2010年 試合速報
2010 J1リーグ 29節 VS.アルビレックス新潟
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 11/6(土) | 15:34 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面量芝、乾燥 | 十河 正博 | 井上 知大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 小椋 剛 | 原田 昌彦 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
17.6度 | 43% | 五十川 和也 | 花澤 秀登 |
10 | シュート | 8 |
9 | ゴールキック | 18 |
7 | コーナーキック | 2 |
21 | 直接FK | 13 |
1 | 間接FK | 4 |
0 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 1 |
2010年Jリーグまもなく第29節が始まる。
3日前にナビスコカップの決勝を戦い終えたばかりのジュビロ選手達は、
Jリーグの戦いが待ち構えている。
最高の形で、ナビスコカップを締めくくることができたジュビロ磐田。
決勝では、延長戦にもつれる激しい展開に。
そんな中ジュビロの不動のエースである前田 遼一が抜群の切れを見せ、勝利に大きく貢献。
MVPも獲得し、普段寡黙で知られる男が、この日ばかりは誰よりもうれしそうにしていたのが非常に印象的であった。
中2日でJリーグと厳しい日程が続いているが、今日の相手は勝点差3に位置しているだけに、負けられない相手である。
是が日でも勝利したいところだ。
対する新潟。
開幕からしばらくは勝ち星に恵まれず、苦しい戦いが続いていたが、ここにきてチームがよくなってきている印象。
黒崎監督を中心にチームがうまくまとまりを見せ、更なる上位進出を狙っている。
キックオフは15時34分。
熱いご声援宜しく御願いいたします。
疲労が心配されるが、怪我には気をつけたい。
そままゴールへドリブル突破!
エリア手前で倒されるが、ホイッスルは吹かれず。
ドリブルで、突破を試みるが、ファウルで止められてしまう。
そのFKは相手にクリアされてしまいコーナーキックに。
山本康裕が蹴ったボールに那須大亮が頭で合わせるが、ミートすることが出来ない。
木暮郁哉の蹴ったボールに千葉和彦が頭で合わせるが枠に入らず。
ショートコーナーを使うもチャンスには繋がらず。
再びボールを持った西大伍がクロスを上げるが、川口能活ががっちりキャッチ!
ファーサイドに蹴りこむが、チャンスを作ることが出来ない。
クロスボールを川口能活が弾くと、そのこぼれ球を中央からミドルシュート。
ボールは枠を捉えるが、ゴール直前で古賀正紘がクリア!
アグレッシブな守備でチームに大きく貢献してくれている。
エリア内で相手DFを一人交わし右足を振り抜くが東口順昭にセーブされてしまう。
それに遅れて反応した那須大亮が、ミシェウを後ろから引っ掛けてしまい新潟がPK獲得。
ファウルを受けたミシェウがゴール左に突き刺し新潟先制。【0-1】
山本康裕が蹴ったボールはニアサイドで相手にクリアされてしまう。
アディショナルタイムは1分
小さいドリブルで中央へ切れ込むと右足でシュート。
ボールは左サイドネットへ。
ジュビロボールのゴールキックで試合再開。
ジュビロ、岡田隆に代えて菅沼実を投入。
大宮、小林慶行に代えてジョン パウロを投入。
成岡翔が蹴るが、ニアサイドクリアされてしまう。
ボールは枠を捉えていたが、川口能活が弾き出す!
中央に走り込んだ荒田智之が右足で合わせるが、ゴール右に逸れてしまった。
松浦拓弥が蹴るもクリアされてしまう。
松浦拓弥が蹴るがGKにパンチングされてしまう。
そのまま持ち込み、荒田智之へラストパス。
荒田智之がダイレクトで狙うが、大きくふかしてしまった。
アディショナルタイムは4分。
松浦拓弥のボールに菅沼実がニアで合わせるが、惜しくもゴール左に外れてしまう。
スローインになったところで試合終了のホイッスル。
――感想
前半、相手の圧力に押され、少し受け身に回ったような形になってしまいました。もう少し攻撃の時に相手の背後へボールを送り込み、相手の最終ラインを裏返しにしようということでいったのですが、なかなか良いタイミングでボールが出てこない形が多く、前半に関してはあまり良くなかったです。守備も“いけいけ”になりすぎ、スペースができたり、こぼれ球を拾われ、押し込まれるという展開でした。少し気持ちと体が違っているような感じで。
ただ、後半、少し落ち着きを持ってボールを動かせるようになったし、サイドを使ってプレーできるようにはなったかなと。終盤、やはり時間のないところで、どうしても得点したいという気持ちが、1-1という結果につながったのではないかと思います。
ナビスコが終わって中2日ということで、コンディション面も非常に難しかったのですが、その分、気持ちでカバーしてくれたのではないかと思います。非常に粘り強くプレーできるし、たくましく思いました。これからまた5連戦となり、また厳しい状況になりますが、やはり次節は是が非でも勝ち点3を取り、上位争いへ向け、一つでも順位を上げられるようにやっていきたいと思っています。
――両サイドを替えてきましたが、疲労の影響もありましたか?
それはあります。
――交代で入った松浦選手が非常に切れ味鋭い動きを見せていましたが?
もっとマイボールになった時にもっと前に飛び出してほしかったですし、それは伝えましたが、途中で息が上がってしまったのかもしれません・・・(苦笑)。トレーニングゲームでも比較的、後ろでボールを足元で受け、それからプレーします。スペースへ動き出し、ボールを受けるということはまだ課題で、やはり、今日もそういったことは見られました。
――後半30分ぐらいから攻め続け、あまり疲れている様子も感じさせませんでしたが、体力的な部分も相当ついてきているのでしょうか?
ゲームのコンディション、というものはついてきているのではないかと思いますが、見ていると、足にきている選手も見られましたし、クロスやパスを見ても、多少ぶれたりもしていました。ただ、本当によく耐えてプレーできるようになったと思います。
――ナビスコカップから中2日でこの試合を迎えましたが、選手の気持ちを切れさせないために心掛けた部分は?
リーグの順位が11位ということは選手達もわかっていますし、それは恥ずかしいことですので、一つでも上げたいという気持ちで、切り替えることはできていたと思います。私から言ったのはチャンピオンの誇りを持ってこれからやろうと。ただ、誇りを持つと同時に恥ずかしいゲームはできないと。周りの目もやはり厳しい目で見るでしょうから。今日も今まで以上に厳しさを持ち、一人一人が責任を持ってやろう、ということは言いました。
――今日のゲーム、点数をつけるとすると?
点数はつけられませんが、本当に最後まで諦めずにプレーしてくれているので、それは去年とは全く違うなと思います。
前半、相手の攻撃に対して後手に回ってしまった部分もありました。上手くいかないなりにも前半は失点0でいかなければいけない試合でした。ただ、終盤に同点に追い付けたことは評価できることだと思いますし、次につなげていきたいです。
1点ビハインドだったので、勝利のために得点を目指してプレーしていました。ただ、自分が決められた場面もありましたし、自分の力のなさを感じる部分もありました。そのあたり、さらに成長していかなければいけないと思いますし、もっともっとレベルアップしていきたいです。
いつも通り、自分達からアクションを起こしてボールを奪うことを意識していました。ただ、前半、良い形を作れず、ルーズボールやセカンドボールの部分で後手に回ることもありました。もう少しコンパクトにラインを上げ下げできればよかったと思います。
試合に入る前はそれほど感じませんでしたが、実際、試合が始まってみると、多少中2日の影響を感じる部分もありましたが、日程は言い訳にはできません。次のベガルタ仙台戦に勝ってこそ、この勝ち点1が生きてくると思いますし、しっかり準備していきたいです。
ヤマザキナビスコカップを優勝したことで、周りから厳しい目で見られると思っていましたし、ぜひ勝ちたいと思ってプレーしていました。(同点ゴールの場面は)那須が良い形で折り返してくれましたし、それがよかったと思います。リーグ戦残り5試合、全部勝てるように頑張ります。
――1点を追い駆ける展開となりましたが?
あまり慌てないことを意識していました。イージーミスもあり、自分達のやりたいサッカーを特に前半できていませんでしたし、ジュビロらしい人もボールも動くサッカーができていなかったので、本当にいつも通りプレーすることを意識していました。
――終盤、迫力のある攻撃ができたと思いますが、どのあたりがよかったのですか?
交代選手もどんどん前に出てくれたり、仕掛ける姿勢を見せてくれ、運動量も確実に上がりましたし、やはりああいう仕掛けが多くなったので、チャンスも増えたと思います。
――同点ゴールの場面を振り返ると?
山本脩斗が良い形でボールを持っていたので、僕が2列目から入れればと。ファーサイドであまりマークもついていなかったので、あとは折り返すだけで、(前田)遼一がしっかり決めてくれました。
――前田選手を意識していたと?
そうですね。中にいたので、折り返ることを意識していました。やはり遼一が決めてくれますし、真ん中に必ずいてくれるので、今日もそうでしたし、中に折り返すということを意識していました。
――1-1というスコアについては?
できれば勝ちたかったのですが、最後の最後で負けなかったことはやはり次につながると思いますし、粘る強さは出てきたと思うので、そういったところは、次につなげていきたいと思っています。
――ジュビロらしい粘り強さが出ていると?
そうですね。ただ、上手くいっていない時間帯もたくさんありましたし、サッカーの質としても、納得いくようなサッカーが特に前半できなかったので、そこは反省点ですし、次はそこを修正していきたいです。
一言で言えば、本当に惜しいというか、悔しい試合をしてしまったなと。ただ、本当にゲーム開始からうちとしてはプラン通りに試合を運ぶことができましたし、前半リードし、後半、相手もフレッシュな選手を入れてきて、前掛かりになったところで、うちはカウンターでチャンスが来ると思っていました。そのチャンスを決めきれなかったことで、最後の最後にそのしわ寄せが来てしまったという部分があったと思います。ただ、選手達はナビスコ王者相手にしっかりと自分達のサッカーができたと思いますし、最後の終わり方という部分では、私含め、まだまだ反省しなければいけない部分もあると思いますが、今日もサポーターがたくさん駆け付けてくれ、力を与えてくれましたし、残り5試合、全力で目標に向かってやっていきたいと思います。