2010年 試合速報
2010 J1リーグ 27節 VS.浦和レッズ
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船谷 圭祐
成岡 翔
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エジミウソン
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岡田 隆
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西 紀寛
菅沼 実
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山本 康裕
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ジウシーニョ
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那須 大亮
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原口 元気
梅崎 司
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菅沼 実
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高橋 峻希
鈴木 啓太
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ジウシーニョ
金沢 浄
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
エコパスタジアム | 10/23(土) | 14:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 臼井 郁夫 | 家本 政明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 平野 伸一 | 前島 和彦 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.9度 | 45% | 唐紙 学志 | 小林 春樹 |
8 | シュート | 11 |
7 | ゴールキック | 9 |
5 | コーナーキック | 9 |
13 | 直接FK | 22 |
0 | 間接FK | 4 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ Division 1第27節がまもなく始まる。
対戦相手は、浦和レッズ。
今季の浦和の成績は、12勝9敗5分。
リーグ戦5試合負けの無い磐田と、リーグ戦6試合負けの無い浦和レッズと互いに好調同士の対戦となった。
18節に名古屋に負けて以降、白星を積み重ねている浦和レッズ。
リーグ戦最近8試合の結果は、1-1、4-1、1-1、1-0、1-1、2-0、2-1、2-0。
この好調の主な要因は、試合結果を見ても明らかである、守備面の安定だろう。
シーズン途中に阿部勇樹が海外に移籍し、逆に不安視されていた守備陣がリーグ戦8試合で2失点以上の試合が0と安定感は抜群。
山田暢久、坪井慶介、平川忠亮らのベテラン勢にサヌ、宇賀神友弥らが加わりDFラインが上手くまとまっている。
そして何より大きいのは、ボランチの細貝萌の働きだろう。
日本代表にも選出された、24歳の若者が素早いプレスから相手のボールを奪い、相手の攻撃の芽を摘んでいる。また、そこから速攻に繋げるなど、攻撃面でもその威力を発揮している。
一方のジュビロもここのところ絶好調。
前節は、ナビスコカップの前哨戦となったサンフレッチェ広島との対戦だったが、アウェイで勝点1を獲得とポジティブな結果となった。
エースの前田遼一も相変わらず絶好調で、菅沼実からのクロスに頭から飛び込み同点弾をゲットした。
得点ランキングでも、名古屋のケネディに次ぐ2位タイと2年連続得点王も視野にいれている。
今日の相手の守備陣は鉄壁だ。
前田遼一がこの守備陣をどう崩していくのか。
それには前田遼一の力だけではなく、サポートも重要となってくる。
ジュビロ得意のサイドからの攻撃で、分厚い相手守備陣の壁を粉々にしたいところだ!
試合会場は、エコパスタジアム。
キックオフは午後2時3分。
今日もサポーターの皆さんには、最後まで熱い熱い声援をお願いします!
やや遠目の位置から船谷圭祐が直接狙うが、枠を捉えることが出来ない。
中央で胸トラップからエジミウソンがゴール前に持ち込むが、イ ガンジンが体を入れて対応!
そのFKを柏木陽介が直接狙うが枠の外。
ファーサイドのイ ガンジンを狙うがこれは通らない。
スピードに乗ったドリブルからエリア付近まで持ち込むと、思い切りよく右足を振り抜くがゴールならず!
そのままダイレクトでシュートを放つが川口能活が前に出て対応!
そのまま反転して左足でシュートを放つが、枠を大きく外れる。
エジミウソンがピッチに倒れこむが、すぐに立ち上がり試合再開。
柏木陽介が蹴りこむも川口能活がパンチングでクリア!
ファーサイドでエジミウソンが頭で合わせるがミートすることが出来ない。
左サイドを走りこんだ船谷圭祐に浮き球のパスを送るが、繋がらない。
浮き球でエジミウソンを狙うが、川口能活が冷静に対応。
しかし船谷圭祐がスライディングで足をを伸ばし、コーナーキックに。
そのコーナーキックを柏木陽介が蹴るが、グラウンダーのボールはチャンスには繋がらず。
山岸範宏と競争となり、エリア内に進入するが山岸範宏と接触してしまう。
山岸範宏が足を痛めて倒れこむが、すぐに立ち上がりジュビロボールのスローインで試合再開。
アディショナルタイムは2分!
そのまま振り向き様にシュートを放つが、惜しくも枠を外れてしまう。
強めのボールには誰も触ることが出来ない。
山本康裕が蹴ったボールにジウシーニョが頭で合わせるが、枠に入らず。
柏木陽介のボールはジュビロDFが頭ひとつ飛び出しクリア。
反転から左足でシュートを放つが力なく川口能活が余裕でキャッチ!
山本康裕がしっかり体を寄せていた。
フリーでボールを受けたエジミウソンがゴール左に右足シュートを突き刺し浦和先制・・・【0-1】
相手の選手を2、3人かわしエリア内に進入。
ゴールラインギリギリまで持ち込み、中央のジウシーニョへラストパス。ジウシーニョは足を出すだけ、ボールはネットに突き刺さりジュビロが同点に追いつく!【1-1】
ボールは枠を捉えていたが、山岸範宏にファインセーブされてしまう。
山本康裕が蹴ったボールは、山岸範宏にパンチングされるが、完全にクリアすることができない。
そのボールに反応した那須大亮が、角度の無いところからダイレクトで合わせジュビロ勝ち越し!【2-1】
山本康裕がボールを入れるもエジミウソンがヘディングでクリア。
山本康裕が蹴ったボールにファーサイドでイ ガンジンが飛び込むがわくを捉えることが出来ない。
成岡翔がフリーで右足シュートを放つが、枠を外してしまった・・・
柏木陽介がエジミウソンを狙うが、ジュビロDFが3人で対応!
そのまま右足でシュートを放つが、力なく川口能活がしっかりキャッチ!
その瞬間主審の笛が吹かれ試合終了!!!
――感想
サッカーのクオリティー的には高くありませんでしたが、我々として浦和に対しての分析通り、ロングボールあるいはハイボールに(相手の)最終ラインが不安定なところがあったので、そういうプレーを続けていこうということで後半も送り出しました。やはりゲーム全体を見ていて、そういう不安定さはありました。本当はショートパスで崩したいところですが、今日の浦和に対しては長いボールを多めにと。そのあたり、選手達もきっちり理解してやってくれたと思います。守備に関しても攻撃力のある浦和に対して粘り強く対応できたので、この後に続く、フロンターレ、あるいは広島戦に向けても、十分やれそうな感じは受けました。我々は勝ち点3を積み重ねるということが大事になりますので、まず勝ち点3を取れたことがよかったと思います。また続けていけるようにしっかり準備していきたいと思います。
――「粘り強いディフェンスができた」とは、具体的には?
(相手の試合の)映像を何本か見ていると、もっとショートパスで最終ライン、ゴールラインから運んだり、今日の試合ではエスクデロが出ているので、そのあたりドリブルでの打開もあるだろうし、それから原口が左サイドから切れ込んでのシュートと、そのあたり、個で力のあるプレーというのは今まで見られていましたが、(それに対して)1人だけではなく、2人、3人とグループで対応できていたのではないかと思います。エジミウソンに関しては注意していましたが、今日は彼のプレーが非常に良かったので、抑えることは難しかったと思います。
――先制されたこと以外は、ほぼ思惑通りの試合運びでしたか?
やはり自分達のボールを保持する時間が多い方が良いので、そのあたり、もっと増やしたいということはありますが、逆に浦和の本来のリズム出させなかったということが良かったのではないかと思います。
――相対すると、チームとして次のゲームに臨む戦術として考えると、自分達のサッカーを続けるのか、相手の良さを消すのかといった場合、この試合に関しては後者だったのでしょうか?
そうですね。芝生もかなり長くて、ボールもあまり走らなかったので。中盤あたりで、(相手の)足元(へのパス)を狙っていたということもありますし。
――相手の攻撃を速い段階で止めるということで、岡田選手もかなり効いていたと思いますが、彼のプレーの評価は?
攻撃のところは多少を芽をつぶってというか、ある程度、できること、できないことを我々もわかっているので。守備に関しては、多少前に行き過ぎてセンターバックとの間、那須との2人ですが、そのあたり、空いてしまって、エジミウソン、あるいはエスクデロに、使われたという場面が何度かありましたが、全体的には守備に関しては十分やってくれたと思っています。
――先制される展開になりましたが、選手達の様子は?
そんなに焦っている感じではありませんでしたし、その直後、浦和の選手達がかなり出てきましたが、ばらけることなく落ち着いてやれていたのではないかと思います。
――菅沼選手を途中から起用しましたが、彼のはつらつしたというか、泥臭さみたいなものは、やはりチームに良い影響を与えると思いますが、彼の評価は?
プレー回数はそれほど多くはありませんが、ボールを持った時に仕掛けることができるし、相手の背後に動き出すことができるので、そのあたり、ボール保持者が長いボールを出しやすくなっているのではないかと思います。
前半、ラインを低くし過ぎてしまったので、そのあたり、ゲームの途中でコンパクトにすることを意識しましたし、ラインを上げることを意識しました。押し込まれる時間帯もありましたが、一人一人が体を張って守れていたと思いますし、それを継続していきたいです。ただ、失点場面ではもう少し良い形で対応しなければいけませんでしたし、今後、ああいう失点を避けていかなければいけません。
――失点した後の展開について
時間もありましたし、一人もあきらめている選手はいませんでした。ジウシーニョのゴールがチームを勇気づけてくれましたし、あとゴールが今日の試合の全てだったと言ってもいいかもしれません。
ビハインドの状況となっても慌てず、同点に追い付けるという自信が芽生えてきていると思います。一人一人の選手が自分の役割を果たせていると思います。
――同点ゴールの場面について
(前田)遼一がよく粘ってくれました。攻撃の第一歩となることは常に意識していることです。2点目の場面でも那須がよく決めてくれました。
相手がショートパスをつないできたので、危ないところをケアすることを意識していました。エジミウソン選手のところに自由にパスを入れられ、起点を作られてしまった場面もあったので、そこはもっとケアしなければいけませんでした。失点の場面でも誰が競るのかが、曖昧になってしまった部分もありました。
攻撃面でも単調な攻撃が多かったので、もっとサイドを変えながら攻撃できればよかったと思います。
――先制されながら、逆転できた要因は?
失点しても慌てない、ということが継続してできていると思います。この試合、失点した後に落ち込むことはありませんでしたし、(チームとして)後半の得点が多いので、この試合でもチャンスはあると感じていました。
我慢強く戦うことができていたと思います。チームとして相手の攻撃を最終ラインで上手く跳ね返すことができていたり、セカンドボールを拾うことができていたり、チームとして守備の共通意識を持ってプレーできています。
――2点目のアシストについて
“あのあたり”といった感じで蹴りました。多少ボールが伸びましたが、那須さんが上手く入ってきてくれました。あのアシストは“おまけ”のようなものだと思っています。
浦和のようなビックチームにこのような試合ができ、勝利できたことは非常に嬉しく思います。先制点を奪われたが、そこで落胆することなく逆転を信じて戦い続けましたし、我々の強い気持ちが逆転に結びついたと思います。全ての選手が今日は良かったと思いますし、チームメイトとしてみんなにおめでとうと言いたいと思います。
――エコパスタジアムでの浦和戦のゴールは3年連続ですが?
自分でもなぜかよくわかりませんが、エコパに来ると自分に幸運がついてきますし、特に浦和相手に上手く3年連続でゴールを決められたということで、まずはゴールを決めるということがチームを助けになりますし、自分のゴールで浦和を敗れたことは非常に嬉しく思っています。
――同点ゴールについて
自分でゴールを決めて勝利に結びついたことは嬉しいのですが、あのゴールは前田選手のプレーが素晴らしかったと思います。(前田選手が)個人技で抜いていってくれましたし、自分も入り込むタイミングを見計らっていったのですが、そこに正確に(パスを)出してくれました。もちろん、自分と前田選手でゴールを生んだことは良かったのですが、全ての選手が一つ一つのプレーに自分を捧げてくれましたし、今日の勝利はそういった勝利だったと思います。
――出場停止明けの試合となりましたが、どんな気持ちで試合に臨みましたか?
広島戦(10月16日)の前、過密日程の中、2試合出場しましたが、その後、広島戦に出れず、10日間空いたわけで、その10日間というには自分にとってすごく長く感じ、早く試合に出たいという気持ちで試合に臨みました。今日のピッチですが、芝生が非常に深くかなりやりにくかったです。我々のスタイルであるパス交換はなかなかできなかったのですが、何とかそれを克服して良い結果につなげることができました。
――ご自身のプレーの評価は?
自分ではやはりゴールを決められましたし、満足はしています。特にチームが良い試合をしてポイントを重ねていますし、Jリーグの場合、ポイントを積み重ねていくポイント形式ですし、勝ち点を重ねられたということに非常に満足しています。
――6試合負けなしですが、チーム好調の要因は?
最近のチームは非常に安定した力があると思います。こういう結果も出て、勝ち点も拾えてということで。今度もまたフロンターレと試合がありますが、そこで同じように自分達に安定した力を出し、さらに良い結果を出し、勝ち点を積み重ねていきたいと思います。
――次節への意気込みを。
大事なことは今チームが好調ですので同じ気持ちで次の戦えるかということだと思います。その中で、本当に簡単に言えば、相手ボールの時にはしっかりとマークする、自分達のボールの時にはしっかりとチャンスを作って、ゴールに結びつける、それしかないと思います。アウェイですからもちろん簡単なゲームではなく、難しいゲームになると思いますが、強い気持ちで戦えばきっと良い結果がついてくると思います。
前半、押し込まれる展開でした。後半になって何度かチャンスもありながら失点してしまい、前に行くしかありませんでしたし、良い形で(前田)遼一とジウ(ジウシーニョ)で得点してくれました。その後はバランスを取りつつ、セットプレーで追加点を取り、勝ててよかったと思います。
――前半、浦和の攻勢もありましたが、後半盛り返したと思います。そのあたり、ゲームプランは?
ある程度攻められていたので、修正点を見つけながら踏ん張ろうと。危ない場面もあったので、ディフェンスラインと話をしながら、前半は無失点のまま乗り切って修正点というか、どこか悪いか話し合って後半に臨みました。
――逆転で勝てたことは大きいのでは?
そうですが、逆転で勝てたことは非常に大きいと思います。
――6試合負けがありませんが、チーム状態に手応えは?
あまり内容が良くなくても引き分け以上にできているので、粘り強くなったと思いますし、失点をしても下を向かず、自分達のやることを把握しているので、それを続けられた結果だと思います。
――前線からの守備も見られましたが?
後半もそうですが、ゲームの入りの10分、15分のところで相手に主導権を握られたくなかったので、全員で話して、プレスをかけて、(相手に)蹴らせて、そのセカンドボールを拾おうということを、最初から話してしました。そのあたりは狙い通りでした。
――逆転ゴールを振り返ると?
ファーポストに良いボールが来ましたし、古賀さんが前で潰れてくれて、相手ディフェンダーがつられたので、フリーの状態で中へ合わせるだけでした。本当にボールが良かったと思います。
――喜びを爆発させていましたが?
試合内容的にも自分の中で不甲斐なさがありましたし、納得いかないプレーが続いていたので、逆転ゴールでしたし、非常に嬉しいゴールでした。
――次節へ向けて。
今日は勝ちましたが、チームとして反省点もたくさんありますし、試合を重ねるごとに成長していかなければいけないので、次もチャレンジ精神と言うか、自分達のサッカーをしっかりしつつ、勝利できるように頑張りたいです。
――ナビスコカップ決勝もありますが、タイトルへの思いは?
タイトルがかかっていますが、次のリーグ戦もそうですし、一試合一試合が決勝のつもりでやっているので、特にタイトルを意識せず、全部ジュビロらしいサッカーができればと思います。
今日の試合に関しては本当にがっかりしていますし、そういった感情を持つことも妥当だと思います。なぜならば、とても良い時間に我々がリードし、試合を長い時間に渡ってコントロールしていたのですから。ただし、とても信じられない形で相手の得点を助けてしまいました。それによって私たちは自ら敗者の道を進むことになってしまいました。このような結果になってしまったことはとてもとても残念です。そして、選手達もとても悲しんでいました。ただし、忘れてはならないのは今日の試合内容もそう悪くはなかったということです。チームが成長していることは今日もしっかり感じ取ることができましたし、チームが一丸となって正しい道を進んでいることに間違いはありません。ジュビロはここ数週間に渡り、とても優れた結果を残していることは私達も知っていましたし、私達もとても長い時間に渡り、とても優れたパフォーマンスを見せていたと思います。ただし、私が本当に悔やんでいるのは、1点目のゴールを決めた後に素早く2点目のゴールを決めなかったことです。なぜなら、あの時間帯で決定機はあったわけですから。相手の同点ゴールシーンで、正直なところ、その一つ前のシーンで相手がロングボールを蹴ってきたわけですが、まさかここから失点が生まれるとは思いもしませんでした。ですから、あのような形で失点してしまって本当に残念ですし、未だになかなか信じられない失点だったと思っています。ただし、これもサッカーの一部ですし、悔やんでも仕方がありません。大切なことは次に向けて準備していくことです。