まないとああいう状況は生まれないので、FKに関してもより高い位置でFKを奪えるようにもっともっとボールを動かしながら仕掛けていきたいと思っています。

駒野 友一 選手

駒野 友一 今年の最初のホームゲームだったので、勝つことを考えてプレーしていましたし、勝てたことはよかったと思います。
――序盤、苦しんだ印象もありますが?
相手はしっかりと[4-4-2]の形を崩さずに守っていたので、そこでパスは回せましたが、相手にとっては怖くないボールの回し方だったので、出だしはうまくいかなかったかなと思います。
(個人的には)今までやってきたことだったり、(山田)大記とのコンビネーションだったり、個人の突破を考えてプレーしていましたが、相手は中盤のサイドのスペースをケアしてきたので、立ち上がりはうまくいかなかったと思います。
――同点ゴールから流れが変わったと思いますが?
あのあたりから流れは変わりましたけど、後半は守る一方となり、ああいったサッカーは自分たちが目指しているところではないので、90分間しっかりと攻めるサッカーをもう一度練習からやっていきたいと思います。
――FKでの得点シーンを振り返ると?
狙える距離でしたし、軌道もよかったかなと。ただ、あのゴールが決勝点になりましたが、自分たちはもっともっと得点を取るサッカーを目指しているので、あれが決勝点にならず、もっともっと得点を取れればと思いました。

山田 大記 選手

山田 大記 先制されて難しいゲームでしたが、どうにか勝つことができてよかったです。
――ホームでの今季初勝利となりましたが?
アップの時、スタジアムに入って声援をいただいた時に改めて今年が始まるんだなと感じましたし、それと同時に勝ちたいという思いもすごく強かったので、それが結果につながってよかったです。
――序盤、苦しんだ印象もあったが?
ボールを回せていて、テンポが出てきた中で失点ということで難しい部分もありましたが、そこは練習でやってきたことをやるしかないと思っていましたし、そういう中で自分たちで盛り返せたのでよかったです。
――得点シーンを振り返ると?
自分のところにちょうどボールが来たので、打ったら幸運にも入りました(苦笑)。
――シュートが相手に当たったが?
そうですね。(当たっていなければ)外れていましたね(笑)。
――森下仁志監督に初勝利をプレゼントできましたが?
練習試合でなかなか勝てない試合もありましたし、その中で自分たちを信じてやり続けてくれたので、まだ先は長いですが一つ結果を残せたということはよかったと思います。

川口 能活 選手

川口 能活 今日はみんなが勝利を目指して戦ってくれましたし、難しいゲームでしたが、今日、試合前に監督が節目のゲーム(※この試合でJ1通算400試合出場を達成)だから何とか勝利をプレゼントしようという話をしてくれて。勝利したことも嬉しいのですが、みんなが勝利を目指して戦ってくれたことが嬉しかったですね。
――試合前からサポーターからコールが出ていましたが?
毎試合そうですが、サポーターのみなさんの声援が僕に力を与えてくれました。今日は天気があまりよくありませんでしたが、サポーターの方たちが素晴らしい応援をしてくれて、その力があって今日勝利できたと思います。
――森下仁志監督に初勝利をプレゼントできましたが?
ここまで、そして今もですが、ハードトレーニングをやってきましたし、何とか勝利をプレゼントしたいという思いがみんな強かったですし、ここで勝利を手にすることができました。ただ、後半の出来はあまりよくなかったので、前半のプレーを90分できるようにもっと質を上げて、もっとポイントを取れるようにチーム一丸となって戦っていきたいと思います。

藤田 義明 選手

藤田 義明 自分たちが支配していた中で、ポジショニングが悪い時で相手の攻撃を受け、失点してしまいました。ただ、1点取った後はより集中してディフェンスができました。
相手は長いボールを蹴ってきましたし、(背後への)飛び出しを狙ってきましたが、ラインを上げ、コンパクトにすることを意識していました。そのあたり、最終ラインで声を掛け合いながらプレーできました。

金沢 浄 選手

金沢 浄 (先発は)スタジアムに来る前のミーティングで言われました。ただ、常に準備はしていました。
相手の攻撃は予想通りと言えばそうですが、予想以上に徹底してきたかなと。
勝つことはできましたが、内容的にはまだまだだとみんな感じていると思います。勝点3が取れましたし、ホーム開幕戦で勝てたこともプラスに捉えながら、そのあたりを修正していければと思います。ただ、気持ちとして上がっていくと思います。

ペク ソンドン 選手

ペク ソンドン 自分はこれまでアマチュアの選手でしたし、こういった雰囲気で試合をすることは初めてでしたし、とてもよかったです。ホームグラウンドであるということもそうですが、“家族”という雰囲気を感じましたし、力をたくさんもらいました。忙しい中、わざわざ足を運んでくださったサポーターの方もいたと思いますし、感謝の気持ちを持っています。
――前田遼一選手との関係で心掛けていたことは?
前田選手が自分に合わせて動いてくれました。(連係面は)まだまだな部分もありますが、少しずつよくなっていくと思います。

サガン鳥栖 ■尹 晶煥 監督
 

――感想
まず、今日も遠い所までたくさんのサポーターに来ていただき、本当にありがたく思います。ただ、残念ながら負けてしまったというところで来てくれた方に少し寂しい思いをさせてしまったことは申し訳なく思います。
前半、カウンターからJ1初ゴールを挙げることができました。ただ、失点した後に全体のバランスが少し崩れた部分があり、その後連続して失点を喫することで非常に難しいゲーム運ぶになりましたが、後半になって選手たちはもう一度意欲を取り戻そうというところで最後まで諦めずに戦い抜いてくれたことは、今後戦っていく上で十分やっていけると今一度感じることができました。