2010年 試合速報
2010 J1リーグ 10節 VS.サンフレッチェ広島
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 5/5(水) | 16:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 平山 博光 | 木村 博之 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 青木 隆 | 越智 新次 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.8度 | 77% | 小椋 剛 | 小林 春樹 |
22 | シュート | 7 |
5 | ゴールキック | 18 |
5 | コーナーキック | 1 |
12 | 直接FK | 20 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
2010年Jリーグ、第10節が ヤマハスタジアムで行われる。
対戦相手は、サンフレッチェ広島。
今シーズンの広島は、途中3試合連続得点無しの試合が続いたものの、ここまで4勝3分2敗の6位と好調をキープしている。
今シーズンはAFCチャンピオンズリーグ2010に初参加していることを考えれば、この順位は立派といえるだろう。
注目の選手は、得点ランキング2位タイの5得点を奪っている佐藤寿人。
ゴールセンス抜群のFWで、裏への飛び出しが早く、彼を乗らせてしまうと非常に危険なため、ジュビロDFは特に注意しなければならない。
日本代表としてワールドカップに出場を狙っていることもあり、前半から積極的に攻めてくることが予想されている。
スピードでは加賀健一も負けていないだけに、しっかり守りたいところである。
その他の選手では、川崎から移籍した山岸智、ガンバ大阪から移籍した山崎雅人など、
移籍組も好調をキープしている。
DF陣も槙野智章、ストヤノフらがまとまりをみせ、これを崩すのは中々の至難をなってくる。
ここは、前節も素晴らしい動きをみせていた前田遼一に期待したい。
前節横浜相手に完封負けを喫してしまったジュビロ。
久しぶりのホームに戻っての一戦ということもあり、今節は気合を入れて試合に臨みたいところ。
発表までまもなくとなったワールドカップ日本代表、その願望が強い前田遼一には、岡田日本代表監督を驚かせるようなプレーを見せ、ジュビロの勝利に貢献してもらいたい。
子供の日ということもありたくさんのジュビロサポーターが駆けつける。
その子供達の前で何としても勝利を手に入れたい。
試合会場は、ヤマハスタジアム。
試合は午後4時キックオフ!
ゴールデンウィークということもあり、サポーターもたくさん詰め掛けてくれている。
子供の日、なんとしても勝利したい。
イ グノが仕掛けるも相手にボールを奪われてしまう。
佐藤寿人に繋ぎ、森崎浩司へマイナスのボール。
それをダイレクトで左足でシュートを放つと、ボールは八田直樹の左をすり抜けネットに突き刺さってしまう。【0-1】
落ち着いた対応が必要になってくる。
素早い足の振りから右足でゴールを狙うが、八田直樹が倒れ込みながら何とかセーブ!
しかしこれはチャンスにならず。
船谷圭祐がクロスを上げるも相手に当たってしまい、ジュビロボールのコーナーキック。
船谷圭祐が蹴ったボールは相手がクリア。
クリアボールをファーサイドで拾った那須大亮が1トラップからシュートを放つが枠を捉えることができない。
GKと1対1になりシュートを放つもここは西川周作がファインセーブ。
頭で合わせるが、惜しくもゴール左に外れてしまう。
この時間帯はジュビロペースか。
それだけに早い時間での失点が悔やまれる。
そのまま左足でゴールを狙うが大きくふかしてしまう…
思い切りよくシュートを放ったボールはクロスバーから八田直樹にあたり、広島ボールのコーナーキック。
ショートコーナーを狙うが、これはジュビロDFが冷静に対応。
エリア中央で佐藤寿人が待ち構えるが、イ ガンジンが体をぶつけて対応。
ファーサイドまで流れたボールは少し長くなってしまう。
中央でイ グノが胸で落とし、船谷圭祐が右足でダイレクトボレーを放つもボールが浮いてしまう。
相手にボールを奪われてしまい、再び奪い返しにいったところをファウルを取られてしまう。
このプレーに対してパク チュホにイエローカード。
広島ボールのセットプレーを蹴り出したところで前半終了のホイッスル。
イ グノが待ち構えるも、パスが渡る前に西川周作が飛び出す。
相手がクリアしたボールが前田遼一にあたり、広島ボールのゴールキック。
広島としてもボールを後方に戻すプレーとなってしまっている。
このプレーの前で足を痛めてしまった成岡翔に代わり山本康裕を投入!
森崎浩司が前に出し、槙野智章がそれを右足で振りぬくが、ジュビロDFが壁となり阻止!!!
山本康裕からのボールに抜け出したイ グノが、そのままドリブルで持ち込み右足でシュート!
ボールは惜しくも右のポストに当たり、そのまま外へ。
広島、山崎雅人に代わり清水航平を投入。
佐藤寿人が倒れ込みながらボレーを放つが、ボールはゴール左に外れる!
前田遼一がボールにくらいつくが、前田遼一のファウルを取られてしまう。
イ グノにボールを奪われた後に、西川周作がイ グノを倒してしまいイエローカード。
ジャンプ一番で飛び込んだイ グノが、ヘディングシュート!
ボールは枠を捉えていたが、西川周作のスーパーファインセーブで防がれてしまう…
森崎浩司が蹴るも、イ ガンジンが高さを生かしてヘディングクリア!
金沢浄がドライブシュートを放つが、右のポストに当たってしまう。
そのこぼれ球にイ グノが押し込むが、枠に入らず。
ロスタイムは3分。
うまく時間を使いたい。
ジュビロボールになったところでレフェリーにホイッスルが吹かれ、
前田遼一の2得点でジュビロが勝利した!
――感想
選手達が攻守にわたりよく走ったおかげで、勝ち点3を取れたと思っています。特に守備のところでそれぞれの選手が怖がらずに役割をきちんとやってくれたことが最大の勝因だと思っています。攻撃に関しては、サンフレッチェ広島のプレッシャーがそれほどきつくなかったので、ジュビロの選手達も落ち着いてボールを動かすことができました。ボールを保持する時間が長かったので、守備の負担も少なく試合終了まで走り切ることができました。多少プレッシャーがきつくても、今日のゲームのように落ち着いてボールを動かすことができれば、これからもいいゲームができるのではないかと思っています。中2日でヴィッセル神戸戦があるので、できるだけ早くコンディションを戻して次のゲームに臨みたいと思っています。
――前田選手のプレーについて
毎試合、他の選手よりも攻守にわたって動いてプレーしてくれています。前半何度かボールを失う場面もありましたが、後半しっかりとボールをキープして他の選手の上がりを待っているというシーンもありました。2点取ってチームが勝ったということで、非常にいい仕事をしたと思っています。
――相手に守備の体勢を整えられた中でもボールをしっかりと前に運べていたと思いますが、そのあたりの手応えは?
サンフレッチェ広島のプレッシャーが甘かったということもあります。本来、相手が帰陣する前に、マイボールになったらできるだけ速く攻撃しようというプランでしたが、相手のプレッシャーがかなり甘かったので、落ち着いてボールを動かしていこうと。サイドにスペースがありましたし、ボールを動かすことによって中央も空くということで、選手達は落ち着いて良い場所を選んでボールを動かしてくれたと思っています。
――いつものサンフレッチェ広島よりもプレッシャーが甘かったということでしょうか?
そうですね。他の試合を何試合か映像で見ていますが、9人あるいは10人が戻り、自分の近くに来た選手やボールに対してプレッシャーに行っていましたし、思っていたよりもきつくなかったです。選手達もそれを感じて慌てずにプレーできたと思います。
――ボールを保持すると言う意味では、今季目指しているサッカーの方向性について、自信を深めた部分もありますか?
自分達でボールを保持している時には守備をしなくていいわけですし、走らされるということはありません。人間というのは自分から動き出す、ということに関してはそれほど疲労度を感じないので、多少暑く、連戦の中ではありますが、ボールを保持することで疲労度を軽減することができました。開幕戦もこのような感じで、結果的には敗れましたが、自分達でボールを保持する時間を長くしたいというゲームはできています。こういうゲームをベースとして続けていきたいと思っています。
前半の早い時間帯での失点だったので慌てずに自分達のサッカーができたと思います。後半、良い時間帯で追い付くことができたと思います。
1本のパスで背後を取られないことをトレーニングの時から意識していました。しっかりと集中して守ることができたと思います。相手のくさびのパスに対してもしっかりと寄せるイメージを持っていました。守備に関しては全員が敏感になってプレーできていると思います。逆転勝利は自信になると思います。
良い形でボールを奪えた場面が多かったです。守備の意識が全体的に高くなってきていると思います。試合ごとの波をなくしていきたいですし、どんなスタイルの相手にも良いゲームをしたいです。そういった意味でも次の試合が大事になります。
相手のプレスをそれほど強く感じることはありませんでした。自分が中に入ってプレーできましたし、比較的自由にできました。2トップとの距離も保つことができました。次の試合につなげていかなければいけません。
立ち上がりに失点しましたが、試合を通じて相手にシュートまで持って行かれる場面は少なかったと思います。素早く切り替えてチャンスを作ることができました。負けた試合の後に、逆転勝ちできたことは大きいです。たくさん走ることができましたし、自分がたくさん動いてチームが勝てれば嬉しいです。
得点して勝つことを意識して試合に入りました。失点はしましたが、特に意識を変えることなくプレーしました。(先制点の場面について)もしかしたら自分のところにボールが来るかもしれないと思っていました。自分の狙いより少し上に行ったので、上に外れるかなと思っていました。(2点目について)グノ(イ)が言い形でボールを奪ってくれたので、それが良かったと思います。パスが来た時にシュートで終わろうと思っていました。(日本代表について。ジュビロサポーターからの横断幕もありましたが?)とても嬉しいです。W杯は常に目標ではありますが、今は大きな期待はせずにまずはジュビロで得点して勝ちたいと思っています。
今日は両チームにとって良いゲームだったと思います。早い時間帯でリードできましたが、その後、山崎雅人選手のところでチャンスがあったと思います。そこで2点目が取れていれば違った展開になったかもしれません。25日間で8試合目ということで、選手達の疲労が色濃く見えた試合だったと思います。後半、ミスからボールを奪われ失点し、1点リードされた状況から我々は同点に追いつくために全力を尽くしましたが、残念ながらチャンスがありながら決めきれずに負けてしまいました。我々が攻撃に出たところで相手にも追加点のチャンスあったと思いますが、最終的には2-1のまま終わってしまいました。我々にとって、連戦の疲労が1敗という形で表れてしまいましたが、次の試合まで10日間ほどあるので、その中でしっかりと回復させ、良い準備をして次の試合に入っていきたいと思います。