2009年 試合速報
2009 J1リーグ 25節 VS.大分トリニータ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
九石ド | 9/13(日) | 18:05 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 谷本 圀之 | 吉田 寿光 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 山崎 裕彦 | 柴田 正利 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
24.1度 | 58% | 田辺 宏司 | 甲斐 省二 |
8 | シュート | 8 |
8 | ゴールキック | 3 |
2 | コーナーキック | 6 |
16 | 直接FK | 16 |
5 | 間接FK | 5 |
5 | オフサイド | 5 |
0 | PK | 0 |
約2週間の休みがあったJリーグDivision1が第25節を迎える。
対戦相手は依然として最下位から抜け出せずにいる大分トリニータ。
J1残留は極めて難しい状況となってしまっているが、可能性が無くなってしまったわけではない。
ポポビッチ監督を中心として、「残留」という目標がある今、チームが同じ目標に向かってまとまっていることは当然で、ジュビロにとっては大分の「まとまり」が脅威となってくる。
個の力でも、高松大樹や、家長昭博、清武弘嗣、フェルナンジーニョなど、能力が高い選手が揃っているだけに注意が必要となってくる。
対するジュビロは、日本代表に選出されていた前田遼一、駒野友一。そして韓国代表に選出されていたイグノがいずれも好調をキープしており、動きもいいようである。
やはり問題となってくるのは過去2試合で8失点を喫してしまった守備陣か・・・。
しかし、その守備陣もこの2週間の休みの間、幾度となく話し合いを行い、修正を施している。
大分戦では必ずや立て直した守備陣を披露してくれるだろう。サポーターもそれを願っている。
さらには、ボランチの要である岡田隆が怪我から復帰し先発復帰も期待されている。
他のリハビリ組も順調に回復しており、徐々にメンバーが揃いだし、ジュビロの巻き返しはここからである。
西紀寛や、村井慎二らのベテラン勢も好調をキープしており、チームの「まとまり」ならジュビロも負けてはいない。
チーム対チームの全力勝負。最大の力を発揮し、大分を倒しにかかる。
スタメンを見てみると、
GKには守護神川口能活。
DFラインに右から、駒野友一、鈴木秀人、那須大亮、金沢浄。
鈴木秀人と金沢浄は今シーズンJ1初先発。
MFには山本康裕、岡田隆のボランチ。
サイドに西紀寛、山本脩斗を配置。
山本脩斗をMFに上げて起用。
FWには不動の2トップ、前田遼一、イグノを配置。
サブには、八田直樹、犬塚友輔、成岡翔、村井慎二、船谷圭祐、萬代宏樹、カレンロバートが待機。
ホームの大分の注目選手は、金崎夢生、高松大樹ら。
金崎夢生は日本代表にも選出された期待の若手。
高松も日本代表経験があり、高さと上手さを兼ね備えた万能型FWである。
何としてもこの2人を抑え、勝利を手に入れたい。
試合会場は九州石油ドーム。
キックオフは18:00。
皆さんの応援が力になります、チーム同様全力で応援、宜しく御願いいたします!
なかなかマイボールにすることができない。
鈴木慎吾のボールに高松大樹が反応しヘディングシュートをするが、川口能活は余裕で見送る。
しかしボールが長くなってしまい西川周作に直接キャッチされてしまう。
西紀寛が蹴ったボールはファーサイドでエジミウソンにクリアされてしまう。
大分、東慶悟が触れたボールに山本康裕が飛び込むが、ヘディングシュートはミートせず・・・
ロスタイムは1分。
東慶悟が飛び出し、川口能活と1対1となりシュートを放つところで、鈴木秀人がブロック!間一髪間に合い、ゴールを死守!
大分の右サイドからのコーナーキックをクリアしたところで前半終了のホイッスル!
左サイドから金崎夢生がクロスを上げるが、合わせる選手がいない。
西紀寛がニアサイドに蹴りこむが、クリアされてしまう。
ボールを落ち着いてまわし、チャンスを伺いたい。
駒野友一が蹴りこむが、またもやエジミウソンにクリアされてしまう。
しかしエリア内にいたイグノ、前田遼一には合わず。
ジュビロ、山本脩斗に代わり村井慎二を投入。
大分、上本大海に代わり菊地直哉が投入される。
高松大樹がエリア内でキープしたところを、ジュビロDFがカットしたボールがこぼれ、最後は川口能活がキャッチ。
村井慎二が中央にいいボールをあげるが、大分DFにクリアされてしまう。
そのボールが西川周作に再び戻ったところで試合終了のホイッスル。
前半25分くらいまで、大分は(後ろから)飛び出してきたりと、モビリティを持ってやってきて、バタバタする場面が多かったんですけど、25分以降は落ち着いて、後半も対応していたと思います。ただ、攻撃に入るときのミスであったり、サポートが遅れたりというところで、チャンスを作れなかった。もったいない失点があったので、もうすこし集中力を高めてやっていかないといけない。残り9試合、ひとつでも多く勝って、順位を上げていきたいと思います。
Q.もったいない失点というのは2失点目か。
1点目もそうです。ロングスローはわかっていたところで、バタバタ慌ててクリアをしてミスしてしまった。当然、ゲームの中でミスはあるけど、一番集中してやらないといけない場所でした。あそこでミスがあると、直接失点につながる
Q.3連敗の打開策は?
先程言ったようにもっともっと集中力を高めてやっていかないといけないということです。
Q.攻撃に入ったときのミスが多かったということですが、FWの下のスペースがあいてしまってセカンドを拾えなかった点を、どう修正したのか。
前半25分までは、両サイドが少し引っ張られてしまった。以降は西が中のボランチと3バックの一人が上がってくるのをケアしようと。これは、向こうの金崎の動きやポジショニングによって、西がケアするか山本修斗がやるか変わりましたけど。とにかく守備のときに、両サイドが引っ張られて2トップが孤立している状態が長かった。もう少し、2列目の選手が高い位置で守備をできるように、後ろの人間がコーチングをして、スライドしてズレをいいタイミングで行なえるようにしたい。奪ったときに味方との距離があきすぎていて、なかなかサポートできなかった。
Q.先発した金沢選手の出来は?
立ち上がりにトラブルがありましたが、それ以降は落ち着いてやってくれました。とくに後半は、2トップにいいボールを入れたりしてチャンスを作っていた。90分間プレーをしたのは久しぶりだと思うけど、これが続いていけば、コンビネーションも高まるだろうし、フィジカル的に余裕が出る。そうなれば、もっと攻撃参加も増えると思います
前半のうちに追いつけて、いい感じでやれたんですけど・・・。前半は、やっぱり守備の意識が強すぎたかなと。それでちょっと受け身になってしまった。向こうのやり方に対する守備の時間が多かったので、受け身になってしまった。それと、相手の必死さに対してこっちが受けて立ってしまったというのがあったのも反省点です。
ミーティングでやったことを、グラウンドで示そうと思っていたんですけど、少し裏目に出たというか・・・。修斗も自分も、相手のサイドハーフについていったら6バックみたいになってしまって、何もしない選手がいっぱい出てしまった。1勝すれば、たぶん状況が変わるから、失点を減らしたいというのもあって、守備的に闘ったんですけど、守れなかった。攻撃力はあるので、自分たちで自分たちのやり方を変えられたし、変えないといけなかったと思います。前半半ばからは、もう自分は相手のサイドハーフはある程度捨てて、相手のボランチのエジミウソンと、FWへのサポートに行くように意識しました。
もっとみんなで前へ行く意識がないと。横とかにばっかり動いていても、こぼれ球をひろえないですから。
2列目の高い位置に入ったので、攻撃的にいって、クロスなりシュートなり、点に絡んでいきたいと思っていましたけど、チーム全体がいい攻撃が出来ているときはよかったけど、悪い流れのときは、自分もミスが多かった。そういうところを修正していかないと勝てない。自分の細かいミスを減らしていかないといけないし、今日のように攻撃的なポジションのときは、どんどん仕掛けていかないと、相手も怖くないし崩れないと思うので、そういうところを意識してやっていかないといけないと思います。途中から、サイドから攻撃することはできたんですけど、チームがシュートまでいっている場面が少ないので、シュートシーンを頑張って増やしていきたいです。今日は、相手のサイドハーフに対して、ズルズル下がってしまって、そこを突かれてしまったのも敗因だったと思います。
前半の途中にベンチの指示もあって、相手のサイドハーフに前からプレッシャーをかけるようになってからは、ある程度守備の形はできたんですけど、最初は押し込まれてしまいました。開始5分、10分で、そういのを感じて、それをもっと早く自分たちでやるべきでした。試合の流れを感じて、臨機応変にやらないと、ああいう苦しい展開になってしまう。いい守備ができるといい攻撃ができるので、まず守備の面で、こちらが先手をとって、自分たちアクションをおこして守備をしていくということをもっとやっていくことを意識していきたいと思います。引くだけになってしまって、相手にスペースを与えてしまって6バックくらいになってしまったときがあって、そうなると、自分たちの前でボールを動かされてしまうので、どこかで狙いを決めて前からいかないといけなかったと思います。
Q.相手の前線の流動的な動きへの対応は
ボランチがつくのか、サイドバックがつくのか、センターバックがつくのかというところが少しはっきりしなかったけど、やはり自分たちでアクションを起こしていけば、そういうところもズレていけるようになると思うので、まずは前からとりにいくという意識をもたないと、これから厳しいと思います。
自分は、基本的には守備をしっかりやる、というところから入ろうと思い試合に臨みました。
前半は、相手が3バックで広く(ボールを)まわしてきて、そこからだいぶ起点つくられて、長い距離を走らされていたので、そういうところで守備で後手になってしまった。そこから、相手ペースになり、なかなか打開できませんでした。試合が始まる前に、まず守備的に、というのがあって、ある程度は計算通りできたところもあったんですが、それによって、ちょっと支配されてしまった部分もあるし、試合のなかで細かい部分を修正できれば、違った展開になったと思います。あの展開でも失点しなければ、後半にいい形でというのがあったけど、やはり先制されるというのは、ジュビロにとって厳しいことかなと思います。
チームが同じ方向を向くということを意識して、しっかり修繕したい。勝つことが必要です。
単純に球際だったり、アグレッシヴにいくことだったり、そういうベーシックなところをもっと自分もやっていかないと、戦術もいきないので、ピッチでアグレッシヴにいきたいと思います。
2トップも、僕らの声待ちだし、ボランチの僕らがもっと決断して声をかければ、いい守備ができたはず。相手も流動的にきていたので、後手後手でリアクションしてしまった部分もあるし、自分たちが明確にしっかり相手についていっていれば、まったく問題なかったところもありました。次は絶対に勝ちたいし、上を目指して頑張るだけです。
すごくいい内容だったと思います。勝利という結果にもつながったので、それが一番よかった。我々はいままで、こういういい内容のサッカーをしてきたけど、結果がついてこなかった。今日は、いい内容のサッカーをして、結果がついてきたので、素晴らしかったと思います。そして、今日の試合に関しては、最初から最後まで、ゲームを支配し、コントロールできた。そして、選手一人ひとりが、最後まで勝利を信じて90分間闘い抜くことができた。
相手のゴールの枠にいったシュートは2本しかなかったと思います。そのうちのひとつを決められました。たとえば、こういう試合を続けても、私たちがゴールを決められなかったら0-1で負けていたかもしれない。結果だけをみて試合をみてなかったら、ウチがいいサッカーをしたということを誰も言ったり書いたりしてくれないでしょう。それは残念です。
今日は、本当に素晴らしい試合をして、サポーターの方にも喜んでもらえたと思います。私がこの前お見舞いにいった、別府の病院のみなさんにもこの勝利をおくりたいと思います。試合に出られなかった選手もふくめて、チーム全員でとった勝利だということを、もう一度言いたい。とにかくこれを大きなモチベーションにて、次に向かっていきたい。これから200%の力を出してやっていきたいと思います。