2010年 試合速報
2010 J1リーグ 19節 VS.ヴィッセル神戸
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 8/18(水) | 19:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 川崎 英隆 | 山本 雄大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 下村 昌昭 | 石川 恭司 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.7度 | 83% | 野田 祐樹 | 花澤 秀登 |
16 | シュート | 14 |
15 | ゴールキック | 11 |
2 | コーナーキック | 3 |
11 | 直接FK | 14 |
1 | 間接FK | 5 |
1 | オフサイド | 4 |
1 | PK | 1 |
Jリーグ Division 1第19節がまもなく始まる。
会場はホームのヤマハスタジアム、キックオフは19:00。
本日も平日開催で行われる。
今節の相手となるのはヴィッセル神戸、今シーズンのここまでの成績は5勝4分9敗の13位と15位につけているジュビロとは勝ち点差わずか1の中におり、両チームにとって絶対負けられない試合である。
神戸の最近5試合を見てみると、浦和レッズ、大宮アルディージャの埼玉勢には勝利を上げることができたが、強豪のガンバ大阪、鹿島アントラーズ相手には守備陣が崩壊してしまい共に3失点を喫して敗戦してしまっている。
今節の戦いにおいて、両チームの課題となってくるのが得点力。
神戸が19得点26失点、ジュビロが17得点25失点と得点数トップの清水が38得点を奪っているのを考えると、両チーム共に明らかに得点力不足ということが言えるだろう。
共にエースと呼ぶに相応しい、大久保嘉人と前田遼一の2人を抱えておきながらのこの得点数は、ゴールまでの過程に問題があるということだ。
大久保嘉人の神戸は中盤をほぼ外国人選手の独力での突破が足掛かりとなっており、それに依存してしまっている状態だ。
一方のジュビロもサイド攻撃一辺倒になってしまい、中々中盤からの崩しのシーンを見せることが出来ずにいる。
さらにはFWの前田遼一がやや孤立してしまう場面が目立ち、ボールに触りたい前田遼一は中盤まで下がってボールを受ける用になり、攻撃がちぐはぐになってしまっている。
この試合では中盤の出来がカギを握っていると言っても過言ではなく、どちらがよりボールを支配することができるか、どちらがよりボールを動かせることが出来るかが勝敗の決め手となることだろう。
試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。
そのまま右足を振りぬきシュートを放つが枠を大きく外れてしまった。
しかし積極的なプレイは評価できる。
ボールは一旦ジュビロDFが跳ね返すも、そのボールに反応したポポがダイレクトで右足シュート。
ボールは川口能活の右をすり抜けネットに突き刺さってしまった…【0-1】
そのままドリブル突破し、イ ガンジンを抜いた後に左足でシュートを放つが、これは力なく川口能活がしっかり対応。
右足でクロスを上げるが、前田遼一には合わない。
いいボールがあがるも、惜しくも西紀寛に届かない。
ワンタッチで一人交わしエリア内へ進入。
相手DFをもう一人交わしたところで右足でシュート!ボールはゴール左に突き刺さりジュビロ同点!【1-1】
西紀寛へと繋ぎ、西紀寛がダイレクトヒールで上田康太へ。
上田康太がダイレクトでゴールを狙うが、ボールがアウトにかかってしまい、ゴール左に外れてしまう。
そのままエリア内に侵入しシュートを放つが、惜しくも枠に入らず。
エリア内に後ろから走り込んできた山本康裕へラストパスを送るが、シュートを打つことが出来ない。
ファーサイドの茂木弘人に合わせるが、ヘディングはタイミングが合わない。
それに対応したパク チュホが朴康造を倒してしまいPK。
パク チュホに対してイエローカードが提示された。
そのまま左足でクロスを上げると、ボールは北本久仁衛の手に当たり、今度はジュビロがPK獲得!
北本久仁衛に対してイエローカード。
左サイドを走り込んでいたポポへ浮き球のボールが渡る。
しかし、それに反応した川口能活が飛び出し、ボールをしっかりキャッチ!
その際にポポと接触した川口能活がピッチに倒れ込み心配されたがプレイ続行!
前半ロスタイムは3分。
神戸、三原雅俊が左足でミドルシュート。
しかしこれは大きく枠を外れジュビロボールのゴールキックとなったところで前半終了のホイッスル!
前半怪我してしまった川口能活に代わり八田直樹を投入。
右足でクロスを上げるとボールはジウシーニョへ。
ジウシーニョがすらす様にヘディングシュートを放つが榎本達也にセーブされてしまう。
ボールは跳ね返されてしまうも、そのボールを拾った西紀寛が落ち着いてシュート!
榎本達也がボールに触れるも、ボールはそのままゴール左に突き刺さりジュビロ勝ち越し!【3-2】
何とかボールを奪い、一旦落ち着かせたいところ。
ジウシーニョへパスを出すと、ジウシーニョは後ろ向きでボールを跨ぎ相手陣地へ侵入。
そのままドリブルでボールを運び、中央の上田康太へ。
上田康太がフリーでボールをもらい左足でシュートを放つが榎本達也にキャッチされてしまった。
神戸、朴康造に代わり吉田孝行を投入。
エリア内に進入し、ジウシーニョへラストパスが出るもシュートは打つことが出来ない・・・
しかしその際に成岡翔に対してイエローカード。
後半ロスタイムは5分。
駒野友一が直接狙い、こぼれ球に前田遼一が反応し左足でシュートを放つが枠に入らず。
――感想
特に前半、長いボールを放り込まれ、それを拾われてリズムを失うという形でした。ただ、失点しても選手達は落ち着いてプレーし、自信を持ってボールを動かしていたので、我々としては安心して見ていることができました。どこチームも我々の弱いところを分析して攻めて来ますが、そのあたりがわかっていても選手の攻撃の良い部分を見ながら、今は少し我慢して使っていこうと思っています。後半に関しては前半と同様にボールを動かしてやってくれましたし、守備においても最後のところで体を張ってブロックくれました。クロスに対しても集中していましたし、なかなか得点や勝ち点3を取れなかったのですが、今日の試合は選手達は集中してやってくれたと思います。この選手達の力は今まで勝利できなかったにも関わらず、いつも熱い声援を送ってくださったサポーターの皆さんの力があったので、出せたのだと思います。サポーターの皆さんにようやく勝ち点3を見せることができてよかったと思います。こういうゲームを続けてやっていきたいと思います。
――先制された中で落ち着いてプレーできていたのは、選手達は結果が出ていない中で自信を持ってプレーしていたということでしょうか?
そうですね。ナビスコカップを含めたJリーグ中断前、それから中断明けのゲームにおいてもボールをグラウンダーで動かすということはどのゲームでもできていました。それをやっていければチャンスを作れるということは選手達も口々に言っていましたし、実際、点数は入っていないのですが、どの試合でもチャンスを作っていました。今日PKも含めてですが3点を取ったということは、彼らにとって非常に自信になったのではないかと思います。次の清水エスパルス戦に向けては非常に良い状態で行けるのではないかと思います。
――中盤の流動性もあり、ペナルティエリアでの崩しも見られましたが?
特に右サイドの駒野友一、西紀寛、時にジウシーニョといった選手達が絡んでいました。彼らは技術も戦術眼もある選手ですし、トレーニングでも良いプレーを見せてくれているのですが、そういったことを実際ゲームで出せたことは自信になると思います。ヴィッセル神戸もラインを下げて守るのではなく、ある程度ボールを取りに来てくれたので、スペースができてやりやすかったというものもあります。
――川口能活選手について。
本人とドクターの話し合いで、以前骨折した箇所の少し上あたりを打撲していて、ちょっと不安なところがあるということで、ドクターのストップもあったので代えました。ドクターとはチェックしようということは話しています。例えば前半の途中とか、後半の途中よりかはハーフタイムに交代できたので八田直樹にとってはよかったと思います。もちろんフィールドプレーヤーに3枚の交代カードを使いたいというのはありますが、そのあたり、選手達もわかっている感じでしたし、足を止めずにやってくれました。非常に助かりました。
――後半、那須大亮選手に指示を出されていましたが?
前半の途中から出していたのですが、相手の2トップ、さらに両サイドハーフが張ってきて4人の状態になり、うちの最終ラインの4人と4対4の状況になっていました。ここに長いボールを放り込まれると一歩間違えるとピンチにつながりますし、実際にゲーム中もありましたが、こぼれ球を相手に拾われるのは非常に危険だということで、その前に那須大亮を置こうと。そこですぐカバーするということを伝えていました。ただ、後半、相手も得点を取ってから逆につなぐようになったので、うちとしてはやりやすいといった感じもありました。
――セットプレーの機会を相手に与えていなかったと思いますが、選手達に意識させていたのでしょうか?
非常に良いことだと思います。慌てないということが実際にプレーで見られたということだと思います。非常に落ち着いていたと思います。警告を3回受けている選手が5人おり、2人が次のゲームに出れないというのもやっている選手達がわかっていたと思います。
――順位の近いヴィッセル神戸に勝利しましたが?
モンテディオ山形、大宮アルディージャには勝つことができませんでしたが、自分達より上にいるチームを落としていくということは順位も上がるということです。選手達も勝ち点3に加えて順位も上げるということで、気分的には楽になり明るい状態になると思います。
久しぶりにフォワードとしてプレーしましたが、もともとフォワードでしたし、わくわくして試合に臨みました。動き回ることを意識していました。ある程度手応えを掴むことができました。ただ、自分のポジションがどこであれ、チームが勝利できたということが大事です。フォワードということで、ゴールの近い位置で思いきりプレーできました。自分の良さを出せたと思います。
ハーフタイムの交代で、後半開始からの出場だったので準備はできていました。今季、多くの試合を経験させてもらった分、緊張感はそれほどなく、メンタル的に楽に試合に入ることができました。ただ、“やってやろう”という気持ちでしたが、そこで少し力が入ってしまった部分もありました。能活(川口)さんの途中交代というアクシデントがあった中で、みんなでカバーしようと思っていました。
大事な試合で勝ち点3を取ることができました。リードされた時間帯もありましたが、最後まで諦めずにプレーしたことが勝利につながったと思います。2度リードされましたが、最終ラインに大きな問題があって失点したものではなかったので、気持ちを切り替えていました。チャンスを得点につなげられた試合でした。
今までの試合ではカウンターから相手に危ない場面を作られることがありましたが、この試合はあまりありませんでしたし、相手の起点を上手く消すことができていたと思います。この結果に満足せず、次節の静岡ダービーもありますし、さらに順位を上げていきたいです。
チャンスもあり、ピンチもあった試合でした。ただ、いつもよりゴールに近いところでチャンスを作れたと感じています。これを続けていきたいです。
(1得点目について)相手の股を狙って蹴りました。(2得点目について)思い切って蹴りました。ラッキーなゴールでした。
(次節・静岡ダービーに向けて)どうしても勝ちたい試合です。チャンスを決めたチームが勝つと思いますし、球際の部分も大事になります。内容より結果でいいと思います。
前節から中2日での試合ということもあり、疲労もあって状態としては良くはありませんでしたが、点の取り合いになった中で、最後まであきらめなかったことが勝利につながったと思います。Jリーグが再開してから勝てていませんでしたし、良いプレーをしても勝てていなかったので、今日の勝利はチームとしてもポジティブに捉えられると思います。久しぶりにホームのサポーターの前でプレーできましたし、負傷で途中交代したことは悔やまれますが、ホームでの復帰戦に勝ててよかったです。
先制点を早い時間帯に取られましたが、チャンスはたくさんありましたし、得点を取り返してくれると思っていたので、自分達のサッカーを信じ、焦らないことを意識していました。チームとしてプレーできた結果が勝利につながったと思います。自分達のサッカーを90分間変えずにやれば勝利につながるということを改めて実感できましたし、次の試合に生かさなければいけないと思います。次節はダービーということでサポーターのみなさんはいつも以上に大きな声援を送ってくださると思いますし、勝利をプレゼントしたいです。
まず応援に来ていただいたサポーターに感謝いたします。最後まで応援していただきましたし、期待に応えたかったです。ゲームの方ですが、2度先行したのでゲームを上手くコントロールできればという意味では残念なゲームだったかなと思います。先制点が大きなゲームになると思いましたが、両チーム合わせて5点が入ったということで、予想外に得点の入った試合になったと思います。得点を取ってから少し落ち着いてゲームをコントロールできればと思いました。前半、こちらがリードしている時間帯が長かったにも関わらず、互いに同じくらいチャンスがあり、見てる方には面白いゲームになったと思います。もう少し守備の部分で安定感がほしいと思いました。