2011年 試合速報
2011 J1リーグ 21節 vs.柏レイソル
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 8/14(日) | 19:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 森津 陽太郎 | 早川 一行 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 岡野 宇広 | 中原 美智雄 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.6度 | 84% | 二俣 敏明 | 原 拓也 |
15 | シュート | 12 |
12 | ゴールキック | 7 |
3 | コーナーキック | 6 |
16 | 直接FK | 12 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
2011年Jリーグ第21節が間もなくキックオフされる。
対戦相手は、今節が始まるまで首位を走っていた柏レイソル。
最近4試合で挙げた勝点は「2」と足踏み状態のジュビロ磐田。
エースの前田遼一、U-22代表の山崎亮平、スーパーサブの荒田智之と前線の選手に故障者が続出し、攻撃が噛み合わない状態が続いてしまっている。
一方の守備陣も3試合連続で2失点と、一時期の好調さが影を潜めてしまった。
そこで、ジュビロが施した策は緊急補強。
サンパウロFCからブラジル人MFのロドリゴソウトを獲得。
ボランチとして守備と攻撃の両面で期待されている。今日の試合でその姿をお披露目することができそうだ。
もちろん、これまでスタメンに名を連ねている選手等の一層の頑張りは欠かせない。
夏も中盤となり、暑さもピークを迎えている。体力的にも厳しいが、ここでひと踏ん張りを見せ、より上位を目指したいところ。
一方の柏は暫定ではあるが首位から陥落。
前年度チャンピオンの名古屋グランパスにその座を明け渡してしまった。
しかし、今日の試合に勝てば再び首位の座に返り咲く。
柏の選手たちも相当な意気込みで試合に臨んでくるだろう。
また今シーズン、柏はジュビロに対しホームで0-3と屈辱的な敗戦を喫している。
そのリベンジもあり、今日の試合でも激しいぶつかり合いとなることは必至である。
注目選手はやはりブラジル人MFのレアンドロ ドミンゲス。
まずは彼を抑えることがジュビロの勝利への近道と言えるだろう。
試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。
早速ロドリゴ ソウトが初タッチを見せる。
左サイドへパスを流した。
しかしクロスを上げるまでは至らない。
競り合いのこぼれ球を金園英学が狙うが、クリアされてしまう。
駒野友一がGKの前でワンバウンドするボールを蹴るが桐畑和繁ががっちりキャッチ。
ボールを受けた酒井宏樹がクロスを上げるが藤田義明がヘディングクリア!
レアンドロ ドミンゲスのボールに近藤直也がドンピシャで合わせるが、枠を捉えることが出来ない。
ここまでは無難な動きを見せている。
レアンドロ ドミンゲスからゴール前に走り込んだ北嶋秀朗へドンピシャのパス。
しかし川口能活が飛び出しピンチを防いだ!
こぼれ球に反応した山田大記がダイレクトでシュートを放つが、枠を外れてしまう。
相手DFに当たったかに見えたが、判定はゴールキックに。
DFラインからのロングボールが多くなっている。
しかし相手DFに当たってしまい、チャンスにならず。
これは那須大亮がしっかり対応。
これも素晴らしいボールが入るが、金園英学のヘディングはタイミングが合わない。
柳下監督も苦笑い…
ボールは繋がらなかったが、ロドリゴ ソウトの視野の広さが伺えた。
スピードでは負けなかったが、コーナーキックに。
レアンドロ ドミンゲスからのボールに近藤直也と川口能活が競り合い、近藤直也がヘディングシュートを放つが、ゴールキックに。
中央でジウシーニョがボレーを見せるが、相手DFの足が入ってしまう。
しかしこぼれ球に反応したのは山本脩斗。
このボールを落ち着いてゴール左サイドに蹴りこみ、ジュビロ先制!【1-0】
山本脩斗はリーグ戦初ゴール!
その際に、ジウシーニョが足を痛めてしまう。
一旦、澤昌克に預けるとそのこぼれ球をレアンドロ ドミンゲスがアウトサイドでコースを狙ったシュート。
ボールはゴール左に吸い込まれるように入ってしまった…【1-1】
ショートコーナーを小林裕紀に預けると、ゴール前にクロス。
このボールを那須大亮がヘディングシュートすると、ボールはポスト直撃!!!
そのこぼれ球を藤田義明が押し込んだ!【2-1】
小林裕紀がボールをキープすると、栗澤僚一が小林裕紀の体を掴む形に。
これに対して普段、温厚な小林裕紀が珍しく怒りの表情。
那須大亮がしっかり対応し、サイドラインへ。
柏ボールのスローインだったが、ボールを入れる前に前半終了のホイッスル。
ジョルジ ワグネルが左足でボールを入れるが、川口能活が弾き出す!
その際に、相手選手が川口能活にぶつかり、苦痛の表情を浮かべるがアイシングスプレーをかけて、すぐにピッチに復帰。
これは相手がクリアし、ジュビロのコーナーに。
駒野友一が蹴ったボールに、ニアサイドへ飛び込んだのはロドリゴ ソウト。
頭ひとつ抜け出たヘディングシュートがゴール左に突き刺さった!!!
ロドリゴ ソウトが初出場で初ゴールを記録した!!!【3-1】
このボールに反応したジウシーニョが、滞空時間の長いジャンプからヘディングシュートを見せるが、わずかにゴール左に外れてしまった。
それに対して柏DFはファウルで止めることしか出来ず。
このプレーで兵働昭弘に対してイエローカード。
小林裕紀が直接狙うが、壁に直撃してしまう。
しかしこぼれ球にいち早く反応したロドリゴ ソウトが、ワンタッチから右足で押し込んだ!!!!【4-1】
エリア内で金園英学がフリーと見るや、スルーパス。
金園英学がゴールを背にしてボールを受け、素早い反転から右足を振りぬくと、ゴールに突き刺さった!!!【5-1】
フリーと見るや、やや遠目の位置ながらもミドルシュートを放つ。
桐畑和繁の前でワンバウンドするボールを蹴るが、桐畑和繁がしっかりキャッチ。
普段のプレースピードに素早さは無いものの、一瞬一瞬のプレーではキレを見せている。
非常にミスが少なく、落ち着いてプレーしている。
山本脩斗は合わせるだけだったが、タイミングが合わなかった…
次節出場停止となってしまった…
倒れた際に頭に手が入る。これが悪質と判断されパク ドンヒョクに対して一発レッドカード!
ボールを受けた山田大記が中に走り込んだ金園英学目掛けてクロスを上げるが、GKにキャッチされてしまった。
レアンドロ ドミンゲスが抜け出すが、オフサイドの判定に。
この瞬間ホイッスルが吹かれ、試合終了!!!
――感想
とにかく90分を通して非常に選手達は落ち着いてプレーしていましたし、集中力も高く、自信を持ってプレーしているように外から見て感じました。やはり非常にいいゲームをやってくれたと思います。特別あとは言うことはありません。この前の5連戦で疲労が溜まっているのでできるだけ早く回復し、次のマリノス戦でいいゲームができるようにやっていきたいと@思っています。
――ロドリゴ選手がボランチに入り、那須大亮選手、山本脩斗選手のポジションが変わりましたが、意図は?
前線の選手が怪我でいないということもありましたが、(山本脩斗の左MFは)以前から使ってみたいポジションでした。なぜかと言うと、今日もそうですが、フリーランニングができます。ディフェンスラインの背後に走り切ることができます。そのあたり、今日のゲームは特に必要だと感じていたのであの位置(左MF)で使いました。
那須は(Jリーグで)初めてやる(ロドリゴ)ソウトの後ろにいた方がいいと思いました。彼のコーチングというのはチームにとって非常に重要な役割を果たしています。実際、那須のコーチングによってソウトはかなり守備に関して動いています。そのあたり、しっかりやってくれました。チームとしてもそこまで違和感なく那須も(山本)脩斗もやってくれたと思っています。
――ロドリゴ選手についてですが、今日の試合を見て、どんな感想を持っていますか?
やはり11人の真ん中でプレーする選手がミスなく、ボールを失うことなく、どちらかわからないボールを自分のボールにするということで、自分達のボール保持率を上げています。それは周りの選手にとっても落ち着き、自信というものをプラスさせているのではないかと思います。非常にいい仕事をしてくれたと思っています。
――ロドリゴ選手のゴールは期待していましたか?
ヘディングは非常に上手いです。それは感じていましたが非常にびっくりしています。
――今日の試合のポイントは?
柏は攻撃の中心はもちろんレアンドロですが、左も右も3人の組み合わせです。ボランチとサイドバックと2列目の選手と。うちもやはりサイド攻撃が武器なので、サイドをどちらが優位に使えるか、効果的な守備をして効果的な攻撃をするかというところがポイントになると選手達には伝えていました。そのあたり、守備も上手くやってくれましたし、攻撃も後ろからも出て行ってくれました。そのあたりでこういう結果になったのではないかと思います。
立ち上がりにいい時間帯で点が取れましたし、前半の失点は余計でしたが、いい形で前半を終わることができ、後半も自分達で主導権を握ってゲームを進めることができました。(左サイドバックのプレーは)特に問題ありませんでしたし、いいコンビでできたと思います。
この1勝で喜んでばかりはいられませんし、毎試合こういう試合ができなければいけません。続けられるようにやっていきたいです。
(得点について)いいところにボールがこぼれてきて、サイドに流し込むだけでした。得点が取れてよかったです。(プロに入ってから)4年間(得点が)取れていなかったので、嬉しいです。ジウシーニョがニアサイドに入り、そのこぼれ球でしたが、こぼれてきた時には“きた”と思いました。
ここ4試合勝てていなくて、何としても勝点3を取って次の試合につなげたいと思っていたので、6-1という結果でしたが、勝ててよかったです。
(自身のゴールについて)久しぶりの得点なので嬉しいですが、まずは勝てたことが嬉しいです。最近勝ててなかったですし、ホームで絶対勝ちたいと思っていたので、勝ててよかったです。ただ、続けなければいけませんし、次の横浜F・マリノス戦も勝てるよう頑張ります。
(ロドリゴ)ソウトにどんどん声を掛けることを意識していました。ソウトもちょっとずつ日本語を覚えていますし、さらにコミュニケーションを取っていければと思います。
(ロドリゴについて)初めての試合になりましたが、違和感なく溶け込めていると思います。ボールを持つことで時間を作ってくれますし、ボールを奪うこともでき、ヘディングも高さがあります。安心してボールを預けることができる選手だと思います。
非常によい試合ができました。今日、試合の中で自分が自分のホーム(家)で試合ができているという気持ちが持てました。みんなが自分を温かく迎えてくれましたし、そういった愛情の中で試合ができました。
こういう説明するのはなかなか難しいのですが、チームとして見過ごすわけにはいきませんし、そのあたりは帰ってからじっくり選手と話そうと思っています。今日のようなゲームを繰り返すチームではないと思っていますが、今日のゲームはジュビロのアグレッシブなプレーに我々が最後ついていけなくなりました。そういう悔しい結果だと思います。我々がこれからすべきことは、力のある選手達ですからしっかりとサポートして準備して、また首位を奪い返すために勝点を積み重ねていかなければいけませんし、しっかり準備しながら来週今日失った勝点を奪い返すと。それだけを考えていこうと思っています。