2011年 試合速報
2011 J1リーグ 34節 vs.川崎フロンターレ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 12/3(土) | 15:34 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 川上 信夫 | 松村 和彦 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 15:30分 | 中原 美智雄 | 二俣 敏明 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
17.6度 | 83% | 野田 祐樹 | 原 拓也 |
17 | シュート | 16 |
14 | ゴールキック | 15 |
7 | コーナーキック | 5 |
9 | 直接FK | 11 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
12月3日(土)、ジュビロ磐田の今シーズン最終戦がヤマハスタジアムで行われる。
ホームで迎え撃つのはリーグ11位の川崎フロンターレ。9月に入り若きストライカー小林悠を中心に奮闘を見せている。前節の横浜F・マリノスとの戦いでは、今季限りで退団が決定しているジュニーニョが2ゴールを挙げるなどで3-0の快勝。2連勝を飾りチームは勢いづく。
今季の直接対決は5月3日(火・祝)の等々力。ジュビロはアディショナルタイム直前に失点し0-1で惜敗している。Jリーグ通算でもジュビロ7勝2分6敗とほぼ互角の戦いを繰り広げているだけに、ジュビロにとっては手強い相手となるであろう。
一方のジュビロ磐田は12勝8分13敗で10位に位置。今節はエース前田遼一が累積警告による出場停止で不在。さらに加賀健一が怪我で欠場の見込み。それでも、ルーキーながらここまで12得点を挙げている金園英学を筆頭に、西紀寛、荒田智之らの攻撃陣に期待がかかる。
また今節は契約満了で退団が決まったジウシーニョのジュビロ最終戦。
「嬉しかったことも悲しかったこともありましたが、いつも皆さんの愛情で助けられてきました。オブリガード(ありがとう)」とジウシーニョ。
サポーターに愛されたストライカーが最後の花道を飾る。
2009年から掲げたスローガン「原点回帰」に一区切りをつけ、新たな船出を迎えるサックスブルーの戦士たち。圧倒的な勝利をサポータに捧げ、有終の美を飾りたい。
CKは、駒野友一がニアへ入れ金園英学が頭で触るも、シュートまでいけず…
川口能活のパンチングが短く、それに反応したジュニーニョが浮かしたシュートを放つ!ボールは僅かに枠を外れる。ヒヤッとしたシーンだった。
しかしボールが金園英学に直撃。そのこぼれ球を山本康裕がシュートするも、GKの正面。
右サイドから中央へボールを送ると、それに反応したジウシーニョがヘディングシュートを放つも、ミートせず…
川崎選手交代。實藤友紀から井川祐輔を投入。
田坂祐介が直接狙うも、壁にあたりクリア。
川崎が再び拾い、ジュニーニョがシュートしたボールはポスト直撃。
一旦はクリアされるも、そのこぼれ球を那須大亮がダイレクトでシュート!しかし枠を捉えることが出来ず…
田坂祐介がニアに入れるも、川口能活がパンチング。
ジュビロ、右サイドからジウシーニョがクロス。駒野友一がシュート体制に入るも、ブロックされてしまう。そのこぼれ球を金園英学がシュート!しかしボールは左サイドネット…
金沢浄が一旦小林裕紀に預けて、中央のジウシーニョへ。ジウシーニョがミドルシュートを放つも、枠を大きく外してしまった…
川崎、右サイドからジュニーニョが細かいステップでエリア内に進入するも、川口能活が飛び出しブロック。こぼれ球を再び拾われるも、クリア!
最終節を勝利で飾った!!!!!!!!
――感想
シーズン最後のゲームをチームが一つになって勝点3が取れたことよかったと思います。ゲームの入りは非常によかったです。前半、ちょっと上げ過ぎているかなというきらいはありましたが、非常によかったと思います。その分、やはり後半に入って自分達のボールになった時に前に行く推進力、圧力、そのあたりが少し足りなかったかなと。もちろん、フロンターレは攻撃力のあるチームですから、そのチームに対して粘り強くプレーし、何とか逃げ切れたことは来季につながると思います。
(3年間)選手達と共にいろんな経験をさせてもらいました。苦しいこと、辛いこともありましたが、昨年、選手のおかげでナビスコカップで優勝することでき、非常にいい経験をさせてもらいました。まだ若いので、就活して次の道を探します(笑)。
――この一年の総括は?
どのシーズンも勝つということは非常に難しいものです。今年に関してはやはりサッカーの質は変わってきていると思います。自分達がボールを保持する時間が長くなり、その分、相手に守備をする時間を、整える時間を与えてしまう。そこを崩して点を取るということはやはり難しいところがあります。そういうゲームの中でしっかり相手を崩して得点して勝点3を取っているゲーム、崩しきれずに逆にカウンターを受けて負けているゲームがいくつかあると思います。ただ、3年間を通して確実にアクションサッカー、相手のゴールを奪うためのアクションというものが選手達に浸透したのではないかなと思います。勝ちきるためにはほんのちょっとしたところ、ほんのちょっとというのはどちらにこぼれるかわからないボールを自分達のものにする、ちょっと速く3メートル戻ってたら、10メートルダッシュで戻る必要はないと。そのあたり、ほんのちょっとだと。そのあたり、ちょっとしたところを選手が気付いて修正できればもっともっと強いジュビロになれると思います。
――大卒ルーキー3人の今季のプレーぶりについては?
昨年の練習参加した時のプレーを見て、言葉は悪いですが、そこそこやれるのではないかという感触はありました。ただ、シーズンに入って3人がここまでJリーグの中で自分の特長を出せるとは思っていませんでした。もちろんまだまだ足りないところもありますが、1年目で自分自身のいいところをゲームで出すということは非常に難しいことです。そういうことを3人とも出せていますし、来年が楽しみになると思います。この一年の経験を生かしてくれればと思います。
――彼ら3に人言葉を残すとすると?
満足したらだめ、ということですね。
(1点目のゴールについて)那須選手がシュートした時に自分のところにボールが戻ってきました。ちょっとショートバウンドのボールでしたが、うまく合わせることができ、自分でもきれいなゴールだったと思います。
(2点目のゴールについて)タイミングよくジャンプしてどんぴしゃで決めることができました。
(得点後の心境は)感無量でした。ジュビロとして最後の試合でゴールを決めることができ、さらにおまけに2点目のゴールも決めることができ、チームに貢献できたという満足感でいっぱいです。自分自身、1点を決めたいと思っていましたが、ここまで上手く2点を取ることでき、言葉を探せば“スーパー・ハッピー”ですね。
(試合終了直後の心境は)ホイッスルが鳴った瞬間に勝ったなと。自分のゴールが勝利に結びついてよかったと思いましたが、同時に自分の(ジュビロ磐田での)最後の試合が終わったなとすごく悲しい感情が込み上げてきました。この4年間、素晴らしいサポーターのみなさん、素晴らしいクラブ関係者のみなさんに支えられてプレーしてきたので、そういったことが思い出されて、もう終わりなんだなという寂しい思いがこみ上げてきました。
(試合後は)サポーターのみなさんに感謝の思いを伝えてきました。というのも、大きな怪我をして1年近くピッチを離れていた時期もあったのですが、その時もサポーターの方々が合うたびに「膝は大丈夫?」、「いつ戻れるの?」といった言葉をかけてくれて、それが支えになりました。そのおかげで復帰戦でゴールでき、チームに貢献できました。ナビスコカップという大きなタイトルも獲得できましたが、それも4年間、サポーターのみなさんが自分に力をくれたり、励ましてくれたり、愛情を注いでくれたり、そういったことのおかげで達成できたと思っているので、それを伝えてきました。
(今後について)自分は気持ちを前面に押し出して戦うタイプです。とにかく勝つという気持ちを持って常に試合に臨んでいます。まだ、次に行くチームは決まっていませんが、どのチームのユニフォームを着ようともそのスタイルを貫きたいと思っています。
最後は勝って気持ちよく終わることができましたが、ナビスコもそうですし、リーグは(来季の)ACLを狙っていましたし、そういった意味では悔しさが残るシーズンだったと思います。この試合、サポーターの方もたくさん入っていましたし、その中で勝って終わりたいという思いがありましたし、選手一人一人、気持ちが入っていたので、本当に勝って終われてよかったと思います。
(ジウシーニョの得点について)本当は僕も点を狙っていました(笑)。2ゴールも決めてさすがだな、という感じでした。今日は貪欲に点を取りに行こうと思っていましたし、決めてマン・オブ・ザ・マッチを取りたいと密かに思っていました(笑)。でも、ジウ(ジウシーニョ)が最後に決めてくれて、いい形で勝って、ジウ自身もまた新たなスタートを切れると思いますし、よかったと思います。
(柳下正明監督に対する思い)3年間一緒にやらせてもらいましたが、技術面やメンタル面など本当にたくさんのものを与えてもらいましたし、ナビスコを取った時は本当に嬉しかったです。様々な部分で成長させてくれた監督でしたし、感謝の気持ちでいっぱいです。監督とコミュニケーションを取る時に様々な部分を受け止めてくれましたし、本当に密にコミュニケーションを取れたと思います。そう言った部分でも感謝していますし、キャプテンに指名してくれたのも監督だったので、そういう意味でも監督には様々なものを与えてもらったと思っています。
(来季へ向けて)勝って終われたということでチームとしても士気が高まったと思いますし、来季へ向けていい準備ができると思います。
前半2-0で折り返すことができましたし、全体的によかったと思います。ただ、後半、相手も勝つために前から来ていましたし、そこからDFラインが下がり、プレッシャーに行けない部分もありました。前半、中盤でいい形でプレッシャーに行けていたのですが、後半はボールに行ってもどんどん前に行かれてしまいましたし、ラインを保てず、下がってしまいました。カウンターから1点取れていればと思いますし、そのあたり、カウンターの精度をさらに上げていければと思います。ジウ(ジウシーニョ)が磐田での最後の試合ということで、2点を決めて勝てたことはよかったですね。
今季ラストゲームということでみんな気持ちが入っていましたし、アグレッシブに行けていたと思います。(得点は)ジウ(ジウシーニョ)の気迫が得点につながったと思います。前半と後半で全く違うチームになってしまいましたが、その中で我慢することができました。勝ててよかったです。ただ、(失点場面では)自分が余計なことをしてしまいました・・・。
(来季へ向けて)やはり優勝争いをしたいと思っています。中位にいるのではなく。
立ち上がりに2点取れましたが、後半受けに回ってしまった部分もありました。その中で一人一人が体を張って守れたのはよかったと思います。相手は裏を狙う選手が多かったのですが、受け渡しを徹底することを意識し、最後のところで失点しないことを意識していました。やはり勝つことが一番だと思いますし、勝ててよかったです。
(今季を振り返り)怪我もあり、出場数も少なくなってしまい、自分自身、プロになって一番不本意なシーズンでした。満足感もありませんし、特別何かした、という感触はありません。
後半の失点で相手の勢いがついた部分もありましたし、相手が主導権を握ってしまいましたが、古賀さんと最後のところでやられないということを話していました。後半、セカンドボールが拾えず、なかなかラインも上げることができませんでした。ただ、最後まで集中してプレーできました。危ない場面もありましたが、追加で失点せず、やられなかったのはよかったです。課題はありますが。ジウ(ジウシーニョ)のためにも勝ちたかったですし、そういう意味ではよかったですね。
リーグ最終節ということで、うちにとってはアウェイでしたが、天候が悪くなることが予想される中、非常にたくさんのサポーターに川崎から来ていただき、本当にありがとうございました。本当に一年間、リーグ戦を含めてありがとうございました、という感謝の言葉を述べさせてもらいたいと思います。
今回ジュニーニョのラストマッチということもあり、どうしても勝って送り出したいという思いが我々もそうですし、スタッフもサポーターも選手もありましたが、前半なかなかリズムを掴めず、かなり左サイドを上手く攻略されてしまい、(失点が)1点で済んでいればというところはありますが、(前半)終了間際の2点目のCKが痛かったなと思っています。後半、内容としては巻き返すところもありましたが、ただ、そこでも最後追いつく、追い越すとこまで取りきれず、今季悪い時のゲームになってしまったかなと思っています。ただ、かなりやれてきているところがたくさんあるので、これでリーグ戦は終わりますが、天皇杯がまだ残っているのでそこに向けて何とかつなげていきたいと思っています。