2011年 試合速報
2011 J1リーグ 15節 vs.柏レイソル
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
柏 | 6/15(水) | 19:05 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 玉井 朗 | 村上 伸次 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 西尾 英朗 | 越智 新次 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
19.2度 | 68% | 中込 均 | 高野 恵 |
15 | シュート | 10 |
11 | ゴールキック | 13 |
4 | コーナーキック | 4 |
16 | 直接FK | 13 |
4 | 間接FK | 1 |
2 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
2011年Jリーグ第15節が間もなくキックオフされる。
今日の対戦相手は、柏レイソル。
現在、首位を走っているチームのホーム戦に臨む。
今季J2から上がってきたばかりのチームが躍進を続けている。
昨季のJ2で23勝11分2敗と2位に勝ち点差10ポイントをつけ、得失点差47という圧倒的な強さで優勝した柏レイソルだが、J1昇格以降も強さを保持し、現在も首位を突っ走っている。
レアンドロ ドミンゲス、大津祐樹、田中順也、北嶋秀朗ら攻撃陣の活躍(J1最多得点)も素晴らしいのだが、なんといってもJ1最小失点を誇る、守備陣だろう。
酒井宏樹、増嶋竜也らを中心に、最後の壁として2007年の新人王でもある菅野孝憲が立ちはだかるのだ。
9試合で4失点しか喫しておらず、まさに鉄壁。守備からリズムを作り出し、スピード感あふれる攻撃へとつなげている。
一方のジュビロはU-22代表コンビの山崎亮平&山本康裕が代表合宿参加のため、この試合には出場することができず、代わりの選手が誰になるのか注目を集めるところ。
攻撃の選手が2人抜けるということで、ジウシーニョ、金園英学らが予想されるが、元柏の菅沼実にも期待したい。
試合会場である柏サッカースタジアムはヤマハスタジアムに似てピッチと客席が近くなっている。
柏サポーターの応援は熱狂的で有名ではあるが、普段から同じようなスタジアムで試合を行っている、ジュビロとしてはそれも問題無しか。
試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。
ジョルジ ワグネルが、左足でボールを入れると村上佑介がヘディングシュート。しかしボールは枠の上!
金園英学が最終ラインまで下がって対応するがファウルをとられてしまう。
右サイドからのFKは北嶋秀朗のヘディングがミートせず。
そのままコーナーキックとなるが、これもチャンスには繋がらない。
この試合も両サイドを有効に使いたい。
しかし、相手の足が伸びてコーナーキックに。
そのままドリブルで持ち上がり、金園英学、前田遼一と繋ぐがシュートを放つことができない。
こぼれ球を再び前田遼一が拾うが、シュートにはいけず。
大谷秀和が左足で浮き球のパスを出すが長くなりジュビロボールのゴールキックに!
右足でクロスと見せかけ中に切れ込みミドルシュート!!!
ボールはしっかり枠を捉えていたが、菅野孝憲にはじき出されてしまった…
相手DFにスピードで競り勝ち、そのままダイレクトで左足シュート!
ボールは菅野孝憲の脇をすり抜け、ネットに突き刺さった!!!!【1-0】
前田遼一には合わなかったものの、こぼれ球を山田大記が右足でシュート!
惜しくも枠を捉えることが出来なかったものの、ボールは繋げている。
敵陣でボールを奪われても、速攻はさせない。
しかし中々シュートまでもっていくことが出来ない。
前田遼一と金園英学が重なってしまうのが少し気になる。
パスミスも目立ち、普段の迫力を感じない。
ジュビロDF陣が、ゴール前に幕を張りシュートコースを消している。
スルーパスを受けた大津祐樹が、ヒールで田中順也へ。
ダイレクトでシュートを放つが、ゴール右に外れた!
駒野友一のクロスに反応したのはジュビロの選手のみ!
絶妙のタイミングで抜け出した前田遼一が、後は左足に当てるだけ。
菅野孝憲は一歩も動けず、ジュビロが追加点!!!!【2-0】
柏選手交代
田中順也に代わりホジェル
大津祐樹に代わり茨田陽生
を投入。
左サイドからのクロスに前田遼一がヘディングシュートを放つが、枠を捉えることができない。
これがファーサイドまで流れ、那須大亮がシュート気味のクロスを折り返すが相手DFに当たってコーナーに。
しかしコーナーはチャンスにすることは出来ない。
レアンドロ ドミンゲスが直接狙うが、足元を滑らせてしまいミスキックに。
今日のジウシーニョは守備で素晴らしい動き。
この時間になっても運動量が落ちず最終ラインに戻ってまで守備。
ボールは枠を捉えたが、菅野孝憲が弾いた。
駒野友一が蹴ったクロス気味のボールが直接ゴールを襲うが、菅野孝憲がファインセーブ。
こぼれ球を藤田義明が詰めるが、ポスト直撃。
金園英学に代えて荒田智之を投入!
ジウシーニョがリターンし前田遼一、山田大記と繋ぐと、山田大記が左足でミドルを放つがゴール左に外れてしまった。
パク チュホに代えて金沢浄を投入!
ボールは枠に入らなかったものの、いい形ができていた。
――感想
選手達は非常にいいプレーをしてくれたと思っています。高い集中力、しっかりマーキングをしていますし、切り替えも速くよく走っていました。落ち着きを持って自信を持ってプレーしていました。その姿がグラウンド上で見ることができました。
ゲームに関しては1-0でリードしていて、非常に危ない場面、相手がシュートを外してくれた直後に2得点が入ったのがこういう結果になったのではないかと。とにかく選手達は非常に良いプレーをしてくれましたし、中2日で鹿島戦があるので、そのゲームも非常に時間はありませんがコンディションを整え、しっかり戦っていきたいと思っています。
――相手のディフェスラインの背後へ速いボールを入れたのが効果的だったのでは?2点目も、3点目もそういった場面だったと思いますが。
一つ、(柏レイソルが)クロスに対して、特に浮き球の処理が不安定なところが見られたので。うちの2トップ、(前田)遼一と金園は高さがありますし、ゴールへ向かうスピードがあるので、そのあたり、シンプルに入れていこうということはミーティングで伝えてあります。
――ボールを持った時の切り替えの速さについて。柏レイソルの10番がボールを持ち、押し上げてくる背後を突こうという考えがあったのですか?
柏さんの攻撃というのはやはりレアンドロを中心にショートパスで来るので、そこをフリーにさせないということをしっかりやってくれたと思います。その後、やはりレアンドロが中でプレーしている分、サイドにはスペースがあるのでそこを上手く使おうと。その通り選手達はよくやってくれたと思っています。
――この試合、山田大記を右サイド、ジウシーニョを左サイドということで、苦肉の策だったのでしょうか?
ジウシーニョは右より左の方がいいし、山田は左も右も苦にしません。そのあたり、彼らはしっかりプレーしてくれましたし、特にジウシーニョはゲームから離れていますが、コンディションをしっかり作っていましたし、自信を持って送り出しました。
――首位のチームに勝利ということでチームの自信につながりますか?
今シーズン非常に安定した戦い方でここまで来ていますし、勝ち負けはありますがそこまで崩れていないと思います。前節最後に入れられて敗れていますがそこまでショックはありません。選手達もすぐに切り替えてこの柏戦に向けて準備できていましたし、相当気合いが入っていました。
(プレー中)前田さんがよく話しかけてくれました。最低限の仕事はできたと思います。出来すぎな部分もありますが、まだまだ努力しなければいけませんし、さらに飢えた状態でプレーしたいです。(柏レイソルは)失点が少ないチームということで自分達が何とか得点できればと思っていました。いい守備ができればいい攻撃ができると思っていました。ヤマ(山崎亮平)と(山本)康裕が代表で頑張っているので、自分も同年代として結果を残したいですし、(両選手が)気持ち良くチームに帰って来れるようしっかりプレーしたいです。
首位のチームに勝てたことは嬉しいです。(自身の得点は)味方の選手がスペースを空けてくれたおかげです。こういった戦いを1試合でも多く続けていきたいですし、上位を目指していきたいです。
今、とても幸せです。自分が試合に出場し、その試合が結果につながってくれたので。首位の柏レイソルに勝利できたことは大きいです。この試合、特によかったのは集中力です。100パーセントの集中力でプレーしていましたし、ゴールが欲しい時間帯でしっかり取ることができました。ただ、すぐに鹿島アントラーズとの試合がありますし、気持ちを切り替えていきたいです。
リーグ戦の連敗はできないと思っていましたし、結果が出てよかったです。全体の狙いがうまく得点につながってくれたと思います。攻撃のところでは効率よく得点が取れたと思います。守備の面でも高い集中力を持ってプレーできたと思います。ただ、個人的には攻撃面でまだまだやらなければいけない部分もあります。連戦となりますが、こういった状況こそチームとしての力が問われていると思います。次の試合も強い気持ちを持ってプレーしたいです。
(柏レイソルは)縦パスのところとクロスのところで動き出しが鋭かったですし、マークを外さないことを意識していました。ボランチのところで上手くパスコースを消してくれましたし、コミュニケーションを取ってプレーできました。連戦ですし、次の試合もアウェイゲームとなりますが、粘り強い守備を続けて勝ちたいです。
今日の試合内容は至ってシンプルです。まずは何よりも先にジュビロに対して祝福したいと思います。さらに全てにおいて謙虚さに勝り、守備もしてカウンターもきっちりと決めました。(全てのおいて)相手の勝ちだと思います。それはこれまで我々がしていたことで、しなければいけなかったことだったのですが。それが全く出来なかったのが我々のチームでした。守備を忘れていたと思います。戦わなければいけないところ、おろそかにしてはいけないところをおろそかにしていた。ハーフタイムにはそこを選手達に伝えました。鼓舞しましたが、終始ジュビロは勝ちにふさわしい姿勢を出したと思います。後半は少し我々もリズムを掴めましたし、勢いを盛り返したときもありましたが、3失点目を喫してそのままそれを盛り返せずに終わってしまいました。とにかく今日のゲームの教訓はリーグの最後まで生かすべきだと思います。今のサッカーは攻めるだけでは、クリエイティブなところだけでは勝てませんし、結果は残せません。とにかく守備のところで基本的な体を張るとかハードワークするというところをしっかりしないと目標には到達できません。良い教訓になったと思います。