2011年 試合速報

2011 J1リーグ 5節 vs.浦和レッズ

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

7 勝
4 分
5 敗
27 得点
17 失点
勝点 25
順位 7

1
  • 0
  • 1

  • 1
  • 0

1
reds
reds

3 勝
8 分
5 敗
18 得点
18 失点
勝点 17
順位 13

前半
前田 遼一
12分
29分
柏木 陽介
ハーフタイム 後半
金園 英学
ジウシーニョ
14分
山本 康裕
船谷 圭祐
17分
20分
高崎 寛之
デスポトビッチ
23分
原口 元気
田中 達也
加賀 健一
25分
山本 脩斗
菅沼 実
37分
38分
エスクデロ セルヒオ
山田 暢久
48分
1
川口 能活
2
加賀 健一
5
駒野 友一
20
山本 脩斗
33
藤田 義明
6
那須 大亮
10
山田 大記
22
小林 裕紀
23
山本 康裕
17
金園 英学
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
3
岡田 隆
13
イ ガンジン
16
金沢 浄
15
菅沼 実
28
船谷 圭祐
8
ジウシーニョ
監督
柳下 正明
18
加藤 順大
4
スピラノビッチ
5
高橋 峻希
14
平川 忠亮
17
永田 充
8
柏木 陽介
10
マルシオ リシャルデス
13
鈴木 啓太
15
エスクデロ セルヒオ
16
高崎 寛之
24
原口 元気
SUB
1
山岸 範宏
3
宇賀神 友弥
6
山田 暢久
11
田中 達也
29
マゾーラ
31
デスポトビッチ
監督
ペトロヴィッチ

18,623
スタジアム名 試合日 キックオフ
エコパスタジアム 7/17(日) 19:03
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 大野 辰巳 西村 雄一
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 岡野 宇広 二俣 敏明
気温 湿度 第4の審判員 記録員
27.5度 80% 竹田 明弘 花澤 秀登
11 シュート 13
11 ゴールキック 9
5 コーナーキック 2
15 直接FK 12
0 間接FK 2
0 オフサイド 2
1 PK 0

2011年Jリーグ第5節が間もなくキックオフされる。
今日の対戦相手は、浦和レッズ。

ここまでの浦和は3勝8分5敗で勝ち点が17の13位と低迷。
今季より、新監督としてモンテネグロ出身のゼリコ ペトロヴィッチを新しく招き入れたが、ここまでは結果を出せずに苦しんでいる。
なんと言っても目立つのが引き分けの多さ。
ここ最近10試合だけを見ても、引き分けの数が6試合もあり、負けはしないが、勝ちきれもしないという試合が続いてしまっている。
その原因は、順意表を見ても明らかのように、得点力不足。
守備陣は18失点と、今季から加入した永田を中心に、粘り強い守備を披露している。
問題の攻撃は、エジミウソンが途中退団した影響などもあるが、それでもわずかに18得点しかあげることが出来ず、1試合平均、約1点では、いくら守備陣が踏ん張ったところで、勝利するのは厳しいのが現状だ。
そのエジミウソンの代わりとして、新外国人のデスポトビッチが加入。185cmの長身フォワードがどんな働きをするのか、見逃せない。

一方のジュビロは前節、駒野友一の活躍などで、セレッソ相手に勝点3をゲットした。
大卒新人トリオが依然として好調をキープしており、順位も中位から上位をキープ。
このまま夏を乗り切りたいところだが、なんと言っても心配なのが体力面。
新人選手には、そろそろ疲労がピークに達してくるころで、さらには日本独特の蒸し暑さがそれに拍車をかけており、ベンチワークも大切となってくる。
夏に強い、ジウシーニョや、怪我から復活した船谷圭祐らの働きにも注目したいところだ。

試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。

前半0分、浦和ボールで前半キックオフ!
前半1分、浦和、エスクデロ セルヒオからマルシオ リシャルデスへスルーパスが出るが小林裕紀が体を入れてうまく対応し、川口能活へバックパス。
前半3分、浦和、左サイドサイドから中央に入った原口元気が右足でシュート。
こぼれ球を鈴木啓太がロングシュートを狙うが、川口能活の正面。
前半4分、ジュビロ、後方からのロングボールを金園英学が競り合い、前田遼一へ。リターンを受けた金園英学が、フリーの山本康裕へ落とし、切り替えしからシュートに持ち込むが、枠を外れてしまった。
前半7分、ジュビロ、左サイドでフリーの山本脩斗から、中央の金園英学へクロスが出るが、相手にカットされてしまった。
前半8分、ジュビロ、右サイドの山本康裕が中央に入ってボールを受けるシーンが目立つ。
少し、寄り過ぎている感もあるが…
前半10分、ジュビロ、前線からプレッシャーをかけ、パスミスを奪うジュビロの守備は今日も健在。
奪ってから、早めに展開したい。
前半12分、ジュビロ、スピラノビッチと競り合った前田遼一。
相手の顔面にひじが入ってしまい、前田遼一に対してイエローカード。
普通の競り合いにしか見えなかった。
前半14分、浦和、左サイドでボールを持った原口元気から前線を動きだした高崎寛之へ。加賀健一と競争となり、最後は高崎寛之がファウルを犯してしまいジュビロボールに。
前半16分、スローインから中央でボールを持った小林裕紀。
プレッシャーが緩いとみるや、ロングシュート!
惜しくも、ジャストミート出来なかったが、これを続けたい。
前半18分、ジュビロ、右サイドに流れた山田大記。
右足でクロスを上げるが大きくなってしまう、高橋峻希にボールを奪われてしまうも、山本脩斗が素晴らしい守備でエスクデロ セルヒオからボールを奪った!!!
前半20分、浦和、右サイドバックの高橋峻希から中央へクロス。
高崎寛之がヘディングにいくが、加賀健一がしっかり体を入れた!!!
前半25分、ジュビロ、前田遼一のボールキープから、山本康裕へ落とし。
空いたスペースに金園英学を走らせるが、繋がらない。
前半26分、浦和、エリア内でボールを受けたマルシオ リシャルデスがシュートするが川口能活がガッチリキャッチ!
前半27分、ロングボールを競り合った金園英学と柏木陽介。
両者共にピッチに倒れてしまう。
柏木陽介はすぐに復帰したが、金園英学が担架で一旦ピッチの外へ。
前半28分、心配された金園英学はピッチに復帰。
前半29分、浦和、ペナルティエリア手前でボールを持った柏木陽介。
フリーとみるや左足でミドルシュート。
ボールは川口能活が左手に当てるも、ネットに吸い込まれてしまった…【0-1】

エリア手前での守備が若干緩い。
前半32分、浦和、エリア内で原口元気がボールを持つと高崎寛之へラストパス。
ダイレクトで打たれると危険だったが、運よくトラップミス。
最後は川口能活がキャッチした。
前半34分、ジュビロ、駒野友一の突破からスペースに走りこんだ山田大記へ。
山田大記が中を見てからクロス。
前田遼一が走りこみ、ニアサイドへヘディングシュートするが枠を捉えることが出来ない…
前半38分、浦和、ボールを繋ぐが前線に運べず。
パスが緩く、意図が読めない。
前半39分、ジュビロ、山本脩斗がドリブルで持ち込みエリア内へ進入するがシュートまではいけない。
前半41分、ジュビロ、左サイドから山本康裕が突破を試みるが、エスクデロ セルヒオに奪われてしまった。
前半44分、アディショナルタイムは1分
前半アディショナルタイム1分、ジュビロ、右サイドから加賀健一が仕掛けるも柏木陽介にボールを奪われてしまった。
ここで前半終了のホイッスル。
後半0分、ジュビロボールで後半キックオフ!
両チーム共に選手交代はなし。
後半1分、ジュビロ、藤田義明と山本脩斗のワンツーから藤田義明が左足でクロスを上げるが、マルシオ リシャルデスにカットされてしまった。
後半3分、浦和、マルシオ リシャルデスのボールを受けた原口元気が得意のドリブル突破。
ジュビロDFをかわし右足でシュートを放つが、打ち上げてしまった。
後半5分、ジュビロ、左サイドサイドからのFK。
駒野友一が蹴ったボールがファーサイドにいくが、加藤順大がクリア。
後半6分、ジュビロ、右サイドからのコーナーはシュートまでいけない。
後半8分、前田遼一とスピラノビッチがまたもや競り合い。
これも前田遼一がファウルをとられてしまう。
これでは前田遼一は競りにいき難くなってしまう。
後から入ってきたのはスピラノビッチなのだが…

これには前田遼一も不満の表情。
後半12分、浦和、マルシオ リシャルデスのミドルシュート。
ボールは枠を大きく超えていったー!
後半14分、ジュビロ、金園英学に代えてジウシーニョを投入!
後半17分、ジュビロ、山本康裕に代えて船谷圭祐を投入!
後半18分、ジュビロ、右サイドから駒野友一のクロス。
しかしこれは原口元気が守備。
その際に原口元気が足を痛める。
後半19分、ジュビロ、右サイドからのコーナー。
最後は山田大記が左サイドからクロスを上げるが、チャンスに繋がらない。
後半20分、浦和、高崎寛之に代えてデスポトビッチを投入。
後半23分、浦和、原口元気に代えて田中達也を投入。
後半25分、ジュビロ、田中達也に対するスライディングで加賀健一に対してイエローカード。
後半26分、浦和、エスクデロ セルヒオがドリブル突破。
それを山本脩斗が体で潰した!!!
後半28分、ジュビロ、船谷圭祐からのロングボールが前田遼一に向けて出されるが繋がらない。
後半30分、ジュビロ、加賀健一からのクロスをファーサイドの山田大記がダイレクトで折り返すが、チャンスにならず。
後半31分、ジュビロ、エリア左サイドからのFK。
駒野友一が蹴りこみ、こぼれ球に那須大亮が反応しシュート。
しかしゴールまではならず。
後半34分、ジュビロ、右サイドから駒野友一がクロス。
これを浦和のマルシオ リシャルデスがカット。
そのままドリブルで持ち込みデスポトビッチへ。
左足でワンタッチからシュートを放つがポスト直撃!
こぼれ球を無人のゴールへ田中達也がシュート!
しかしこれを山本脩斗が左足を何とか伸ばしてクリア!!!
後半37分、ジュビロ、山本脩斗に代えて菅沼実を投入!
後半38分、浦和選手交代。
エスクデロ セルヒオに代えて山田暢久。
後半39分、ジュビロ、左サイドからのクロスに菅沼実が飛び込むがボールに触れることが出来ない。
後半40分、浦和、左サイドからのコーナー。
ショートコナーを使いデスポトビッチへクロス。
デスポトビッチが頭で合わせるが、ゴール右に外れた!
後半42分、ジュビロ、右サイドからのFK。
船谷圭祐がニアに蹴りこむが、相手にクリアされしまった。
こぼれ球を駒野友一がヘディングで再び入れ、加賀健一が抜け出しヘディングシュート!
ループ気味のボールになるが、加藤順大がダイレクトキャッチ…
後半44分、ジュビロ、右サイドで抜け出した駒野友一だったが、クロスの精度を欠いてしまった。
アディショナルタイムは5分。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、山田大記のパスをエリア内で受けた前田遼一。
スピラノビッチに倒されPKをゲット!!!!!!!
後半アディショナルタイム3分、そのPK、倒された前田遼一がキッカーに。
冷静に右のサイドネットに突き刺した!!!!!
土壇場でジュビロが追いついた!【1-1】
後半アディショナルタイム4分、ジュビロ、左サイドからの攻撃。
山田大記が左足でクロスを上げ、ファーサイドの前田遼一がヘディングシュートを放つが枠を捉えることが出来ない。

この瞬間西村さんの笛が吹かれ試合終了のホイッスル!
柳下 正明 監督

――感想
もちろん勝ち点0よりは勝ち点1の方がいいですし、そのあたりは選手達の粘り強いプレーが勝ち点1を取ることができたと思います。ゲームについては前半は非常に前に前にと、前への意識はいいのですが、長いボールに対応して、そこでまた相手に渡して相手のリズムでサッカーをしていましたし、前半は非常に良くなかったです。後半に入ってからは短いパスをつなぎながら押し込んでいました。いい形を作っていますがシュートがありませんでした。後半のようなプレーをしつつ、やはりシュートを打たなければいけません。そのあたり、やはり無意識のうちに受けたらシュートというイメージ作りをトレーニングで植え付けさせたいと思います。すぐにはできないと思いますが時間をかけてやるしかないと思います。この暑い中、選手達は3連戦の最後のゲームで最後まで動くことができたので、また次のガンバ戦に向けてしっかり準備したいと思います。
――両サイドからの攻撃についてはどのように評価していますか?
前半は1本のパスで背後を突くプレーが多すぎました。それが通ればいいのですが、通らないと相手に拾われてまた押し込まれてしまいます。押し込まれるほどではありませんでしたが自分達のリズムでプレーできないので、サイドを使うこともできませんでした。やはりチームとしてボールを動かしながら、動かしながら、というのは前に入れたり、横、右から左、左から右、といったボールの動きによってサイドが優位な状態でボールを受けることができるので、ボールの動かし方に前半は問題があったと思います。後半に関してはその動かし方はまずまずよかったと思いますし、原口選手のことはある程度わかっていました。駒野はもっともっと走ってボールを受けてやりたいと、最後そんなに疲れていないです、という言い方をしていたので、そのあたり、前半はボールとしての動かし方に問題があったと。

――前節も後半に追いつき、この試合も終盤に追いつきましたが、チームとして最後まで頑張れるという意識の高まりを感じますか?
今シーズン、今日で17試合目ですが本当にやられたな、あるいは自分達のサッカーができなかったのは鹿島戦です。あとは90分のうち半分近くは自分達のリズムでゲームができていますし、そのあたり、非常に安定したゲームを今シーズンできています。ですから、最後の最後まで動ける、そういったプレーができると思います。守備に追われていては疲労は溜まるので、最後の最後に動けなくなります。でも、自分達のリズムで攻撃している時にはそんなに疲れを感じないですし、そのあたり、昨年に比べて成長していると思います。

駒野 友一 選手

駒野 友一 前半、上手くゲームに入れず相手のペースだったと思います。守備のところで上手くはめることができませんでした。相手も細かいパスをつないできましたが、そのあたり、前半はコンパクトにできず、中盤で相手にパスをつながれる場面が多かったと思います。
ただ後半、ロスタイムに1点を返すことができ、ゴールを目指す姿勢を見せることができたと思います。また連戦があるのでいい形で勝てるようしっかり準備していきたいです。

加賀 健一 選手

加賀 健一 前半あまりいいところがなく、ディフェンス陣としてはラインが少し下がり過ぎ、1失点目の場面でボールに誰も行けずミドルシュートを打たれて失点してしまいましたが、それ以外では危ない場面としてはポストに当たったぐらいでした。全体的には失点1で終わることができ、そして、最後ああいう形で得点が取ることができ、勝つことはできませんでしたが勝ち点1は非常に大きかったと思います。

山田 大記 選手

山田 大記 (前半は)なかなか前に行けず下がってしまい、それで攻撃に移ってポゼッションする陣形が整っていなかったのでああいった形になってしまったかなと思います。
(後半は)徐々にボールも人も動いて自分達のサッカーができていましたが、それでももっと決定機を作っていかなければいけませんし、もっと崩したかったという印象です。
――PK獲得のシーンについて
(菅沼)実君が走ってスペースを空けてくれたのでそこにドリブルし、前田さんがちょうどいいタイミングで顔を出してくれました。自分がもう一度もらうというイメージもありましたが、前田さんがターンしてドリブルしてくれ、それがPKにつながってよかったと思います。

前田 遼一 選手

前田 遼一 (勝ち点)0と1ではだいぶ違うと思うので、そういう意味ではよかったです。みんなで連動して、自分がどんどん動き出してチャンスを作りたかったのですが、なかなかいいプレーはできませんでした。
――PKのシーンについて
(山田)大記からいいパスが来て、前日に(森下)仁志さんと練習した形だったので、上手くターンして仕掛けることができました。(PKは)外していたので・・・、入れてやるという強い気持ちで蹴りました。

川口 能活 選手

川口 能活 よく追いついてくれましたし、あと少しで逆転できるという雰囲気もありました。勝ち点1はポジティブに考えていいと思います。

ジウシーニョ 選手

ジウシーニョ 先制されたということで苦しい展開になりましたが、最後まで諦めない姿勢を出せたと思いますし、前田選手の個人技でPKを獲得し、1点を取ることができました。非常に大きな勝ち点1だと思います。今年は先制されたとしても追加点を与えないことを意識していますし、そういったことが実ってこうした結果につながっていると思います。
とにかく動き回ることを意識していましたし、自分なりにできたかと思いますが、今日の試合はこれで終わりですし、また次の試合で勝ち点を取れるようにやっていきたいです。

船谷 圭祐 選手

船谷 圭祐 負けている時間帯での出場だったのでボールに触りながらリズムを作れればと思っていました。(ボランチでのプレーについては)自分を経由しながらボールを回していくというイメージでプレーしていました。(自分自身のプレーの感触は)勝っていないので何とも言えない部分もあります。
また連戦があり、厳しい戦いが続くと思いますが、トレーニングからしっかり準備していきたいです。

浦和レッズ ペトロヴィッチ監督
 

まず始めに自分が落ち着くまで何と言っていいかわかりませんが、残念な結果です。特に最後の最後まで全力で戦いきった選手にとっては非常に残念な結果です。前半は非常にいい内容で、素晴らしいボールキープを見せて、アウェイでこの素晴らしいジュビロ相手にこれだけの試合ができたということは自信を持っていいと思いますが、やはり後半の最後の最後でPKを与えて同点にされたことは非常に残念で、悲しいです。
今日、浦和レッズで偉大な方が一人お亡くなりになりました。初代監督でもあり、GMもこなした素晴らしい人間性をもった森さんがクラブを去って、日本を去ることになりました。ご家族やご親戚、そしてお知り合いの方々に冥福をお祈りしたいと思います。