2009年 試合速報
2009 J1リーグ 27節 VS.FC東京
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
味スタ | 9/26(土) | 16:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 川上 信夫 | 松尾 一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 小椋 剛 | 戸田 東吾 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.9度 | 48% | 河合 英治 | 遠藤 郁夫 |
20 | シュート | 10 |
13 | ゴールキック | 15 |
2 | コーナーキック | 9 |
15 | 直接FK | 9 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ第27節FC東京戦が26日16:00キックオフ。
前節、前田遼一、イグノ、西紀寛の3得点、守っては茶野隆行を中心に見事に京都の攻めを跳ね返し完勝したジュビロ磐田。
それまで3連敗していたのが嘘の様な試合運びであった。
3得点奪った攻撃もすばらしかったが、何よりも9試合ぶりに0点に抑えた守備を褒めるべきだろう。
フォワード陣も前線から積極的なプレスを欠かさず最後までボールを追い続け、守備専門のディフェンダー陣は体を張ったプレーでゴールを死守。
そして最も光っていたのが、マンオブザマッチに選ばれた岡田隆である。
相手のパスコースを消す動きや、相手選手への見事なマーキング、守るだけではなく攻撃でも積極的に顔を出し、まさにMVP級の活躍であったことに異論はないだろう。
しかし、無失点による代償はとてつもなく大きいものとなってしまう。
守護神川口能活の長期離脱である。
それは試合終了が近づいていた後半の43分の出来事であった。
京都の金成勇がスルーパスに反応、同時に川口能活も飛び出し激しく接触、そのまま川口能活は立ち上がることが出来ず、ピッチを後にしてしまう・・・
交代の際にサポーターから送られた能活コールが、ファンの心情を物語っていた。
ここまでナビスコカップ2試合を除く全試合に先発出場していただけに、チームにとってもかなり痛手であることには変わりない。
しかし、今のジュビロには、成長著しい八田直樹や、ベテランの吉原慎也など頼もしいバックアッパーが控えている。
川口能活の離脱はとてつもなく大きな痛手だが、この試練を乗り越えてこそ成長が待っている。
目指すは2試合連続完封。
八田直樹、吉原慎也の胸の内は闘志が沸々と湧き起こっているに違いない。
今日の対戦相手は、現在リーグ戦で11勝4分11敗、順位はジュビロより二つ上の9位につけているFC東京。
6月中頃から7月の中頃にかけてリーグ戦5連勝を記録するが、その後引き分けを挟んで3連敗となかなか波に乗ることが出来ずに5割の成績となっている。
しかし、ナビスコカップでは見事に決勝に進出。やはり実力は確かなだけに決して侮れない相手である。
注目選手は、ここに来て好調をキープし続け、日本代表の声すら聞こえてきた平山相太。
高卒新人にしてスタメンに名を連ねている米本拓司。
さらには、日本代表のレギュラーに定着した長友佑都。
怪我で出場が危ぶまれてはいるが、チームでは日本人得点王の石川直宏。
このほかにも梶山陽平や、徳永悠平、今野泰幸など名前がある選手が多いチームである。
この選手達をまとめているのが、ムービングフットボールを標榜している城福浩監督である。
先発を見てみると、
GKには川口能活に代わり八田直樹。
DFに駒野友一、那須大亮、茶野隆行、金沢浄。
MFに成岡翔、岡田隆、西紀寛、村井慎二。
FWに前田遼一、イグノ。
今日の試合に勝利し、連勝といきたいところ。
試合会場は、味の素スタジアム。
試合は午後4時キックオフ!
みなさん熱い声援宜しく御願いします。
サポーターは試合開始前から声を枯らして応援!
石川直宏が蹴ったボールはジュビロDFが前でクリア!
イグノがGKの前で競り勝ち、前田遼一へ。前田遼一が頭で合わせるが、ボールはポストのわずかに右・・・
長友佑都がダイレクトでシュートを放つが八田直樹がスーパーセーブ!!初出場だが、落ち着いたプレーを見せてくれている。
フェイントを2、3入れた後にクロスを上げるが直接ラインを割ってしまう。
しかし、枠に入らずゴールキック。
右足で蹴ったボールは直接八田直樹がキャッチ!
イグノが反応するが、今野泰幸にしっかり守られてしまう。
西紀寛が上げるも、権田修一にキャッチされてしまう。
これも八田直樹が余裕のキャッチ!
ロスタイムは1分。
ここで前半終了のホイッスル。
ジュビロ、西紀寛に代わり松浦拓弥が投入される。
こぼれ球に鈴木達也が反応し石川直宏へマイナスのボール。
石川直宏がダイレクトシュートを放つが、これはサイドネット。
東京のコーナーキック。競り合いでファウルを犯したブルーノ クアドロスに対してイエローカード。
鈴木達也に代わり椋原健太が投入される。
前半は、一度、長友選手に裏に抜け出されてピンチになりましたけど、そのほかは、まずまず安定した守備ができていたと思います。攻撃に関しては、ちょっとボールを持ちすぎたり、パスした後の動きだしがなくて、チャンスが作れなかったんですけども、後半に入って選手たちにも少し動きが出てきたし、チャンスも作れていたし、三連敗したときよりだいぶ状態はよくなっていると思います。
ただ、後半に入ってお互いにカウンター合戦みたいな形になって、少し間延びしたところをセカンドボールを拾われたり、あるいは我々が奪ったあとのひとつ目のパスを奪われて失点につながってしまいました。その辺りを、もっとバランスよくポジションを取って展開しないといけません。同時にゴール前のマーキングもしっかりしていかなければいけません。そのあたりをまた、修正していきたいと思います。
2-1になったところで、本当はそのまま逃げ切れれば、選手たちも自信を持って、この後のゲームを行っていけたと思いますけど、残念ながら2-3の逆転負けをしてしまいました。ですが、内容的にはそんなに悪くないので、残り7試合、自信を持ってやっていきたいと思います。
Q.成岡選手と犬塚選手の交代の意図は?
A.2-1でリードした時点で、CBの前のスペースをきっちり埋めて、相手の楔を防ぎたいということで代えました。成岡の運動量が落ちてきていたこともあり、どちらかというと守備的な犬塚を入れました。
Q.西選手と松浦選手の交代の意図は?
A.前半、腰のあたりにひざが入って、パンパンに張ってきてしまったので、交代しました。
Q.前半、2トップになかなかボールが入らなかったが、後半に向けて、それをどう修正したのか?
A.向こうは中央を狙っているので、まずサイドへ展開してパスコースを作らないと、トップに当てても狙われるので、2人、3人と絡んで崩そうとしました。また、ボランチのどちらかひとりが攻撃に参加しないと相手を崩すことは難しいだろうし、厚みのある攻撃もできないだろうということで、そこを修正し、前節あたりからそれが少しできるようになって、今日の後半も少しできたかなと思います。けれども、まだまだ動きの量を増やして、チャンスを作っていかないといけないと思います。
自分のチームが勝てるように頑張りましたけれど、負けてしまって本当に残念です。2点を取ってから、後手後手というか、だいぶ中盤を支配されてきていましたし、ピンチが多かったので、リードしてももう少しアグレッシブに行けばよかったんですけれども。気持ちの面でリードしてアグレッシブさを失った面もありますし、全体的にもとから支配されていたので、ダメージはありました。まずまずの立ち上がりだったと思いますけど、じわりじわりと支配されてきたので、体力的にみんなきつかったと思いますし、ピンチも多くなってしまいました。最後は守る意識も強かったんですけど、やられてしまいました。2-2になってからは守って速攻という狙いがいちばんだったので、それで3点目を取るという意識があったんですけど、ただやっぱり、チャンスをそんなに多く作れなかったので。相手のほうがシュートもたくさん打っていたと思いますし、それが結果につながってしまったかなと思います。勝ち点は最悪でも1欲しかった試合でした。相手の陣地でボールを持つということが少なかったので、もう少し自分たちのボールを持っている時間を長くして、遅攻と速攻を使い分けられるようにならないと、ちょっと展開が厳しいと思うので、そこを修正したいと思います。
中盤のディフェンスのラインを下げないようにし、こぼれ球を拾える位置を取り、離れすぎないポジショニングを意識してやろうと、試合前に岡田選手と話しました。相手のボランチとサイドの選手がどんどん裏へ抜けてくるので、それをつかまえるのが厄介だったのと、後半に関しては、それを相手に続けられたことでラインを上げられず、こぼれ球を拾えないでずっと守備をしているようなイメージでした。パスがつながらなかったのでキープできず、守備から入ってしまって大変だった。ああいうサッカーをしていてはいけないと思います。次の試合に向けて、いろいろ話し合うことが大切だと思います。
CBがフリーならCBにマークを受け渡して、CBがマークについているなら、自分たちがしっかり相手についていくということを意識してやりましたが、結構、走られて、そこで起点を作られていたんで、まずは人にしっかりつくということと、あと、全体でもう少し、ボール保持者に対して、いかないときついかなと思います。前の試合はうまくはまっていたんですけど、もう少し連動性を持たないと厳しいかなと思います。そこが、今日は相手のほうが一枚上手で、うまく間、間でボールを受けられて、崩されてしまったかなという感じがあります。
後半の頭からの出場だったので、なるべくゲームのリズムに乗れるよう気をつけ、あとは攻撃に入ったときに、前半はテンポが一緒だったので、自分のところでテンポを変えられたらと思い、ボールを多く触ろうとしました。監督からは守備の基本的なことを指示され、あとは思いっきりやれと言われました。今のフォーメーションは中央があくことが多いので、ポジショニングではサイドだけでなく真ん中に切れ込むことも意識し、そのスペースをうまく活用しようとプレーしました。幅広く動いて、いいスペースでボールを受けられたらと考えてプレーし、少しできたところもあったけれど、まだミスも多かったかなと思います。グノとワンツーで抜け出した場面とかで、追加点を奪えれば試合の流れも違ったと思うので、そういうところで点を取って、相手に勢いを与えなければよかったと思います。最後、カウンターを食らってしまった場面は2-2だったので、勝ち点を取ることを考えて、やり方をもっと考えるべきでした。終盤に失点しないなど、また課題が出てきたので、一からしっかりやり直したいと思います。
もうちょっと全体的に押し上げられれば、高い位置でボールをポゼッションできたんですけど、そこでミスが起きちゃったりしたので、プレーの精度をもっと上げていくことが大事だと思います。いい時間帯、いい場面もあったし、戦い方としてよくなってきているので、あとはひとつひとつのこと、たとえばマークだったり、寄せるところだったりをしっかりすることです。勝敗には運もありますが、それを呼び込むためにも、一人ひとりの選手が細かいところをつめていくことが大事。負けに下を向かず、いいところを次に活かさないともったいないので、精度を上げて、次に臨みたいと思います。
連動した動きはできていたけれど、決めるところで決められなかったのが、こういう結果につながったと思います。チャンスはあったので、次は決められるようにしたいです。守備面でも前からいけていましたが、前半はできていたのに、後半、押し上げられなかった時間帯があったので、そこは声を出してリカバーできるようにしたいです。相手はサイドバックが上がるので、そこをケアしようとしたし、前半はうまくできたと思いましたが、後半は両サイドから攻められてしまいました。クリアをちゃんと大きくするなど、もう一度、守備を見直したいと思います。
我々は順位でいけば、押しも押されもしない中位なんですけれど、今年のリーグ戦に向かう自分たちの姿勢、今シーズン、我々の目標としているところを今日の試合でどうしても見せたかったし、それを結果として残したかった。そういう意味では選手のそういう気持ちが現れた試合だったと思います。ベンチを含め、全員が、今シーズンまだ我々にはリーグ戦でも目標があるということを示せた試合だったと思います。内容については、前半、相手の2トップは注意していたんですけど、自分たちがそっちに頭がいって、裏に蹴られることに頭がいって、少し間延びしてしまいました。もう少しコンパクトにし、DFラインを押し上げることができたように思います。そこを後半修正して、試合に入りました。後半の入りは1点取るまではよかったと思います。リスタートから失点するところは反省しなければいけない。あそこでCKを取られてはいけないし、まだまだ隙があるということなので、反省したいと思います。ただ、最後、みんなが持てる力をチームのために全部出してくれたことによって、逆転できたというこの勝利を大事にしたいし、これを活かすためには次絶対に勝ち点3を取らなければいけないと思います。