2010年 試合速報
2010 J1リーグ 34節 vs.セレッソ大阪
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
キンチョウ | 12/4(土) | 15:37 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 河本 弘 | 奥谷 彰男 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 柴田 正利 | 平野 伸一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
12度 | 39% | 山本 雄大 | 杉本 雄二 |
16 | シュート | 14 |
13 | ゴールキック | 10 |
4 | コーナーキック | 6 |
12 | 直接FK | 11 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ Division 1第34節(最終節)がまもなく始まる。
いよいよ、2010年シーズンのラストマッチを迎えるジュビロ磐田。
最後の戦いは、アウェイに乗り込んでのセレッソ大阪戦となった。
今シーズンのジュビロは様々な事が起きた激動のシーズンであったと言えるだろう。
まずはなんと言ってもナビスコカップの優勝。
グループリーグから白熱した戦いを繰り広げ、1位で予選を突破。
トーナメントに入っても負けない戦いを披露し、準決勝では強豪川崎フロンターレ相手に見事な逆転勝利で決勝への切符をもぎ取った。
そして一番のハイライトとなった国立競技場での決勝戦。
後半ロスタイムの前田遼一の劇的な同点ゴールから、延長での菅沼実、山崎亮平、前田遼一のゴールまで、ジュビロサポーターにとっては、何とも面白い試合となったことは間違いないだろう。
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間の選手たちの表情や、サポーターの声援はすばらしいの一言であった。
他にも山崎亮平がアジア大会をレギュラーで出場し続け金メダルを獲得や、古賀正紘、菅沼実の柏コンビの途中加入もあった、逆に去年は救世主と拝められていたイ グノの退団や、川口能活選手の長期離脱、駒野友一の骨折、加賀健一の負傷、カレンロバートの移籍などマイナスな出来事も多くあったシーズンであった。
そんな2010年シーズンもセレッソ大阪との試合がラストマッチ。
最終戦は今年を締めくくる意味でも、勝利で終わりたいところである。
また、2年連続得点王を目指す前田遼一は、前節の名古屋戦でのゴールにより、得点ランキング首位タイにまで浮上。
ライバルとなるのは、共に外国人のケネディとエジミウソンの2人。
日本人の誇りにかけて、また昨年の得点王の誇りにかけて、最終戦にもゴールを奪い、単独でのタイトルを奪取してもらいたい。
リーグ戦の勝ち越しを掛けて全力で試合に臨む選手達に、熱い声援を宜しくお願いします!
試合会場は、キンチョウスタジアム。
キックオフは午後3時30分。
前田遼一の得点に向けて、みんなのサポーターが必要だ。
菅沼実が蹴るが、ニアでクリアされてしまう。
そのまま突破からクロスを上げるが、相手の体にあたり、チャンスには繋がらず。
アマラウが直接狙うが、壁に直撃。
ドリブル突破から左足を振り抜くが、力無くGKの正面。
右サイドからアーリークロスを上げるが八田直樹が正面でキャッチ。
酒本憲幸がゴールラインギリギリいからクロスを上げるが、アドリアーノのヘディングはミートせず。
ピッチの芝のコンディションも影響しているか。
やや遠目の位置から左足でシュートを放つが枠に入らず。
強引な突破からエリア付近までボールを運ぶと、こぼれ球が乾貴士へ。
乾貴士が浮き球で再びアドリアーノへ。
フリーでボールを受けたアドリアーノは、八田直樹の動きを冷静に見て左隅に流し込んだ。【0-1】
そんままダイレクトでクロスを上げると中に走り込んだアドリアーノが右足で合わせ、セレッソ追加点。【0-2】
前田遼一に点を取らせるべく、クロスを上げるがボレーシュートはミートすることが出来ない。
菅沼実が入れるがチャンスに繋がらず。
菅沼実に代えてジウシーニョを投入!
前田遼一を目掛けて蹴りこむが、前田遼一の前でクリアされてしまった。
西紀寛が蹴ったボールに最後はジウシーニョが詰めるが、シュートまではいけず。
相手のクリアボールを成岡翔がダイレクトでシュートを放つが、GKが落ち着いて対応。
この瞬間に、前半終了のホイッスル。
セレッソ、小松塁に代えて山口螢を投入。
山崎亮平がそのボールをダイレクトでジウシーニョに渡し、ジウシーニョもダイレクトでシュートを放つが、枠を外してしまった。
そのFKから、山本康裕がボールを持ち、成岡翔へパス。
成岡翔がこれをスルーすると、ボールは山崎亮平へ。
山崎亮平がダイレクトでボールを成岡翔に返すと、成岡翔が左足シュート!ボールはゴール左隅に吸い込まれ、ジュビロが1点を返す!【1-2】
前線で走り込んだアドリアーノの動きをよく見て、ロングスルーパス。
ボールを受けたアドリアーノはワントラップからシュート。
ボールは八田直樹の逆をつき、ゴール左に吸い込まれていった。【1-3】
アドリアーノがそれを右足で豪快に蹴りこみ、セレッソ追加点。【2-4】
酒本憲幸の蹴ったボールに永井龍が頭ですらすと、ファーサイドのアドリアーノが足に触れるが、チャンスならず。
那須大亮から前線の山崎亮平へパス。
山崎亮平が、そのままサイドライン際をドリブルで持ち込むが、最後はボールを奪われてしまった。
このボールに、家長昭博がヘディングシュート。
ボールは枠を捉えていたが、ラインギリギリのところで船谷圭祐がヘディングクリア!
そのままダイレクトでクロスを上げるが、前田遼一のヘディングはミートせず。
ファーサイドのアマラウがジャンプ一番でヘディングシュート。
ミートしたボールがジュビロゴールをを襲い、ネットに突き刺さってしまった。
【2-5】
上田康太が蹴ったボールに古賀正紘が合わせるが、ゴールならず。
そのまま左足でシュートを放つと、ボールはネットに吸い込まれた。【2-6】
ゴール後にユニフォームを脱いでしまった播戸竜二に対してイエローカード。
――感想
感想を言うことは少し厳しいかなと思いますが、最後は果敢に点を取りに行ったのでこんな結果になったとは思いますが、非常に残念ですし、悔しいし、この気持ちを選手達も忘れず、来シーズンに向けてやっていくしかないかなと思います。とにかく、セレッソ大阪の一つの武器であるカウンターを含めた速い攻撃というところを考えたら、1点目が決まりかなという感じはします。それぞれ選手一人一人、あるいは我々スタッフも含め、もう一度しっかり見つめ直し、来シーズンに向けてやっていきたいと思います。
このゲームで唯一救いだったのは、前田遼一が1点を取って、ケネディと同率で得点王を獲得したということくらいです。遼一にとってはこういう負け方で非常に悔しい思いはあると思いますが、チームとして、おめでとうという言葉をかけたいと思っています。
――リーグ戦4年ぶりの勝ち越しを懸けた試合ということでモチベーションもあったと思いますが?
勝ち越しというよりも、こういう世界にいたら一つでも多く勝つ、目の前のゲームを勝つということは常に考えていることです。それよりも今日のゲームは、やはり、もっと点を取りに行こうと、チームとして点数を取ろうということを選手達には伝えました。チームとして点数を取れば、自ずと(前田)遼一が得点するチャンスが増えるということで。それは選手みんなも考えながらやっていたと思います。
――川口選手が先発を外れましたが、その点についてと、早め早めの交代となりましたが、上田選手を入れたところで那須選手をサイドバックに代えましたが、その意図は?
川口は怪我ではないです。八田も川口がいない間、十分ジュビロのゴールを守っていた選手でしたし、準備はできていたので八田を入れました。
選手交代は前半のあの時間帯で0-2でビハンドだったので、早めに交代を考えました。山本脩斗(の交代)は少し腰を打撲等で張りが出ていたので。それと、少し中盤のところでボールの回りが良くないということで、多少弱さはあるけど、上田と成岡でやることによってボールを動かせるのではないかと、ただ、(途中交代で)入れた瞬間、カウンターで入れられたので、また前掛かりになるという悪循環ではありましたが、そういう狙いで入れました。
――戦術的に、というより、1対1の競り合いのところで競り負けているというか、少なくとも後半、そういった印象を持ちましたが、受け身に回ってしまった、ということでしょうか?
アドリアーノは相当強烈です。家長も非常にキープ力があるし、そういった部分もありますが、後半、特に我々の選手の弱点、弱点というのはオンザボールのところでの弱さですが、そういう選手がメンバー交代によって多少増えたと。
言い訳できない結果になってしまいました。アドリアーノ選手もスピードなど高い能力を持った選手ですし、彼に対するパスも精度の高いものがありました。ただ、自分達のポジションニングミスを相手に一発で突かれてしまった部分もあったと思います。これまで一発でやられる場面というのはなかったと思いますし、そのあたり、集中力の問題なのか、個のところなのか、まだ自分の中では整理できていません。やり方を変えたわけではありませんが、一発のパスに対するリスク管理の部分もあったと思います。
今季最後の試合だったので、もったいないことをしてしまったと思います。来年に向け、チーム全体が強くなっていかなければいけないと感じています。選手達も今まで以上に頑張っていきたいです。
今季の最後の試合がこういう結果となり、上手く言葉が見つかりません・・・。
自分が空回りしてはいけないと思っていましたし、冷静にプレーすることを意識していました。
この結果をしっかり受け止め、来季からまたチャレンジしていきたいです。しっかり準備していきたいです。
何もしないまま終わってしまったという感じです。この試合を自分の中でしっかりと受け止めたいです。今日は悔しさしかありません。
やはり失点(した時間帯)が早かったなと。早い時間帯で失点をしたことで、点を取らなくては、という展開になりました。
ボールを奪った後、前線に(前田)遼一君しかいなくて、そこを相手に狙われる、という場面もありました。
――自分自身のプレーについて
ミスも多かったですし、もっと効率的にプレーしなければいけないと思います。攻撃に行くところと行かないところの見極めもさらに意識して行かなければいけないと思います。失点も守備陣だけの問題ではないと感じています。
――来季に向けて、積み重ねていかなくてはいけない部分は?
たくさんあり過ぎるというか・・・。ゆっくり整理していきたいです。
ゴールを今日決めることができたことも嬉しいですが、それ以上に大敗したことが悔しすぎます。
得点王になれましたが、もっと頑張らないといけないと感じました。
今年より来年は頑張ります。サポーターの皆さん、シーズン最後まで応援ありがとうございました。
スタートから出ることができ、90分やれるところまでやろうと思っていました。
今日の試合で感じたことは、もっともっとレベルアップしていかなければいけないということです。
ドリブルに拘っているわけではありませんが、チームのゴール 勝利に絡めることができるようこれからも頑張ります。
自分たちのサッカーをする時間が今日は少なく難しいゲームとなりました。
後半リスクを負ってゴールを目指しましたが、少しのミスで逆に失点に繋がってしまいました。
自分たちのリズムでサッカーができない時にこうして、やられてしまうというところを来年は修正していかなければいけないと思います。
90分通して、1年通して同じサッカーが続けられる様に、またチーム一丸となり頑張ります。
サポーターの皆さん、1年間応援ありがとうございました。
賭けに負けてしまいました(苦笑)。マスコミの方におごると言っていたのですが、それを思い出してしまいました(苦笑)。
今日、この感動的なゲームでACL出場を勝ち取ったということを、本当に嬉しく思います。今週、ずっと選手達の表情を見ていて、この勝負の懸かった最終戦で、取りこぼしをするなんてことは、おそらくないだろうと。それくらい、選手達の気持ちを感じられる一週間でした。選手達も“頑張りスピリッツ“、私がいつも選手達に言うキーワードですが、“頑張りスピリッツ”を存分に見せてくれた選手たちを心から称えたいと思います。さらには今シーズン、無敗で終えることができたこのキンチョウスタジアムで、大勢のサポーターのみなさんとACL出場権を獲得の喜びを分かち合えることを本当に嬉しく思っています。今日の勝利、そしてACL出場権獲得というこの成果を、これまでチームを支え、応援してきてくださった関係者の皆様に捧げたいと思います。