2011年 試合速報

2011 J1リーグ 21節 vs.柏レイソル

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

7 勝
6 分
7 敗
32 得点
24 失点
勝点 27
順位 8

6
  • 2
  • 1

  • 4
  • 0

1
kashiwa
kashiwa

13 勝
2 分
5 敗
36 得点
22 失点
勝点 41
順位 1

前半
33分
38分
レアンドロ ドミンゲス
42分
北嶋 秀朗
林 陵平
43分
ハーフタイム 後半
4分
8分
橋本 和
藏川 洋平
11分
兵働 昭弘
12分
13分
兵働 昭弘
茨田 陽生
20分
23分
林 陵平
藤田 義明
古賀 正紘
30分
ジウシーニョ
菅沼 実
34分
山田 大記
40分
オウンゴール
41分
山本 脩斗
岡田 隆
42分
44分
パク ドンヒョク
1
川口 能活
2
加賀 健一
5
駒野 友一
20
山本 脩斗
33
藤田 義明
6
那須 大亮
8
ジウシーニョ
22
小林 裕紀
49
ロドリゴ ソウト
10
山田 大記
17
金園 英学
SUB
21
八田 直樹
30
本田 慎之介
50
古賀 正紘
3
岡田 隆
15
菅沼 実
16
金沢 浄
28
船谷 圭祐
監督
柳下 正明
1
桐畑 和繁
3
近藤 直也
4
酒井 宏樹
6
パク ドンヒョク
22
橋本 和
10
レアンドロ ドミンゲス
13
兵働 昭弘
15
ジョルジ ワグネル
28
栗澤 僚一
8
澤 昌克
9
北嶋 秀朗
SUB
16
稲田 康志
5
増嶋 竜也
23
藏川 洋平
20
茨田 陽生
29
水野 晃樹
11
林 陵平
19
工藤 壮人
監督
ネルシーニョ

12,472
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 8/14(日) 19:03
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 森津 陽太郎 早川 一行
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 岡野 宇広 中原 美智雄
気温 湿度 第4の審判員 記録員
27.6度 84% 二俣 敏明 原 拓也
15 シュート 12
12 ゴールキック 7
3 コーナーキック 6
16 直接FK 12
2 間接FK 2
2 オフサイド 2
0 PK 0

2011年Jリーグ第21節が間もなくキックオフされる。
対戦相手は、今節が始まるまで首位を走っていた柏レイソル。

最近4試合で挙げた勝点は「2」と足踏み状態のジュビロ磐田。
エースの前田遼一、U-22代表の山崎亮平、スーパーサブの荒田智之と前線の選手に故障者が続出し、攻撃が噛み合わない状態が続いてしまっている。
一方の守備陣も3試合連続で2失点と、一時期の好調さが影を潜めてしまった。
そこで、ジュビロが施した策は緊急補強。
サンパウロFCからブラジル人MFのロドリゴソウトを獲得。
ボランチとして守備と攻撃の両面で期待されている。今日の試合でその姿をお披露目することができそうだ。
もちろん、これまでスタメンに名を連ねている選手等の一層の頑張りは欠かせない。
夏も中盤となり、暑さもピークを迎えている。体力的にも厳しいが、ここでひと踏ん張りを見せ、より上位を目指したいところ。

一方の柏は暫定ではあるが首位から陥落。
前年度チャンピオンの名古屋グランパスにその座を明け渡してしまった。
しかし、今日の試合に勝てば再び首位の座に返り咲く。
柏の選手たちも相当な意気込みで試合に臨んでくるだろう。
また今シーズン、柏はジュビロに対しホームで0-3と屈辱的な敗戦を喫している。
そのリベンジもあり、今日の試合でも激しいぶつかり合いとなることは必至である。

注目選手はやはりブラジル人MFのレアンドロ ドミンゲス。
まずは彼を抑えることがジュビロの勝利への近道と言えるだろう。


試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。

前半0分、ジュビロボールで前半キックオフ!

早速ロドリゴ ソウトが初タッチを見せる。
左サイドへパスを流した。
前半1分、ジュビロ、初の左サイドバックでの先発となった那須大亮が攻め上がる。
しかしクロスを上げるまでは至らない。
前半3分、ジュビロ、DFラインから縦に入れて、一旦落す。再びロドリゴ ソウトが前線を狙うがカットされてしまった。
前半4分、ジュビロ、最終ラインから加賀健一がジウシーニョへロングボール。
競り合いのこぼれ球を金園英学が狙うが、クリアされてしまう。
前半5分、ジュビロ、エリア手前10mからのFK。
駒野友一がGKの前でワンバウンドするボールを蹴るが桐畑和繁ががっちりキャッチ。
前半7分、柏、レアンドロ ドミンゲスがボールを持つと右サイドへ。
ボールを受けた酒井宏樹がクロスを上げるが藤田義明がヘディングクリア!
前半9分、柏、左サイドのレアンドロ ドミンゲスからエリア内の北嶋秀朗へパスが渡るがシュートまではいけず。
前半10分、柏、左サイドからのコーナー。
レアンドロ ドミンゲスのボールに近藤直也がドンピシャで合わせるが、枠を捉えることが出来ない。
前半11分、この試合注目のロドリゴ ソウト。
ここまでは無難な動きを見せている。
前半12分、柏、エリア手前でボールを受けた兵働昭弘が左足でシュートを放つが枠を大きく外れた。
前半13分、柏、右サイドからの攻撃。
レアンドロ ドミンゲスからゴール前に走り込んだ北嶋秀朗へドンピシャのパス。
しかし川口能活が飛び出しピンチを防いだ!
前半15分、ジュビロ、加賀健一からのボールを金園英学が競り合う。
こぼれ球に反応した山田大記がダイレクトでシュートを放つが、枠を外れてしまう。
相手DFに当たったかに見えたが、判定はゴールキックに。
前半16分、ジュビロ、いつもの様なサイド攻撃が出来ない。
DFラインからのロングボールが多くなっている。
前半17分、ジュビロ、ジウシーニョが中央でボールを持つと、思い切ったミドルシュート!
しかし相手DFに当たってしまい、チャンスにならず。
前半20分、柏、右サイドから酒井宏樹のクロス。
これは那須大亮がしっかり対応。
前半22分、柏、ボールをゆっくり回してから前線へ。北嶋秀朗と藤田義明の競り合いになるが、藤田義明がボールを奪った。
前半24分、ジュビロ、駒野友一がサイドチェンジの素晴らしいボールを那須大亮に送ると、那須大亮が左足でクロス。
これも素晴らしいボールが入るが、金園英学のヘディングはタイミングが合わない。
前半26分、この試合、主審の判定に首をかしげるシーンが目立つ。
柳下監督も苦笑い…
前半27分、ジュビロ、ロドリゴ ソウトがボールを受けると前線に走り込んだジウシーニョへスルーパス。
ボールは繋がらなかったが、ロドリゴ ソウトの視野の広さが伺えた。
前半29分、柏の左サイドで加賀健一と北嶋秀朗の競り合い。
スピードでは負けなかったが、コーナーキックに。
前半30分、柏、左サイドからのコーナー。
レアンドロ ドミンゲスからのボールに近藤直也と川口能活が競り合い、近藤直也がヘディングシュートを放つが、ゴールキックに。
前半31分、ジュビロ、山田大記が相手選手に体を預けただけでファウルに…
前半33分、ジュビロ、右サイドから駒野友一と山田大記のワンツーで抜け出すと、駒野友一がクロス。
中央でジウシーニョがボレーを見せるが、相手DFの足が入ってしまう。
しかしこぼれ球に反応したのは山本脩斗。
このボールを落ち着いてゴール左サイドに蹴りこみ、ジュビロ先制!【1-0】
山本脩斗はリーグ戦初ゴール!

その際に、ジウシーニョが足を痛めてしまう。
前半36分、ジュビロ、足を痛め一旦ピッチの外に出ていたジウシーニョは無事にピッチに復帰した。
前半38分、柏、エリア手前でボールを持ったレアンドロ ドミンゲス。
一旦、澤昌克に預けるとそのこぼれ球をレアンドロ ドミンゲスがアウトサイドでコースを狙ったシュート。
ボールはゴール左に吸い込まれるように入ってしまった…【1-1】
前半42分、柏、足を痛めてしまった北嶋秀朗に代えて林陵平を投入。
前半43分、ジュビロ、右サイドからのコーナー。
ショートコーナーを小林裕紀に預けると、ゴール前にクロス。
このボールを那須大亮がヘディングシュートすると、ボールはポスト直撃!!!

そのこぼれ球を藤田義明が押し込んだ!【2-1】
前半45分、アディショナルタイムは2分。
小林裕紀がボールをキープすると、栗澤僚一が小林裕紀の体を掴む形に。
これに対して普段、温厚な小林裕紀が珍しく怒りの表情。
前半アディショナルタイム2分、柏、右サイドからの攻め。
那須大亮がしっかり対応し、サイドラインへ。
柏ボールのスローインだったが、ボールを入れる前に前半終了のホイッスル。
後半0分、柏ボールで後半キックオフ!
後半1分、柏、後半1本目のコーナー。
ジョルジ ワグネルが左足でボールを入れるが、川口能活が弾き出す!
その際に、相手選手が川口能活にぶつかり、苦痛の表情を浮かべるがアイシングスプレーをかけて、すぐにピッチに復帰。
後半3分、ジュビロ、右サイドのゴールライン付近から山田大記がクロス。
これは相手がクリアし、ジュビロのコーナーに。
後半4分、ジュビロ、右サイドからのコーナー。
駒野友一が蹴ったボールに、ニアサイドへ飛び込んだのはロドリゴ ソウト。
頭ひとつ抜け出たヘディングシュートがゴール左に突き刺さった!!!
ロドリゴ ソウトが初出場で初ゴールを記録した!!!【3-1】
後半8分、柏、橋本和に代えて藏川洋平を投入。
後半9分、ジュビロ、右サイドから駒野友一のクロス。
このボールに反応したジウシーニョが、滞空時間の長いジャンプからヘディングシュートを見せるが、わずかにゴール左に外れてしまった。
後半11分、ジュビロ、速攻から駒野友一がドリブルで仕掛ける。
それに対して柏DFはファウルで止めることしか出来ず。

このプレーで兵働昭弘に対してイエローカード。
後半12分、ジュビロ、駒野友一へのファウルで得たFK。
小林裕紀が直接狙うが、壁に直撃してしまう。
しかしこぼれ球にいち早く反応したロドリゴ ソウトが、ワンタッチから右足で押し込んだ!!!!【4-1】
後半13分、柏、兵働昭弘に代えて茨田陽生を投入。
後半18分、柏、左サイドから藏川洋平が突破を試みるが、山田大記が最終ラインまで下がり体をぶつけてボールを奪取!
後半20分、ジュビロ、エリアの外でボールを受けた山田大記。
エリア内で金園英学がフリーと見るや、スルーパス。
金園英学がゴールを背にしてボールを受け、素早い反転から右足を振りぬくと、ゴールに突き刺さった!!!【5-1】
後半23分、柏、林陵平が加賀健一と競り合った際に、肘が加賀健一の顔に入ってしまい、林陵平に対してイエローカード。
後半24分、柏、後方からロングボールを狙うが、ロドリゴ ソウトが競り合いに負けずヘディングクリア!
後半27分、ジュビロ、右サイドでボールを持った駒野友一。
フリーと見るや、やや遠目の位置ながらもミドルシュートを放つ。
桐畑和繁の前でワンバウンドするボールを蹴るが、桐畑和繁がしっかりキャッチ。
後半30分、ジュビロ、足を痛めてしまったか、藤田義明に代えて古賀正紘を投入。古賀正紘は怪我から復帰し、今季初出場!
後半32分、ジュビロ、ここまでのロドリゴ ソウト。
普段のプレースピードに素早さは無いものの、一瞬一瞬のプレーではキレを見せている。
非常にミスが少なく、落ち着いてプレーしている。
後半34分、ジュビロ、ジウシーニョに代えて菅沼実を投入!
後半36分、柏、右サイドから酒井宏樹がクロスを上げるが、ミスキックとなってしまい、ジュビロボールのゴールキックに。
後半38分、ジュビロ、駒野友一がドリブルでエリア内へ侵入すると、山本脩斗へラストパス。
山本脩斗は合わせるだけだったが、タイミングが合わなかった…
後半40分、ジュビロ、左サイドでファウルを犯した山田大記に対してイエローカード。
次節出場停止となってしまった…
後半41分、ジュビロ、右サイドからの攻撃。
山田大記がクロスを上げると、相手DFに当たりボールはゴールバーに直撃。
最後は菅沼実が押し込み、ジュビロ追加点!!!【6-1】

正式記録はオウンゴールに。
後半42分、ジュビロ、山本脩斗に代えて岡田隆を投入!
後半44分、柏、ジュビロの選手と競り合ったパク ドンヒョク。
倒れた際に頭に手が入る。これが悪質と判断されパク ドンヒョクに対して一発レッドカード!
後半45分、アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、ロドリゴ ソウトから前線の山田大記へ素晴らしいボール。
ボールを受けた山田大記が中に走り込んだ金園英学目掛けてクロスを上げるが、GKにキャッチされてしまった。
後半アディショナルタイム4分、柏、後方からのロングボール。
レアンドロ ドミンゲスが抜け出すが、オフサイドの判定に。
この瞬間ホイッスルが吹かれ、試合終了!!!
柳下 正明 監督

――感想
とにかく90分を通して非常に選手達は落ち着いてプレーしていましたし、集中力も高く、自信を持ってプレーしているように外から見て感じました。やはり非常にいいゲームをやってくれたと思います。特別あとは言うことはありません。この前の5連戦で疲労が溜まっているのでできるだけ早く回復し、次のマリノス戦でいいゲームができるようにやっていきたいと@思っています。
――ロドリゴ選手がボランチに入り、那須大亮選手、山本脩斗選手のポジションが変わりましたが、意図は?
前線の選手が怪我でいないということもありましたが、(山本脩斗の左MFは)以前から使ってみたいポジションでした。なぜかと言うと、今日もそうですが、フリーランニングができます。ディフェンスラインの背後に走り切ることができます。そのあたり、今日のゲームは特に必要だと感じていたのであの位置(左MF)で使いました。
那須は(Jリーグで)初めてやる(ロドリゴ)ソウトの後ろにいた方がいいと思いました。彼のコーチングというのはチームにとって非常に重要な役割を果たしています。実際、那須のコーチングによってソウトはかなり守備に関して動いています。そのあたり、しっかりやってくれました。チームとしてもそこまで違和感なく那須も(山本)脩斗もやってくれたと思っています。
――ロドリゴ選手についてですが、今日の試合を見て、どんな感想を持っていますか?
やはり11人の真ん中でプレーする選手がミスなく、ボールを失うことなく、どちらかわからないボールを自分のボールにするということで、自分達のボール保持率を上げています。それは周りの選手にとっても落ち着き、自信というものをプラスさせているのではないかと思います。非常にいい仕事をしてくれたと思っています。
――ロドリゴ選手のゴールは期待していましたか?
ヘディングは非常に上手いです。それは感じていましたが非常にびっくりしています。
――今日の試合のポイントは?
柏は攻撃の中心はもちろんレアンドロですが、左も右も3人の組み合わせです。ボランチとサイドバックと2列目の選手と。うちもやはりサイド攻撃が武器なので、サイドをどちらが優位に使えるか、効果的な守備をして効果的な攻撃をするかというところがポイントになると選手達には伝えていました。そのあたり、守備も上手くやってくれましたし、攻撃も後ろからも出て行ってくれました。そのあたりでこういう結果になったのではないかと思います。

那須 大亮 選手

那須 大亮 立ち上がりにいい時間帯で点が取れましたし、前半の失点は余計でしたが、いい形で前半を終わることができ、後半も自分達で主導権を握ってゲームを進めることができました。(左サイドバックのプレーは)特に問題ありませんでしたし、いいコンビでできたと思います。
この1勝で喜んでばかりはいられませんし、毎試合こういう試合ができなければいけません。続けられるようにやっていきたいです。

山本 脩斗 選手

山本 脩斗 (得点について)いいところにボールがこぼれてきて、サイドに流し込むだけでした。得点が取れてよかったです。(プロに入ってから)4年間(得点が)取れていなかったので、嬉しいです。ジウシーニョがニアサイドに入り、そのこぼれ球でしたが、こぼれてきた時には“きた”と思いました。
ここ4試合勝てていなくて、何としても勝点3を取って次の試合につなげたいと思っていたので、6-1という結果でしたが、勝ててよかったです。

藤田 義明 選手

藤田 義明 (自身のゴールについて)久しぶりの得点なので嬉しいですが、まずは勝てたことが嬉しいです。最近勝ててなかったですし、ホームで絶対勝ちたいと思っていたので、勝ててよかったです。ただ、続けなければいけませんし、次の横浜F・マリノス戦も勝てるよう頑張ります。
(ロドリゴ)ソウトにどんどん声を掛けることを意識していました。ソウトもちょっとずつ日本語を覚えていますし、さらにコミュニケーションを取っていければと思います。

駒野 友一 選手

駒野 友一 (ロドリゴについて)初めての試合になりましたが、違和感なく溶け込めていると思います。ボールを持つことで時間を作ってくれますし、ボールを奪うこともでき、ヘディングも高さがあります。安心してボールを預けることができる選手だと思います。

ロドリゴ ソウト 選手

ロドリゴ ソウト 非常によい試合ができました。今日、試合の中で自分が自分のホーム(家)で試合ができているという気持ちが持てました。みんなが自分を温かく迎えてくれましたし、そういった愛情の中で試合ができました。

柏レイソル ネルシーニョ監督
 

こういう説明するのはなかなか難しいのですが、チームとして見過ごすわけにはいきませんし、そのあたりは帰ってからじっくり選手と話そうと思っています。今日のようなゲームを繰り返すチームではないと思っていますが、今日のゲームはジュビロのアグレッシブなプレーに我々が最後ついていけなくなりました。そういう悔しい結果だと思います。我々がこれからすべきことは、力のある選手達ですからしっかりとサポートして準備して、また首位を奪い返すために勝点を積み重ねていかなければいけませんし、しっかり準備しながら来週今日失った勝点を奪い返すと。それだけを考えていこうと思っています。