2009年 試合速報
2009 J1リーグ 18節 VS.モンテディオ山形
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
NDスタ | 7/19(日) | 18:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 平山 博光 | 村上 伸次 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 高橋 佳久 | 入部 進也 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
25.8度 | 66% | 浅野 正樹 | 佐藤 卓 |
18 | シュート | 12 |
13 | ゴールキック | 19 |
5 | コーナーキック | 2 |
9 | 直接FK | 9 |
4 | 間接FK | 3 |
4 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
「2-6」
この数字を見て苛立ちを覚えるサポーターも多いことだろう。
期待と不安が入り混じった開幕戦、90分後に待っていたのはこの数字とピッチで呆然とするジュビロの選手達の姿だった。
そう、この数字は2009年のJリーグ開幕戦、ホームヤマハスタジアムでの山形戦の結果である。
ジウシーニョのゴールで先制点を奪い、徐々にリズムに乗って行くかと思われた。
しかし、36分、38分と連続で失点し、後半に入り再びジウシーニョがゴールを奪うが、75分以降にまさかの4失点を喫し試合終了となってしまう。
これが今節の相手山形との開幕戦の内容であった。
あれから約4ヶ月、現在の順位はジュビロが7位、山形が14位となっている。
今こそ山形に対してリベンジを果たさなければならない。
前節2ゴールを果たしたエース前田遼一が「山形には本当に大きな借りがあるので、しっかりアウェイで返したい」と口にすれば、守護神川口能活も「あの開幕戦は忘れません」と言っている。
選手達も単純に勝利のみでは満足出来ないだろう。
「完勝」この言葉にふさわしい試合をサポーターも望んでいる。
それでは本日のスタメンを見てみよう。
GKは守護神、川口能活。
バックス陣は、加賀健一、大井健太郎、茶野隆行、駒野友一の4バック。
次にハーフ陣は、ダブルボランチに那須大亮と山本康裕。
前節、怪我から復帰し途中出場を果たした山本康裕が今節は上田康太に代わりスタメン出場。
体力面、体のキレ等が不安視されるが、前節も途中出場ながらも随所にらしいプレーを見せていただけに心配は無いだろう。攻守に活躍を期待。
サイドには西紀寛とジウシーニョを配置。
そして、フォワードには、成岡翔と前田遼一が2トップを組む。
今節も気合十分のエース前田遼一には3試合連続でのゴールに期待したい。
サブにはGK八田直樹、DF鈴木秀人、山本脩斗、MFに太田吉彰、村井慎二、ロドリゴ、上田康太が入った。
対する山形の注目選手は15番のFW長谷川悠。
ヤマハスタジアムでの開幕戦の時にジュビロから2点を奪った選手である。
「同じ選手に2度やられるわけにはいかない。」
「シュートも打たせない」
DF陣がそれくらいの気持ちで試合に臨めば結果はついてくる!
なにがなんでも勝つ!
試合会場は、NDソフトスタジアム山形。
試合は午後6時キックオフ!
みなさんの熱い応援宜しく御願いいたします。
ゴールキックで試合再開。
みんなの願いはひとつ。開幕戦のリベンジだ!
ボールを細かく繋ぎ攻め込んでくる。
宮崎 光平の蹴ったボールに小原 章吾が飛び込みヘディングシュート。ボールは川口 能活の横をすり抜けゴールへ・・・【0-1】
前節の再現ならず。
ロスタイムは1分。
山形ボールのゴールキックになったところで前半終了のホイッスル。
しかし、なかなかシュートまで持ち込むことができない。
ジュビロ、加賀 健一に代わり村井 慎二が投入される!
山形、北村 知隆に代わりキム ビョンスクが投入される。
ジウシーニョに代わり山本 脩斗が投入される!
中盤でボールを回すシーンが目立つ。
しかしこのコーナーはミスキックとなる!
清水 健太がゴールキックを蹴ったところで試合終了のホイッスル。
サッカーは90分なんですが、今日のゲームに関しては、45分で決まってしまったという感じがします。まず、山形の選手たちが、長いボールを入れながら、非常にアグレッシブに我々のサイドの背後を突いてきました。それに対して、ジュビロの選手たちはなぜか怖がってプレーしていた。ひとつは、怖がって最終ラインが下がりすぎて、中盤にスペースを作ってしまった。セカンドボールも拾われて二次攻撃を受けてしまった。ボールを持ったときも、近くの引いてくる味方にボールをつけてしまった。そして、奪われたり、横パス、バックパスが多くなって、逆に山形にプレッシャーを受ける。そういうプレーが見られて、前半45分は、我々がシーズン初めからやろうとしていることが全然できなかった。
後半に関しては、非常にアグレッシブにプレーしてくれたと思います。点数を何とか取ろうという気持ちがグラウンド上に表現できたと思います。後半の45分に関しては、まずまずの内容だと思います。リーグ後半戦は始まったばかりなので、今日の後半のようなサッカーをスタートからやり、90分きっちりプレーして勝ち点3取れるように、次の準備をしていきたいと思っています。
Q.前半途中でサイドバックのポジションを代えた意図は?
A. サイドバックは攻撃の起点です。左に入った駒野が、思うように自分のプレーをできていないと感じたので、右へ移して、彼を起点に攻めようということで代えました。
Q.山形に関する率直な印象は?
私がJ2の札幌で3年間やったとき、6試合対戦して1回しか勝てませんでした。その頃から全員が非常にまじめに一生懸命プレーするチームでした。さぼらず、隙を見せない。それは今でも受け継がれていると思います。サイドの組み立てもしっかりできていたし、サイドを起点にクロスを上げて点を取っている。ここ1、2年ではなく、もっと前から山形のサッカーはできつつあったと思います。今、完成形になっていると思います。非常にやりづらいチームだと思っています。今日、ジュビロの選手に隙はなかったけれど、山形の選手のアグレッシブさにやられたと思います。
Q.選手が怖がっている、というのは開幕戦の影響か?
A.もしかしたら、ミスをしたくない、ミスはできないというプレッシャーはあったかもしれない。背後を取られないようにという安全策で、最終ラインも下がってしまったのだろうと思います。
最初から最後までラインが低かった。でも、それはDFラインだけの責任じゃなく、全体を通してコンパクトに戦わなければいけない。FWで基点をなかなか作れなかったけど、それもFWだけの責任じゃない。全体的に良くなかったです。ラインが低ければ、ああいう展開になってしまうし、後半みたいなサッカーができればいいんですけど、それでも守られれば終わりなので、前半から後半のようなサッカーをやっていかなければいけない。本当に悔しいし、情けないと思います。ビルドアップがうまくいかなかったけれど、これは課題だと思う。ボランチがもっとボールを引き出さないといけないし、前に蹴るだけでは相手にも通用しない。自分たちがしっかりボールを保持すれば、守備の時間も減ってくると思うので、そういう試合展開をやっていかなければいけない。もっと賢く戦わなければいけない。今日の試合を教訓にして、次はホームなので、絶対に勝ちたい。
後半みたいなサッカーが最初からできないといけない。前から行って、高い位置でボールを取って、ルーズボールも拾う。そういう戦いができないと厳しいです。ボランチの関係は、ちょっと横並びになってしまった。相手はサイドチェンジをさせまいとボランチのところにプレッシャーをすごいかけてきたんで、そこも考えて動かなければいけなかった。康裕も開いて、自分も開いてしまったので、そこは修正の必要があった。ひとりが真ん中にいて、ひとりが開くとか。自分が後ろでバランスを取り、FWにボールが当たったときは、康裕にサポートに絡んでもらうとか、そういう形がもっとできないと、横パス、横パスの展開になってしまう。サイドチェンジも前目でできていなかったので、そこを修正していきたい。
前半は相手がプレスをかけてきたが、そこで自分たちがもっと動いていかないといけなかった。後半は相手が引いていたこともあり、押し込むことはできた。ラインの位置が、前半と後半では全然違ったので、後半のようにラインを高く保つことを、一試合を通してやらないといけない。
低い位置でやられていることが問題だし、個の部分で負けてるところが、今日は多々ありました。もう一度、個人のところをしっかりやらないと、今日のようなゲームを繰り返すと思います。山形の攻勢、前へのプレッシャーに対して、こちらがうまく対応できなかった。遼一がうまく同点ゴールを決めてくれたんですけど、すぐに点を取られてしまい、開幕戦とまったく同じような展開になってしまいました。同じようなことをやっていたら勝てないし、全部ミスから失点したけれど、初歩的なミスをなくさないと失点も防げない。もちろん、僕ができる範囲でカバーしますけれど、カバーできないところもやっぱりあるし、そこはお互いカバーし合わないといけないです。
厳しいプレッシャーは受けていたけど、それでも崩していかないと勝てないです。前線の動き出しもボランチも含めて、ビルドアップをもっとしっかりやらないと苦しいと思います。後半は、前の選手もアグレッシブに動いたし、出し手も前にボールを出していたので、そういう積極性を前半からもっと出せれば、試合展開も変わっていたと思います。1対1に追いついてからの失点が早過ぎました。
広島戦、大分戦と2試合勝っていたのに、同じようなゲーム運びができず、早い時間帯に失点してしまいました。それが自分たちの攻撃のリズムを崩したと思います。後半は持ち直してチャンスを作りましたけど、それでもゴールを決められず、残念な結果に終わりました。山形に関しては、開幕戦の悪いイメージは全然引きずっていませんでした。むしろ、ここ2試合勝ってきているいいイメージのほうが自分たちにはあったんですけど、勝てませんでした。でも、次は2試合ホームでありますので、頭を切り替えて、勝てるように練習していきたいと思います。
まず、ゲームの入りが良かったということ、リスタートでも前回に続き点が取れた。失点したあとに、すぐ点を取れたところも良かったと思います。得点の中の2点目ですけど、北村が判断よくスペースでプレーしてくれたというのは、かなりのプラスになったと思います。ブロックのディフェンスなんで、シンプルにスペースへ走ることも大事だし、DFとDFの間だったり、バックラインと中盤の間でもらったり、そういうところにポジションを置きながらスペースへ出て行くプレーが今回はできたと思います。それでチャンスが作れたのは大きかったと思います。3点目の長谷川の得点は、力が抜けていいシュートが打てたと思います。後半は、まずゼロでということで、しっかり守備をしてくれたと思います。ああいう中でチャンスを作れると、もっといいのですが、まずゼロで抑えたということで、いい仕事をしてくれたと思います。