2010年 試合速報
2010 Jリーグヤマザキナビスコカップ 第5節
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永井 雄一郎
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パク チュホ
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平岡 康裕
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荒田 智之
イ グノ
西 紀寛
成岡 翔
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前田 遼一
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ジウシーニョ
山崎 亮平
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兵働 昭弘
山本 真希
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パク チュホ
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永井 雄一郎
原 一樹
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藤本 淳吾
大前 元紀
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
アウスタ | 6/6(日) | 13:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 十河 正博 | 扇谷 健司 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 手塚 洋 | 入部 進也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.8度 | 66% | 小椋 剛 | 古賀 正人 |
12 | シュート | 11 |
12 | ゴールキック | 16 |
6 | コーナーキック | 4 |
23 | 直接FK | 8 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
まもなく、ナビスコカップ第6節が始まる。
対戦相手は、今シーズン、リーグ戦で7勝4分1敗の成績で首位と絶好調の清水エスパルス。
そう、今シーズン初の静岡ダービーをナビスコカップで迎えるのである。
Jリーグでは、首位の清水に対してジュビロは10位と差が開いてしまっているが、逆にナビスコカップでは首位がジュビロで2位につけているのが清水となっている。
今季の清水の特長はなんといっても破壊力抜群の攻撃力。
リーグ戦での得点を見ても、12試合経過して23得点と約1試合に2得点のペースでゴールを奪っている。
その中心にいるのは、日本代表のレギュラーセンターフォワードでもある岡崎慎司。
しかし、岡崎慎司はワールドカップに出場するため、この試合での出場はない。
それでも清水の前線にはタレントが揃う。
高さのあるヨンセン、スピードのある原一樹、裏を狙ってくる大前元紀らがおり、さらには中盤にも藤本淳吾や、枝村匠馬、兵働昭弘、山本真希などどこからでも、どんな形からでも得点を取れるメンバーが揃っている。
そして何よりこの男を忘れてはならない。
今シーズンより、生まれ故郷の清水エスパルスに加入した小野伸二の存在である。
この男から繰り出されるパスは、まさに芸術品であり、日本の宝と言っても過言ではないほどの精度を誇っている。
小野伸二を止めるには、ボランチの動きが重要になってくる。
先発が予想される、那須大亮、上田康太には、なんとしても小野伸二を止めてもらいたいものだ。
一方のジュビロ。
ナビスコでは未だに負け無しと好調をキープ。
この要因はなんと言ってもジウシーニョが戦列復帰したことが大きく影響している。
復帰戦で早速得点を奪うと、前節の神戸戦でも2得点を奪い、勝利に貢献しジュビロの左サイドからの攻撃は危険と敵チームに印象づけている。
また、ジウシーニョは攻撃だけでなく、守備面でも重要な役割を果たしており、前線から積極的に相手にプレッシャーをかけることができる選手である。
今日の試合私たちにとって一番望まれることは、どんな形であれ『勝つこと』である。
静岡県にチームを持つライバルとしては、負けは他のチームに負けるよりも大きな意味を持っている。
今日の試合、勝利のみを目指し、全力で戦い抜きたい。
試合会場は、アウスタ。
試合は本日午後1時キックオフ!
サポーターの皆さんには、最後まで熱い声援をお願いします!
オレンジ色がまぶしいが、水色のユニフォームを着たサポーターもたくさん詰め掛けてくれている。
陣形もコンパクトに保たれており、これを崩すのは難しいが、前田遼一、ジウシーニョ、荒田智之に期待したい。
ボールを右サイドの西紀寛に繋ぎ、それを右足でクロスを上げるがミスキックとなってしまう。
相手DFにプレッシャーをかけ、ボールを奪いたい。
怪我の影響も全くなさそうで、ゴールを期待したい。
中盤でのボールの奪い合いが続きく。
サインプレーから、エリアの外にいた小野伸二へ。
小野伸二がダイレクトでボレーを放つが、枠には入らずジュビロボールのゴールキック!
正確なシュートを持っているだけに、フリーで打たせてはいけない。
味方を使ったワンツーから、左足でシュートを放つが、GK西部洋平の正面…
今日はじめて見せパク チュホの攻撃だったがゴールならず。
ワントラップで前を向き、そのままミドルシュート!
ボールは、惜しくも枠の外となってしまったが、さすがの動きを見せてくれている。
西紀寛が、グラウンダーのミドルシュートを放つも、西部洋平が冷静にキャッチ。
高さのあるボスナーに競り勝ちたいところ。
サイドチェンジを有効に使い、色々な攻撃パターンを試したい。
エリア内でボールを受けた永井雄一郎がシュートを放つが、ゴール右に外れる!
これが、静岡ダービーの気迫か。
相手DFを切り返しで交わし、前線に動き出していた荒田智之へラストパス!
ボールを受けた荒田智之が右足でシュートを放つが、オフサイドの判定。
藤本淳吾が蹴りこむが、ジュビロDFが跳ね返す。
さらにこぼれ球を上げられが、何度もジュビロDFが跳ね返している。
前線のヨンセンにあて、兵働昭弘に繋ぎ、永井雄一郎へ頭で流す。
そのボールを永井雄一郎が足で合わせ、清水先制。【0-1】
ジュビロとしては、積極的に前に出なければならない。
前半のロスタイムは1分。
上田康太がちょこんと蹴り出したボールに荒田智之がバックヘッド!
しかしこれはヨンセンにクリアされてしまう。
小野伸二のスルーパスに抜け出した藤本淳吾が左足でクロスを上げるが、これはヨンセンに合わない。
後半はボールを素早く動かし、細かく繋いでいる。
いいボールがつながったかに思われたが、わずかに届かず…
サイドバックが積極的な上がりで、得点を取るための動きをみせている。
早い時間に同点に追いつきたいところ。
八田直樹とDFラインの間に蹴りこまれたボールだったが、大井健太郎が、クリアし、ピンチを逃れる。
辻尾真二がボールを受けるが、ジウシーニョが最後尾まで戻ってスライディング!最高の動きを見せてくれた。
しかしこれが繋がらず、相手ボールになってしまう。
ファーサイドでボスナーが、長身を生かしたヘディングシュート。
八田直樹が正面で防ぐも、こぼれ球に平岡康裕が反応し足で流し込み清水追加点。【0-2】
そのままシュートを放つもGKの正面。
左サイドから巻いて蹴られたボールは、右のポスト直撃!
小野伸二はさすがのプレーを見せている。
荒田智之に代わりイ グノを投入!
しかしこれはジュビロDFが何とか対応。
そのままインサイドを使いシュートを放つが、ゴール左に外れてしまう。
やや慎重になりすぎたか。
ロスタイムは4分。
山崎亮平がドリブルで持ち込みイ グノへラストパス!
ボールを受けたイ グノが、ドリブル突破からシュートを放つが、小野伸二にうまく対応されてしまう。
静岡ダービーに敗れてしまった。
この借りはJの舞台で返したい。
――感想
前半15分ぐらいまでは清水エスパルスに長いボールでリズムを作られました。そのあたりで少し慌ててしまうかなとも思いましたが、前半15分過ぎからは落ち着いてジュビロのリズムでプレーできたと思います。ただ、全体を通じてチャンスらしいチャンスをあまり作ることができませんでした。ピンチらしいピンチもそれほどありませんでしたが、結局セットプレーでやられてしまいました。警戒をしていましたがあれだけのボール、高さがあると防ぐことが難しかったと思います。あと2日でモンテディオ山形戦との試合があるので、できるだけ早く良いコンディションでプレーできるように作っていきたいと思っています。
――お互いに流れの中でチャンスを作った場面が少なかったと思います。清水エスパルスがそれほど前に出てこなかった?
どこのチームもジュビロ磐田と対戦する時には長いボールを入れてくるという気はします。何度か清水エスパルスの試合の映像を見ましたが、もっと細かいパスでつなぎ、ヨンセン選手がサイドに出て生まれた中央のスペースに藤本淳吾選手、小野伸二選手、兵働昭弘選手、永井雄一郎選手といった選手が入ってきて攻撃を組み立てていくというイメージを持っていましたが、単純に長いボール入れてきているなと感じました。ヨンセン選手に対して強く跳ね返ることが難しく、セカンドボールを拾われた時にはまた押し込まれました。一番対処し難いところではありましたが、そんなに危ない場面はなかったと思っていますし、2つのセットプレーでやられたら仕方がないかなと。次にすぐ切り替えてやっていくしかないと思っています。
――後半、良い形が少なかったと思いますが、その原因は?
相手に2点目を取られてしまうと落ち着くこともできないと思いますし、そこで清水エスパルスも出て来ました。もう少しサイドチェンジしながら横のパスをつないでいければ、もっとフィニッシュまで行くことができたと思います。そのあたりハーフタイムでは伝えましたが、2点目を入れられてしまいました。
――試合中、得失点差のことも考えていたのですか?
そこまでは考えていませんでした。どちらにしても勝たないと難しいですし、横浜F・マリノスやモンテディオ山形も(決勝トーナメント進出の可能性を)残していますから。
――イグノ選手について
0-2という状況になってから投入を考えました。グノ(イ)らしいプレーもありましたし、簡単にボールを失うところも見られました。ただ、彼にとってはピッチ上でサッカーをすることが一番回復につながるのではないかなという気持ちを持っていました。
チャンスもあっただけに決めきれず残念です。気を付けていたセットプレーでやられたのが悔しいです。セットプレーでマークの確認をもっとしっかりしなければいけない。誰が付くのか再確認しなくてはいけないと思います。静岡ダービーということもそうですが、決勝トーナメント進出へ向けて大切な試合だった。今日の良かったところと悪かったところを整理して中2日後の試合へ調整します。次勝つために集中して頑張ります
セットプレーでは気を付けて対応しなければいけません。後半にルーズボールを拾えなくなってしまいました。プラスに考えて次のモンテディオ山形戦に臨みたいと思います。
ゲームの入り方はよかったと思います。セットプレーは相手の良さだとわかっていたのですが、残念ながら2失点してしまいました。あの場面ではもう少ししっかりマークすることが必要でした。気持ちを切り替えて、次の試合のことを考えていきたいです。次の試合は自分達のホームでゲームができますし、集中してプレーできればいい結果につながると思います。中2日の試合ですがコンディション面に問題はありません。
試合全体を通じてミスもありました。攻撃のところもさらに精度を上げられると思います。しっかりと修正していきたいです。強いチームはセットプレーから得点を入れてきます。セットプレーでは全員が集中してプレーしなくてはいけませんし、セットプレーからの2失点はチーム全員の責任だと思います。勝たないと上には行けませんし切り替えてやっていきたいです。久しぶりに決勝トーナメントに行きたいです。
グループリーグの順位に関わらず、ダービーマッチでしたし、勝って、ここで決勝トーナメント進出を決めたいという気持ちで試合に臨みました。流れの中でやられていなかったのでセットプレーからの失点は悔しいです。次は中2日での試合になりますが、モンテディオ山形には昨季2度負けていますし、決勝トーナメントに進出するためにも勝たないといけません。次の試合はホームゲームですし、しっかりと勝って決勝トーナメントの切符をサポーターにプレゼントしたいです。
ダービーマッチでしたし、勝てれば決勝トーナメント進出が決まる状況だったので、絶対に勝ちたいという気持ちで試合に入りました。勝利につながるプレーができませんでしたし、もっと決定的なパスを出したかったです。攻撃の面でもっと工夫が必要でしたし、効果的なサイドチェンジを増やしたかったです。
本当にたくさんのサポーターの声援が選手達に勇気を力を与えてくれたと思っています。リーグ戦が終わった後、ナビスコカップの連戦があり、フィジカル的に非常に厳しい状態でプレーしている選手が何人もいました。そういった状況の中で、選手達はホームでこれだけの声援、後押しを受け、やらなければいけないという思いになってくれたのではないかなと思っています。結果的には欲を言えばもう1点取れれば最高だったと思いますが、まずはダービーで勝つということが大事な結果でしたし、最低限2点差をつけるというところは選手達はクリアしてくれました。どちらにしても、最終節の結果を待たなくては、予選突破について何とも言えない状況だと思いますが、アウェイのヴィッセル神戸戦に負けた後、そこからよく立ち直って戦ってくれた2試合だったと思っています。これでワールドカップの中断に入るわけですが、選手はもう一度体をリフレッシュしてもらい、中断後にもう一度鍛え直して、チームとしてさらにたくましくなるように準備をしていきたいです。中断明けの初戦がジュビロ磐田とのダービーですし、ジュビロ磐田もさらに気合を入れて戦ってくると思うので、またホームで勝てるように清水エスパルスもしっかり準備をしていきたいと思っています。