2011年 試合速報

2011 J1リーグ 29節 vs.鹿島アントラーズ

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

10 勝
8 分
10 敗
44 得点
34 失点
勝点 38
順位 9

1
  • 0
  • 0

  • 1
  • 2

2
antlers
antlers

11 勝
8 分
9 敗
45 得点
35 失点
勝点 41
順位 7

前半
前田 遼一
24分
加賀 健一
33分
ハーフタイム 後半
9分
田代 有三
小林 裕紀
山本 康裕
西 紀寛
山崎 亮平
12分
15分
遠藤 康
増田 誓志
柴崎 岳
19分
大迫 勇也
興梠 慎三
23分
25分
オウンゴール
34分
柴崎 岳
西 大伍
46分
曽ヶ端 準
1
川口 能活
2
加賀 健一
5
駒野 友一
20
山本 脩斗
33
藤田 義明
6
那須 大亮
10
山田 大記
11
西 紀寛
22
小林 裕紀
17
金園 英学
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
16
金沢 浄
50
古賀 正紘
3
岡田 隆
23
山本 康裕
19
荒田 智之
25
山崎 亮平
監督
柳下 正明
21
曽ヶ端 準
5
アレックス
6
中田 浩二
7
新井場 徹
15
青木 剛
8
野沢 拓也
20
柴崎 岳
25
遠藤 康
40
小笠原 満男
9
大迫 勇也
30
田代 有三
SUB
1
杉山 哲
22
西 大伍
23
昌子 源
10
本山 雅志
14
増田 誓志
26
小谷野 顕治
13
興梠 慎三
監督
オズワルド オリヴェイラ

8,313
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 10/15(土) 14:03
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 菊地 秀夫 今村 義朗
天候 試合時間 副審 副審
90分 中原 美智雄 竹内 元人
気温 湿度 第4の審判員 記録員
23.4度 92% 二俣 敏明 鈴木 良規
13 シュート 7
3 ゴールキック 16
6 コーナーキック 4
16 直接FK 16
2 間接FK 0
1 オフサイド 0
0 PK 0

2011年J1リーグ第29節がまもなく開催される。
対戦相手は、現在7位の鹿島アントラーズ。

ここ最近の鹿島アントラーズは、リーグ戦では前節柏レイソルに敗れるまで12試合負け無し。
ヤマザキナビスコカップでは決勝に駒を進め、天皇杯も順当に1回戦突破と、前半戦の不調が嘘のような好調ぶりを見せている。
長年のライバル同士となっている両チームだが、今季ここまでの対戦はカシマスタジアムで行われた1試合のみ。ジュビロ磐田は前半に興梠慎三のコーナーキックから失点、後半には田代有三のゴールを許し、0-2で完封負けを喫している。

今節の鹿島アントラーズは、DFの柱である岩政大樹がケガの影響で欠場の見込み。代役には青木剛の起用が濃厚だ。
前線には野沢拓也、興梠慎三、田代有三ら、破壊力のあるタレントが揃っている。
今節は岩政不在の穴を突き先制点を奪い、鹿島の攻撃陣を焦らせたい。

一方のジュビロ磐田は、先の天皇杯2回戦福島ユナイテッドFC戦で荒田智之がハットトリックの活躍。3-0と快勝した。
この試合で、怪我で戦列を離れていた山本康裕が復帰。さらにレギュラー陣を休息させることにも成功した。
日本代表では駒野友一が65試合目にして初ゴールを挙げるなど、1得点2アシストと大活躍。チームに合流後もこの軽快な動きで相手をかく乱してくれるはずだ。

現在、勝点は鹿島アントラーズ「41」、ジュビロ磐田「38」。
また得失点差はともに+10と、両者の力は拮抗している。
ジュビロ磐田は前回敗戦の雪辱を果たし、順位をひっくり返したいところだ。

試合開始は14:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。

前半0分、ジュビロボールで前半キックオフ!
前半2分、鹿島、野沢拓也のボールカットからアレックスに渡し、クロスを上げるも、チャンスならず!
前半3分、鹿島、左サイドの遠藤康から田代有三へパス。田代有三はシュートまでいけず。
前半4分、ジュビロ、金園英学と西紀寛のパス交換から最後は金園英学がシュート!惜しくもボールは左サイドに流れてしまった…
前半6分、ジュビロ、速攻から前田遼一、金園英学、那須大亮、山田大記と繋ぎ、山田大記が左サイドからクロス。ボールは曽ケ端準にキャッチされてしまった…
前半10分、ジュビロ、金園英学に浮き球のパスが出るも、金園英学と青木剛が競り合いの際に頭同士がぶつかり、青木剛が出血。一旦ピッチの外へ出て治療するが、止血してピッチに復帰。
前半13分、鹿島、左サイドから野沢拓也のFK。直接ゴールを狙うも、川口能活の正面。
前半14分、ジュビロ、左サイドから駒野友一のCK。中央にボールを入れるも曽ケ端準にクリアされてしまった…
前半17分、鹿島、左サイドから野沢拓也のFK。中央にボールを入れられるも、那須大亮がクリア!!
前半18分、鹿島、右サイドからCK。ニアで待っていた田代有三に合わせボールを入れるも、ヘディングシュートは枠の外。
前半22分、鹿島、右サイドからグラウンダーのクロスを入れるも、川口能活が倒れこみながらもキャッチ!
前半24分、ジュビロ、小笠原満男を倒してしまった前田遼一に対し、イエローカード。これで前田遼一は3枚目のイエローカード。
前半25分、ジュビロ、山田大記が新井場徹に倒され、FKをゲット!
駒野友一が直接ゴールを狙うも、競り合いの中でジュビロの選手がファウルをしてしまい、相手ボールに…
前半26分、ジュビロ、左サイドから山田大記がクロス。ボールを受けた前田遼一がそのままヘディングシュート!
しかし、枠を捉えることが出来ず…
前半27分、ジュビロ、駒野友一からのFK。相手にクリアされるも、こぼれ球を山田大記が豪快にシュート。しかし枠を外れてしまう…
前半30分、ジュビロ、駒野友一からクロス。ファーサイドの山田大記がダイレクトボレーを放つも、ゴール左に外れてしまった…
前半33分、ジュビロ、大迫勇也を倒した加賀健一に対し、イエローカード。
加賀健一は次節出場停止。
前半34分、ジュビロ、駒野友一、西紀寛と繋ぎ、最後はこぼれ球を那須大亮がミドルシュートするも、青木剛に当たり、CK。
CKは、那須大亮がヘディングシュートするも、クロスバーに当たり惜しくも外れてしまう…
前半36分、ジュビロ、田代有三をブロックした藤田義明と小林裕紀がファウルをとられてしまう。
それに対し、ベンチのオリヴェイラ監督が激高。ジュビロベンチまで抗議をしに行き、一時試合がストップするも、すぐに試合再開。
前半38分、鹿島、左サイドから野沢拓也のFK。しかしエリア内で鹿島の選手がファウルを犯し、ジュビロボールに…
前半43分、ジュビロ、山田大記が金園英学を狙ったスルーパスを出すも、相手DFにクリアされてしまった…
前半44分、前半アディショナルタイムは、1分。
前半アディショナルタイム1分、鹿島、アレックスからの横パスを受けた野沢拓也が、ミドルシュートを狙うも、ジュビロDFがスライディングでミートさせず!
前半アディショナルタイム2分、鹿島、右サイドからクロスを上げるもジュビロDFがクリア。その瞬間前半終了のホイッスル。
後半0分、鹿島ボールで後半キックオフ!
後半1分、鹿島、エリア内で細かくボールを繋ぎ攻撃を仕掛けるも、ジュビロDFが再三クリア!
後半3分、ジュビロ、左サイドの山田大記がドリブルし、金園英学、前田遼一と繋ぎ、最後は西紀寛がシュート!しかしボールは曽ケ端準に防がれてしまった…
後半9分、金園英学が野沢拓也を倒し、FKを与えてしまう。
野沢拓也からのFKは、フリーの田代有三がうまく頭で合わしシュート。
ボールは川口能活が反応するも、左隅に吸い込まれてしまった… 【0-1】
後半12分、ジュビロ選手交代。
小林裕紀に代わり山本康裕
西紀寛に代わり山崎亮平を投入!
後半15分、鹿島選手交代。
遠藤康に代わり増田誓志を投入。
審判への異議で柴崎岳に対しイエローカード。
後半18分、ジュビロ、右サイドから駒野友一がクロス。ボールを受けた山田大記がシュート!ボールはゴール左を襲うも、僅かに外れてしまう…
後半19分、鹿島選手交代。大迫勇也に代わり興梠慎三を投入。
後半20分、鹿島、エリア手前から興梠慎三がミドルシュート。しかしボールは惜しくも左に外れる。
後半23分、ジュビロ、右サイドから山田大記のクロス。金園英学がエリア内でうまく相手の選手をかわし、ヘディングシュート!!
ボールはネットに吸い込まれた!!! 【1-1】
後半25分、鹿島、柴崎岳がシュート気味のクロス。
そのボールが山本脩斗の右足に当たってしまい、ボールはゴールへ。川口能活と山本脩斗の連携ミスでオウンゴール… 【1-2】
後半30分、ジュビロ、右サイドからのスローインを入れると、前田遼一のヘディングから落としたボールを山田大記がシュート。こぼれ球を山崎亮平がシュートを放つも、曽ケ端準の正面…
後半32分、ジュビロ、左サイドからのCK。
金園英学を狙うも相手DFにクリアされてしまった…
後半33分、ジュビロ、再三クロスを上げるも相手DFにクリアされてしまう…
後半34分、鹿島選手交代。柴崎岳に代わり西大伍を投入。
後半35分、ジュビロ、駒野友一が左サイドから中に切れ込み、シュート!しかしボールは枠を大きく外れてしまった…
後半36分、ジュビロ、左サイドから山本脩斗が相手を一人かわし、シュートを放つもゴール右に外れてしまった…
後半41分、ジュビロ、金園英学から山田大記、最後は山本脩斗がシュートを放つも、相手にクリアされてしまった…
後半44分、後半アディショナルタイムは4分。
後半45分、ジュビロ、右サイドから山田大記のクロス。ファーサイドに流れ左サイドから山本脩斗がクロスを上げるも、ボールが長くなってしまった…
後半アディショナルタイム1分、鹿島、ゴールキックをしなかった曽ケ端準に対しイエローカード。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ、左サイドから山田大記がクロス気味のシュートを放つも、枠の外…
後半アディショナルタイム4分、ジュビロ、右サイドから駒野友一がクロス。ファーサイドにいた金園英学がシュート体制に行くもボールを触ることが出来ず…
この瞬間試合終了のホイッスル。
柳下 正明 監督

非常に残念な結果ですし、もったいない結果です。ただ、サッカーというのはこうしたちょっとしたことで失点もするし、ちょっとしたことで得点も入ると。ですから、選手達は非常にいい経験をしたのではないかと思います。全体的には集中してプレーしていたと思います。前半の立ち上がりはアントラーズがやはり勢いを持って来ましたが、そこをじっくり耐えられましたし、フィニッシュまで行っていた回数もまずまずありますから内容的には悪くなかったと思います。残りのリーグ戦が5つあるのでその残りのゲームでできるだけ多く勝ち、順位を上げていきたいと思います。
――選手交代のところで山崎亮平選手、山本康裕選手を同時に投入した意図は?
点数を取るために、というところで西はやはり少しこういったグラウンド状況もありフィジカル的にも難しいと。それと小林裕紀もいつもよりよくないプレーをしていたので代えました。疲れも多少あると思いますが。
――「もったいない結果」とおっしゃっていましたが、あと一歩足りないものがあるとすれば?
アントラーズの特に強いところはどこかというところを、本当に集中して守備をしなければいけません。アントラーズというチームはワンチャンスでも得点できますし、やはりセットプレーは伝統的に強いですし、そういったところは集中してきちんと抑えないと難しいゲームになります。

川口 能活 選手

川口 能活 2失点とももったいない失点だったと思いますし、相手にプレゼントしてしまったような失点でした。1失点目のところでは不用意な形で相手にセットプレーを与えてしまいました。失点以外のところではよく対応できていましたし、全体的には悪くないのですが、勝負どころで軽率なプレーが出てしまいました。やはりもったいないと言うか、こういったゲームを勝てないと上へは行けません。

駒野 友一 選手

駒野 友一 チャンスはこちらの方があったと思いますし、その中で2点を取られて負けたということで、どこかで気の緩みと言うか、そういったものがあったのかもしれません。前半の立ち上がりは攻め込まれる場面もありましたが、そこから盛り返すことができましたし、ボールを動かすこともできていたと思います。そのあたり、前半のうちに1点取れていればと。次もホームゲームですし、こういった試合を見せてはいけないと思っています。90分を通じて集中していきたいと思っています。

山本 脩斗 選手

山本 脩斗 (1失点目のシーンは)空いたスペースを突かれてしまいましたし、(ゾーンディフェンスとして)動きを合わせなければいけませんでした。2失点目は自分のミスです。クリアしようした結果、つま先にボールが当たってしまいました。残りの公式戦がありますし、切り替えていかなければいけないと思っています。

金園 英学 選手

金園 英学 ――ホーム通算600ゴールとなりましたが?
区切りにとても偉大な選手が取っていると聞いていたので、そこに自分も名前が載って嬉しいのですが、今日に限っては600ゴールを取った喜びより601ゴールを取れなかった悔しさの方が大きいです。
――自身、リーグ2桁得点となりましたが?
年齢ももう23歳ですし、高卒の選手が取れればそれはすごいことだと思いますが、あまりぴんとこないですし、もっともっと取りたいという思いがあります。
――得点シーンを振り返ると?
ちょっとコースが変わったのですが、山田のパスにはいつもリボンがついているので、今日もいいパスをくれて決めるだけでした。上手い選手ではないですし、ああいった動物的なところをゴール前で出すことが持ち味だと思っているのでそれを出せてよかったです。
――鹿島アントラーズとの対戦となったが?
やはりしたたかで力強いサッカーをするなと。ジュビロがアントラーズに勝つためにはさらに技術や戦術面を上げていかなければいけないと感じました。やはりクロスにしてもシュートにしてもさらに精度を上げることができれば局面が変わってくると思うので、もっと練習して完成度を上げていきたいです。
――次節へ向けて
残り試合も少ないので、サポーターのみなさんが喜んでもらえるようにいいサッカーをして、勝点3を狙っていきたいと思います。

鹿島アントラーズ オズワルド オリヴェイラ監督
 

――田代選手が得点しましたが、彼の成長ぶり、また、どのあたりを評価して起用しているのでしょうか?
一昨年、私がオフでブラジルに帰った時に増田選手と田代選手が移籍したいということを言われ、私は絶対に出してはいけないということを言いました。ただ、細かい部分は触れないことにしましたが、彼らがそういった選択をして1年間山形さんにお世話になり、去年のJリーグの最終戦が山形での試合でしたが、その時、試合後のセレモニーの後に呼びとめて、ぜひ来年は復帰してほしいと伝えました。そこで増田選手も今では日本代表に呼ばれるようになりましたし、田代選手も出場時間の比率に比べたら得点源になる力を持つようになりましたし、あとは様々なアドバイスをする中でそれを吸収して信じてくれてやってくれているので得点源になっている部分があると思います。また、押されている時間帯に、例えば彼にボールを預けた時に相手陣内でためを作ることができ、その時に全体を押し上げて出ていくことができるという点で助けになりますし、セットプレーの守備の時にもヘディングの強さ、滞空時間というものを上手く活用して守備をやってくれます。彼を軸にして大迫選手、興梠選手、フェリペ選手といった組み合わせを使うことができます。当然ながら相手を分析した上で時にはスピード、ドリブル、テクニックが必要な対戦相手であれば興梠選手、大迫選手という組み合わせにして、流れの中で田代選手を入れていくという采配になっていると思いますし、様々な意味で1年間山形で経験したものや自分の特長をチームでどう生かすか、といったものを様々話した中で、彼が素直に受け入れてやってくれていると思いますし、それが得点の数にもつながっていると思います。