2010年 試合速報

2010 J1リーグ 4節 VS.京都サンガF.C.

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

0 勝
1 分
2 敗
1 得点
4 失点
勝点 1
順位 17

2
  • 1
  • 0

  • 1
  • 3

3
sanga
sanga

1 勝
1 分
1 敗
3 得点
4 失点
勝点 4
順位 9

前半
20分
前田 遼一
31分
ハーフタイム 後半
2分
ディエゴ
9分
ディエゴ
13分
14分
渡邉 大剛
安藤 淳
21分
柳沢 敦
西 紀寛
山本 康裕
25分
成岡 翔
船谷 圭祐
30分
37分
柳沢 敦
宮吉 拓実
パク チュホ
42分
イ ガンジン
荒田 智之
43分
44分
中山 博貴
21
八田 直樹
2
加賀 健一
5
駒野 友一
13
イ ガンジン
14
パク チュホ
6
那須 大亮
10
成岡 翔
11
西 紀寛
24
松浦 拓弥
18
前田 遼一
33
イ グノ
SUB
31
竹重 安希彦
16
金沢 浄
20
山本 脩斗
23
山本 康裕
27
上田 康太
28
船谷 圭祐
19
荒田 智之
監督
柳下 正明
21
水谷 雄一
4
水本 裕貴
5
郭 泰輝
19
森下 俊
24
増嶋 竜也
3
チエゴ
15
中山 博貴
22
渡邉 大剛
26
角田 誠
10
ディエゴ
13
柳沢 敦
SUB
1
平井 直人
7
片岡 洋介
16
安藤 淳
17
中村 太亮
18
加藤 弘堅
11
鈴木 慎吾
31
宮吉 拓実
監督
加藤 久

7,258
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 3/27(土) 16:03
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 福島 慶樹 岡田 正義
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 江角 直樹 金田 大吉
気温 湿度 第4の審判員 記録員
11.9度 -33% 鷹城 巧 大石 裕樹
14 シュート 14
14 ゴールキック 13
6 コーナーキック 1
18 直接FK 21
1 間接FK 1
1 オフサイド 1
1 PK 0

Jリーグ Division 1第4節がまもなく始まる。

アウェイ2連戦を終えてホームに戻ってきたジュビロ磐田。
3節を終えて未だ勝利がないジュビロ磐田であるが、調子は上向き。
今シーズンからボランチにコンバートされた那須大亮や、開幕から先発出場が続いている加賀健一とイ ガンジンのセンターバック、GK八田直樹を中心とした守備陣が去年に比べて安定しいる。
何と言っても、去年の開幕3連戦で11失点していた守備陣が今シーズンは3節を終えてわずか4失点なのである。
昨年に比べ、守備陣は大きく進歩しているのは確かである。

一方の攻撃陣。
前田遼一、イグノの2トップは他チームにとって脅威なのは間違いない。
にもかかわらず、3試合終えての得点はボランチの那須大亮の1点のみと、この2名を生かしきれずにチャンスを逃しているシーンが目立っている。
また、前線でボールを持った選手がシュートで終わるシーンが少なく、奪われてからのカウンターという一番危険なパターンもみうけられる。
前線の2人だけに頼らず、少し遠目の位置からでもシュートを狙う気持ちが必要である。

今節の対戦相手は、加藤久監督率いる京都サンガF.C.。
開幕戦の神戸戦には敗戦したものの、2節には去年の王者、鹿島相手に1-1と善戦。
3節には、ジュビロに開幕戦黒星をつけた仙台に2-1で勝利と、徐々にチーム状態が上向いている。
イジョンスが抜けた守備陣が不安視されたが、水本裕貴、郭泰輝らを中心に開幕から安定。
ここまで大量失点することなく、こちらも同じく開幕からの失点は4である。
攻撃面ではチームの要(かなめ)であるデイエゴが好調をキープし続け、柳沢敦、鈴木慎吾、チエゴなどがチャンスメイクする攻撃はかなりの脅威である。

ジュビロとしては今季上位進出を狙うためにも、ホームで確実に勝ち点を上げることは重要と、気合は十分のはず。
対する京都もアウェイだからといって負けることは許されず、序盤から積極的に攻撃を仕掛けてくることだろう。
そこで頼りになるのはやはり前田遼一、イグノの2トップ!
この2人が爆発すれば、ジュビロの勝利も近づいてくる。
なんとしても勝ち点3を奪い、上位進出へのきっかけを掴みたい。

試合会場は、ヤマハスタジアム。
キックオフは午後4時。
本日もサポーターの皆さんには最後まで熱い声援をお願いします!

前半0分、京都ボールで前半キックオフ!
前半1分、京都、中盤でボールを受けた渡邉大剛がこの日一本目のシュートはジュビロDFが体を張って守備!
前半2分、那須大亮がロングシュート!
これは枠には入らず…
前半3分、ジュビロ、エリア手前からのFK。
駒野友一が直接狙うが、壁に跳ね返されてしまう。
前半4分、ジュビロ、加賀健一が前線のイ グノを狙ってパスを出すが、ボールが長くなってしまいゴールキック。
前半6分、ジュビロ、右サイドから積極的にドリブル突破を試みるが相手にカットされてしまう。
前半9分、ジュビロ、ゴール手前からイ グノのシュート!
枠には入らなかったが、ゴールへの意識の高さが伺える。
前半11分、ジュビロ、ボールをカットした駒野友一が西紀寛へ。
再びボールを受けた駒野友一がクロス!
前田遼一が反応するが、水谷雄一と接触しファウルをとられてしまう…
前半14分、この時間帯はややジュビロペースか。
ボールのキープ時間が長くなっている。
最後の崩しをどうするか。
前半20分、ジュビロ、相手のクリアボールをカットしたイ グノがそのまま振り向きざまに右足を振りぬきミドルシュート!
ボールは水谷雄一が触れることができずにネット右隅に突き刺さりジュビロ先制!【1-0】
前半23分、ジュビロ、ディエゴからのファウルを受けた駒野友一が一旦ピッチの外に出て心配されたが、その後すぐに復帰し事なきを得る!
前半26分、京都、ディエゴからのコーナーキック。
郭泰輝を狙うも、ジュビロDFがなんとかクリア!
前半29分、ここにきて京都も攻撃にリズムが出始める。
DFの郭泰輝が積極的な上がりを見せ、攻撃に絡んでいる。
前半31分、ジュビロ、前田遼一に対してイエローカード。
前半33分、ジュビロ、右サイドでボールを持った前田遼一がシュート!
しかしボールは右に外れてしまいゴールキック。
前半35分、京都、柳沢敦が裏を狙うが、駒野友一が冷静に対応しジュビロボールのスローイン。
前半36分、京都、サイドチェンジを試みたが、左サイドで待ち構えていた森下俊の位置がオフサイド。
前半39分、京都、チエゴからボールを受けたディエゴが左足で威力のあるシュート。ボールは右サイドに外れるが、フリーで持たせると危険である。
前半43分、ジュビロ、駒野友一がFKを蹴るも相手DFがカット。
前半44分、前半のロスタイムは3分。
前半アディショナルタイム3分、お互いに見せ場無く、八田直樹がゴールキックを蹴ったところで前半終了のホイッスル。
後半0分、ジュビロボールで後半キックオフ!
後半1分、後半開始早々、中盤でフリーでボールを持った成岡翔が左足でシュートを放つが、わずかに浮いてしまう。
後半2分、京都、中盤真ん中でボールを持ったディエゴ。
落ち着いて左足を振りぬいたボールは、少し揺れながらゴール正面へ。
八田直樹が反応するも間に合わず、ネットに突き刺さる。
【1-1】
後半6分、ジュビロ、右サイドからのコーナー。
那須大亮が飛び込みヘディングシュートを放つが、ボールはわずかに左に逸れてしまう…
後半9分、京都、ディエゴに対してイエローカード。
後半11分、ジュビロ、前田遼一からの繋ぎを受けた成岡翔が左足でシュート。
ボールは枠に入らず。
後半13分、ジュビロ、エリア内でボールを受けた松浦拓弥が水本裕貴に倒されPK獲得!
キッカーは前田遼一。
落ち着いてゴール正面に流し込み、ジュビロ勝ち越し!【2-1】
後半14分、京都、渡邉大剛に代わり安藤淳を投入。
後半21分、京都、右サイドからのロングボールに左サイドで反応した柳沢敦。
そのまま左足を振りぬきシュート。
八田直樹の右隅を抜け、ゴールに吸い込まれてしまう…【2-2】
後半25分、ジュビロ、西紀寛に代わり山本康裕を投入!
後半30分、ジュビロ、成岡翔に代わり船谷圭祐を投入!
後半31分、ジュビロ、八田直樹のゴールキックに抜け出したイ グノ。
GKと1対1となりゴールを狙うも、右足で放ったシュートは右サイドに外れてしまう…
後半34分、ジュビロ、左サイドからのコーナー。
船谷圭祐がボールを蹴るも、ややミスキック。
後半37分、京都、柳沢敦に代わり宮吉拓実を投入。
後半39分、ジュビロ、右サイドからのFK。
駒野友一が蹴ったボールは相手にクリアされてしまう。
後半42分、郭泰輝を倒してしまったパク チュホにイエローカード。
後半43分、ジュビロ、イ ガンジンに代わり荒田智之を投入!
後半44分、ロスタイムは3分。
後半アディショナルタイム2分、京都、フリーでボールを持った中山博貴が、八田直樹の動きをよくみてループシュート。
ボールは無人のゴールへ。【2-3】
後半アディショナルタイム3分、京都がボールを持ったところで試合終了のホイッスル。
柳下 正明 監督

――感想
相手のロングボールに対してばたばたしてしまいましたし、同じように、攻撃の組み立ての部分でもばたばたしてしまったと。攻守ともに、落ち着きのないゲームとなってしまいました。失点の場面は、中盤でマイボールにした後に、すぐに相手にボールを渡してしまい、それが失点につながってしまいました。そのあたり、集中力などを修正していかなければいけないと思います。終盤は、勝ち点3を取りにいきましたが、結果的には勝ち点0で終わってしまいました。残念ですが、2トップが得点を取ってくれたので、次のゲームに向けて勢いがついてくれるのではないかと思います。ナビスコカップもあり、ゲームが続くので、なるべく早くコンディションを整えて、次のゲームに臨みたいと思います。

――相手のロングボール以外の敗因は?
ロングボールをケアするということで、自然とディフェンスラインが下がってしまいました。前半は、セカンドボールをまずまず拾えていたのですが、拾った後に、相手と同じようなテンポで攻撃に移ってしまいました。そこで、再びマイボールを失う場面もありました。そのあたり、前節の名古屋戦に近いような状況だったので、もう少し落ち着いてボールを横に動かそうということを伝えましたが、後半も落ち着くことはできませんでした。前に速ければ、相手も怖いと思いますが、それだけ押し上げる時間は短くなってしまいます。後半は、お互いに間延びした時間帯が続いていましたし、落ち着いてサイドチェンジをしながらボールを保持するということが今後の課題だと思います。

――2枚の交代カードについて。
西選手の場合は、膝の関係で、90分のプレーは難しい状況です。また、少し押し込まれている状況でしたし、成岡選手も足を痛めて、少し苦しそうだったので、山本康裕選手を入れて、落ち着きを持たせようと考えました。

――2失点目、3失点目について
2失点目は、マイボールの時に多少前掛かりになったところを、中盤でマイボールを失い、ショートカウンターを受けるような形で、失点してしまいました。3失点目は、得点を取りにいくということを選手達に伝えていた中で、前掛かりとなり、マークがルーズになってしまいました。

――今季未勝利のチーム状態について
今日のゲームは、私たちがやろうとするサッカーが一番できませんでした。相手の長いボールを落ち着いて処理して、サイドチェンジをしながら、サイドを起点に攻撃するということができませんでした。残念ではありますが、これまでの3試合は比較的私たちが目指すサッカーをできていましたし、チャンスを作れているので、続けていければ、必ず勝ち点3を取れると思っています。

――選手達に焦りは?
今季、まだ勝てていないので、勝ち点3がほしいということはどの選手でも思っていると思います。

イ グノ 選手

イ グノ 自分がゴールした時は嬉しかったけど、最後に決められてとても悔しい。
自分たちの力が足りないということだと思う。
今できることは、皆で一生懸命頑張るしかありません。

前田 遼一 選手

前田 遼一 今の現状を物語っているゲームだったと思います。
勝ちたいゲームでしたが・・・
後半も受けにまわらずに行こうと思っていましたが残念です。
最後はもう一点取って勝ちに行こうと思っていましたがうまく行かなかった。
チャンスはあったのですが、もっと決められるところで決められるように頑張ります。
僕ら以上にモヤモヤしているであろうサポーターに申し訳ない。

那須 大亮 選手

那須 大亮 リードした時点でもう少し自分たちのサッカーを貫けたらよかった。
蹴り合いになってしまって中盤がなくなったところが反省点だと思います。
ボール保持率を上げようと良い時間帯もありましたが、流れが悪い時間帯にどうするのか!?セカンドボールとかラインコントロールとか90分通してできないとダメだと思う。
自分のところを起点にもっとボールを動かして、ボゼッションを上げたかった。
セットプレーは自分が決めたかった。決められればリズムも掴めると思う。
今日は勝ち点3を取れた試合だったと思うので残念です。
一つ一つ丁寧にミスを無くさないといけないが、手応えのあるところもあるので次に繋げたいと思います。
サポーターには辛い思いをさせてしまっています。キャプテンとしても申し訳なく思いますが、まだまだ4試合が過ぎたところなのでここからも応援をよろしくお願いします。

八田 直樹 選手

八田 直樹 とても悔しいです。前半リードして折り返したことは今季初めてだったので、そのまま気を抜かずにいこうと思っていたのですが、後半の立ち上がりに失点して、振り出しに戻ってしまいました。そのあたり、もっと粘く強くプレーしていかなければいけないと思います。終了間際に失点してしまいましたし、さらに高い集中力を持たなければいけないと思います。ナビスコカップへ向けてそこまで時間はありませんが、しっかり立て直していきたいです。

京都サンガF.C. 加藤久監督
 

こんにちは。ゲームの立ち上がり、選手たちは、アウェーということを敏感に感じていたんでしょうけど、少しジュビロの攻撃を受けるような感じがありました。その中で、ちょっとしたミスから、先取点を決められて、それで少し吹っ切れたという感じがしました。アウェイのゲーム、どうどんアグレッシブに行こうということは選手たちに伝えていましたし、前半の途中から少しずつ良さを出せるようになってきました。試合前には何とか勝ち点3を取って帰ろうということを選手達とも話していましたし、前節の仙台戦では、相手が波に乗っているところを止めて、勝ち点3を取れたので、何とか連勝してもっと上に行こうと話していました。勝ち点1ではなく、勝ち点3を取りに積極的にサッカーをした結果、ああいった形で、3点目につながったと思います。今日の試合に関しては、非常に集中して、マイボールになったら、みんながゴールを目指すというサッカーを後半も表現できたと思います。前半、少し固かった時間帯を除けば、表現したいようなサッカーができました。このスタジアムでは、なかなかサンガが勝てていなかったようなので、そういったものも払拭できました。また、昨季、アウェイで勝てないといったことも言われていたので、この逆転勝利は選手達の自信にもつながると思います。またしっかりと準備して次のゲームに向かっていきたいと思います。