2011年 試合速報
2011 J1リーグ 16節 vs.鹿島アントラーズ
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興梠 慎三
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新井場 徹
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山田 大記
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山田 大記
菅沼 実
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田代 有三
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金園 英学
荒田 智之
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遠藤 康
小笠原 満男
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新井場 徹
中田 浩二
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野沢 拓也
西 大伍
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
カシマ | 6/18(土) | 19:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 川上 信夫 | 廣瀬 格 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 入部 進也 | 唐紙 学志 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
19.0度 | 88% | 秋澤 昌治 | 明石 まゆ美 |
14 | シュート | 9 |
10 | ゴールキック | 7 |
7 | コーナーキック | 6 |
20 | 直接FK | 14 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
2011年Jリーグ第16節が間もなくキックオフされる。
今日の対戦相手は、こちらも被災したチームである宿敵・鹿島アントラーズ。
一時はスタジアムの使用も制限されるなどしたが、ここにきて徐々に復興。
Jリーグ長年のライバル対決で、さらに茨城を活気づけたいところだ。
震災の影響を受け、観客席が移動するなどスタジアムの部分部分が崩壊してしまい、長らくアウェイでの戦いが続いていた鹿島アントラーズ。
ようやく復旧活動にも目処がたち、前節からホームスタジアムである県立カシマサッカースタジアムでの試合を再開できることとなった。
しかし、長らくホームゲームから遠ざかっていた影響からか、ここまでの戦いは8試合を消化して2勝2分4敗と、一昨年のJチャンピオンとはおよそ思えないような成績で15位と低迷。
ACLでもまさかの1回戦敗退と、今季は らしくない 戦いが続いている。
それでも、メンバーは豪華布陣の一言。
U-22代表合宿で大迫勇也が抜けても、2トップが田代有三と興梠慎三という豪華さ。
さらには中盤に、岩手県出身でジュビロの山本脩斗との共に復興活動にも積極的に参加した小笠原や、今季田代有三と共に山形からレンタルバックした増田誓志、さらにはFKの名手である野沢拓也らが位置している。
そしてなによりも、どのJ1チームよりも実績がある。今季ここまで低迷しているかららと油断していては、足元をすくわれてしまうだろう。
一方のジュビロは前節、首位の柏相手にアウェイで3点を奪っての完封勝ちと、まさにパーフェクトな戦いを披露。
U-22代表合宿で2人のレギュラーがチームにいないことを考えれば、素晴らしいの一言である。
代わりとなって出場した、金園英学が1ゴールを奪えば、左サイドハーフに入ったジウシーニョが守備に奔走し、途切れることのない無尽蔵のスタミナで、最終ラインにも顔出すなど、この試合影のMVPであった。
そして何よりもエース前田遼一の2ゴールである。
裏に抜け出す動きは今となってはJリーグ1と言っても過言ではなく、相手DFの動きを読みとり完璧な2ゴールを決めて見せた。
今シーズン未だに連勝が無いジュビロとしては、このライバル対決を制し、さらなる上位を目指したい。
試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。
ジュビロ、金園英学に代わり、荒田智之が投入された。
新井場徹に代わり中田浩二が投入。
アディショナルタイムは3分
――感想
とにかくスタートから借りてきた猫のように腰が引けたサッカーをしてしまい、非常に残念です。それが修正できずに前半が終わってしまったと。前半からアントラーズが長いボールを入れてきたので、そのあたり、ラインコントロールをしながらもう少し駆け引きできればなと。とにかく相手の2トップにボールが入ってしまってそこで時間を作られたり、あるいはこぼれたボールを拾われて押し込まれたりと、非常に我々にとって守備しずらいプレーをアントラーズにやられました。これからまた中3日でゲームがあるので切り替えて次のホームでいいゲームをやれるようやっていきたいと思います。
――セットプレーからの失点となりましたが、戦前から警戒していた点では?
今シーズンになって随分セットプレーで自信を持って守備をしていました。我々スタッフもベンチから見ていても非常に安心感がありましたし、名古屋戦も高さのある選手達がたくさんいても平気な感じでした。今日は一発目から体が動いていませんでしたし、見た感じも自信なさげな感じはしました。逆に一発目でやられた方がすっきりしてよかったのかなと。3回ともほとんど点になっていましたから。そのあたり、借りてきた猫のようにちょっとのまれていたのかなと。
――山田大記選手の交代は怪我ですか?
出来はあまりよくなかったですが、ちょっと張りが出てきたので早めに交代しました。(箇所は)足です。
――借りてきた猫、とおっしゃっていましたがそうなった要因は?
それがわかったら前半途中に修正できたと思います。いろんなものがあったのかもしれません。いろんなものというは中2日で柏から移動してきたものがあったり、あるいはちょっと雨であったり。また、この地域の雰囲気というか。スタジアムに来る間も震災の影響が少し見られたり。そういうことはないかもしれないけど、もしかしたらと。原因ははっきりしませんが。
前節いい勝ち方ができましたし、ちょっともったいないなと。前半、立て続けにセットプレーがあり、その中で自分達を苦しめる展開になってしまいました。次に同じことを繰り返してはいけませんし、修正したいです。相手にセカンドボールを拾われることが多かったですし、こちらは決定機をほとんど作れなかったかなと。もう少しセカンドボールを拾えるように落ち着いてプレーしなければいけません。
コーナーキックが連続した中で相手に得点を取られてしまいました。相手との違いはボールがつなげなかったこと。チーム全体としてトラップミスなどのミスが多かったと思います。次節、ホームゲームですし、勝つことだけを目指してやっていきたい。今日はこういう結果になってしまいましたが、切り替えてリカバリーをしっかりやっていきたいです。
序盤のセットプレーを相手に合わされてしまいました。そのあたり、全体のポジショニングがよければ防げたと思います。高さとスピードがある相手の2トップにやられてしまいました。繰り返さないようにしなければいけません。
――完封勝利となりましたが、その要因は?
初めての完封ではありませんし、前節のモンテディオ山形戦も2-0で勝っています。ただ、サッカーというのは面白いもので、逆に水曜日の甲府戦の方が内容的には今日よりもいいところがあったという見方をしていますし、逆にあの試合で得点チャンスをものにしていればやはり違った展開になっていたわけであって、水曜日もお話をしたように0-0の内容であったところでサッカーにおける事故が起き、92分に失点してしまったと。逆にこの試合は自分達の流れの時に得点することができました。先制点を取ることによって少しはチームとしての落ち着きだったり、精神的な安定もあり、自分達のゲーム運びができるようになったと思いますし、また、その他のチャンスもありましたが、落ち着いてチャンスをものにすることができるようになったのかなと。理想としては完全な試合をしたいということは常にありますが、ただ、相手があってのことですし、ただ、やるべきこと、少ないチャンスをものにする大切さ、サッカーという部分がこの試合にあったと思います。
――今日、カシマスタジアム再開後初勝利となりましたが?
本当は今日、喜びが倍増するはずでしたが、前節甲府戦で期待した以下の結果となり、残念に思っていました。特に今日のジュビロさんと甲府さんとを紙の上で比較すれば、ジュビロの方が断然倒しにくいチームでした。甲府戦もおそらく今日と同じ流れで同じ時間帯で決められなかったと。今回はそこが前節と大きな違いであり、自分達の時間帯、押していると気に得点が取れた時に点が取れたことが自分達の優位な試合運びができたという点が大きな違いではないかなと。ただ、サッカーというのは押しているからと言って必ずしも得点が取れるわけではありませんし、押されているから失点するというルールはありませんが、ただ、上手くそういった形で紙の上で前節で比較すれば力の差があって、力のあるチームが必ずしも勝つということがサッカーではありませんし、様々な要因があり、差があるチームが勝ってしまうこともあるわけで。また、今日の試合前の予想だけをすれば、ジュビロさんのレイソル戦でのパフォーマンスを見ればかなり厳しい試合になるだろうと。互角の戦いになるだろうという予想の中でちょっと違った状況になったわけで、それがサッカーの面白さというか、観る方やる方もサッカーって何が起こるかわからないという面白さのあるスポーツだと思います。
――柴崎選手を起用した意図は?
本当であれば本田選手や青木選手がそこに入るということも予想されましたが、けがとコンディション不良というところで使えないというところで。試合を通じて前節を含め中盤の守備のアグレッシヴさが欠けているというところで、そういった選手をフレッシュな選手を入れてそこを取り戻すということが僕の狙いでしたし、それについては非常によくやってくれたと思います。試合の流れでサイドハーフもやってもらいました。サイドハーフはずっと前から練習でやらせておいて、1箇所だけではなくいろいろなところをやれる選手になれればなと。タレント性があり、今成長する段階だと思います。将来的にはこのチームを背負えるぐらいの力を持っている選手だと思いますし、いい方向性で育てることができればと。試合に関しては非常に申し分なく、やるべきことを忠実にプラスアルファもやってくれたと思います。