2009年 試合速報
2009 J1リーグ 20節 VS.ジェフユナイテッド千葉
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 8/1(土) | 19:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 川崎 英隆 | 田辺 宏司 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 相樂 亨 | 佐藤 秀明 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.1度 | 80% | 武田 進 | 小林 春樹 |
14 | シュート | 13 |
12 | ゴールキック | 12 |
2 | コーナーキック | 5 |
11 | 直接FK | 7 |
3 | 間接FK | 2 |
3 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
2009年Jリーグ、第20節がヤマハスタジアムで行われる。
対戦相手は、前節を終えての順位を16位としているジェフユナイテッド千葉。
今シーズンの対戦はフクダ電子アリーナで行われた第5節。
試合は那須大亮のオウンゴールで先制を許すが、後半の29分にエース前田遼一のゴールで追いつく。
その後もジュビロのペースで試合は進み、幾度と無くチャンスを迎えたものの、後一歩のところでゴールに届かず、試合終了のホイッスルが鳴り響く。
しかし、この試合で何かを掴んだのか、その後2連勝をし、降格圏内を脱出している。
千葉との対戦成績はジュビロの17勝6分11敗と決して相性は悪くなく、この試合をモノにし、再び上位浮上を狙いたい。
注目となる選手は、やはり前節復帰し、早速1ゴールを決めたイ グノとなるだろう。
前節を見る限りでは体調は万全ではなさそうだが、ゴールを決めるあたりは、さすが「救世主」である。
心配されるのは、山本康裕、上田康太、ジウシーニョ、西紀寛らの怪我の状態。
なかでもジウシーニョは状態が悪く、誰を左サイドに起用するのか。
しかし、ジュビロにはここのところ好調の前田遼一がいる。
この男が、怪我で不在の選手達を忘れさせてくれるだろう。
対する千葉は、先日監督交代をしたばかりと、今ひとつまとまりに欠けてしまっている。
18節19節も連敗し波に乗れていない。
中でも攻撃陣は今シーズン未だに3得点以上奪った試合がなく、迫力に欠けている。
しかし、巻誠一郎や深井正樹など個々の能力は高いだけに、注意は必要である。
それでは本日のスタメンを見てみよう。
GKは守護神、川口能活。
バックス陣は、駒野友一、大井健太郎、茶野隆行、山本脩斗の4バックは前節と変わらず。
次にハーフ陣は、那須大亮、岡田隆、山本康裕、村井慎二の4人。
ジウシーニョ、西紀寛、上田康太が怪我のため岡田隆、村井慎二を起用。
そして、フォワードには、エース前田遼一とイ グノの2人。
サブには、GKに八田直樹、DFに鈴木秀人、加賀健一、MF犬塚友輔、成岡翔、FWにはカレンロバートと萬代宏樹が待機。
アウェイの千葉は、3-5-2のフォーメション。
フォーワードには、巻誠一郎と深井 正樹を起用。
アレックスもキープ力があるだけに注意が必要だろう。
試合会場は、ヤマハスタジアム。
キックオフは午後7時3分。
サポーターの皆さんには、最後まで熱い熱い声援をお願いします!
ここは川口 能活ががっちりキャッチ!
しかし、この時間帯千葉のサイド攻撃が目立っている。
このポストを使い、追加点を奪いたい。
ボールはそのままゴールラインを割ってゴールキックとなるが、あとはタイミングの問題だけに、注意したい。
そのコーナーキックは、フォアサイドの前田 遼一のポストプレーをし中に落とすが、誰も詰めることが出来ない。
ロスタイムは0分。
前半は千葉のペースで試合が進むが、11分自身J初ゴールとなるミドルシュートを岡田 隆が叩き込むと、その1分後には村井 慎二が左足でゴールを奪う、さらには37分に前田 遼一が頭で合わせ3-0で前半を折り返すこととなった。
千葉、益山 司に代わりネット バイアーノが投入される。
ボールはネットに突き刺さり、千葉が1点を返す。【3-1】
中でネット バイアーノが飛び込むが、茶野 隆行がなんとか守備をし難を逃れる!
ロスタイムは3分。
最後は、よく選手が踏ん張ってくれました。一番欲しかった勝ち点3がとれたので、それはよかったと思います。しかし、前半も後半も、いままでずっと言っている、自分たちでボールを保持する時間というのかまだまだ足りない。その回数をもっと増やすことで、守備の負担は減るので、そこはトレーニングしていきたいと思います。。
ただ、新しく入った選手が、非常にアグレッシヴにプレーして、結果も出してくれたので、そこは次につながるかなと思っています。
後半は、点をとるために、向こうも前に人数をかけて張り出してきたのに対して、ちょっと下がりすぎていました。2トップにグラウンダーで楔を入れて2列目が走ってくるという予測はしていたけど、あまりに簡単に入れられていた。そのあたりは、もう少しボランチがパスコースを消すことと、相手ボール保持者に対して、厳しいプレスをかけないと苦しい。そのあたりも、またトレーニングをして改善していきたいと思います。
最後はジェフも必死にきていて、ピンチもあったけど、粘り強く戦えて勝ち点3をとれたので、次のゲームにそれをつなげたいと思います。
Q. 鈴木選手をボランチに入れた意図は?
2トップに対してボールが入ってしまうので、その前のスペースを消すようにと。グノを下げて、隆(岡田選手)を前田のひとつ下、ボランチの前でワイパーの役目をやってもらう。那須と秀人は、センターバックの前でワイパーの役目をやってもらってトップへのパスコースを消そうと思って入れました。
Q.3つのポジションで人が替わった中盤の評価は?
攻撃については難しいだろうなというのはわかっていた。2トップ頼みということではないが、2トップに入れて時間をつくって、サイドに展開すると。前半は、それで3点とれたので、ある程度は予測した通りかなと。
たが、岡田は、ポジションをどんどん変えて、リカバーも早かった。守備の面ではやってくれるだろうと思っていたが、予想以上に、非常にいい仕事をしてくれたと思います。
Q.村井選手の交代の意図は?
あの場面でだいぶ押し込まれていたし、彼は守備はそんなに得意ではない。一番は、最終ラインのところで結果的にやられているんですけど、そこで加賀健一を入れることで守備力をアップしようと。それと、修斗は、中に入ってのプレーもできるし、守備においても、ポジショニングもいいし、1対1の対応もいいものを持っているので、ひとつ前に置こうと。ですから、村井の交代というのは、守備を安定させるためのものです。
Q.ネット・バイアーノに楔が入るのは、仕方がないと?
センターバックには、バイアーノ選手に楔が入ったら、無理にのぞいてやられないように、ターンをしてきたときにブロックにいけるように対応しないといけない、と。それと同時に、キープしている間に相手の2列目が出てくるので、それに対して、前の選手もリカバーをしっかりして対応しなさいということは、ハーフタイムで伝えてあった。思っていた通りのことを向こうはしてきたけど、想像以上にトップに楔を入れてきたので、後ろの選手はちょっとしんどかった。やはり、ボールサイドの人間がもっと厳しいプレスをかけないといけなかったと思います。
僕が交代した後も、みんなが攻守に頑張ってくれたので、勝ちにつながったと思います。
自分は、この試合にかけていました。途中で出ても、自分のプレーができないことが続いていたし、なかなかチームに貢献できていませんでした。柳下監督がチャンスをくれたので、ここで勝って恩返しをしようと思って、気持ちを高めて試合にのぞみました。
攻守においての、ボールがないときの動きが課題で、それをずっと考えて過ごしてきたので、まだまだ足りないけど、これからも高めていきたいと思います。
(得点は)前線からのプレスを心がけていたので、相手のトラップミスをカットできて、そのままうまくゴールまでいけたと思います。
アシストは、左サイドでうまく崩せて、修斗がうまくためてパスを出してくれて、前田くんと目があって、そこにしっかり出せました。前田くんはヘディングが強いので、うまく決めてくれました。2点では、ジェフ相手にはまだこわいので、3点目をとってくれて、助けられたと思います。
ここ何試合か、終盤に押し込まれることが多く、今日も似たような形になってしまいましたが、最後、集中してみんなで守り切れたことはプラスになると思います。
Q.次への修正点は?
後半につきると思うんですけど、厳しい時間帯でも、中盤のプレーヤーとして、パスをつないで攻撃の起点をつくれるように、トレ-ニングをしていきたいと思います。
勝てたことが本当によかったです。でも3点とってから2点とられてしまいましたし、内容的には、反省すべきことが、個人的にはすごく多かった試合です。まだまだ課題はたくさんあると思います。改善すべきところはしていかないと、これからもっともっと厳しい戦いになると思うので、練習から気を引き締めて、細かいところからしっかり立て直していけたらいいと思います。
ゴールは、練習でもミドルレンジのシュートをいい感じで打てていたので、イメージはしていました。右足ゴールというのはこれまでほとんどないですけど、いい形でボールをもらえて、相手の位置とか考えて、右足でしか打てなかったので迷わずにシュートしました。
点こそ入りましたけど、押し込まれる時間帯が多かったし、相手が前がかりに出てくるのはわかっていたので、そこからカウンターというイメージは持っていましたけど、非常に苦しい前半だったと思います。
最後は、相手が前に人数をかけて、長いボ-ルを多用してきたので、スペースを与えないように意識していました。でも、とった後キープすることができないので、攻められているときから、攻めの準備をしないといけない。もっともっとボランチのところで、攻撃面でも守備面でも、テンポを出せるようなプレーをしていかないと、チームにも迷惑をかけてしまう。練習していきたいと思います。
Q.初ゴールのあと、天を仰いでいましたね。
ひと月ほど前まえに、父が他界してしまったんですけど、小さい頃から本当に応援してくれていたので、感謝の気持ちをあらわしました。
入ったときは、太田選手が入ってきたので、そこをケアするという意識でした。太田選手が張っている感じだったので、攻撃よりは、守備重視でいくつもりでした。位置的な主導は相手が握っていたと思います。自分も裏のスペースを狙っていたけど、その前に守備をしっかりやろうと思っていました。
今日は相手はこちらの左を狙ってきている感じで、人が替わってもやってくることは同じだったので、しっかりおさえて、中にセンターリングを上げさせないようにしようと思っていたけど、何本か上げられてしまいました。3-2で逃げきれたけど、自分が入ってからもスペースを使われて裏をとられていたので、ああいう展開では、もう少ししっかり守らないといけない。修正していきたいと思います
相手にとっていい形で楔が何本か入ってしまったので、そこは頑張ってDFラインも上げて中盤との距離を縮めないといけないし、僕らも戻らないといけない。守備の位置がやはり全体的に低かったので、コンパクトにできなかった部分がありました。中盤で、僕たちがルーズボールをもっと拾わないといけなかったと思います。
岡田選手はもともと守備力あるし、最初だから簡単にやってもらえればと。いいシュートを放ってくれて、チームとして乗れたと思います。
バイアーノ選手に楔が入ったときは、センターバックとしては、前を向かせない、ということを一番意識しました。ボールを奪えればいいけど、それを狙うとターンされてしまうかもしれないし、そうなるとシュートを打たれる。そうなる前に、自分がボランチを動かして、楔のパスコースを消したり、早く相手に体をぶつけて、なるべくペナルティエリアから離れた位置でキープさせたり、もっとできたかなと思います。
もう少し、チームとしてキープする力を上げていければ。3-0で勝っているときにも、こわがらずに、ボールを回したりして、マイボールの時間をもっと多くできたら、と思います。
隆のシュートは素晴らしかったです。正直、入ると思わなかったですけど。そんなことを言ったら失礼ですね。でもチームとして、大きな1点でした。
3-0だろうが4-0であろうが、とれるときはとって、守るときはときはしっかり守る、というように、シンプルにゲームを運べるようになっていきたい。
Q.バイアーノ選手に楔が入るようになってから、ゴールを守るために意識を強めた点は?
特別にそれまでと変わらないけどバイアーノ選手は、高さと、意外に裏に抜けるスピードが速かったので、そこは警戒しました。それと、彼に楔が入ったときに、2列目の動きが良くなっていたので、そこもさらに意識して見るようにしなければいけなかった。でも、大分戦でも、高松選手にキープされて、そこに周囲が絡んでというのがあって、状況が似ていたので、慣れていたというのもありました。相手の動きを全部見ることが、大事でした。
みなさん見ていただいた通り、ジュビロのほうが試合巧者ということは認めざるをえないと思います。前半の3失点は、僕の個人的な未熟さです。選手が悪いわけでもなく、僕がこれからしっかりこの現実を受け止めて、次のレイソル戦まで準備していかなければいけないと思っています。
ただ、1週間かけて、攻守にわたってアグレッシヴに行こうという姿勢は、出してくれたのかなと思いますが、やっぱり勝負事ですから、勝ち負けというものをしっかり受け止めて、2週間準備をしたいなと思っています。