2010年 試合速報
2010 J1リーグ 28節 VS.川崎フロンターレ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
等々力 | 10/30(土) | 15:05 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 岡村 新太郎 | 木村 博之 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 高橋 佳久 | 蒲澤 淳一 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
12.4度 | 87% | 山内 宏志 | 大高 常勝 |
16 | シュート | 15 |
11 | ゴールキック | 9 |
5 | コーナーキック | 5 |
11 | 直接FK | 17 |
3 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ Division1第28節をまもなく迎える。
対戦相手は、ナビスコカップ準決勝で死闘を繰り広げた相手でもある川崎フロンターレ。
ナビスコカップ準決勝ではホームで完封負けを喫してしまうも、アウェイでの戦い、今日と同じ会場の等々力では見事な逆転勝利し、決勝へと駒を進めることに成功した。
今シーズンの対川崎通算成績は、2勝1敗と相性は悪くない。
今日の試合も勝利し、3日に行われるナビスコカップ決勝に向けて、弾みをつけたいところ。
今日の試合、川崎は稲本と森が出場停止と、主力2人を欠いての試合となった。
中盤で抜群の存在感を示していた稲本と、右サイドで守備はもちろん攻撃にも積極的に参加することのできる森が出場停止とは、川崎にとってはきついものがあるだろう。
それでも川崎ベンチには、期待の若手が揃っており、ジュビロ側としては若手だからと気を抜いていては、足元をすくわれかねないだろう。
そしてなにより、このチームには中村憲剛という絶対的司令塔がいることを忘れてはならない。
彼の右足から繰り出されるスルーパスは脅威そのもの。
前線ではヴィトール ジュニオールらスピードのある選手が揃っており危険度は高い。
ただ、台風が近づいており、雨も降っている、ピッチが濡れていることが中村憲剛にどう影響を及ぼすのか。
一方のジュビロは、好調を継続中。
前節も浦和レッズを相手に逆転勝ちし、勝点3をゲットした。
先制ゴールでは、前田遼一の神業とも言えるゴールラインギリギリでの細かなフェイントからジウシーニョへ見事なアシストに成功。
そのゴールから9分後には山本康裕のコーナーキックに那須大亮が角度のないところからダイレクトで合わせ逆転と、2つのスーパーゴールで勝利した。
先制されても慌てることなく逆転することが出来ている。
今日の試合では先制点がほしいが、それに固執することなくじっくりを攻めたいところ。
試合会場は等々力。
キックオフは午後3時5分。
最後まで熱い声援宜しくお願いします!
怪我には気をつけたい。
ショートコーナーを使い、エリア付近まで攻め込むと山本康裕がファウルを犯してしまう。
ワンバウンドしたボールが川口能活を襲うが、横っ飛びで弾き出す!
ファーサイドで待っていた小林悠がヘディングシュートを放つも力無く、川口能活が落ち着いてキャッチ。
いいボールが入ってくるが相澤貴志にパンチングされてしまう。
中に切れ込み左足に持ち替えると、そのままミドルシュート!
これは相澤貴志が倒れ込みながらキャッチ。
しかし、前田遼一はしっかりと詰めていた。
右足で思い切ったミドルシュート!
ボールはクロスバーに直撃しゴールならず。
スピードでジュビロDFを振り切ると、右足でグラウンダーのシュート。
これは枠を捉えることは出来ず。
前田遼一へ浮き球のパスを送るが繋がらず。
左サイドで船谷圭祐がフリーランしていただけに…
ジュビロDFが何とかクリア。
ヴィトール ジュニオールのボールは川口能活がパンチング。
その際に川崎の選手と川口能活が軽く接触し、ジュビロボールのプレスキックに。
ボールを受けたヴィトール ジュニオールが、エリア内に切れ込み左足でシュート。
ボールはゴールを捉えていたが川口能活が、右手一本で弾き出す!
こぼれ球に楠神順平が押し込むが枠に入らず!
前田遼一が前を向いてドリブル突破するが、シュートまでいくことが出来ない。
これは川口能活が、余裕でキャッチ。
後半に入り、さらに雨風が強くなっている。
ドリブル突破を試みるが、ジュビロDFが落ち着いて対応。
船谷圭祐が左足で放り込むが、ニアサイドで相手にクリアされてしまう。
左足でボールを持つとそのままミドルシュート。
惜しくも枠を捉えることは出来なかったが、いいシュートだった。
ジュビロ、船谷圭祐に代えて成岡翔。
川崎、楠神順平に代えて黒津勝を投入。
これは古賀正紘がヘディングでクリアするが、こぼれ球に反応した黒津勝がシュートを放つが川口能活が冷静に対応。
山本康裕がエリア内に進入しシュート!キーパーが弾いたボールを拾った成岡翔が、再び西紀寛へパス。
西紀寛が右足でクロスを上げるとファーサイドでフリーで待っていたジウシーニョがヘディングシュート!GKが弾いたところをジウシーニョが右足で詰めてジュビロ先制!!!【1-0】
ジュビロDFを一人交わし、冷静に右隅に流し込み同点【1-1】
一旦ピッチの外へ。
すぐさま左からコーナーを得るがゴールならず。
最後は那須大亮が左あしでシュートを放つが、相澤貴志がキャッチ。
中央に走り込んだ前田遼一がヘディングシュートを放つがミートすることが出来ない。
アディショナルタイムは3分
ファーサイドで黒津勝がシュートを放つが、枠に入らず。
その瞬間試合終了のホイッスル。
――感想
まず、このように雨風の強い中、我々ジュビロのために応援、サポートしてくれたサポーターのみんなに本当に感謝したいと思っています。非常に選手の力になったと思います。
選手達もこういう状況の中、非常に集中を切らさずやってくれたと思います。前半、非常に危ない場面もありましたが、ゴールキーパー、最終ラインも含め、全員が勝ちたいという気持ちを出してくれたのではないかと思います。勝ち点1で残念ではありますが、フロンターレの力を考えて、最後難しいゲームにはなりましたけどよしとして、中3日でナビスコがあるので、そちらに向けてまた準備したいと思います。
――選手交代で、岡田選手と西選手が途中交代となりましたが、負傷したようにも見えましたが、状況は?
おそらく相手の膝が右のもも前に入り、ちょっと動けないということで岡田隆は代わりました。西も多少内転筋が張ってきたので代えました。
――ナビスコカップの決勝に向けて、選手に組み換えなどは?
今終わったばかりですし、何名かの選手が怪我をしているので、三日間の内に決めたいと思います。
――前半、攻撃が多少上手くいかなかった面もあったと思いますが、後半に向けて攻撃のプランはどういったものでしたか?
このグラウンド状況で、風も相当あったので、中盤の足元はおそらく狙われるので、やはり相手の背後は狙おうと。ただ、そのボールも、後半は風上なので、グラウンダーボールを入れるのか、あるいは多少浮かしたボールで入れるのか、しっかり判断しなさいと。
最後の決定的チャンスを決められなかったことが皆に申し訳ない。
前半からもシュートチャンスがあったし、枠に入れたかった。
勝てるように次がんばります
グラウンド状況はかなりよかったので、風もありましたが、少しボールを動かせればよかったと思います。そのあたり、攻撃の意思疎通の部分はさらに高めることができると思います。
前半チームとしてやろうとするサッカーがなかなかできませんでした。ただ、そういった中を無失点で乗り切り、後半の先制点につなげられたことは大きかったと思います。守備陣としてはコンパクトに保ちながらプレーすることを意識していました。次の試合もジュビロのサッカーをしながら勝てればと思います。
こういう天気だったので、ディフェンダーとしては簡単に相手の背後に蹴り込むことを意識していましたし、グラウンド状況としては良かったのですが、それでもスリッピーだったので、シンプルにプレーすることを意識していました。前半はボールを蹴っても、ボールが風で戻ってくるような状況でした。後半に先制点を奪い、その後、無失点で抑えて勝ちきりたかったのですが、次につながる試合だったと思います。
難しい状況で、思い通りに戦うことができない部分もありましたし、サッカーにならない部分もありましたが、試合に勝つためにスタジアムに来たわけですし、やはり勝ちたかったです。結果的に1点リードを追い付かれてしまいましたが、我慢できる時間、冷静にプレーできる時間が増えているので、そこは前向きに考えていきたいです。
リーグ戦残り7試合、全部勝って勝ち点を積み重ね、何とか優勝争いに残ろうということで送り出したのですが、残念な引き分けという結果に終わりました。台風が来ていて、難しいピッチコンディションの中、選手達は良くやってくれたと思います。サポーターも本当に多く駆け付けてくれて、冷たい雨が降りしきる中、選手を支えてくれて、本当に感謝しています。
試合なんですが、こういう状態なので、セカンドボール、ルーズボールのところ、球際の戦いのところをいかにマイボールにして攻撃につなげていけるかいう部分が一つポイントだという話をしました。そこのところでは体を張り、良い反応をして攻撃につなげてくれたと思います。ただ、失点のところなどではジュビロさんの方が上回ったかなと。1点ビハンドということで非常に苦しい展開になったのですが、よく追い付いてくれたと思います。その後、前半も含めてチャンスはありましたが、やはりそういうチャンスを決めなければいけないな、というのが反省です。勝ちきれないというところはやはり決定力のところだと思うので、今後そこの精度を高めて、残り試合、しっかりと戦っていけたらと思います。