2010年 試合速報
2010 J1リーグ 22節 VS.湘南ベルマーレ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/11(土) | 15:33 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 福島 廣樹 | 東城 穣 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 岡野 宇広 | 西尾 英朗 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
30.9度 | 57% | 数原 武志 | 花澤 秀登 |
14 | シュート | 8 |
7 | ゴールキック | 12 |
4 | コーナーキック | 3 |
13 | 直接FK | 16 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
1 | PK | 1 |
Jリーグ Division 1第22節がまもなく始まる。
会場はホームのヤマハスタジアム、キックオフは15:30。
国際Aマッチデーがあったため約2週間ぶりのJリーグ再開となる。
この間、日本代表では駒野友一が、韓国代表では少ない時間ながらもパク チュホがジュビロ磐田を代表して出場し躍動した。
そしてクラブとしてもナビスコカップでは準決勝に進出、天皇杯では2回戦を見事に突破し11日から再開されるリーグ戦にも弾みがつく形となった。
現在、リーグ戦12位につけているジュビロ磐田だが、本当の正念場はここからである。
ナビスコカップ、天皇杯と勝ちあがったため、
★J1第22節
9月11日(土)
磐田vs湘南(ヤマハ)
★J1第23節
9月18日(土)
磐田vs東京(ヤマハ)
★J1第24節
9月25日(土)
磐田vs京都(西京極)
★ナビスコカップ準決勝 第1戦
9月29日(水)
磐田vs川崎(ヤマハ)
★J1第25節
10月3日(日)
磐田 vs横浜M(ヤマハ)
★ナビスコカップ準決勝 第2戦
10月10日(日)
川崎vs磐田(等々力)
★天皇杯3回戦
10月13日(水)
磐田vs甲府(ヤマハ)
と1ヶ月で7試合とかなりの過密日程となってくる。
クラブとしては嬉しい悲鳴なのだが、何より気をつけなければならないのが、やはり体調面。
しっかりと体をケアし、怪我しない体を作ることが何よりも大事になってくる。
今節の相手である湘南は順位で言えばジュビロのが上。
しかし、今シーズンリーグ戦で対戦したときには相手の粘り強い守備に翻弄され、スコアレスで引き分けている。
ここ最近好調とは言えないジュビロ攻撃陣の奮起が期待される。
試合開始は15:30。
熱いご声援宜しく御願いいたします。
多少風が吹いているが、あまり影響はないだろう。
両チームのサポーターから熱心に応援する声が聞こえる。
ボールを受けた駒野友一が縦へ突進。
切り替えした後に左足でクロスを上げるがこれは精度を欠いてしまった。
威力のあるボールが逆サイドまで流れ、サイドラインを割った。
左サイドでボールを持ち、さらに仕掛けを見せるが味方とぶつかってしまい相手ボールのゴールキック。
そのまま中に切れ込み左足でミドルシュート!
威力のあるボールがゴールマウスを捉えるが、野澤洋輔がパンチングで何とかはじき出す。
本来のポジションであるボランチとしても、最終ラインまで下がりボールをもらい、そこからボールを散らす本来の働きが出来ている。
しかし、今日の西紀寛も積極的な守備で貢献するなどかなり目立っている。
しかしボールに精度がなく、味方の選手には繋がらない。
ファーサイドで坂本紘司が競り合うが、上田康太がしっかり体を寄せジュビロボールのゴールキックに!
ボールは浮いてしまったが、ゴール以降湘南DF陣が下がってゴール前を固めてしまっているため、これを前に出すためにも効果あるシュートとなった。
左足でクロスを上げるが、ファーサイドで競り合った前田遼一がファウルを取られてしまい、湘南ボールのFKに。
1点で終わらずに2点目を奪いたいところだ。
湘南はボールを持つものの、それ以降の攻めに苦戦している。
切り替えしから左足でクロス!
エリア内で待っていた前田遼一がヘディングシュート!
ボールはゴール左隅に吸い込まれジュビロ追加点!【2-0】
アディショナルタイムは2分
両チーム共に選手交代は無し。
山本康裕が強引にドリブル突破を試みるが、エリア内で山本康裕がファウルを犯してしまい、湘南ボールのFK。
スピードに乗ってエリア内に侵入するが、シュートまで結びつけることが出来ない。
山本康裕からファーサイドでフリーの西紀寛へ。
西紀寛がダイレクトでボレーシュートを放つが、惜しくもゴール左に外れてしまう。
やや距離のある位置からジウシーニョが強引にシュートを放つが、これはミートできず。
ハン グギョンが速いボールを入れるが精度を欠き、川口能活が直接キャッチ。
ピッチサイドでは柳下監督が積極的に指示を出している。
坂本紘司が蹴ったボールは那須大亮に当たりゴールラインを割り湘南ボールのコーナー。
サインプレーを使ってくるがパク チュホがしっかりケア。
再びコーナーキックとなったが、ジュビロDFがしっかりクリア!
駒野友一がミドルを放つが、相手GKに弾かれてしまう。
ジウシーニョがフリーでボールを受けループ気味のシュートを放つが、枠を捉えることができない。
ワンツーから、エリア付近で左足でシュート。
しかし、ボールは枠を大きく外れる!
那須大亮は次節出場停止となってしまった。
アディショナルタイムは5分。
ジュビロ、ハンドしてしまった菅沼実に対してイエローカード。
一旦ボールを奪われるが、再び奪い返しエリア内に突進。
そこでファウルを受けた菅沼実がPKをゲット!
しかし菅沼実がキッカーとなるが、野澤洋輔にセーブされてしまう・・・
ここで試合終了のホイッスル!
――エースに待望の得点が生まれましたが、前田遼一選手の評価は?
ゲームを見ていてもわかるように、本人は勿論ですが、周りのチームメイトの喜び方を見ると、どれだけの選手が遼一(前田)の得点を待っていたかわかると思います。ただ、本人はまだまだ満足しているような顔ではありませんでしたし、2点、3点、4点と常に狙っていると思います。満足するということは彼にはないので。一つ良い形で得点が取れたので、次のゲームから気持ち的には少し楽になると思いますし、良いプレーを出し続けてくれればと思います。
――山本康裕選手が左サイドで先発しましたが、評価を聞かせてください。
ここ数試合、非常に良い動きをしています。彼が入ると中に入ってもプレーできますし、相手の嫌なところでパスを受けることができます。そういう自分達でボールを保持するというプレーができますし、サイドで突破も図ることができます。そのあたり、今の段階では11名の中に入ってきます。プレー自体は、後半、チーム全体が疲れが見え、押し込まれている時、彼のプレーも非常に疲れが見えたと、ですから交代させようか、どうかというところまでいったのですが、ただ、最後盛り返すことができたので、そのあたり、甘さもあった康裕(山本)が少しずつ大人になってきているのかなという感じがします。
――3人目の交代はかなり引っ張ったと思いますが、そのあたり、様々な思惑があったのでしょうか?
あの流れで、誰と交代するかということもあるし、もちろん相手は長いボール、ハイボールを入れてくるのはわかっていたのですが、それに健太郎(大井)を入れて対応するという手もありますが、それよりも一つ前で横の動き、あるいは前後の動きができる隆(岡田)を入れることを決めました。ただ、交代させる時間というのは流れを見ていてそこまで悪くなかったと思います。押し込まれていましたが、全体の動きとすればそこまで崩れていなかったので、どちらかと言えば、時間稼ぎという意味で交代を考えていました。
――そのあたり、疲れていても何とか耐えきることができるタフさが身についてきたのでしょうか?
一つはイガンジンと古賀正紘、彼らの非常に集中力が高いと。セットプレーでもそうです。今まで弱点だったプレーの時に、彼らが出てきてくれると。それでチーム全体が落ち着きが出てくると思います。また、こういうゲームになると那須大亮の良いところが出てくるので、それに周りが影響され、非常に集中力を高めて守備ができるのではないかと思います。
――連戦でデーゲームという厳しい状況の中で、先取点を取るまでにかなり集中していたように見えましたが、試合の入り方についてはいかがでしょうか?
シーズンの始めは、早い時間帯で失点していたので、それ以降はずっととにかく立ち上がり10分、15分は特に集中していこうを言い続けています。それ以降、ゲームの入り方は良くなっていると思います。今日の試合でも相手の方が来るかなと考えていましたが、そこまで来ずに我々がボールを動かしてゴールを目指す、ということができたので、普段通りプレーができたのではないかと思います。
勝てて良かったです。ただ、今日の試合はもっと楽に勝つことができた展開だったと思います。ミスもあったので自分達で自分達を苦しめてしまった部分もあったと思います。
(先制点のアシストについて)クロスボールが良いところに行ってくれましたし、(上田康太が)上手く決めてくれました。ただ、個人的には全体的にクロスの質が低くなってしまいました。
2点リードするまでは思い通りのゲームプランだったと思います。その後、なかなかチャンスを作れず、重苦しい展開になってしまいましたが、最後に勝ち越してくれました。
様々な反省点もありますが、厳しいスケジュールの中でみんなが強い気持ちを持ち、本当によく戦ってくれました。そのことはチームにとって非常に大事なことですし、大きな収穫でした。チームが成長した点だと思います。
天皇杯で休ませてもらいましたし、その分頑張らないといけないと思っていました。立ち上がりから相手が積極的に来ると思っていましたが、それを受けてはいけないと思って試合に臨みましたし、試合の入りとしては良かったです。
(先制点の場面について)西さんが良いボールを入れてくれました。自分としてはあの位置に入って行けたことが大きかったと感じていますし、自分のプレーの幅を広げるとにつながると思います。あのような形でゴールに前に入り込み、得点に絡む回数を増やしていきたいです。
コーチングスタッフからは90分間プレーすることを計算されていると思いますし、そのことを意識していました。結果的に勝つことができてよかったのですが、失点を0に抑えなければいけない試合でした。その点、もったいなさも感じますし、課題もあったと思います。
(3得点目の場面について)自分の前に相手のディフェンダーがいたので、簡単にパスを出すことを意識していました。
相手も1点負けていたので、攻勢を仕掛けて来ましたが、守りきることができてよかったです。
ヤマザキナビスコカップ、天皇杯と良い流れで試合ができているので、これを続けていくことが大事になります
結果的に3点目を取ることができてよかったのですが、相手にペナルティキックを与えてしまった場面はもったいなかったと感じています。2-2になってから最後に勝ち越すことができてよかったです。
9月に入って負けていませんし、チームの雰囲気の良さも感じています。チームとしてもコンディション的に厳しい試合だったとは思いますが、そういった中でメンタル的に成長できている部分も感じています。
ヤマザキナビスコカップで良い形で戦うことができていたので、その流れを続けることを意識していましたし、しっかり勝ち点3を取ることを意識して試合に臨みました。リスタートという点も意識していました。
相手には能力の高い選手もいますし、順位的には下位のチームとの対戦ということで、難しさもありましたが、結果的に勝ち点3を取ることができてよかったです。
ただ、2失点ということで様々な課題もあったと思いますし、修正すべきところはしっかり修正していきたいです。
試合前、選手達には必ず相手のストロングなところの映像を見せていますし、駒野のサイドからというのはインパクトのある映像を見せているのですが、それでやれられてしまうのは、我々の現状だと。それは個人戦術の問題であり、個人のマンパワーが足りないのは認めざるを得ないです。1試合で2失点という割合だと、うちは3点目を取れませんから、今日の試合でも良いゲームはしたものの、難しい試合になってしまいます。
ただ、0-2という状況から、相手が中2日、なおかつ移動もあり、デーゲームというヤンツーさん(柳下正明監督)にとっては最も過酷で、非常に厳しい中で、後半は我々の方が主導してできたという部分もありますが、やはり最後のところの精度はジュビロさんの方があったのかなというのは認めざるを得ないです。我々のクロスはどこに行っているかというと、スローインとかゴールキックになっていることが多いですよね。だからと言って、トレーニングしていないわけではありませんし、トレーニングはしてはいますが、これは生まれ持ったものなので。うちに駒野や前田がいれば、今日はうちが勝って、ここで勝ち点3を取れたと喜んでインタビューに答えていたかもしれませんが。そうは言っても、今日の試合前に“百折不撓”という話もしましたが、いくら失敗してもまた立ち上がってチャンレンジしていくという気持ちではいます。
今日はアウェイにかかわらず、湘南のサポーターがたくさん駆け付けてくれて、ノンストップで応援してくれました。我々もハーフタイムにノンストップでプレーしようという話をしましたが、本当に感謝しています。こういう成績ですから、見捨てられてもおかしくないのですが、ブーイングもせずに、ブーイングもしたいと思いますが、応援してくれているサポーターに本当に感謝したと思います。我々も良いバックボーンがあるわけですから、下を向かずにやっていきたいという気持ちは強く持っています。