2010年 試合速報
2010 J1リーグ 15節 VS.FC東京
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
国立 | 7/28(水) | 19:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 鈴木 保 | 高山 啓義 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 中井 恒 | 唐紙 学紙 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.8度 | 62% | 飯田 淳平 | 遠藤 郁夫 |
7 | シュート | 15 |
13 | ゴールキック | 8 |
5 | コーナーキック | 8 |
15 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ Division 1第15節がまもなく始まる。
対戦相手は、城福監督率いるFC東京。
前節首位鹿島アントラーズ相手に2点を先制しながらも、後半にひっくり返されてしまい逆転負を喫してしまったジュビロ磐田。
今節の東京戦では、なんとしても勝利し連敗だけは避けたいところ。
チーム自体の調子は決して悪くなく、むしろ前々節の清水エスパルス、前節の鹿島アントラーズと上位のチーム相手に健闘したと言える戦いをみせている。
今節の相手、FC東京の順位は11位とジュビロとはほぼ差がないだけに、清水戦、鹿島戦のような試合展開を披露できれば勝利が見えてくるはずである。
前線の選手は好調をキープしている。
エースの前田遼一は得点こそないものの、献身的な動きでチームに貢献。
後は得点さえ奪えば、前田遼一は怖いもの無しだろう。
相方の成岡翔も前節見せたゴール前の動きはすばらしいの一言で、見事なトラップからゴールネットを揺らしてみせた。
唯一の懸念は足を痛めて途中交代をしてしまった点か・・・。
さらには柏から移籍し、早速鹿島戦で途中出場した菅沼実も、武器となるスピードもみせ、後は他の選手との連携が高まれば十分に期待が持てる選手だ。
一方の守備陣は怪我人が相次いでおり、那須大亮をボランチからセンターバックに配置転換をし急場を凌いではいるが、鹿島戦では後半に脆さを露呈してしまった。
それまでは那須大亮がボランチでしっかり守備をして成り立っていただけに、対策を考慮しなければならない。
今節の試合会場は、聖地国立競技場。
中2日での試合と、夏場には厳しい日程が続くが、ジュビロの選手にはこれを凌ぐ精神力を兼ね備えているはずである。
キックオフは午後7時。
今日もサポーターの皆さんには、最後まで熱い熱い声援をお願いします!
いきなり、中盤でフリーでボールを受けた西紀寛が左足でゴールを狙うが枠に入らず。
西紀寛は早くも2本目のシュート。
しかし大黒将志の裏に抜ける動きには気をつけたい。
松下年宏が蹴ったボールを大井健太郎が大きくクリア、しかしこのこぼれ球に中村北斗が反応しダイレクトでミドルを狙うが八田直樹が落ち着いて対応。
大黒将志を狙うもGKの前でジュビロDFがクリア。
東京はリカルジーニョより大黒将志を狙う展開が続いている。
しっかりマークしたい。
相手DFの股を通し相手を交わすが、クロスが精度を欠き相手にクリアされてしまった。
中央にいた前田遼一がバックステップを踏みながらヘディングシュートを放つが権田修一の好守に阻まれてしまう。
幾度と無く前田遼一を狙うが、ことごとく跳ね返されてしまう。
ゴール前へクロスを上げると森重真人がタイミングよく飛び出しヘディングシュート。
ボールは八田直樹の横をすり抜けゴールかと思われたがオフサイドの判定。
前田遼一を狙うが松下年宏に体を寄せられてしまう。
成岡翔が遠目の位置からミドルを狙うがボールは枠の外。
前田遼一がまたぎフェイントから左足でゴールを狙うが力なくゴール右に外れてしまう。
アウェイの国立ということもあって、ジュビロの選手がボールを持つとブブゼラが鳴り響く。
ジュビロとしても堅守速攻で攻めたいところ。
ジュビロDFがしっかりクリア!
上田康太が精度の高いボールを蹴りこむが梶山陽平にクリアされてしまう。
ジュビロとしてはセカンドボールを拾えているだけにミドルシュートも狙いたい。
キム ヨングンが力のあるシュートでゴールを狙うが壁に当たりゴールラインを割る。
コーナーキックだったものの、ここで前半終了のホイッスル。
梶山陽平のクロスボールに唯一反応した大黒将志がフリーでヘディングシュート。ボールはネットに吸い込まれ東京先制。【0-1】
上田康太のボールに大井健太郎がファーで合わせるがライン際でクリアされてしまう。
今度はファーサイドにいた那須大亮がヘディングシュート。
ボールはGKにあたり、松下年宏がクリアを試みるがボールはネットに吸い込まれジュビロ同点!【1-1】
前田遼一が頭で落とし、そこに成岡翔が走りこむが松下年宏にカットされてしまう。
ジウシーニョがダイレクトで狙い澄ましたシュートを放つが権田修一のファインセーブに阻まれてしまう。
ダイレクトでシュートを放つがまたもや権田修一がファインセーブ。
こぼれ球をダイレクトで山本康裕がシュートを放ち、相手に当たったボールがゴールへ向かうが、権田修一が左手1本でかき出しゴールならず。
ファーサイドに赤嶺真吾が走りこむが合わせることが出来ずジュビロボールのゴールキック。
成岡翔が走りこみ、ヘディングに競り勝つも枠に入らず・・・
中村北斗が助走を取り右足でゴールを狙うが、八田直樹がしっかりキャッチ!
そのままドリブルでエリア内に進入しシュートを放つが、ミスキックとなってしまう。
――感想
この内容で勝ち点3を取れなかったことは残念ですが、アウェイゲームですし前節の鹿島アントラーズ戦(7月24日)で2-0から2-3と逆転されたこと考えれば、勝ち点1取ったことをよしとしたいです。選手達は前半から非常にアグレッシブにプレーしてくれましたし、落ち着いてボールを動かし、何度がチャンスを作ってくれました。前半はまずまず良かったと思います。ハーフタイムのミーティングで大黒将志選手の動き出しに注意することを伝えてはいたのですが、一発でやられてしまいました。ただ、選手達は下を向くことなく再び相手のゴールを目指してプレーしてくれたので、そのあたり前節の反省ではありませんがメンタル的にも強くなってきていると感じます。中2日で次のゲームがあるので、できるだけ早くコンディションを戻して次のゲームに臨みたいです。
――勝ち点3を取れなかった一番の要因は?
権田修一選手が非常に良いプレーをして何本か防いだということもありますし、逆に言えば枠の中で相手のゴールキーパーのいないところにシュートを打つということだと思いますが、こればかりはトレーニングでやり続けるしかないと思います。
――失点場面について。
相手が素早くリスタートをやってくることはミーティングで伝えてはいたのですが、大黒将志選手に一瞬、裏へ逃げるという彼の得意な動きをされ、そこで大井健太郎がマークを外してしまいました。
――守備のラインについて。
チームとして前半、ラインを押し上げることが少し遅れたりする場面もありましたが、全体的にはボールの出所に対しても非常に厳しく行っていましたし、みんなでセカンドボールを拾いながらプレーできていたので、まずまずよかったのではないかなと思います。
――セットプレーの守りについて
選手達は非常に集中してやってくれていました。もちろんFC東京の松下年宏選手も非常に良いボールを蹴りますが、鹿島アントラーズのキックの質と高さとFC東京の高さとは多少違うところがあります。鹿島アントラーズ戦の3失点目の場面(コーナーキック)では何名かの選手が交代したことでバランスを崩した部分もありましたが、1失点目の場面(フリーキック)では非常に良いボールを入れられたので、なかなか難しい部分もありました。その反省を踏まえ、選手達は高い集中力を持ってボールに反応してくれました。
――前半、ボールに寄せきれなかったのは連戦の影響でしょうか?
FC東京はショートパスをつなぎ、非常に上手い組み立てをしてくるチームですので、そのあたり選手達もボールを奪いに行きたくても行けなかった状態だったと思います。比較的ラインも下がっていたので、そのあたり後半は一つの目安としてこういう位置から行こうということを伝えましたし、選手達はそれをやってくれました。ただ、それをやるとスペースが生まれ、我々にとって危険なところを作ることにもなりますが、選手達は勇気を持ってそれをやってくれたと思います。
勝つことができた試合だったと思います。90分間を通じてチャンスを作れたと思います。(得点について)那須がよく決めてくれました。2点目を取れれば勝つチャンスがありましたが、取れませんでした。あとは得点だけだと思います。
後半開始直後の失点でしたが、0-1のままずるずる行かず、相手が勢いに乗る前に同点にできました。康太(上田)が良いボールを入れてくれましたし、あとは当てるだけでした。狙い通りです。ボールを叩きつけようと思っていました。勝ち切ることはできませんでしたが、負けないことも大事になります。悲観する内容ではないと思いますし、次につながる勝ち点1だと思います。
しっかり攻撃を組み立てて崩せた場面もありましたし、チャンスは作れていました。中2日で試合がありますし、次の試合に向けてしっかり準備していきたいです。
チームとして良い攻撃ができた場面もありました。中盤でプレッシャーをあまり受けずにプレーできていましたし、シュートで終わることを心掛けていました。得点は取れていますし、続けることが大事だと思います。守備も悪くないと思います。ただ、再びセットプレーからの失点もありましたし、チームとしてもっと良い守り方をしていくことが必要になります。負けなかったことは大きいのですが、勝ち切ることはできませんでした。
チームとしてチャンスを作れていましたが、決め切ることができずに残念です。個人的に様々な課題があります。単純なパスミスもありましたし、前田さんの動き出しを何度か見逃してしまった場面もありました。前線の選手達が良い動き出しをしてくれていますし、そこを見逃さずロングパスを入れていきたいです。ショートパスでの組み立てとバランスよく使い分けていきたいです。
(失点について)どのチームも狙ってくることだと思いますし、ああいった失点を経験したことを前向きに捉えたいですし、しっかり反省していきたいです。チャンスを作ることができていたので、得点を決められなかったことも課題です。ただ、引き分けに持っていけましたし、もう少しで勝ちにつながる試合だったと思います。勝ち切れなかったことは悔しいのですが、アウェイで勝ち点1が取れていることは昨季から進歩していることだと思います。次の試合でしっかり勝ち点3を取りたいです。
平日にも関わらず本当に多くのファンが来てくれて感謝しています。ホームで久しく勝てていないので、来てくれた多くのファンの方々と喜びを分かち合いたかったのですが、勝ち点3を取れずにとても残念です。
試合についてはジュビロ磐田の試合をここ数試合スカウティングする中で、今ジュビロ磐田が攻守においてトップオブトップのレベルの内容をキープしているというのは事前にわかっていました。少なくとも我々がここ数試合対戦した相手の中では攻守において最も高いレベルを示していました。対戦相手も上位陣にも関わらず、結果のみならず内容も対等以上である試合が多かったので、今日は非常に難しい試合になると思っていました。特に前半について、中盤で相手のブロックに入っていくことはなかなか難しいと予想していたので、いかに相手の裏に、あるいはサイドチェンジで相手を広げるということができるかということをテーマにしていました。
ただ、個人的にも調子の良い選手ばかりではなかったということもあり、また、相手もディフェンスラインではパスをつなぎますが、ディフェンスラインから前田遼一選手への一本のパスからスイッチを入れるということに徹していたと思います。前田遼一選手は非常に良い選手で長いボールに対して競り勝つだけではなくて胸で収めることもでき、そこからスイッチを入れられる選手です。そういった形でスイッチを入れられた場面が何度かあったので、それを圧力に感じ、自分達の形である相手の裏を取るとかボールをつなぎながらサイドチェンジするということを少し思い通りにできなかったと思います。
ただ、後半、相手も強固なブロックを90分間続けられるわけではないので、つなぎから中に入っていけると予想していましたが、決定的なチャンスを思ったほど作れなかったと思います。交代選手が一つのキーになると思っていましたが、なかなか上手く機能しなかったなと。全員ではありませんし、みんな頑張っていましたが、最後の方でピッチに立った選手の良さを全面に出すことがなかなかできなかったと感じています。
今のジュビロ磐田は非常に高いレベルを維持しているので今日は本当に難しい試合になると予想していましたし、その通りになったという意味では負けなかったとも言えますが、今の我々の立場を考えるとホームで勝ち点3を取るために最後まで努力しなければいけなかったですし、選手はそういう試合を見せたくれましたが、結果的に勝ち点3を取れなかったということは我々にとって向き合わなければならない問題があると思っています。