2010年 試合速報
2010 J1リーグ 12節 VS.川崎フロンターレ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 5/16(日) | 14:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 白井 郁夫 | 奥谷 彰男 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 江角 直樹 | 石川 恭司 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.4度 | 61% | 井上 知大 | 花澤 秀登 |
11 | シュート | 7 |
15 | ゴールキック | 14 |
6 | コーナーキック | 4 |
14 | 直接FK | 15 |
2 | 間接FK | 2 |
0 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ Division1第12節をまもなく迎える。
対戦相手は、高畠氏率いる川崎フロンターレ。
川崎Fの今季の成績は、ACLの関係で消化試合が1試合少ないものの、6勝2分2敗、勝ち点20の3位に位置している。
総得点は、外国人のフォワード勢を中心に21得点と相変わらず攻撃力を発揮しているものの、ディフェンス面が不安定なことから失点は17点。
今季は、ACLと平行してリーグ戦を戦っていることから、過酷なスケジュールを強いられながらも、順位は上位をキープしているが、現状には決して満足していないはずである。
川崎はアウェイだろうと関係なく攻撃を仕掛けてくることだろう。
さて、ジュビロは、前節のアウェイで行われたヴィッセル神戸戦では、前半から終始相手のペースでボールを支配される時間が続いてしまい、まさかの3失点で敗れてしまった。
攻撃陣も何度かチャンスは訪れたものの、決定機を外してしまい無得点で完封負けとなってしまった。
しかし、チームの調子自体は決して悪くなく、チームキャプテンの那須大亮を中心にまとまりを見せている。
前節の敗戦を忘れ、気持ちを切り替えて今節に臨みたい。
5月10日には、今年の6月に行われるワールドカップの日本代表メンバーが発表された。
ジュビロからは川口能活、駒野友一が選出され、川崎からは中村憲剛、稲本潤一、川島永嗣の3名が選ばれている。
まさかの選出となった川口能活は、今節怪我のため試合出場はないものの、ジュビロでも発揮しているキャプテンシーと経験を評価されての代表入り。そして駒野友一は両サイドをこなせるポリバレントなところを評価されて選出。
両者には、日本代表として南アフリカで大暴れし、その経験をジュビロに持ち帰ってきてもらいたい。
残念ながら落選となってしまった前田遼一。
予備登録メンバーには入ったものの、人一倍ワールドカップへの思いが強かっただけにくやしさが残ってしまった。
この気持ちをJリーグにぶつけ、得点を量産し2年連続の得点王を目指したい。
前節の試合では敗れてしまったものの、チームの調子自体は決して悪くはないジュビロ磐田。
相手には中村憲剛、鄭大世、ジュニーニョ、黒津勝、ヴィトール ジュニオールら強力なメンバーが揃っており、攻撃は強力ではあるが、こちらも負けてはいない。
まずは先制。
そこからリズムを掴み、試合をモノにしたいところである。
試合会場は川崎、ヤマハスタジアム。
キックオフは午後2時。
スタジアムまでお越し頂いた皆様には、最後までジュビロを応援してください!
後ろからフォローに来た駒野友一へマイナスのボール。
駒野友一がそれをダイレクトでクロスを上げると、中央で待っていたジウシーニョが低い身長ながらもジャンプ一番でヘディングシュート!
ボールはゴール左に吸い込まれジュビロ先制!【1-0】
サポーターもたくさん詰めかけ、選手に力を与えている。
試合前にはワールドカップに出場する選手に向け花束の贈呈も行われた。
ファーサイドを狙うが、チャンスにはつながらず。
前線のイ グノへ向けてスルーパス!
イ グノが、ライン際までドリブルで持ち込み切り替えした後に、左足でクロス!
ファーサイドの前田遼一が、角度の無いところからヘディングシュート!川島永嗣が飛びつくも、追いつかずジュビロ追加点!
【2-0】
ファーサイドの前田遼一が、高さを生かしヘディングシュートを放つが、これは惜しくもクロスバー!
イ グノが頭で詰めるもゴ-ルならず…
前田遼一が走りこむが、ボールに触ることができない。
しかし、駒野友一には前田遼一がしっかり見えている。
ライン際の攻防は、パク チュホがしっかり対応しボール奪う!
前田遼一からマイナスの折り返しを受けた西紀寛が、ダイレクトでシュートを放つが、惜しくもゴール右に外れてしまう。
しかし、今日の試合は右サイドからの攻めが効果的となっている。
振り向こうとしたところを加賀健一が体を寄せて対応し、見事にボールを奪う!
上田康太が左足でクロスを上げるが、相手にクリアされてしまう。
西紀寛がドリブル突破からクロス。
ファーサイドで相手にクリアされてしまうもコーナーキックをゲット。
上田康太が蹴ったボールに那須大亮が飛び込むが、ミートできず。
相手にチャンスを作らせず、しっかりと守れている。
西紀寛が少し足を気にするが、プレー再開。
威力はあったものの、枠には入らずジュビロボールのゴールキック。
しかしボールは直接ラインを割ってしまうミスキック。
ロスタイムは1分!
前半終了のホイッスルが吹かれた瞬間にジュビロサポーターからは大きな拍手が送られた。
川崎。鄭大世に代わりヴィトール ジュニオール、
稲本潤一に代わり楠神順平を投入。
ヴィトール ジュニオールはスピードがあるだけにきをつけたい。
レナチーニョが足でうまく合わせ、川崎が1点を返す。【2-1】
ボールはゴール右に外れジュビロボールのゴールキック。
この判定に怒ったレナチーニョが、主審に詰め寄り意義を唱えイエローカード。
それに対応に行ったジウシーニョがファウルをとられてしまい川崎ボールのFK。
レナチーニョがグラウンダーのボールを蹴りこむが、ジュビロDFが冷静に対応し大きくクリア!
いいボールがあがったかと思ったが、若干長くなってしまい川島永嗣にキャッチされてしまう。
ボールを受けたイ ガンジンがシュートを放つが、力無く、川島永嗣にキャッチされてしまう。
クロスを上げたボールが相手に当たりコーナーゲット。
その後のコーナーキックはチャンスにならず。
ロスタイムは3分
その際に森勇介をパク チュホが小競り合い。
その際にまたもや森勇介とパク チュホがやり合うが、ヴィトール ジュニオールが止めに入り事なきをえる。
――感想
試合の入りが非常に良くて早い時間帯で先制でき、立ち上がり15分間で2点を取れたのでその後は非常に落ち着いてプレーしていたと思います。後半、川崎フロンターレのメンバーが代わり、非常に危険な選手が入ってきて危ない場面もありましたが2-1になった後、落ち着いてプレーできたことが3点目を取れて勝ち点3を取れた要因だと思っています。個人で非常に素晴らしい選手の揃った川崎フロンターレに対してボール際のところで非常に厳しくいけていたというところが相手に得意なプレーを出させなかった要因だと思います。非常に集中力の高いプレーで90分やれたので、それを次のゲームでも続けていくことが大事だと思っています。
――縦に速い攻撃が多い印象がありますが何か意識したことは?
どんなチームでもバックラインの背後は嫌だと思います。そこを狙うことがチームの一つの攻撃の形です。それと川崎フロンターレの試合の映像を何試合か見ていて、最終ラインのところで不安定なところがあったのでそこを突こうと。ただ、速い攻撃だけではしんどいので短いパスを使ってサイドを変えることもできれば主導権も握れたと思います。それはこれからの課題になります。
――前半、右サイドからの攻撃で何度も良い形を作っていましたが?
レナチーニョ選手が左から中央に入るのでマイボールになった時には右サイドにスペースがあると。そこは我々のサイドを起点にするというストロングポイントと丁度合ったということだと思います。
――久々の先発となったジウシーニョ選手について
ファーストタッチでゴールしましたしチームの勢いをつけたと思います。彼の良いところですし、あの場面のように2列目から入れるということが得点を生んだと思います。井川選手と森選手の間にはギャップが生まれやすいところがあるので、そこのスペースに入って行こうということは事前にミーティングで伝えていました。本当にいいタイミングで入ってきてくれました。ただ、その後ボールに触れずに少しリズムに乗れないところもありましたけど、久々に試合に出て得点を取るということは何かを持っている選手だなと思いました。
――日本代表のバックアップメンバーに選出された前田遼一選手について
それは岡田監督が決めることなので。日本代表も23人の枠しかなく、Jリーグも(ベンチメンバーが)18人の枠しかないので、いくらいいプレーをしていても19番目も20番目もいます。遼一(前田)に関してはいつどんなことがあってもすぐ合流できるように今の状態をキープするということが彼の仕事になると思います。
ジウシーニョは1本目のチャンスでよく決めてくれたと思います。
(3点目の場面について)グノ(イ)がサイドに流れたので、ゴール前に入り込むことを意識していました。ボールがいいところに来てくれたと思います。この後、ナビスコカップもあるので頑張りたいです。
個人的にはあまりよくなかったので充実感はないのですがチームが勝利できてよかったです。もう少ししっかりパスをさばいていきたいです。試合の立ち上がりに2点リードできたのでゲーム運びとしてはやりやすかったです。
相手の状態を見ながら狙いを持ってボールにアプローチすることができました。それができなければ難しくなってしまうので。相手のフォーメーションに関わらず、バックラインの4人が距離間を保って上手くカバーリングすることができれば問題なくプレーできます。
9か月プレーできなかったわけですが、早く試合に出たいという気持ちを抑えながらリハビリをしていました。サポーターのみなさんが温かい声をかけてくださり、それが本当に励みになりましたし今日こうしてピッチに戻って来ることができました。一番大事なことは膝に全く痛みがなく今日のゲームを終えることができたことです。まだ100%ではありませんし、自分のプレーはまだまだ良くなっていくと思います。これからも日々の練習に励んでもっといいプレーを見せたいと思います。サポーターのみなさんの応援にはとても感動しました。何と言えばいいかわかりませんが、愛情のようなものを感じました。自分の名前を呼んでくれましたし、歌ってくれたので自分のモチベーションをより一段と高くすることができました。今日は落ち着いてプレーしようと思っていましたし、得点に対する欲は出さずにいったのですが何とか上手くゴールを決めることができました。まだシーズンは長いですし、いいシーズンにしたいです。
前節負けているので連敗だけはしたくありませんでしたし、リーグの中断前の最後の試合だったので勝つことができて良かったと思います。セカンドボールにしても球際にしても激しくプレーできたので自分達の時間を作れることができたと思います。前半は高い位置を取ることができましたが後半は守備の時間が長かったので、1試合を通してもっと激しく上下運動できればと思います。ジウ(ジウシーニョ)の復帰戦でアシストできたことは良かったです。それをもう何本かできればよかったと思います。後半、立ち上がりから相手のペースになってしまい、セカンドボールにしてもこれから組み立てるというところでボールを失ってしまいました。相手はカウンターが得意ということもありそこは上がりを抑えて気を付けようと思いました。勝てたことは良かったのですが、前半と後半で違うチームになってしまったのでそこは反省材料だと思います。やはりワールドカップのメンバーに選ばれて恥のないようなプレーをすることは当たり前だと思いますし、しっかりやろうと思っていました。中断前に良い形で試合を終えることができたということでジュビロサポーターにも喜んでもらえたかなと思います。自分の特長がこの試合で出せたと思うので代表でも同じような形でゴールにつながるプレーをしていきたいと思います。
今節でワールドカップの中断になりますがアウェイでもしっかり勝ち点3を取って代表選手を送り出そうということでゲームに臨みました。立ち上がり、ゲームの入り方の部分でしっかり入っていこうということで選手達を送り出しましたが残念ながら2失点が非常に大きく、後々響いたかなという前半でした。後半、気持ちを切り替えて選手達は本来の力を発揮してくれたと思いますが、1得点で終わってしまっては試合をひっくり返すことはできないわけで、非常にいいパフォーマンスを見せてくれましたが3点目の失点が後半のところでは大きかったと思います。サポーターは遠いところまで足を運んでくださったのですが勝ち点3をプレゼントできずに非常に申し訳なく思っています。最後まで選手達は勝ち点3、そして得点を取りに行ってくれましたし非常に感謝しています。また、いつも熱い声援で後押ししてくれるサポーターにも感謝しています。