2009年 試合速報
2009 J1リーグ 17節 VS.大分トリニータ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 7/12(日) | 19:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 難波 邦雄 | 松村 和彦 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 山口 博司 | 竹内 元人 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.6度 | 84% | 間島 宗一 | 大石 裕樹 |
9 | シュート | 19 |
10 | ゴールキック | 5 |
3 | コーナーキック | 8 |
9 | 直接FK | 17 |
2 | 間接FK | 0 |
2 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ第17節大分トリニータ戦がホームヤマハスタジアムにて19:03キックオフ。
今期2度目の対戦となった大分トリニータとの試合。
1度目の対戦が行われたのは、約1ヶ月ほど前に行われたナビスコカップでの試合。
この試合では大分が2点を先制したものの、オウンゴールで1点差に迫り、後半の41分にエースの前田遼一が値千金の同点ゴールを奪い、同点に追いつき試合終了と大分にとっては痛い試合展開となっている。
今回の試合ではどのようなドラマが生まれるのか、非常に楽しみである。
ここ最近の大分はナビスコカップ6月13日の新潟戦で3月14以来、約3ヶ月ぶりの勝利をあげたもののJ1リーグでは未だに1勝と苦しい展開。
さらには、ここにきてシャムスカ監督の解任報道が流れるなどチームは混迷状態となっている。
しかし、逆を言えばこの解任報道を選手達が発奮にして試合に臨むことは間違いなく、わずか1勝のチームとは言え侮れない相手である。
一方、サンフレッチェ広島戦に完勝したジュビロは、チームの雰囲気もよく、いい状態で試合に臨むことが出来そうである。
怪我をしていた山本康裕が間もなく戻ってきそうで、チーム内競争がさらに高まりつつある。
順位は12位と数字だけをみれば、下位に沈んでいるチームとも言えなくないが、5位につけているFC東京とは勝点差わずかに4と、1つ勝てば順位もググっと上がるだけに、
ここは連勝し、上位戦線に食い込みたい。
それでは本日のスタメンを見てみよう。
GKは、守護神、川口能活。
バックス陣は、加賀健一、大井健太郎、茶野隆行、駒野友一の4バック。
次にハーフ陣は、ダブルボランチに那須大亮と上田康太。サイドに西紀寛とジウシーニョを配置。
そして、フォワードには、成岡翔と前田遼一が2トップを組む。
先発メンバーは前節と代わりなく、広島戦の勝利をそのまま今節に持ち込んだ形となった。
前節1得点を奪っているエース前田遼一には2試合連続でのゴールに期待したい。
サブには、怪我で戦列を離れていた山本康裕も戻ってきた!
後半からの出場に備え、入念なウォーミングアップに余念がない。
対する大分の注目選手は14番の家長、清武、ウェズレイ、高松あたりか。
家長はサイドから1人で持ち込む力をもっており、シュートも威力ある選手。
清武は若干19ながらも今シーズン13試合に出場と若さと勢いがあるだけに注意が必要となってくるだろう。
そして、最も警戒するべきなのがウェズレイと高松の2トップ。
ウェズレイの上手さと高松の高さが見事にマッチした時の大分の攻撃はとんでもない爆発力を秘めている。
茶野隆行、大井健太郎のセンターバック2人には、この2トップを十分警戒し、集中して守備をしてもらいたい。
試合会場は、ヤマハスタジアム。
キックオフは午後7時3分。
今日もサポーターの皆さんには、最後まで熱い熱い声援をお願いします!
家長 昭博のドリブルはリズムがあるだけに乗せてしまうとかなり危険である。
大分、右サイドからのコーナーキックに高松 大樹が頭で合わせるが、川口 能活が前節に続きまたもやスーパーセーブ!
こまめに水分補給し、体調を整えたい。
ジウシーニョがそれを拾い上田 康太へ、さらに西 紀寛へと繋ぎ右足を振り抜くシュート!しかし枠には入らず相手ボールのゴールキック。
枠には入らなかったものの、家長 昭博には気をつけたい。
しかし西 紀寛はすぐに戻って守備に回る。これは評価できる動きである。
大分、ウェズレイに代わり金崎 夢生が投入される。
右からのクロスでチャンスを作られるが、川口 能活がスーパーセーブ!
しかしこの時間帯大分の攻める時間が続いている・・・
前田 遼一は2試合連続ゴール!
しかしこれは枠を遥かに超えていく!
両チーム共に、選手の顔には大量の汗が見えている。つらい時間帯だがなんとか耐え抜きたい!
前田 遼一の2試合連続ゴールなどで3点を奪い見事に勝利し2連勝!
前半、少し物足りないところはありましたけど、守備のところではバランスを崩さずにやっていたので、90分トータルして考えたら、よかったかなと思います。
後半の立ち上がりから15分くらいまでは相当ピンチがあって、能活のセーブがなければ違った展開になっていたと思いますけど、それ以降は粘り強くプレーすることによって、得点が生まれました。
どのチームとやっても楽なゲームはないだろうし、相手のリズムでやられる時間もあるだろうと思いますが、そういう中で選手たちがひとつになって粘り強くプレーをするというのは非常に大事なこと。それがだいぶできるようになったかな、と思っています。
とにかくまたできるだけ早くリカバーして、次のゲームに臨みたいと思います。
Q.駒野選手のFKから先制したが、直接FKの得点は初めて。大きかったのでは?
前半の内容的には、大分さんの方がボールを持っている時間が長かったし、押し込んでいました。大分さんのリズムでやっていたところでの、前半終了直前での得点ですから大きい。先程言ったように、あのペースでよかったかなと思えた要因でもあります。
駒野のFKは、トリーニングではものすごく精度が高いんですよね。ですから、ようやく出たという感じです。
Q.シーズン前半戦を振り返ると?
成績的には5分に戻したので、シーズン当初の勝ち点を考えると、まずまずかなと思います。ゲームの内容としては、苦しい時間帯で、とくに守備のところで粘り強く闘うということが、選手たちに浸透してきた。それと同時に、チームとしての守備も浸透してきた。この点については、そのまま後半戦に向けてもそんなに崩れはしないだろうと思います。ただ、今日もありましたけど、細かなところ、ポジショニングやお互いの距離の悪いところは修正していかないといけない。
攻撃についても、シーズン当初よりはイージーミスが少なくなってきています。それによって、最後のフィニッシュまでいく回数が増えて、得点もできていると思います。ただ、これでよしということはないので、より正確にプレーすることができるように、後半戦に向けてトレーニングしていきたいと思います。
Q.最後のところで体を張ることができているのも、よくなっている点か?
選手がゲームを通じて経験を積む中で、勝利のために、いまは体を張らないといけないというものが身についてきている。本当は、もっといいポジションにいれば、そういうことをしなくて済む。そのあたりは修正していきたいと思います。
1試合を通して厳しい戦いでしたけど、大分の厚い攻撃にもしっかり体を張って守ることができたし、勝てたのがよかった。一人ひとりが、しっかりボールに対してプレッシャ-にもいけたし、シュートは打たれたけど、全員で粘れたと思います。
先制点のFKは、前半は本当にチームとして流れがよくなくて、終了間際にFKをとってくれた瞬間に、自分でいこうと思いました。入るかなという感じはしました。練習でも、感覚はよかった。練習と試合ではメンタルが違いますが、気持ちの落ち着きが今日はあったのがよかったと思います。
勝てていることで、チームとして精神的にいい気持ちで練習に取りくむことができています。後半戦は、ひとつも落とさないように、上を目指してやっていきたいです。
今日は相当大変な試合になると思ったけど、コマ(駒野選手)がいい時間帯に決めてくれて、すごく楽になりました。
前半は、けっこう回されて苦しい時間だったんですけど、我慢してやっていました。後半には必ずチャンスが来ると思っていました。
今日は、自分はシンプルにプレーすることを心がけて、それがうまくいったかなと思います。
試合に出ていることはいいんですけど、自分のプレーの質は決してよくないので、それをもっと上げていきたい。ボールをとられることが多いし、動きの速さとかをもっと高めていきたいです。
山形には本当に大きな借りがあるので、しっかりアウェイで返したいと思います。
前半は我慢の時間だと思ったし、(ボールを)持たれたからといって、泡をくって飛び込んでいったら、自由にやられてしまうと思ったので、とりあえずは、こらえる時間だと思って、良いポジションから守備に入ることを意識していました。持たれたけど、相手の陣地の深いところでまわさせていた時間が長かったし、(自陣にボールが)入ったらいこうと。ピンチも最後のところでシャットアウトできたと思います。
攻撃に移ったときに、自分のところでタメることができなくて、時間がつくれなくて、後ろの選手が大変だったと思います。でも、みんなが頑張ってくれて、それで勝てたのでよかったです。相手の守備は、前に強かったので、裏に抜ける動きを最初はやって、でも、今日には、自分の運動量が少なくて、ボールに触る回数も少なかったので、もっと動いて次はボールに触りたいです。
Q.1-0で折り返して、後半に向けて意識したことは?
守り切るという意識はないです。保持する時間帯を増やしたいなと。高い位置でFWがからんで、ボールをキープできるようにとは思ってやっていましたが、でも、前線にボールが入ったときにミスが多かったので、もう少し頑張らないといけなかった。
入ったときは2-1なので、失点しないように、そして自分勝手なプレーはしないようにという意識でした。点が入ってからは裏に走ったり、キープすることを心がけました。勝ちたかったですし、みんな疲れていたので、キープしたりする役は僕がやらないといけないので。
自分のアピールとしては物足りないかもしれないけど、今日のような展開だったら、チームの勝利を優先しないといけない。勝利のためにということだけを考えてやったので、あまりボールは来なかったんですけど、自分が出てから点が入って失点しなかったので、よかった
です。
(アシストは)速いボールを送れば、前田さんも西さんもいましたけど、誰か飛び込んでくれるなと思いました。駒野さんから受けようとしたんですけど、駒野さんが前田さんに出したので、そのまま前に勢いを持って入っていったら、前田さんが落として出してくれました。 大分は、勝ちたいという気持ちは強いと思っていたので前から来るというのも考えていました。前半は、自分のセカンドボールへの出足が遅かったし、イージーなミスが多かった。でも、チームとしてはあまり崩されている場面はなかったので、我慢するところは我慢して、ボールを奪ったら、サイドバックまではあまりプレッシャーはきていなかったので、簡単にサイドを使うということをイメージしてやっていました。
Q.順位を7位に上げました。
7位といっても下も近いですし、もちろん上にいくチャンスだし、次の試合はすごく大事になるので、ここで勝ったからといって安心せずに臨みたいです。
きつかったですね、今日は。この前の試合以上に。少ないチャンスで得点をとった前線の決定率と、あと、守備面で、しんどかったけど、粘り強くやれたことが勝因だと思います。大分は、ビデオをみても決して最下位を走っているチーム状況ではないと感じたし、苦しい試合になるとは思っていました。全体的にちょっと守りに入ってしまったところもあったけど、バイタルエリアに入れていたし、決定的なチャンスをつくって、それを3ゴール決めてくれました。我慢して前線で点をとってくれれば、こちらの流れになるのではないかと思います。
Q.ファインセーブも見事でしたが、高松選手のポストからの展開をよく防ぎました。
高松選手は非常にキープ力があって、彼のポストから決定的なピンチもつくられていたけど、健太郎(大井選手)もチャー坊(茶野選手)も体を張って頑張っていた。僕自身も広島戦からコンディションが上がってきているので、これを続けていかないといけないし、こういうときに必ず勝ち点をモノにしていきたいです。こういう試合が続くと思うけど、なんとか踏ん張っていきたい。
Q.次戦に向けて。
次は山形ですからね。絶対に勝ちたい相手です。あの開幕戦は忘れません。ただ、あまり空回りする必要もないし、自分たちは自信を回復してきているから、今日と同じようなパフォーマンスができればいいと思います。
相手も負けられないけど、僕らも負けられないという気持ちがありました。前半を見ていて、守備のアクションがあまりなかったので、僕が入って、単純にボールにいくとか、DFとのバランスとるとかということを考えていました。ボールを持ったら、向こうも上がってきていたので、サイドを広げることを意識しました。
30分足らずの出場ですけど、ちょっとバテバテでまだまだなので、次に向けてしっかりコンディションを整えて闘っていきたいです。
大分は前がかりになってきて、そこをうまくカウンターで点を取れたし、攻撃するときはしっかりみんなで攻めれたと思います。その前の守備をしっかりみんな意識してくれた。それで最後のところを跳ね返せば、負けないですから。今日はそれができたと思います。
後半最後の方、高松選手の落としからシュートというのがあったけど、全部ペナルティエリアの外からなので、そこはしっかり寄せて、何本かシュートブロックもあった。ただ、失点したところは、もっとプレスしないといけない。
Q.結婚して最初の試合で勝てたことは?
勝ってよかったです。ヨシと言っていたんですよ。絶対勝ちたかったし、勝てたのでいい方向にいってるねって(笑)ウェディングビクトリー?そうですね。でもとにかく勝てたことが嬉しいです。
今日は非常に良いゲームができたと思います。おそらくスカウティングを見てもらっても、シュート数だったり、コーナーキックだったり、ポゼッション的な部分でも、相手よりも優れていたんじゃないかなと思います。もちろん、その中で決めるところをきちんと決めないと、結果としては……野球みたいに点数を積み重ねていく状況であれば・・・。サッカーとは違うゲームだったら、勝てていたかもしれないですが。
ジュビロ磐田さんとしては、少ないチャンスをしっかりものにできたということが、今日のゲームの中でのいちばんのポイントだったのではないかと思っています。