2010年 試合速報
2010 J1リーグ 32節 VS.鹿島アントラーズ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
カシマ | 11/23(火) | 14:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 川上 信夫 | 松村 和彦 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 二俣 敏明 | 聳城 巧 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
15.9度 | 78% | 前田 敦 | 明石 まゆ美 |
22 | シュート | 7 |
7 | ゴールキック | 12 |
7 | コーナーキック | 2 |
15 | 直接FK | 6 |
1 | 間接FK | 6 |
1 | オフサイド | 6 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ Division 1第32節がまもなく始まる。
前節ホームでの山形戦を0-0と引き分け、今シーズンの残留を決めたジュビロ磐田。
後は少しでも上位に食い込めるように、しっかりとプレーしたいところだ。
今節の相手は鹿島アントラーズ。
Jリーグを3連覇していた絶対王者だったが、今シーズンは名古屋グランパスにその座を奪われてしまった。
それでも、現在2位につけているあたりはさすがの強さと言えるだろう。
今シーズンはホームで1度対戦しており、2点を先制するも後半に逆転を許してしまい惜しくも敗れてしまった。
長年のライバルチームである鹿島アントラーズだが、3連覇した鹿島とはかなりの差が開いてしまったといえるかもしれない。
それでもチャンピオン相手に善戦し、成長した姿をサポーターに見せてくれた。
この鹿島との差を少しでも埋めるために、今節は是が非でも勝点3がほしいところだ。
また、残り3試合となった今シーズンのJリーグ。
J通算100ゴールに迫った前田遼一だが、残り2ゴールで足踏みしてしまっている。
3試合で2ゴール。
前田遼一にとっては朝飯前の仕事ではないだろうか。
サポーターも、今シーズン中の前田遼一の100ゴールを信じて疑わない。
何としても今シーズン中の100ゴールを見たいところ。
試合会場は、カシマサッカータジアム。
キックオフは午後2時。
本日もサポーターの皆さんには最後まで熱い声援をお願いします!
その際に新井場徹と接触し、ジュビロボールのFK!
上田康太がファーサイドの前田遼一目掛けて蹴りこむが、ボールが長くなってしまい前田遼一は触れることができず。
そのまま右足で折り返すと、ボールは相手にあたりながらも中央へ。
そのボールにニアサイドで飛び込んだ前田遼一が頭を振り抜きヘディングシュート!
ボールはゴール左に吸い込まれ、ジュビロ先制!!!【1-0】
右サイドを走り込んでいたジウシーニョへ浮き球のパスが出るが長くなってしまった。
ボールは大きく枠を外れ、ジュビロボールのゴールキック。
興梠慎三を狙ったが、判定はオフサイド。
ダイレクトで右足を振り抜くシュートを見せるが、川口能活がファインセーブ!
その横をフリーで走り抜けた山本脩斗へ浮き球のパス。
フリーでボールを持った山本脩斗が、左足でジウシーニョへピンポイントクロス。
ジウシーニョは左足で合わせるのみ、ジュビロが追加点を奪った!!!【2-0】
中盤まで下がり、ボールをもらいにいっている。
野沢拓也が直接狙うが、壁に入っていた西紀寛が体にぶつけピンチを防ぐ!
野沢拓也が面白いボールを入れるが、ジュビロDFがヘディングでクリア!
右足で折り返すが、大井健太郎がスライディングクリア!
ジュビロDFにてこずっている様子。
野沢拓也が右足で蹴りこむが、川口能活が素早い反応で正面でキャッチ!
エリア内に進入し中へ折り返すが前田遼一には合わない。
しかしボールは枠を大きく外れる。
小笠原満男が蹴ったボールのこぼれ球にジウトンが反応し、左足でシュートを放つが、その前にオフサイドの判定。
中央に蹴りこむが川口能活がパンチングクリア!
そのボールを速攻に繋げるが、西紀寛からイ ガンジンへのパスは長くなってしまった。
前田遼一がターゲットになりヘディングでボールを落とすが、曽ケ端準が直接キャッチ。
野沢拓也の蹴りこんだボールに岩政大樹がニアサイドに飛び込みヘディングシュート。
ボールはゴールに吸い込まれ鹿島が1点を返す。【2-1】
アディショナルタイムは1分。
威力のあるシュートで曽ケ端準がそれを弾くが、詰める選手はいない。
反転から左足でシュートするも、ゴール右に外れてしまった。
右足でシュートを放つが相手に阻まれてしまう。
跳ね返ったボールに再び西紀寛がシュートするが、力なく曽ケ端準の正面。
ボールはイ ガンジンの足に当たり鹿島のコーナー。
コーナーキックはチャンスにならず。
そのまま右足を振り抜き、ボールは枠を捉えるが、川口能活が右手一本ではじき出す。
こぼれボールに川口能活と興梠慎三が競争になるが、川口能活が一歩早くがっちりキャッチ!
その際に興梠慎三の足が川口能活の頭に入り心配されたが、プレー続行!
興梠慎三の動きを見て、浮き球のスルーパス。
興梠慎三が、胸トラップからシュートを狙うが、川口能活が飛び出し、これを阻止!
マルキーニョスへスルーパス。
マルキーニョスがエリアないからシュートを放つが角度が無く、ゴールキックに。
最後は守り切るが、ボールを奪ってから繋げることが出来ない。
野沢拓也が直接狙うが、枠を大きく外れてしまった。
多少胸がを苦しそうにするが、プレー続行!
川口能活のスーパーセーブでピンチを防いだ!
混戦からのこぼれ球を最後は大迫勇也に詰められるが、ゴールライン上で那須大亮が何とかクリア!
アディショナルタイムは5分!
川口能活と1対1になりシュートするが、またもや川口能活がスーパーセーブ!!!!
最後は大きくクリアしたところで試合終了のホイッスル!!!
激闘をモノにした。
――感想
アントラーズの選手達が目を覚ます前に我々の選手達がワンチャンス、ツーチャンスを入れて、ゲームを進めることができました。非常に入り方がよかったと感じてます。その後、当然押し込まれる時間帯というのがあると。そこで粘り強くやってマイボールにした時に、一つ目、二つ目で味方につなぐことができればもっと相手のゴール前まで運べるのですが、そのあたり、アントラーズのプレッシャーによってボールをすぐ失ってすぐ守備と。このあたりは来シーズンに向けてやっていかなければいけないなと思っています。とにかく、ラッキーな面もありましたが、辛抱強くプレーすることによって勝ち点3を取れたなと。選手達はよくやってくれたと思います。今シーズン、残り試合2ゲームあるので、またいい結果出るようにやっていきたいと思っています。
――今季の勝ち点が昨季を上回り、勝ち点50に近づいていますが?
とにかくナビスコを取ったチームがこういう順位にいては恥ずかしいことなので、残りの2つ勝ち点重ねて一つでも順位を上がるということが我々にとっての目標になります。
――先制し、今季ホームでの鹿島アントラーズ戦と同じような展開になりましたが、しのぎ切ることができ、そのあたり、パフォーマンスが違ってきていると?
アントラーズの選手達の動きが立ち上がり良くなかったなと。当然、押し込まれてはいますが、もっともっと迫力のあるプレーを彼らはできるので。そのあたり、多少疲労という面で最後、粘り切れたかなと思います。ただ、選手達の勝ちたいという気持ちが相手を上回り、そのあたり、みんなが一つになってやれたというのはあります。
――鹿島アントラーズ戦、8年ぶりの勝利となりましたが?
(私は)8年間ずっといるわけではないので、そのあたりはわかりませんが、とにかく3年連続(2007年、2008年、2009年)の(Jリーグ)チャンピオンのチームに対して、そして、アントラーズの今日のメンバーはほぼベストメンバーだと思いますが、そのメンバーに対して、内容はともあれ2-1で勝つことができたということは我々にとっては自信になると。残りのゲームに対して自信を持っていきたいと思います。
厳しい試合でしたが、早い時間帯にゴールを決めることができ、勝てたことが嬉しいです。
何としても勝ちたかった試合、中2日で疲れていたので後ろから盛り上げていました。
前半から自分のところへボールが来ている感じがした。毎試合こうしたパフォーマンスが出せるように頑張ります。
とにかく鹿島のアウェイで勝てたことが非常に嬉しい。次のホーム名古屋戦そして最終戦と連勝できるよう気を引き締めます。
鹿島アウェイで僕が出ている試合、勝ったことがなかったので嬉しかった。那須からのボールは練習通りだったし迷いなく入りこめました。
真中でキープしてからゴール前へ入る理想的な形ができて良かった。また次の試合もゴールを、チームとして勝利ができるように頑張ります。
やっと勝つことができました。序盤、(前田)遼一がよく決めてくれましたし、(川口)能活さんがよくしのいでくれました。ただ、セットプレーからの失点は課題だと思っています。次の試合も勝てるように頑張ります。
序盤に良い形で得点を取ってくれましたし、(川口)能活さんがよく防いでくれました。個人的にも全力でプレーした結果が勝利につながってよかったと思っています。
――相手の攻撃を防ぐ上で、意識したことは?
相手の前線は流動的に動いてきましたが、相手の2トップについて行き過ぎず、ボランチと上手く連係しながら対応することができました。
――終盤、相手の猛攻を受けましたが?
那須さんも(イ)ガンジンもヘディングに強い選手ですし、基本的なことですが、一人が競ったら、一人がカバーに入るということができたと思います。
前半、セットプレーからの失点もありましたが、みんなで集中して守りきることができました。
――次節へ向けて
今年Jリーグで優勝したチームとの一戦ですし、今季ホーム最終戦ですので、良い試合をしたいですし、勝利につなげたいです。
終盤はきつい場面もありましたが、(川口)能活さんがしのいでくれました。前半の最後に1点を返され、後半の立ち上がり、今まで以上に高い集中力を持ってゲームに入りましたが、それを45分続けることができました。守備に追われる場面が多かったですが、粘り強くプレーできました。久々の勝利ですし、次につながる勝利だと思います。
――2点目のアシストについて
前田さんから良い形でパスを受けることができましたし、ジウシーニョがよく決めてくれました。
――次節へ向けて
今季ホーム最終戦ですし、勝利につなげたいです。
自分のゴールも嬉しいのですが、そのゴールがチームの勝利につながったことで、さらに嬉しいゴールになりました。難しい試合になりましたが、勝利をもぎ取ることができて嬉しいです。前半終了間際の失点で苦しい展開にもなりましたし、押し込まれる場面もありましたが、粘り強くプレーできました。
――良い形でゲームに入ることができたのでは?
(ゲームの入りは)かなり良かったです。やはり集中してゲームに入ることができましたし、主導権を握ることができたと思います。Jリーグの優勝も、来季ACL出場も叶わなくなってしまいましたが、最後まで全力でプレーするということは義務だと思っていますし、それを出せた試合でした。
――2点目のゴールについて
(山本)脩斗が自分の動きをよく見てくれましたし、自分もジウトン選手の前にうまく入ることができました。
――アウェイにも関わらず、たくさんのサポーターが声援を送ってくれましたが?
今日の勝利はサポーターの力のおかげだと思います。磐田から長い道のりをかけてこのスタジアムに駆け付けてくださった方もいると思いますし、本当にたくさんの力をくれました。今日の勝利を皆さんに捧げたいです。
――立ち上がり、集中力が足りないように感じましたが?
たしかにそういった部分もありましたが、それが原因で失点したということではなく、やはり相手のメリットも称えなければいけませんし、やるべき作業というものをやったのではないかと思います。
――ハーフタイムに、「球際に厳しくいくこと」という指示がありましたが、そのあたり、メンタル面やフィジカル面で連戦の疲れがありました?
アグレッシブさというのは、後半を見てもらえれば、できるということを見せることができたと思いますし、相手に圧力をかける作業を全員でできたと思います。チャンスは多く作ったわけであって、あとは、やはり最終的には連戦の疲労から敏感な生理運動学的な部分で、ちゃんとしたステップが踏めなかったり、あるいは強弱の部分が乱れたりとか、いろいろな部分に影響があったのではないかと思います。それプラス、決定的なチャンスを決める自信というものもなくなったのではないかと、あるいは欠けてしまった部分があったのではないかと。(これまで)ホームの試合では大半、圧力をかけてチャンスを作り、それを決めるということが流れ的にはありましたが、今日はそういった部分、最終的には部分が上手くいかなかっただけのことではないかと思います。
――前節でJリーグ優勝がなくなり、インターバルを置かずにこの試合を迎えましたが、モチベーションなどの部分で難しさは?また、今日の試合を迎えるにあたり、工夫したことは?
本当に短い期間の中で、準備をするということは、当然ながらいろんな作業はしましたが、4年連続タイトルを取ることができなかったということは、選手によっては深く感じた者もいれば、それほど気持ち的な部分で落ち込みのない選手もいるだろうし、あとは、そこから切り替えを早くできる者もいれば、少し時間のかかってしまう人もいるだろうと。ただ、やるべきことは決まっているわけですし、試合を勝ち続けることしかできないわけであって、その作業をしっかりやるという部分に尽きるのではないかと思います。
今日の敗戦という部分に関しては、アントラーズが負けたというよりも、ジュビロさんがアントラーズの弱点、あるいは機能性の部分を低下させるための作業を徹底的にやって、自分達の長所を生かす作業をやり続けた成果ではないかと思いますし、一般的には連戦であったり、4連覇ができなかったから、そういった影響を考えられるかもしれませんが、今日の試合に関してはジュビロさんが、今までおそらく8回対戦していますが、最もやるべき作業をやった試合だと思います。
――試合後、サポーターの前に挨拶に行きましたが、それはどういった気持からだったのでしょうか?また、しばらくスタンドを見渡していましたが、どんな気持ちでしたか?
これは毎回やっていることであって、勝った時には当然ながら選手のメリットですし選手を称えると、負けた時にはやはり自分が敗戦の責任の一部を背負って取り組んでいるということを選手達にも伝えたいし、サポーターのみなさんにも伝えたいという部分があっての行動です。当たり前のことではないかと思います。
それから、一時的にサポーターのみなさんを見るということをやっているのは、当然ながら、サポーターの中には本当に協力的で、私も含め、クラブ全員と本当に真剣に勝利を目指して取り組んでいる人達がいます。そういった真のサポーターと、ただ、勝っている時にだけ、勢いがある時にだけにしかいないサポーターもいるわけで。そのあたり、3年もいれば、名前はわかりませんが、顔だけはわかりますし、その人達に対して、努力はしましたが、期待を叶えることはできませんでしたというお詫びと感謝を示したかっただけです。
――この試合、ロスタイムあたりまでベンチから出る場面がほとんどなかったように感じましたが、何か意味のある行動だったのでしょうか?
基本的に私が出ていっても指示を出すのは通訳なので、通訳かコーチが出ていき指示を出していくわけで、ベンチを出る出ないの回数で勝敗が決まるのであれば、ずっと出続ければいいわけです。ただ、やるべき作業をやっている時には出ていく必要はありませんし、やっていない時には指示、要望を出していくわけであって、そのためにスタッフがいるわけです。今日、みなさんは敗戦の理由を探していると思いますが、それを私がベンチを出た回数、レフリング、川口選手のファインセーブ、あるいは運に見放されたとかということを書きたいのだと思いますが、ただ、それは全て間違いであって、ジュビロさんがやった作業を称えなければいけない試合ではないかと思いますし、一人一人がやるべき作業を徹底的にやり続けることができるか、一時的にやることだけは誰でもできるわけであり、やり続けることができるかという部分になってきます。レフリングに関しては今日は何も申し上げることはありません。負けた時にはコメントはしたくないと思います。人によっては敗者の弁を悪意を持って受け止める方もいますので、負けた時にはコメントしたくないと思います。勝った時にはコメントすることもありますが、そのことについては今日は話しはしません。ただ、今日はジュビロさんが勝利に値する内容、作業をしたと思っています。