2010年 試合速報
2010 Jリーグヤマザキナビスコカップ 準決勝第1戦
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パク チュホ
山本 康裕
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黒津 勝
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上田 康太
成岡 翔
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稲本 潤一
横山 知伸
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中村 憲剛
谷口 博之
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船谷 圭祐
菅沼 実
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ジュニーニョ
矢島 卓郎
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/29(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 玉井 朗 | 西村 雄一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 山口 博司 | 大塚 晴弘 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.4度 | 71% | 山本 雄大 | 花澤 秀登 |
14 | シュート | 13 |
4 | ゴールキック | 23 |
7 | コーナーキック | 9 |
10 | 直接FK | 11 |
2 | 間接FK | 3 |
2 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
まもなく、ナビスコカップ準決勝ファーストレグが始まる。
対戦相手は、川崎フロンターレ。
準々決勝仙台戦を2-1、0-0で切り抜け、準決勝に臨む。
絶好調と言っても過言ではないほど好調なジュビロ磐田。
なんと言っても後ろが安定していることが好調の要因ではないだろうか。
GK川口を中心にイ ガンジン、古賀正紘、那須大亮らが、闘志みなぎる体を張ったプレーで、勝ちたい気持ちがサポーターにも伝わる姿を幾度と無く見せてくれている。
ナビスコカップでも、準々決勝セカンドレグでは、アウェイながらも無失点に抑え見事準決勝進出を果たした。
攻撃力のある川崎相手にも、やってくれることだろう。
若干の不安は、センターバックとしてここのところ重要な役割を果たし、まさに守備の要として大車輪の活躍を見せてくれている古賀正紘が、出場停止となってしまったことか。攻撃面でもセットプレー時に高さを生かし、ヘディングでゴールを狙える選手なだけにこの欠場は痛手だ。
攻撃陣も好調をキープ。
ジュビロの特徴であるサイドからの攻撃が機能。
右サイドの西紀寛、駒野友一のベテランコンビ、左サイドの船谷圭祐、パク チュホの若手コンビが共に上手く連携。
質のよいクロスを何度もゴール前に送り、好調な2トップがゴールを量産する要因にもなっている。
またMFの位置でプレーする西紀寛、船谷圭祐は中に切れ込んで中央でもプレーが可能と幅広いプレーでチームに貢献してくれている。
特に西紀寛は、ベテランらしいプレーを随所に披露し、若手の多いジュビロ磐田で一味違ったプレーを見せてくれている。
準々決勝時も述べたように、この試合はホーム&アウェイのトーナメント方式である。
アウェイゴール。
コレをしっかり頭に入れて試合に臨みたいところだ。
試合会場は、ホームのヤマハタジアム。
試合は本日午後7時キックオフ!
サポーターの皆さんには、最後まで熱い声援をお願いします!
中々起き上がることができず担架が入る。
ヴィトール ジュニオールが蹴ったボールがゴール前に入るが、川口能活がパンチングで難を逃れる!
軽率なプレーが目立ち、パスミスも多くなっている。
ボランチでキャプテンの那須大亮が、落ち着けの合図を出す。
しかしこれはジュビロDFが外にクリア!
その後のコーナーはヴィトール ジュニオールが蹴るも、エリア内で川崎のファウルがありジュビロボールに!
前線に走り込んだジウシーニョへ大きく蹴り出すが、ボールが大きくなってしまう。
スピードに乗ったドリブルから駒野友一と船谷圭祐を振り切りクロスを上げるが、間一髪大井健太郎がスライディングクリア!
上田康太が蹴ったボールに前田遼一が頭で合わせるが枠には入らない。
ワントラップから、利き足でない左足でクロスを上げるもミスキックとなってしまう。
最後は浮き球を小宮山尊信がボレーするも、川口能活がファインセーブ!!!
しかし、中に走りこんでいた前田遼一には合わない。
トラップからミドルシュートを放つが、川口能活の正面!
川口能活が弾いたボールがゴールに向かうが、大井健太郎が直前でクリア!
ややボールを持ちすぎの感があり、奪われるシーンも目立っている。
前線でフリーでいたジウシーニョへパス。
ジウシーニョがフェイントから相手をかわしにかかるが、スライディングでボールに触れられてしまう。
左足でふわっとしたボールをゴール前に放り込むが、前田遼一の頭を声そのままラインを割ってしまった。
しかし川崎の時間が続いている。
左足でグラウンダーのシュートを放つが、川口能活が倒れ込みながらキャッチ!
右足で放たれたボールが川口能活の前で急激に落ちるも、川口能活が冷静に対応!
ロスタイムは1分。
そのままエリア内に切れ込みシュート。
またもや川口能活が好セーブ!
ゴールキックを蹴ったところで前半終了のホイッスル!
両チーム共に選手交代は無し!
ジュビロ磐田 柳下 正明 監督ハーフタイムコメント
ディフェンスは3ラインがしっかり連動してコンパクトにサイドに起点を作って攻撃をしかけていこう
攻撃時、アタッキングエリアに入ったらスピードアップをしていこう
川崎フロンターレ高畠 勉 監督ハーフタイムコメント
ディフェンスは3ラインがしっかり連動してコンパクトにサイドに起点を作って攻撃をしかけていこう
攻撃時、アタッキングエリアに入ったらスピードアップをしていこう
上田康太が横に出したパスがカットされてしまう。
ピンチにはならなかったものの、後半立ち上がりは気を付けたい。
黒津勝の元へ飛んだボールにイ ガンジンが反応するが、ボールをコントロールできず相手ルーズボールに。
川口能活が飛び出すが黒津勝の足が一歩早く競り合いを制し、そのまま無人のゴールへ流し込み川崎先制【0-1】
切り替えしからエリア内に進入し、右足でシュートを放つが相手DFに体を入れられてしまい、力ないシュートになってしまった。
そのボールがゴールに向かって行くが、相澤貴志が何とか対応。
ファーサイドに走り込んだ前田遼一へ合わせるが、少しだけボールが長くなってしまう。
しかしチャンスにはならず直接GKがキャッチ。
しかし前田遼一からのボールが精度を欠いてしまった。
そのままの勢いで右足でシュートを放つが、相澤貴志がファインプレー。
その後のコーナーキックを大井健太郎に合わせるが、枠に入らず。
那須大亮がミドルを放つが、枠に入らず。
そのこぼれ球を前田遼一が正面からシュートを放つが、相澤貴志がファインセーブ!
ロスタイムは4分。
駒野友一が蹴ったボールが混戦の中に蹴りこまれるが、シュートを放つことはできない。
川崎のクリアボールを西紀寛が川口能活へ戻すがボールが強くなってしまい、相手のコーナーキックとなってしまう…
そのコーナーキックを中に入れ、少し時間を使ったところで試合終了のホイッスル。
――感想
前半(第1戦)が終わり0-1ということで、第2戦までの間にJリーグがありますが、勝ったら自分達が(決勝)に行けるので、そういうつもりでやります。ゲームの方は、前半、相手がかなり圧力をかけてきて、かなり切り替えも速かったし、プレスもちょっときつかったと。なかなか自分達のボールを動かしながらフィニッシュまで行くということができませんでした。ただ、ゴール前で非常に高い集中を持ち、最後のところでは守っていたので、後半の残り45分で切り替えていければ、チャンスはあるのではないかということで(選手達を)送り出しました。ああいう形で失点しましたが、後半に関しては、逆に相手も運動量が落ちてきて、我々の方が得点を取りにいかないと、という気持ちもプラスされ、ゴールへの意識が非常に強くなり、良い感じでボールを動かすことができたと。後半のような気持ちと、ゴールを目指すというプレーをしてくれれば、かなり良いゲームができ、結果がついてくるのではないかと思います。中3日でJリーグがあるので、切り替えてトレーニングしていきたいと思います。
――上田康太選手に代え、成岡翔選手を投入しましたが、交代の意図と、成岡選手のプレーの評価はいかがですか?
意図としては、0-1でビハインドということで、ゴール前に顔を出せる(成岡)翔に代えました。(上田)康太も多少ミスもあって、あまり状態はなかったのですが、失点した後、下を向いている仕草が見られたので、すぐ代えました。そこで上を向いて戦う気持ちが見られたら、もう少し(交代を)引っ張ったと思いますが。
――パクチュホ選手が序盤に交代しましたが、その影響は?また、彼の怪我の状態は?
やはり、シーズン初めからずっと左のサイドバックを務め、代表あるいは出場停止だった試合以外は、ずっと出ているわけですし、駒野同様、やはり我々の起点となるプレーヤーだったので、それはやはり痛いことは痛いです。ただ、その後(山本)康裕も入り、何とかやれたので、その点に関しては次の選手が準備できていると感じました。
怪我は左足のひ骨の骨折ということです。くるぶしの上あたりのところです。詳細はメディカルスタッフにきいてください。
――0-1と敗れはしましたが、後半、動きの良さが見られたと思います。(直近の)リーグ戦3連勝ということで、チームとして上向いていると感じる点はどのあたりですか?
今日の前半もかなりゴール前までボールを運ばれ、シュート場面もありましたが、そこでブロックできるようにはなっているのではないかと思います。そのあたり、両センターバックだけではなく、最終ライン、駒野、あるいは那須、そのあたりが、危ないと思ったところに顔を出し、シュートコースに入ることができています。そのあたり、集中力が高くなっているという感じはします。チーム全体として、相手のリズムの時に粘れるようにはなっていると思います。
――序盤、相手のプレッシャーのかけ方というのは想定外でしたか?また、第2戦のアウェイゲームで0-1というスコアを跳ね返すための鍵は?
相手のプレッシャーに関しては、あそこまで来るとはちょっと思ってなかったです。ただ、その分、後半、持たなかったので、そこは選手達にも伝えようかなと思います。
(第2戦に向けては)いくつか分析通りというか、ある場所にスペースができたり、不安定な場所は感じられたので、そこを突いていければゴールを奪うことができるのではないかと思います。
――逆転は十分に可能だと?
後半の戦い方をスタートからできればと思います。まだまだうちの選手達は(足を)つって倒れるような選手がいなかったので、まだまだ走れるのではないかと思うぐらいですし、スタートから今度は押し込まれず、自分達が押し込んで相手にプレッシャーをかけるぐらいの気持ちでやれればと思います。
前半、相手が前からプレッシングをかけてきて、自分の形を作れませんでした。上手くパスをつなげず前線に蹴ることしかできない場面もありましたし、自分達のミスもありました。そのあたり、さらに動き出しを増やし、相手を引き出すことができればと思います。
後半、前半と比べてボールを動かすことができましたし、良い形でサッカーができたと思います。相手を押し込むことができた場面もあっただけに、1点取りたかったです。
後半、決定的な場面もありましたが、結果的に負けていますし、結果をしっかり受け止め、中3日でJリーグもあるので、そこに向けて準備をしていかなければいけません。第2戦は勝ちにいくしかありませんし、得点を取りにいきたいです。
両チームにチャンスがあった試合だったと思います。自分達のミスから失点してしまいましたが、アウェイでの第2戦もありますし、週末にJリーグもあるので、切り替えていかなければいけません。
――この試合、大井選手とコンビを組みましたが、連係は?
古賀選手と組む時と同じ意識でプレーしていました。ラインコントロールをしながら全体をコンパクトに保つことを意識していました。
――立ち上がり、相手の厳しいプレッシングを受けましたが?
たしかに相手の激しいプレッシングもありましたが、もう少ししっかりボールを回せるようにやっていかなければいけません。
――第2戦に向けて?
勝つしかありませんし、アウェイゲームですが、変わらず全力でプレーしたいですし、攻撃的なサッカーをしたいです。
中盤で良い形が作れず、自分のミスで流れを悪くしてしまいましたし、失点場面にも絡んでしまいました。この試合の反省を踏まえ、また練習からやっていかなければいけないと思っています。第2戦は勝つしかないと思っています。
前半、チームとして上手くプレーすることができませんでした。後半、相手に疲れが見えたこともあり、サイドを上手く突くことができたと思いますし、そのあたり、もったいなさを感じる試合でもありました。
相手のプレッシングは厳しいものでしたが、ビルドアップのところで自分達のミスもありましたし、修正できる部分もあると思います。
サイドから良い形で崩せた場面もありましたし、最後のフィニッシュの部分で、クロスボールと中の選手との動きをさらに合わせることができればと思います。
まだもう1試合あるので、前半が終わったということで、あの失点は自分達のミスで始まったものなので、それは反省しなければいけませんが、非常に良い部分もたくさん出ていたので、残り90分残っているので、次につなげていきたいですし、悔しいですが、次勝てるように頑張りたいです。
チームの調子が良い中でこういうチャンスをもらえましたが、嬉しいというより絶対に勝ちたいという気持ちが強かったですし、そういった思いで試合に臨んだので、今日の試合で勝てなかったことは悔しいです。
一番タイトルに近い大会で、あと3つ勝てばタイトルに手が届くということで、まずは、この準決勝、2つで勝ち上がらないといけないということで、しっかりと勝ち点、そしてアウェイゴールを沢山持って帰ろうということで試合に送り出しました。選手達は、非常に集中していて、非常にタフなゲームでしたが、しっかりとアウェイゴールと勝ち点3を持ち帰ったと思います。失点もリーグ戦では多かったのですが、そこも0で抑え、全員守備の意識が高かったかなと思います。このアウェイの地でしっかりとサポーターと共に勝ち点3を持って帰れることを嬉しく思いますが、まだこれで勝ちが決まったわけではないので、第2戦、ホームでもしっかりと戦い、今日のようなゲームをして、しっかりと決勝の舞台に立ちたいと思います。