2009年 試合速報
2009 J1リーグ 34節 VS.ヴィッセル神戸
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ホムスタ | 12/5(土) | 15:34 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 川崎 英隆 | 鍋島 將起 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 岡野 尚士 | 相葉 忠臣 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
14.9度 | 65% | 今村 義朗 | 村上 伸也 |
17 | シュート | 8 |
7 | ゴールキック | 12 |
4 | コーナーキック | 3 |
12 | 直接FK | 17 |
3 | 間接FK | 2 |
3 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
2009年J1リーグも残すところあと一節、第34(最終)節、対ヴィッセル神戸戦が5日、ホームズスタジアム神戸で行われる。
最終節を前にして、ジュビロの成績は11勝7分15敗、勝点40。順位は12位。
今シーズンは、至上命題のJ1残留こそ早い段階で死守したものの、当初の目標である10位以内確保を達成することはできなくなってしまった。
改めて、今シーズンのジュビロを振り返ると、良い面、悪い面が顕著に表れたシーズンであった。
若手の台頭や、日本を代表するストライカーに成長した前田遼一を柱としたフォワード陣の踏ん張りにより、得点力がリーグ4位と健闘した一方、失点数は最下位に転じてしまうなど、課題も多く露呈された。
残念ながら全ての試合において、最高のパフォーマンスを見せられたかと問われると、答えに窮してしまうのも事実である。
このように今シーズンはジュビロにとって、決して満足のいくシーズンであったとは言えないが、毎試合厳しい戦いが続く中、さまざまな課題が浮き彫りになり、習得するものが多い1年であった事は間違いない。
こうした状況を真摯に受け止めつつ、最終戦の終了のホイッスルが吹かれる瞬間まで高いモチベーションを維持し、1つでも順位を上げて2009年のシーズンを終えたい。
さて、今シーズンは、怪我人やインフルエンザ感染によりチーム編成に苦慮している。
反面、それは今シーズン出番の少なかった選手にとっては、最後にやってきたビッグチャンスでもある。
チャンスをモノにするのもしないのも、全て出場した選手にかかっている。
いかなる局面においても、出場のチャンスが与えられた選手にはベストを尽くし、来シーズンの飛躍へと繋げることが重要である。
また、今シーズンのみどころは、なんといっても自他共に認めるジュビロのエース前田の得点王の行方であろう。
2002年の高原(現浦和)以来7年ぶりの日本人得点王の誕生に、周囲の期待は日増しに高まってきている。
33節を終えた時点で、得点王争いのトップに立つ前田の得点は現在20点。2位は浦和エジミウソン(17点、最終戦の対戦相手は鹿島)。3位には川崎のジュニーニョ(16点、同柏)と続く。
両選手ともに爆発力のある選手だけに、最後まで予断を許さない。
最終戦では必ずチャンスものにして得点を奪い、得点王を決定したい。
寡黙な当人は今週も黙々と練習に励みFor the teamに徹しているが、得点王に対する秘めた熱い思いは誰にも負けていない。
一方、来シーズンのジュビロの最大の課題となる失点数の減少を目指すべく、ディフェンス陣は“零封”で最終戦を終えたい。
終わりよければ全て良し、ここは気持ちを入れ替えてこの精神で最終戦を勝利で飾りたい。
キックオフは午後3時30分。
サポーターの皆さん、今年も1シーズン、ジュビロ戦士に熱い声援を頂き有難うございました。
明日は今シーズン最終戦です。
是非最後まで熱い声援をお願いします。
駒野友一が蹴り込むが、GKにパンチングされてしまう・・・
しかし、主審のホイッスルが吹かれオフサイドの判定。
これは吉原慎也が落ち着いてキャッチ。
八田直樹がインフルエンザで出場できず、緊急出場となったが、ここまではいい動きをみせている。
吉原慎也が倒れこみながらセービングをみせ、難を逃れる!
しかし、ジュビロの左サイドを攻められているだけに、しっかりケアしたい。
合わせるようにいれたボールに、長身の大井健太郎が頭で合わせるが右に外れてしまった。
上田康太が蹴ったボールはミスキックとなってしまうが、そのこぼれ球に岡田隆がすばやく反応。
そのまま左足を振り抜くミドルシュートを放つが、GKの正面・・・
そのFKを上田康太が蹴るも、相手DFにクリアされてしまう。
中央で田中英雄が競りにいくがファウルの判定!
イグノが抜け出したかに見えたが、オフサイドの判定。
石櫃洋祐が蹴ったボールはジュビロの壁に当たり、ピンチを防ぐ!
これをファーサイドで受けた上田康太が右足で折り返し、前田遼一に合わせる。前田遼一が頭で落とすが、このボールには誰も合わない。
右サイドで受けた後、振りの小さな弾丸ミドルを放つ。
左足で放たれたシュートは枠に入らなかったものの、威力十分だっただけに、今後も注意が必要。
一旦、那須大亮がヘディングでクリアを見せるが、こぼれ球に素早く反応した大久保嘉人が、ダイレクトで右足を振り抜きシュート。
ボールはゴールの左に吸い込まれ神戸先制・・・
【0-1】
中央にいいボールが入ってくるが、ジュビロDFがなんとかクリア!
大久保嘉人が頭で合わせるが、吉原慎也がファインセーブ!!
逆に、神戸が速攻を仕掛けようとしたところで前半終了のホイッスル。
これは吉原慎也が飛び出しキャッチ。
またもや吉原慎也が素早い反応でセービング。
茂木弘人にやられる回数が増えているので、注意したいところ。
ボールを所持することができず、時間だけが過ぎていく。
なんとかボールを奪い、攻めに転じたい。
すぐに展開し、前田遼一へ。
前田遼一がそのままシュートを放つが、GKの正面・・・
駒野友一がボールを入れるが、ニアでクリアされてしまう。
再びボールをもらった駒野友一が今度は左足でクロス!
エリア内でフリーで待っていたイグノが、ドンピシャのタイミングでヘディングシュート!ボールはネットに吸い込まれジュビロ同点!【1-1】
そのまま左足でクロスを上げるが、ミスキックとなってしまう。
吉原慎也が何とかセービング!
さらに大久保嘉人が狙ってくるが、那須大亮がしっかり対応。
イグノが前田遼一を狙いクロスを上げるが、これは前田遼一のキーパーチャージを取られてしまう。
駒野友一が蹴ったボールは、高く浮いてしまい誰も合わせることができず、流れてしまう。
イグノが絶妙な飛び出しを見せ、シュート!
しかし、副審の旗が上がりオフサイドの判定。
ボールは左に外れてしまうが、惜しい形だった。
味方の選手を狙い、ふわっとしたボールを上げるが、長くなってしまう。
ジュビロ、船谷圭祐に代わり村井慎二を投入!
ロスタイムは3分!
ボールはそのまま流れ、ジュビロボールのゴールキック。
神戸の速い攻撃、2トップの背後への動きを注意をしていたんですけど、前半、危ない場面があったし、結果的にそこから失点しまいました。神戸も前への意識が非常に強くて、難しいところもあるけど、しっかりプレイスバックしてコンパクトにしないといけない。まだまだ課題が出たなと思いました。攻撃については、中盤での構成力が少し足りなかった。ボ-ルを動かすことが足りず2回3回は形をつくれたけど、フィニッシュにいけませんでした。
後半に入って選手たちの勝ちたい気持ちが出て、プレ-にも積極性が出て点をとれました。その後も、ボ-ルを動かしてチャンスをつくっていましたが、結果的には勝ち点1で終わりました。常に勝ちたいという気持ちをグラウンド上で表現できるように、これからやっていきたいと思います。
Q.交代枠がひとつ残っていましたが
代えるタイミング、ゲ-ムの流れにスム-スに入っていくのは難しいということで、そのままにしました。もし翔に何かあれば、少しいじったと思いますが、全体的には、あのリズムで入れるのは難しいという判断でした。
Q.今季を振り返って。
短い言葉で言うとしたら、不安定だったということになります。いいゲ-ムを1~2試合は続けられるけど、3試合続けられなかった。45分はできたけど、90分通じてはなかなかできない。その2つの不安定さがあり、こういう順位になったと思います。
Q.前田選手の得点王について
ずっと言っていることですが、点がとれる場所に入ってきている。守備面であれだけ動いていて、ゴ-ル前まで入ってフィニッシュまでいくというのはなかなか難しいと思いますが、それもきっちりこなしている。チ-ム自体は不安定でしたが、遼一は非常に安定した力を毎試合発揮していたと思います。
止まらずに動き続けることを意識しました。得点王はうれしいです。でも、本当にチ-ムのみんなのおかげだと思います。試合にいっぱい出られたことが、得点王をとれたいちばんの要因だと思います。勘違いしないようにして、来年も出られるように頑張りたいです。
Q.W杯への思いは?
南アフリカにはもちろんいきたいですけど、まずは代表に入れるようにがんばりたいと思います。
チ-ムが攻撃的に出ている状況の中で、駒野選手の鋭い素晴らしいクロスが上がってきて、それにあわせました。ゴ-ルはいつも気持ち良いものですが、試合に勝てず、大変残念だという気持ちも、少なからずあります。
前田選手の得点王は、同僚として大変に嬉しく思うし、我がチ-ムから得点王が出たことは、すごく嬉しい。彼が、得点王をとれる資質の持ち主だということはよくわかっています。来年もとってほしいです。前田選手には、自分の方が助けられたと思います。彼は、素晴らしい成績を残しても決して自惚れない。そういうところも本当に素晴らしいと思います。
最後にピッチに立ててよかったと思います。監督からは、思い切りやってこい、という感じで送り出されました。でも、出場した5分間はほとんど守備になってしまったので、難しかったです。ずっと勝てなくて、最後も勝てなくて、申し訳ないし、悔しいです。
ジュビロは、近年なかなかいい試合ができず、難しかったです。でも、いろんなうまい仲間とやれたことが収穫です。ヒデさんや中山さんにも刺激を受けたし、いろんなことを教わったなと思います。
いまより、もっともっと強いジュビロとJ1で闘いたいと思います。その場にいられるように頑張ります。
ジュビロが次につながるものを作りたいと思っていたので、負けなくてよかったと思います。本当に最後の最後まで何が起るかわからないので、最後にこうやって出場のチャンスがまわってきて、いままで一生懸命やってよかったと思います。
長年やっているので、試合への入りも問題ないし、やり方は前のチ-ムとは違うけど、この1年でジュビロのサッカ-に大分フィットしたなというのは感じます。
今日はグランドが硬く、バウンドしたときに高いボ-ルが裏に抜けてきたりするので、那須と健太郎と、お見合いにならないようにはっきりしようということを話しました。神戸は、裏へ裏へという感じで攻めてきたけど、怖さはあまりなかった。でも、ボ-ルを保持される時間が長かったので、マ-クのズレとかに気をつけました。危ない場面もあったけど、なんとかみんなで防げたのでよかったと思います。
グノが点をとってくれましたけど、「毎回とれよ」という感じですね(笑)。あのゴ-ルは素晴らしかった。身長が決して高くない選手がああやって決めるというのは、相当ジャンプ力とポジショニングと嗅覚があるということです。素晴らしいゴ-ルでした。
前半は、相手が前からどんどんプレッシャ-をかけてきて、全然思うようにプレ-できなくて厳しかった。みんな前へいこうとする意識があって、でも、前にいって長いボ-ルを蹴られて裏に走られて、セカンドを全然拾えないという感じになってしまった。でも、後半はそこを修正して、もう少しラインを下げて全体をコンパクトにしようと。僕自身のポジションももう少しDFの近くにして、(中盤を)ダイアモンドにするくらいの意識でやったら、セカンドボ-ルも拾えるようになり、ボ-ルが動くようになりました。
試合の中で、もっと早く、開始15分くらいで、そういうやり方を変えられるように、チ-ムとして考えながらやれればと思います。個人的にはミスが多かったし、反省が残る試合でした。
試合は前半落ち着かなくて、こぼれ球も拾えない状況でしたけど、後半持ちなおしてラインを上げて追いつけたというのは、大きいと思います。そういう意欲、意識を高く持って試合に臨んでいってほしいと思います。僕自身は、交代枠がひと枠残っていたから、それを狙ってアップを続けました。
神戸のサポ-タ-からもエ-ルをいただいて、嬉しかったですね。ジュビロでお疲れさまという言葉を、まさか相手サポ-タ-のみなさんからもらうとは思っていなかったので。でも、僕はまだ引退するわけではありませんから。次に向けて歩いていきたいと思います。別の闘いというより、同じサッカ-ですから、これからも同じ闘いだと思います。
ゲ-ムについては、おたがい残留が決まり、ケガ人がいたりという状況で、予想ができないところがあったけど、アウェイ戦であまり内容的に良くなかったので、磐田を警戒していました。でも、スタ-トからみんなアグレッシブにやって、セカンドもひろえて、満足のできるなかで得点も決まりました。守備の部分で怖い選手は前の2人と駒野選手が出てきたとき。前田選手にボ-ルが渡ったときに、センタ-バックの2人がよく抑えていたと思います。我々は、タ-ゲットストライカ-がいないなかで、選手たちが、ポジションチェンジをくりかえしながら、機動力のあるサッカ-ができたと思います。ひとつのチャンスから同点にされてしまいましたが、ジュビロにはそれだけの力があると思います。後半は、疲れが出てしまいましたが、その中で、追加点もとれるチャンスがあったと思いますけど、引き分けてしまいました。でも、最後のホ-ムゲ-ム、頭を上げて帰ることができるゲ-ムができたのではないかと思います。