2010年 試合速報

2010 Jリーグヤマザキナビスコカップ 準々決勝第1戦

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

4 勝
1 分
1 敗
12 得点
6 失点
勝点 13
順位 0

2
  • 2
  • 0

  • 0
  • 1

1
vegalta
vegalta

3 勝
3 分
0 敗
7 得点
1 失点
勝点 12
順位 0

前半
32分
34分
ハーフタイム 後半
パク チュホ
12分
西 紀寛
山本 脩斗
15分
朴 成鎬
中原 貴之
23分
菅井 直樹
一柳 夢吾
ジウシーニョ
成岡 翔
26分
朴 柱成
細川 淳矢
31分
太田 吉彰
パク チュホ
山崎 亮平
37分
古賀 正紘
41分
1
川口 能活
5
駒野 友一
13
イ ガンジン
14
パク チュホ
50
古賀 正紘
6
那須 大亮
11
西 紀寛
23
山本 康裕
27
上田 康太
8
ジウシーニョ
18
前田 遼一
SUB
21
八田 直樹
4
大井 健太郎
20
山本 脩斗
10
成岡 翔
15
菅沼 実
28
船谷 圭祐
25
山崎 亮平
監督
柳下 正明
16
林 卓人
2
鎌田 次郎
3
渡辺 広大
25
菅井 直樹
27
朴 柱成
10
梁 勇基
11
関口 訓充
17
富田 晋伍
31
斉藤 大介
15
太田 吉彰
19
朴 成鎬
SUB
22
桜井 繁
4
細川 淳矢
5
一柳 夢吾
6
エリゼウ
18
高橋 義希
9
中原 貴之
14
平瀬 智行
監督
手倉森 誠

5,032
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 9/1(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 滝 弘之 扇谷 健司
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 山崎 裕彦 入部 進也
気温 湿度 第4の審判員 記録員
27.9度 76% 野田 祐樹 花澤 秀登
11 シュート 7
11 ゴールキック 9
1 コーナーキック 3
15 直接FK 12
0 間接FK 6
0 オフサイド 5
0 PK 0

ナビスコカップ準々決勝第1戦がまもなく始まる。
対戦相手は、ベガルタ仙台。

8/29にJリーグのガンバ戦を戦い中2日で行われるとあり、この季節には体力的に厳しいものがあるが、タイトルを取るためには乗り越えなければならない試練といえるだろう。
対戦相手であるベガルタ仙台は中3日での試合と、若干ジュビロに不利となるが、そこはたくさん詰め掛けてくれるであるジュビロサポーターが後押ししてくれることだろう。

ナビスコカップはトーナメント方式で行われているため、ホーム&アウェイ方式ではあるが、負ければ終わりの戦いとなる。
悲願のタイトルへ向けて一歩一歩上らなければいけない険しい階段で、その一段目がベガルタ仙台である。
ベガルタ仙台とは開幕戦で一度ぶつかっており、惜しくも敗れてしまった相手ではあるが、Jリーグでの順位はジュビロのが上であり開幕戦のリベンジを果たす意味でも勝利は絶対だ。

2日前のガンバ戦は敗れてしまったものの、ここ最近のジュビロの調子は決して悪くはない。19節、20節と勝利しており得点も3点、2点としっかりと奪えている。
仙台戦でもサイドからの攻撃を基点にし、前田遼一、ジウシーニョらが得点を量産してくれることだろう。
一方の守備陣はガンバ大阪戦で喫してしまった2失点もそうであったように、セットプレーからの失点が目立ってしまっている。全員が集中して守備すれば防げるはずである。
しっかりと自分たちで主導権を握り、なんとしてでも無失点で勝ってアウェイでの戦いににつなぐことが重要だ。

この試合である程度メンバーの変更もあるかもしれないが、誰が出場しても気持ちが同じならば上にいけるはずである。
まずは先取点を奪い、試合を有利に進めたい。

試合会場は、ヤマハスタジアム。
試合は本日午後7時キックオフ!

サポーターの皆さんには、最後まで熱い声援をお願いします!

前半0分、前半キックオフ!
前半2分、仙台、左サイドからのFK。
梁勇基が、低いクロスで合わせてくるが競り合いの中で仙台のファウルがありジュビロボールのFK。
前半6分、仙台のプレッシャーが序盤からきつくなっている。
思うようにボールを扱うことができない。
前半7分、仙台、右サイドをワンツーでの突破を試みるがボールが長くなりジュビロボールのゴールキック。
前半9分、両チーム共にやや慎重な立ち上がり。
前半10分、ジュビロ、左サイドを山本康裕が駆け抜け、さらに左サイドで待っていたジウシーニョへ。ジウシーニョが前田遼一へ左足でクロスを上げるが跳ね返されてしまう。

そのこぼれ球を拾った仙台。
中央でフリーでボールを持った梁勇基が右足でミドルを放つが、ゴールわずか左に外れる!
前半13分、ジュビロ、前線でボールを奪われるも那須大亮が素早い読みでカット。
そのボールを繋げ、ジウシーニョから前田遼一へ横パス。
前田遼一はやや無理な体勢から左足でゴールを狙うも、枠を捉えることが出来ない。
前半15分、仙台の元ジュビロ選手、太田吉彰がボールを持つたびにブーイングが鳴り響く。
それでも、試合前には歓声も聞かれた。
前半17分、ジュビロ、ゴール前でボールを持ったジウシーニョ。
やや遠目の位置から振り向いた瞬間に右足でシュートを放つがゴール左に外れてしまう。
前半19分、この時間になり互いに動きが激しくなる。
中盤での奪い合いが続いている。
前半20分、仙台、左サイドの朴柱成から、中央の太田吉彰へ。
太田吉彰が中に切れ込み右足でシュートを放つが、右に逸れジュビロボールのゴールキック。
前半24分、ジュビロ、右サイドから駒野友一のグラウンダーのクロス。
しかしこれは、前田遼一の前で相手DFがクリア。
前半25分、ジュビロでの初先発となる古賀正紘。
十分な気合が感じられ、恵まれた体をいかした守備が目立っている。
前半27分、仙台、中央でボールを持った斉藤大介が遠目の位置からミドルを狙うが西紀寛が体を張って守備!
前半32分、ジュビロ、左サイドバックのパク チュホがオーバーラップ。
パク チュホが左足でクロスを上げると、ニアでつぶれ役となった前田遼一をスルーし、ファーサイドでフリーのジウシーニョへ。
ジウシーニョが冷静に右足で流し込みジュビロ先制!【1-0】
前半34分、ジュビロ、中央でボールを持った山本康裕が西紀寛へ横パス。
ゴールまで距離のある位置から西紀寛がミドルシュート!
ボールは吸い込まれるように、ポストに触れた後ゴールへ。
ジュビロが2分で追加点を奪った!【2-0】
前半38分、2点を奪ったジュビロ、ホーム&アウェイ方式のため、このまま完封したいところ。
前半40分、ジュビロ、右サイドからのFK。
上田康太からサインプレーでジウシーニョへ。
しかし相手の読みもあり、チャンスには繋がらない。
前半44分、ジュビロ、西紀寛からのボールを中央で受けたジウシーニョ。
振り向いてから素早い動きでミドルを放つが枠には入らず。

アディショナルタイムは2分。
前半アディショナルタイム2分、ジュビロ、自陣でボールを奪った山本康裕。
左サイドを素早いドリブルで前線を駆け上がると、そのまま右足を振りぬきシュート!
惜しくもGKの正面となってしまったが、山本康裕がキレキレの動きを見せている。

ここで前半終了のホイッスル!
後半0分、仙台ボールで後半キックオフ!
後半1分、仙台、後半は2点のビハインドもあり積極的な攻め。
富田晋伍がフリーでボールを持つと、そのままミドルシュート。
しかし、川口能活が倒れ込みながら余裕でキャッチ!
後半4分、一度奪われたボールを再び奪った富田晋伍。
前線へスルーパスをだすが、これは繋がらない。
後半6分、ジュビロ、駒野友一からのクロスがニアサイドのジウシーニョへ向けて蹴りこまれるが、林卓人に直接キャッチされてしまう。
後半8分、仙台、左サイドから太田吉彰のサイドチェンジ。
しかしボールが長くなりジュビロボールのスローイン。
後半9分、仙台、ヘディングの流れ球に反応した太田吉彰。
ドリブルでエリア内に進入し、シュートを放つが枠に入らず。
後半12分、ジュビロ、菅井直樹へのスライディングがレイト気味に入ってしまいパク チュホに対してイエローカード。
後半15分、両チーム共に選手交代。
ジュビロ、西紀寛に代えて山本脩斗を投入!
仙台、朴成鎬に代えて中原貴之を投入。
後半19分、仙台、梁勇基からのスルーパスをエリア内で受けた太田吉彰。
振り向き様にシュートを放つが、バーを越えていく。
後半21分、ジュビロ、右サイドの山本康裕が右へ左へと疲れを感じさせない動き。
リーグ戦で奪ったゴールから調子の良さが続いている。
後半23分、仙台、菅井直樹に代えて一柳夢吾を投入。
後半26分、またもや両チーム共に選手交代。
ジュビロ、ジウシーニョに代えて成岡翔を投入!
仙台、朴柱成に代えて細川淳矢を投入。
後半28分、ジュビロ、右サイドでボールを持った山本康裕から駒野友一へ。
駒野友一がファーサイドの前田遼一へクロスを送るが、ボールが長くなってしまう。
後半31分、仙台、左サイドからのFK。
ファーサイドで折り返すと、中央で待っていた太田吉彰に流し込まれ仙台が一点を返す。【2-1】
後半35分、ジュビロ、浮き球のスルーパスに走り込んだ成岡翔だったが相手GKのが一歩早かった。
後半36分、ジュビロ、山本脩斗がドリブルで持ち込みミドルシュート!
惜しくも枠を捉えることができず。
後半37分、ジュビロ、パク チュホに代えて山崎亮平を投入!
後半41分、FKで時間を使ってしまった古賀正紘に対してイエローカード。
後半43分、ジュビロ、エリア付近で山崎亮平、前田遼一と繋ぎ山本康裕へ落としのボール。
山本康裕が狙い澄まして左足を振り抜くが、林卓人にセーブされてしまう。
後半44分、アディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ、相手のクリアボールを拾った那須大亮。
ハーフウェイライン付近からロングシュートを放つが、枠を捉えることが出来ず…
後半アディショナルタイム2分、仙台、ボールを細かく繋ぎ、最後は一柳夢吾がシュートを放とうとしたところをジュビロDFが阻止!
後半アディショナルタイム4分、仙台のロングボールを川口能活が跳ね返したところで試合終了のホイッスル!
柳下 正明 監督

――感想
前半の良い時間帯に2点取れ、始めのうちは何度かカウンター気味にピンチを作っていましたが、得点を取ってから非常に落ちついてやれていたので、2-0で終わらなければいけないゲームだったかなと。ただ、前半から何人かの選手が一歩ずつ動きが遅れているのがわかり、中2日のチームと中3日のチームがやると差が出ると実感しました。ただ、最後まで粘り強くプレーし、2-1で終えたというところでは少しアドバンテージがあるので、天皇杯があり、中2日で移動という厳しい日程ですが、この勝利を無駄にしないようにやっていきたいと思います。

――後半立ち上がりからミスが目立ちましたが、疲労の影響でしょうか?
那須大亮のミスは今までもあることですが、康太(上田)がイージーなミスを連発しているので、そのあたり体があまり動いていない状態でしたが、あそこは康太(上田)と那須大亮で頑張ってもらわないと。疲れているのはわかりましたが2人ともそのままプレーさせました。そこからパスが配給されないと、周りの選手もだんだん止まって足元で受け、そうなると相手のチェックも受けるので、あまり良い流れではありませんでした。また、少し急ぎ過ぎることでミスも出ていたので、そこで翔(成岡)を入れて、少し下がってパスを受けてさばいてゲームコントロールしてほしいということで投入しましたが、翔(成岡)も動けなかったので、想定外というか厳しかったです。

――パクチュホ選手にも疲れがあったように見えましたが?
ガンバ大阪戦(8月29日)より少しは良かったのですが、少し疲れはあるのかなとは思います。

――古賀正紘選手がジュビロ磐田加入後で初先発となりましたが?
300試合以上やっているベテランですし、経験はかなりあるので落ち着いてやれていたと思います。ただ、一つ気になるのは、背後に蹴られたボールに対して自分の判断でオフサイドということで止まる、というプレーが何度か見られたので、それはジュビロ磐田ではなしだと。笛が鳴るまで走り続けるということで。そのあたりまだ悪い癖があるのかなとは思います。ただ、今季初めての公式戦だと思いますが、90分集中してプレーしてくれましたし、大井健太郎とイガンジンと古賀正紘は使える目途は立ちました。

川口 能活 選手

川口 能活 勝ったことが大きいと思います。第2戦のアウェイゲームでも勝てるようにやっていきたいです。ガンバ大阪戦(8月29日)から中2日でこの試合に臨み、暑さもあり、途中で足が止まってしまった場面もありましたが、みんな最後まで頑張ってくれました。第2戦へ向けて良い準備をしていきたいですし、気持ちを切り替えていきたいです。
(古賀正紘選手について)久々の公式戦だったと思いますが冷静にプレーしてくれました。もともと経験のある選手ですし、統率力もあり、球際の強さもある選手です。彼の持っている力をそのまま発揮してくれればと思っていました。

那須 大亮 選手

那須 大亮 前半良い形で得点できましたが、後半少し引いてしまった部分もありました。最低限の結果を残すことできたと思いますし、次につなげていきたいと思います。自分達のサッカーの精度をより高いものにしていきたいですし、人もボールも動くサッカーをさらに追求していきたいです。厳しいスケジュールではありますが、その中でどういった戦いができるかだと思いますし、しっかりやっていきたいです。

上田 康太 選手

上田 康太 もう1点取れればという試合でしたし、3-0にできた試合だったと思います。2点をリードしてから受けに回ってしまった部分もありました。リードしている分、縦へのパスが少なくなってしまった部分もありましたし、簡単なミスでボールを失ってしまった場面もありました。もう少し短いパスを混ぜることができればと思います。今日の勝利は大きいのですが、アウェイゴールを決められていますし、0-0の気持ちで第2戦に臨みたいです。

イ ガンジン 選手

イ ガンジン 2点リードし、自分達のペースで試合を進めることができましたが、セットプレーから失点してから少し難しい場面もありました。リードできたので、もう少しボールをキープしながら試合を進めることができればという部分もありまいた。(失点場面について)チームの集中の部分だと思いますし、次の試合ではしっかり修正していかなければいけません。第2戦のアウェイゲームで勝てるようにしっかり準備していきたいです。

駒野 友一 選手

駒野 友一 勝てたことは良かったのですが、もう1、2点取りたかったです。自分達がボールを支配することが多く、ボールを動かせていたので、そういった意味でももっと得点を取りたかったという思いもあります。アウェイゴールを取られていますし、そこはもったいなかったと思いますが、アウェイでも勝てば問題ないですし、勝ってくれることを信じています。

西 紀寛 選手

西 紀寛 まだ第1戦が終わっただけですし、内容的にあまり満足できるものではありませんでした。
もっと相手を仕留めるくらいの勢いでいけたと思いますし、そういった意味ではあの失点が相手の息を吹き返させることにつながりかねません。失点0で勝ち点3を取りにいけた試合だった思います。勝ったことはよかったのですが、“0.5ゲーム差”のようなものだと感じていますし、あまり喜べないです。課題としていたセットプレーでやられてしまったのは残念ですし、修正していきたいです。予選グループでは自分はあまり出場していませんでしたし、決勝トーナメントに進出できたことはみんなのおかげだと思っています。そういった気持ちで第2戦も頑張りたいです。この点差をあまり気にせず第2戦に臨みたいです。

古賀 正紘 選手

古賀 正紘 ホーム&アウェイ方式ですので、是が非でもホームの試合では勝たなければいけないと思っていました。そういった意味ではまずは結果が出てよかったです。自分自身、今から特別なことができるわけではありませんし、やはり今までやってきた経験の中で自分のプレーをしっかりやろうという気持ちでした。ただ、90分を通じて自分の思ったようなプレーをなかなかできなかったことは残念ですし、上手く試合に入れなかったです。一つ一つのプレーにしても自分の中で自然にやっているというよりも、思い出しながらやっているという感覚でした。ただ、フル出場できたことは手応えにつながります。試合の展開を考えると2-0で勝てた部分もありますし、完封したかったです。1点のアドバンテージを考えながら第2戦に臨みたいです。

ベガルタ仙台 手倉森誠監督
 

――感想
まず、相手が中2日、我々が中3日でこの戦いに臨むということで、タフなゲームを覚悟し、後半落ちてくるのはジュビロ磐田だろうということを予測していました。そういった意味では前半の2失点は大きかったなと。ただ、この大会はアウェイゴールがあるので後半は1点だけでもいいから返すこと、そして3失点目を許さないということを伝えていましたし、次の試合につなげることができたあの1点は非常に大きかったと思います。今度ホームでサポーターの後押しを受けてしっかりとひっくり返したいと思います。