2009年 試合速報
2009 J1リーグ 30節 VS.名古屋グランパス
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
豊田ス | 10/25(日) | 15:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 十河 正博 | 家本 政明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | ピオトル サドチェク | ラファウ ロストコフスキ |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.8度 | 48% | 野田 祐樹 | 中山 幸夫 |
14 | シュート | 16 |
8 | ゴールキック | 7 |
6 | コーナーキック | 3 |
14 | 直接FK | 10 |
2 | 間接FK | 3 |
2 | オフサイド | 3 |
1 | PK | 0 |
Jリーグ Division 1第30節が始まる。
第30節の対戦相手は東海ダービーとなる名古屋グランパス。
当初の日程では、名古屋グランパス戦は24日に予定されていたが、名古屋グランパスがACLアジアチャンピオンズリーグの準決勝まで勝ちあがったため、25日に変更となった。
そのACLアジアチャンピオンズリーグの準決勝第1戦を戦ったばかりの名古屋グランパス、サウジアラビアの強豪アル・イテハド相手にアウェイで2-6と完敗、初戦を落とすこととなった。
アル・イテハド戦から中3日での試合となり、
ましてや敵地での対戦、しかも普段のJリーグよりも遥かに長い距離の移動ということもあり、相当疲弊していることが容易に想像できる。
さらに追い討ちをかけるような試合展開ということもあり精神的にもつらいものとなっているだろう。
ジュビロとしては、そのような名古屋グランパスが相手とはいえ、決して油断してはならない。
名古屋には、それをカバーするだけの選手層があり、そしてなによりも名古屋を率いているのが、ピクシーの相性で知られているストイコビッチ監督だからである。現役時代に幾度となくスーパープレーを披露し、何度もスタンドを沸かしていた名プレーヤーであった人が監督となり、現時点でACLで準決勝に進出したことによりアジア4位のチームまで押し上げた手腕を披露している。
しかし、幸いというべきではないかもしれないが、前節でのボールをゴールに蹴り込んだ行為により、今節はベンチ入り禁止処分となっている。
さて、ジュビロは、前節ホームで強豪鹿島アントラーズに0-0で引き分けており、調子は上向き。
シーズン序盤で壊滅状態だったDF陣もここにきてリズムを取り戻し、川口能活の怪我で心配されたGKも八田直樹が落ち着いたプレーを披露し、中盤は岡田隆、山本康裕の若手コンビが成長をみせ、村井慎二、西紀寛もサイドから幾度となくチャンスを演出している。
そしてなにより得点ランキング1位と7位の前田遼一とイグノの2トップが、抜群に相性がよく、ゴールを量産してくれている。
シーズンも終盤にさしかかり、選手の疲労感も心配されるが、相手はそれ以上。
ここはアウェイとはいえ、なんとしても勝ち点3を確保し、月末にある天皇杯3回戦に備えたい。
試合会場は、豊田スタジアム。
キックオフは午後3時。
今日もサポーターの皆さんには、最後まで熱い熱い声援をお願いします!
高さがある選手だけに、競り合いに負けないようにしたいところ。
中央でボールを受け、そのまま右足を振りぬくが枠には入らず。
その後西紀寛がジェスチャーでボールの出しどころを指示していた。
しかし八田直樹が距離を保ち、ケネディが放ったシュートに絶妙の反応をみせスーパーセーブ!
攻撃面の活躍が目立っているが、守備でも長身のケネディ相手に見事なプレーを披露している。
早いボールを蹴りこんでくるが、最後は犬塚友輔が大きくクリア!
駒野友一が蹴ったボールはニアサイドで名古屋DFにクリアされてしまう。
またもや八田直樹が素晴らしい反応をみせ、ピンチを逃れる!
これに、八田直樹が座り込みながらセービング!
今日の八田直樹は当たりまくっている!
ロスタイムは2分。
前田遼一のハットトリックで、J1通算1000ゴールを達成!!!!!
【3-0】
ボールはGKとDFの間に入り、それをクリアしようとした大井健太郎がヘディングしたボールがそのままネットに吸い込まれてしまった・・・【3-1】
玉田圭司が直接狙うが、八田直樹が落ち着いてキャッチ!
八田直樹が反応するが、追いつかずボールはゴールへ・・・【3-2】
それに対応しに行った大井健太郎が、玉田圭司を倒してしまい、名古屋にPKを献上してしまう。玉田圭司が自ら中央に決め、名古屋に追いつかれてしまう・・・【3-3】
そのこぼれ球に反応した、駒野友一がダイレクトでシュートを放つがGK正面。
ロスタイムは5分。
その瞬間主審の笛が吹かれ、試合終了・・・
前半はとくに、どっちに転ぶかわからないゲ-ム展開だったと思います。そのなかで、チャンスを我々が得点に結びつけていました。後半に関しては、名古屋さんの方がチャンスを確実にものにしていました。ただ、ゲ-ムを通じて、ボ-ルを保持する時間というのは、名古屋さんの方が長かったと思います。我々は、奪ったあと、速攻遅行の判断が少し悪い。急ぎすぎてボ-ルを失っている場面が多かった。とくに相手のカウンタ-で、フィニッシュまで持ってこられてしまう場面が多かったので、そのあたり、確実に保持する、あるいは逆に我々がフィニッシュで終るプレ-を増やすということが必要だと思います。
3-0になったので、そのまま勝ち切れるようなゲ-ム運びが必要だったと思います。
残り4試合、精一杯やっていきたいと思います。
Q.大井選手の交代のタイミングと意図は?
左サイドバックの犬塚が足が吊ってプレ-ができなくなったので。後ろの選手は大井しかいませんでした。ケネディも巻も高さがあるので、高さのある大井をそこに入れました。
ボランチの岡田隆を左サイドに、ということも考えましたけど、相手のカウンタ-もあったので、そこは粘り強い守備ができる岡田を(そのままボランチに)置きたいと。左サイドからのクロスに対して、茶野がしぼって中でクリアするという予測もしていたので、茶野を左サイドバックにしました。
Q.前田選手がハットトリックを決めました。どういう点がよかったと思いますか?
非常に動く量も多いですし、3点とりましたけど、それ以外の場面でもチャンスに顔を出している。ゴ-ル前の相手の嫌なところ、得点できそうなポジションに動いて入り込むことができている。そこが非常にいいところだと思います。
Q.今日の勝ち点1でJ1残留が決まったことについての感想は?
シ-ズンはじめ、チ-ムとしての目標は10位以内ということでスタ-トをしています。しかし、選手としては不本意だと思うが、昨年のこともあり、我々コ-チングスタッフとしては、まずは残留だという気持ちで戦ってきていたので、正直、よかったなと思っています。これから4試合で勝ち点を積み重ねることで、少しでも順位を上げていきたい。チ-ムとしての目標である10位以内を目指したいと思います。
3得点は周りの人のおかげです。1点目は西君がスル-をしてくれたからとれました。3-0から追いつかれたので、悔しいです。
これがサッカ-なのかなと思いますし。こういう経験は初めてだったので、次にいかせればと思います。
オウンゴ-ルをしてしまってから、自分たちが普通にやっていればよかったのに、受け身になってしまったところがダメだなと思います。もっと後ろから自分が「大丈夫だ」という声を飛ばして、心配させないようにしっかり鼓舞できなかったことが、最後に3-3に追いつかれてしまった理由かなと思います。
Q.12分にケネディ選手の1対1を止めてから乗ったのではないですか?
そうですね。正直やりやすかったし、みんな頑張ってくれていたし、自分のところで破られたくなかったので、必死にやっていました。
相手は高さがあるので、そのこぼれ球をしっかり狙うようにしていたし、相手はロングボ-ルが多くなってくるかなと思っていて、あまり多くはなかったけど、そういうボ-ルが来たときはしっかり狙えていたのでよかったと思います。
Q.相手のGKはJリ-グ初出場でした。
昔から知っている選手です。負けたくないと思ってやっていました。
手応えはありましたけど、こういうゲ-ムで勝ち切れないと、上にはいけない。また気持ちを切り替えてやるだけです。
ワンちゃんが交代する前は、バランスは悪くなかったんですけど、健太郎が入って自分が左にいってから、ちょっとラインを引いてしまった感じになってしまった。そこでうまくラインコントロ-ルできないと、厳しいと思いました。
Q.サイドバックに入ったときは3-0でしたが、攻守の意識は?
まず守備からということだったので、それを重点的にやっていたんですけど、それで、後手後手になって、スペ-スカバ-もセカンドも拾えなくなってしまったところもあった。うまく引き出されて中が薄くなって簡単に崩されてしまう場面があったので、そういうところで、誰がいくのかはっきりしないといけなかったと思います。
3-0になってから相手が攻めてくるのはわかっていたんですけど、そこで抑えられなかったことはチ-ムとして反省しないといけない。勝ち試合を落としてしまったと思います。
相手は真ん中から人数をかけてきたんですけど、前半はそこをしっかり抑えることができていました。苦しくなっても、逆にボ-ルをあげる相手選手にプレッシャ-をかければ簡単にやられることはなかったと思います。そこで簡単にやらせないことをやっていきたいです。
Q.巻選手がDFに入りましたが、その裏は狙っていましたか?
巻選手はDFが本職ではないので、遼一の一点目の動き出しのような動きについていくことができていないなというのは感じていました。彼が前線に上がってきて、そこから自分たちがうまくいかなかったと思います。
(3得点は)高い位置で守備できたのがよかったと思うし、それが点につながったと思うので、そこは続けていきたいです。でも、前半、(前からの)守備がある程度しっかりできていたのが、後半の半分過ぎてから、まったく機能しなくなったので、残念です。全体のポジショニングがバランス悪くなってバラバラになって、そこが修正できなかったのが、3失点につながったと思うんですけど、もうちょっとなんとかできたはずなので、本当に残念です。
3点とれたのは、遼一君が素晴らしかったと思います。点にいくまでも、みんな前からという意識を持ちながら、相手のミスを誘って、奪ってから速く攻めることができていました。それは狙っている形なのでよかったと思いますけど、3点とってから、ボランチのところでもう少し速攻と遅攻をはっきりしながらやれれば、と。たとえば、サイドチェンジをもっと使うとか。そういうことができるポジションをとり、幅を使いながらもう少し時間をかけて攻めることができたら、と思います。
前にイケイケになったときに相手にとられて、いい時間帯は次のパスの出どころをみんなで狙えたんですけど、そこにいけなくなって、押し上げができなくなってしまった。いつもの前からボ-ルをとりにいくというイメ-ジを持ちながらやらないといけないけど、最後の時間帯は守備のバランスがバラバラになってしまっていました。そういうところを修正していきたいです。
今日はもったいなかったです。こういう試合をしっかり勝てるようにもっと気持ちを強く持っていきたいです。
今日はとてもエキサイティングなゲ-ム内容になりました。サポ-タ-の方も楽しまれたと思います。これだから、人々はサッカ-が好きだという理由が今日はみなさんわかったと思います。
前半、0-2で折り返して、後半からグランパスのビッグメンタリティというか、強い精神力があらわれたと思います。これがグランパスのスタイルです。水曜日にはACLがありますが、何が起るかわかりません。このスタイルを続けていきたいと思います。サポ-タ-のみなさまにもありがとうと言いたい。0-3でも決して諦めずに我々を応援してくれました。追いついたのは、サポ-タ-の方たちへのグランパスからのプレゼントです。本当に感謝をしています。
Q.巻選手をセンタ-バックで使った意図と、彼のパフォ-マンスについて。
パフォ-マンスはよかったと思います。彼は高校のときにストッパ-をやったという経験がありました。プロの場の最初で、このようなプレ-ができたのは、よかったと思います。後ろの方の選手がケガだったり、出られない選手が多いなかで、本当にしっかりやってくれました。1点を返したあと、彼をFWに上げました。攻撃を厚くする意図だったのですが、監督、そして、グランパスの信念である、攻撃的サッカ-というのを押し進めたかった。それで、追いつくことができたと思います。4点目は欲しかったけど、3点差を追いつけたことは上々だと思います。