2009年 試合速報
2009 J1リーグ 13節 VS.名古屋グランパス
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 5/24(日) | 15:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 難波 邦雄 | 松村 和彦 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 武田 進 | 石川 恭司 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.3度 | 75% | 間島 宗一 | 大石 裕樹 |
22 | シュート | 15 |
13 | ゴールキック | 15 |
9 | コーナーキック | 7 |
8 | 直接FK | 12 |
1 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
およそ1ヶ月間の中断に入る前最後のJ1リーグ戦第13節がまもなく始まる。
対戦相手は、ピクシーことストイコビッチ氏率いる名古屋グランパス。
同氏は、昨季名古屋の監督に就任すると一気にチームを変貌させ、前年の11位から3位へと躍進させた名将。
今季の成績は、ACLの関係で消化試合が1試合少ないものの、
5勝4分2敗、勝ち点19の5位と上位をキープしている。
総得点は15点と決して多くはないものの、失点は12点と首位の鹿島、2位の浦和に次いで少ない。
直近3試合の戦績は、ACLと並行してハードスケジュールが続いていることや、怪我人が出ていることからベストメンバーが組めないこともあり、神戸戦、大宮戦、北京国安戦(中国)ともに引き分けで終わっている。
一方、水曜日に行われたナビスコ杯で大宮アルディージャに惜敗したジュビロは、現在先週の川崎F戦に続き2連敗中である。
但し、チームの雰囲気は良好。
2試合連続零封に終わったことや、失点の時間帯、場面など修正すべき点については、その後の練習やコミュニケーションを通じて修正を行っている。
引き続き、緊張感を保つ中、高いモチベーションを維持している。
こうした中、ここ数試合のデータを分析すると、ゴールにこそつながっていないものの、攻撃がシュートで終わる場面が増えていることが伺える。
事実、直近5試合の平均シュート数は16本と、被シュート数の9本の2倍近い数を打っていることは、そうした意識の表れといえる。
それでは本日のスタメンを見てみよう。
GKは、守護神、川口能活。今季は前節まで全試合出場していたため疲労が蓄積していたことから、水曜に行われたナビスコ杯には同行せずコンディション調整に努め、今日は万全の状態で試合に臨む。
バックスには右から、駒野友一、那須大亮、大井健太郎、山本脩斗の4バック。大井は今季初スタメン。前節の川崎フロンターレ戦でFW鄭大世との競り合いで負傷退場した茶野隆行に代わり大役をこなす。但し、川崎戦においても突然のアクシデントにもかかわらず、まったく不安を感じさせないプレーを披露していたことから、今日も那須らとの連携をしっかり行い、安定したプレー振りを見せてくれるはずだ。
次にハーフ陣は、ボランチのポジションに山本康裕と上田康太が、また、サイドは右に西紀寛、左にはジウシーニョの布陣で臨む。上田、西については、川口同様、ナビスコ杯に同行せず磐田に残ってコンディションの回復に努めており、今日はベストの状態で臨む。
最後に、フォワードには不動の2トップ、イグノと前田遼一で臨む。最近のジュビロは、攻撃の形はできていることからシュートまでは持ち込んでいるものの、得点につながっていない。従って今のチームに必要なことは、シュートの精度を上げることである。
控えは、GKに八田直樹、ディフェンスには鈴木秀人と犬塚友輔。鈴木は、今季初めてのベンチ入り。ベテランのベンチ入りはチームにとって良い緊張感をもたらしてくれる。次にハーフはロドリゴ、太田吉彰と成岡翔の3人が、そしてFWには萬代宏樹がスタンバイ。前節、試合終盤に今季初めてピッチに立った成岡は、プレー時間こそわずかであったが、少ない時間の中できっと何かを学んだはずだ。
サブ組の投入は、今日も必ずどこかの場面でやってくる。したがって、いつ声がかかっても、ピッチに出た瞬間に期待されたプレーを体現できるよう意識を高めて臨んでいる。
対する名古屋の要注意選手は、なんといっても今季コンサドーレ札幌からやってきた屈強のストライカー、FWダヴィ。現在チーム総得点の半分を超える8得点を挙げ、J1の得点王。3月に行われたプレシーズンマッチでもすでにその片鱗を見せていた。
また、今季失点が少ない最大の理由として、プロ15年目、日本代表の楢崎正剛の存在は無視できない。今日も彼のコーチングが名古屋の守備陣を落ち着かせることが予想される。
今日は序盤戦最後のリーグ戦、しかもホームゲームなのでここは是非勝利で終わり通算成績を5分に戻したい。
試合会場はヤマハスタジアム(磐田)
キックオフは午後3時3分。
スタジアムへお越しの皆さんには、本日も最後まで熱い声援をお願いします!
クロスを上げた山本 康裕が軸足にスライディングをくらい、立ち上がれず・・・
ロスタイムは2分。
マッチレポート(前半)
前半はほぼ互角の戦いとなった。
序盤名古屋ペースで進む場面もあったが、ジュビロのディフェンス陣の集中力は高く、決定的なチャンスを招くことはなかった。
その後試合は徐々にジュビロペースになり、イグノや西のヘッドなど決定的な場面があったものの得点には至らなかった。
後半も前半同様、高い集中力とモチベーションを維持して、早い段階で先制し、試合を優位に進めたい。
ジュビロ、西 紀寛に代わり太田 吉彰を投入!
ロスタイムは4分。
マッチレポート(後半)
後半、試合は36分に名古屋の小川が2枚目のイエローカードで退場になったところから大きく動いた。
それまでは両チームとも中盤の攻防が続く中、得点に結びつかなかったが、名古屋が1人欠いて劣勢になるとジュビロの攻撃は一気に厚みを増し、38分、40分と立て続けに得点を入れた。
その後、玉田のFKをダヴィが強引に押し込んで1点を許したものの、ジュビロのディフェンス陣の集中力は途切れることなく、リーグ戦中断前最後の試合を勝利で締めくくった。
本日も最後まで応援頂き有り難うございました。
勝ち点3を本当に欲しかった。選手たちもそういう気持ちで望んでくれていました。名古屋のロングボールから押し込まれる場面も多くあったがチームがひとつになり粘り強く戦いえたことが今日の結果に繋がった。
課題は、奪ったボールを前線に入れるのですがキープできずまた奪われてしまう。フリーの選手・近い選手を使いボール保持し押し上げることが前半から出来ていればもっとビックチャンスを作れたと思います。
とにかく、粘り強く戦えたことが勝ち点3に繋がった。非常に難しいゲーム・タフなゲームを選手たちが良く戦ってくれたと思います。
Q李 根 鎬(イ グノ)のパフォーマンスについて
A日本に来てすぐのゲームで活躍したので相手のマークも厳しくなることはありました。李 根 鎬(イ グノ)自身も日本に来たときコンディションが万全ではなかったんです。
身体作りをしっかりする前から試合に出ていたのでキレやスピードが上がらないことはあったが、攻守に渡り献身的にプレーしてくれているのがチームにとってプラスになっています。
李 根 鎬(イ グノ)だけではないが、リズムが悪いときはシンプルにやることが大切だと思います。もっともっと周りを使ったプレーをしていけば更に良くなっていくと思います。
Q急遽途中出場した成岡翔選手への指示は?
A特別ありません。途中から入った大宮戦の時と同じです。彼の持っている力を出してくれればいいと言いました。一つ指示したのは、相手が攻めているときにツートップの周囲にスペースがあるということは伝えました。それは上田康太にも言ってくれと言いました。
ゴールを決めましたが、残り10分疲れていたのでちょっと心配しましたね。
(前半の山本康裕のセンタリングをヘッド゙でとらえたシーンは)入れてあげたかった。ここまで康裕は頑張ってきていたし、(ケガしてしまったが)ここで日程があくので休憩だと思ってくれればと思います。
チームの攻めは、自分も含めてサイドチェンジを組み合わせればもうちょっとうまくできた場面がいくつかあったと思う。ただ、今日は後半ラスト10分間で2点とれたのはよかった。川崎戦は2点とられているので。あの時間帯の2点というのはデカいから。その後についてはなおしていかないといかんと思います。
自分としては、もっともっとみんなでプレスをしっかり仕掛けたい。後半も相手のボールをとれたところがいっぱいあったし、それでボールを早く奪ってディフェンスを助けてあげることが大事。ルーズボールへの寄せも甘いときが前半あって、そういうときは苦しかった。
よくなっているのは、コマ(駒野選手)とかも以前よりセンタリングを上げにきているし、サイドの選手との関係というのはいいと思います。ただ以前に比べて、ジウとグノがちょっと球離れが悪いときがあるので、それは言っていかないといけない。ちゃんと落とすところは落とさないといかんよ、というのは言っていきたいです。
次の鹿島が、一番やりたい相手です。ここのところあまりやっていないんで、鹿島と。星が5分になったけど、出だしはハンデ戦でした。いま思えば最初の2試合が悔やまれるけど、それはこれから挽回するしかないと思います。
今日は、前からプレッシャーをかけて、奪って、そこからチャンスを何度かつくれていた。そういう連動した守備が、ボディブローのようにきいて点をとれたと思います。
終盤に1点をとられて、相手がかなり前に出てくるのはわかっていました。あの時間は多少攻められても仕方ないと思っていたけど、2点リードしてどうしても気持ち的に守りに入っていて、名古屋は10人になったけど勢いがあった。そこでしのげたのが大きいと思います。
苦しかったけど、せっかく2点とってくれたので絶対に負けるわけにはいかなかった。できれば0に抑えたかったけど、最後までチームとして粘り強く冷静に戦えた。これを続けていきたいと思います。
チームは守備のリズムの変化というか、いくところと我慢するところのメリハリがつけられるようになったと思います。
(1点目につながるシュートは)コーナーキックに対して、ファーサイドに蹴ってもらって競り勝ったこぼれを詰めるというのはセオリーだったので、コウタ(上田選手)にもそういうイメージがあったと思う。自分がファーに走り込んだところをコウタが見ていてくれたのがよかったと思います。
(ゴールは)自分のタイミングで打つことを意識しました。トラップして、そのボールに逆らわず素直に打とうと。ミドルシュートは練習していました。1試合に1本は打ちたいと思っています。
いまは試合に出たときは、点をとりにいくことを考えています。常に点に絡むというより、点を入れるイメージが強いので、今日もそれを意識してプレーしました。
コンディションがいいので、試合に出たい気持ちが強いですが、それを維持することだと思います。コンディションさえよければやれる自信はあるので、波をなくして安定した力を出せるようにということを心がけていきたい。
ボランチとしてはもっとボールを触りたいですね。SBにつけてもらう回数を増やしたい。1度僕らにつけてもらえば、もっと攻撃が広がると思う。僕らがサイドや前、逆サイドへと展開する役をしていないとダメだと思います。
Q.ボランチでボールを持ったとき、グノ選手の裏への動きは目立ちますか?
1本狙ったんだけど、ミスパスになってしまいました。グノのスピードはいかしたいですね。名古屋には大きいDFがいるけど、グノのスピードで勝負させていくというイメージは頭にありました。相手のSBが両方上がっていてカバーが遅かったので、相手CBとFWと1対1というのを作りたかった。でも、他にもフリーな選手がいたし、その辺のチョイスはまだまだ高めていかないといけないと思います。
今日は90分間、ベタにさがることはなかった。押し込まれる時間はあったけど、しっかり耐えてボールを奪えたのではないかと思います。選手同士が近くにいて、最初にいったらまた次がいくというようにプレッシャーにいけていたので、そこはよかったと思います。後ろのラインが高かったので、僕らも早く出ることができていたと思います。後半は運動量が落ちてしまったけど、それでもしっかり集中してやれていました。
戦績を5分に戻せたので、ここから上を目指して頑張っていきたい。勝ってよかったですけど、自分はミスがまだ多いので早くなくしていきたいです。
Q.前半相手にボールを持たれる時間が続いたときは、そこからどう挽回しようと?
とりあえず後ろは我慢して、無理にボールにいったりしてもたぶん裏をやられるだけなので、しっかり耐えて前の選手にボールが渡ったときに早くサポートしていこうという意識でした。
前からのプレッシャーが、最後まで我慢して勝てた原因だと思います。我々も大変きつかったんですけど、きつい山を超えてゴールをして、勝てたと思います。今日は、みんなが本当にひとつになって最後まで戦えたと思います。
Q.名古屋の守備を、どう崩そうと?
前から守備をしながら、前線でボールを奪ったら、相手のスペースがあいているので、サイドのスペース相手の背後のスペースにいち早くボールを動かして攻撃していこうと決めていきました。
Q.代表にいい感じでいけそうですね?
大変にいい手応えを持って、代表チームにいけると思います。少し休みも入るので、代表でコンディションもさらによくすることができると思います
去年だったら、最後にもう1点とられて引き分けてしまっていたかもしれないですけど、でも、みんな試合を重ねるごとに、個人個人の意識もチームとしての意識も上がってきていて、しっかり勝ちゲームをモノにできたと思います。
Q.今日は相手の攻撃をどう止めようという意識でしたか?
まずは相手FWにくっつき過ぎて反転されないようにするというのがいちばん気をつけていたポイントです。味方サイドバックも気を使ってやりやすかったです。ダビィ選手と巻選手が真ん中にいたので、そこをケアするという感じでした。中をしっかり固めていればゴールは決められないという意識でした。ただ、点をとられてしまったので、FKのときにオフサイドをとるのかちゃんとマークにいくのかしっかりケアしていきたい。
Q.那須選手といちばん話しあっていることは?
ラインのコントロールです。下がるときは下がるけど、その上げ下げを細かくやることが大事。今日は細かくできたので、それが勝利の原因のひとつではないかなと思います。
(ゴールは)目の前にいいボールがきたので、ふかさないようにということだけ意識して蹴ったらジャストミートできました。どの試合も、前が頑張って点をとってくれているので、苦しい試合でセットプレーでとれると試合が楽になるので、よかったです。自分の初ゴールという意味でもすごく嬉しかったし点をとれて勝てたということで、よりいっそう嬉しさが増しました。チャンスは川崎戦も大宮戦も何回もあったので、前を信じていたし、絶対に決めてくれるなと思っていたけど、個人的に心の中でセットプレーでとりたいなと思っていました。13試合やってセットプレーで1点もとれていなかったので、そろそろとりたいなと。
まずは、点をとるまで、チームみんなで0に抑えられたというのが勝因のひとつだと思うし、最後も1失点したんですけど、相手のリズムで耐えないといけないときに全員で頑張って勝てたので、価値ある勝利だと思います。
5分にもどして、中断明けに首位を走っている鹿島ですけど、中断前にか勝って、気持ちよく鹿島に挑みたいと思っていたので、その通りになってよかった。
ナビスコ杯も、可能性はゼロではないし、再開戦につながるのでいい結果を残したいと思います。
もちろんハッピーではありません。負けましたから、我々としても試合をコントロールできましたが十分な決定力がなかった。最終的には負けたということです。
Qダビィについてと攻撃面から前半戦振り返ってどうですか?
Aダビィについては満足しています。ハードなマークに負けず今日も得点を取ってくくれましたから。
今日のゲームに関しては、先制点を取ったチームが勝つと考えていました。それが今日はジュビロさんだったということです。
Q昨年もここで負けました。今日も最後の短い時間でやられましたが
A我々としても得点を狙っていましたが難しかった。ハードな内容となりました。あのレッドカードはもちろん考えていませんでした。フェアプレーを掲げてプレーしていますので。玉田のシュートなど惜しい場面もありましたが、川口選手のセーブが素晴らしかった。
Q前半はロングボールが多くて、後半はポゼッションを上げて攻めていたと思いますがそれはプラン通りですか?
Aそうですね。プラン通りではありません。ジュビロのホームでは難しかった。我々の方が後半落ち着いてプレーできたが、先制点を取ったチームに勢いが出た。今日はジュビロさんの方が上回ったということ。
Q一試合少ないながらこの順位で中断を迎えることについて
現時点では満足いく結果だ。我々としては今、休みを取るべきだ。
今のJリーグはほとんどチームの力に差がないと思います。細かいところでの差が出るので我々もここからしっかり準備して後半戦に望みたいと思います。