2009年 試合速報
2009 J1リーグ 11節 VS.大宮アルディージャ
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム(磐田) | 5/9(土) | 14:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 関 正広 | 穴沢 努 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 岡野 尚士 | 安元 利充 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.6度 | 64% | 野田 祐樹 | 大石 裕樹 |
17 | シュート | 10 |
15 | ゴールキック | 18 |
3 | コーナーキック | 1 |
14 | 直接FK | 15 |
4 | 間接FK | 2 |
4 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
ロスタイムのPKで劇的な引き分けに持ち込んだ新潟戦から中3日、まもなくJリーグDivision1第11節が始まる。
対戦相手は、今季から指揮を取る張 外龍氏率いる大宮アルディージャ。
同氏は以前韓国でイグノを3年間指導した経験を持つ。
大宮の今季の成績は3勝3分4敗、勝ち点12とジュビロと互角であるが、得失点差で上回ることから順位はジュビロの3つ上、11位に位置している。彼らは第5節を終えた時点までは5位と上位をキープしていたものの、6節から9節まで4連敗を喫し順位を下げた。
その後、前節ではホームで最下位大分トリニータに3対0と圧勝し、ようやく連敗から脱した。
通算の得失点は得点15点、失点17点と、いずれも他のチームと比べて多く、出入りの激しい試合が続いている。
さて、ジュビロのゴールデンウイークをはさんだハードスケジュールの成績は、今のところ2勝1分1敗と貯金は1。
磐田に戻ってからは、この貯金を増やすため、また、通算成績を5分に戻すためにさっそく新潟戦での修正点を確認した。
特に、新潟戦のハーフタイムにも一度話し合ったラインをコンパクトに保つことと、前線と最終ラインの間をコンパクトにし相手にスペースを与えないという点については、改めて話し合いが持たれた。
但し、今のジュビロがシーズン開幕当初ともっとも違う点は、“メンタル“面の成長である。
その結果、話し合いはすぐに実行に移され、修正できるのが今のジュビロである。
それでは本日のスタメンを見てみよう。
GKは、守護神、川口能活。
バックス陣は、駒野友一、那須大亮、茶野隆行の3人に、今日は左に犬塚友輔を配置した4バック。今季途中出場の多い犬塚にとって今日は第3節の浦和戦以来のスタメン。今日はチャンスを生かして気合の入ったプレーを見せてくれるはずだ。また、前節はラインを下げて相手にスペースを与えてしまったディフェンス陣は、その後ハーフ陣含めて入念な話し合いが持たれ、すでに軌道修正はされている。
次にハーフ陣は、今季フル出場の山本康裕と、怪我から回復して9節、10節に後半から途中出場してボールを落ち着かせていた上田康太が今季初スタメンを果たし、ジュビロの攻撃にバラエティが増えた。今日は場所によっては、彼のフリーキックにも期待したい。そして、両サイドは右に西紀寛、左にはジウシーニョを配置。前節の新潟戦では0対3になり意気消沈しかけたジュビロを、イグノのクロスに対し新潟のディフェンスの間に体を張って飛び込み執念のヘッドで1点を返し、最終的に試合を引き分けまで持ち込んだジウシーニョ。こうした魂のプレーには、全選手、素直に見習いたい。
そして、フォワードには、イグノと前田遼一が2トップを組む。前節も1得点1アシストと大活躍のイグノにとっては、恩師との対決は楽しみのはず。
最後に、本日の控えは、GKに八田直樹、ディフェンスには大井健太郎と加賀健一が久しぶりにベンチ入りを果たしている。ハーフはロドリゴ、太田吉彰と村井慎二、そして最後にフォワード萬代宏樹と続く。
さて、本日の大宮の注目選手は、相変わらずツボを押さえたプレーを披露している代表経験のある波戸康広、藤本主税らベテラン勢。また、前節5試合ぶりの勝利をもたらした2トップ、スピードの石原直樹と、ゴールに対する嗅覚の藤田祥史のフォワードコンビ。また、身長191センチと長身でありながら強烈なキックを持つDFマトのプレーにも注意したい。
最後に忘れてはいけないのは、大宮といえば昨年のリーグ最終戦でジュビロが敗れ、入れ替え戦という屈辱を味わされたチームであるということ。
今日は、その時のリベンジも込めて、是非今のジュビロの実力を見せつけたい。
試合会場はヤマハスタジアム(磐田)。
キックオフは午後2時。
天候は快晴。
本日もサッカー観戦にとって最高の1日です!
しかも今日は、ゴールデンウイーク最後の週末です。
スタジアムまでお越し頂いた皆様には、最後までジュビロを応援してください!
また、本日も『JリーグファミリーJoinデイズ』が展開されていますので、そちらも併せてお楽しみください。今日もサポーターの皆さんには、最後まで熱い熱い声援をお願いします!
こぼれ球を西 紀寛が狙うがミスキックとなってしまう。
ロスタイムは1分。
マッチレポート(前半)
前半はジュビロにとって危なげない試合展開となった。
キックオフ直後から良い形で試合に入ることができたジュビロは3分に先制すると、その後も試合を支配した。
中盤に入ると、一時的に大宮がペースを握る展開となるも、守備陣は高い集中力を維持して、慌てることなく対応していた。
また、終盤にかけては、良い時間帯に追加点を奪うことができた。
後半も早い段階でダメ押しの追加点を奪い、ゴールデンウイーク最後の試合を快勝して終わりたい。
3点目を奪い勝利をものにしたい。
ゴールのサイドを狙ったがゴールならず・・・
ロスタイムは3分。
見事3得点を奪い勝利。
マッチレポート(後半)
後半は大宮ペースで試合は進んだ。
大宮はグランドを広く使い、サイドから仕掛ける展開が多く見られた。
それに対しディフェンス陣は何とか踏ん張っていたものの、ついに39分に失点を喫し、流れはさらに大宮へと傾いた。
そうした展開が続いた中、ロスタイムに入りイグノが個人技で3点目を入れると、試合終了のホイッスルが吹かれた。
これでジュビロの通算成績は4勝3分4敗、五分になった。
本日も最後まで応援頂き、有難うございました。
前半の15-20分くらいまでは、非常にリズム良くプレーしていた。ただそれ以降、自分たちのミスからリズムを崩して、相手にやりたいことをやられるようになってしまった。ただ前半の大宮の攻撃は2トップが背後に出てくるという予想していた攻撃だったので、それほど怖さはなかった。
後半に入ってだいぶ疲れが出てきた頃、大宮さんが短いパス、ドリブルを使いながら崩してきた。失点はしたが、その他は粘り強く守備ができた点が今日の勝因。苦しい時間にチームが一つになってやれた。
グノは得点したし、ジウシーニョもアタックで何度かチャンスを作って、いいプレーをしたが、チームとして苦しい時に、前田遼一がハイボールでほとんど勝って自分たちのボールにしていたし、セカンドボールを追いかけて相手にプレッシャーをかけていた。チームにとって助かる仕事をしてくれた。「FWだからゴールを」と言われるかもしれないが、ジュビロのサッカーには非常に重要だし、私は評価している。
連戦で難しいゲームだったが、勝ち点3を取れたことは良かった。1週間空くので、コンディションを整え、次のゲームにいい状態で臨めるようにトレーニングしていきたい。
Q. 後半、チームとしてもっとポゼッションできたのでは?
A. 連戦の疲れから、身体が思うように運べないし、少し体勢が崩れたら自分のボールにしづらいというのもある。また2-0でリードしているということで「勝ちたい」という気持ちからノーリスクで長いボールが多くなってしまった。この2つが理由ではないか。そのあたりは、上田康太や山本康裕らが、落ち着いてボールをさばけるとこちらは考えて試合に出しているので、怖がらずに組み立てて展開をしてもらえれば、チーム全体として落ち着きが出たのではないかと思う。
Q. 上田康太、山本康裕の若いダブルボランチの今日のプレーは?
A. 守備では、ジュビロとしてやろうとしているセンターバックの前のスペースを消すということにおいて、出来ている時と出来ていない時があった。
攻撃では、2人でボールを動かして時間を作るという動きがもっとできると思っていたが、まだまだ足りない。ただ康太も先発出場は久しぶりなので、少し緊張感とか、それほどプレッシャーがかかっていなくてもプレッシャーを感じながらプレーしていたのでは。トレーニングではないイージーミスが見られた。
でもこれを経験して、身体もケガをする前の状態になってくればミスも減るし、もっと康太のいいところが出てくるのではないかと思う。
Q. この5連戦を3勝1敗1分。これをどう評価するか?
A. 90分間の中で、どんな相手とやっても相手のリズムでプレーする時間は必ずある。その時間帯でチームが一つになって粘れるし、失点してもそこからまた盛り返す力も出て、メンタル的にも成長したと思う。90分の間に、必ず前線が得点してくれるだろうという余裕が、選手たちの中にあるのではないか。90分やっているうちにはたとえリードされていても追いつけるし、逆転できるだろうという気持ちが、選手の中に感じられる。
チームが2試合で6得点というのは、みんな本当に素晴らしい能力を持った選手で、彼らがお互いに合わせようとしてプレーをしている結果だと思います。
ゴールは、1点目は最初にいいチャンスがきました。2点目は自分でやってみようという気持ちでいきましたけど、それがうまくいきました。勝利はみんなが頑張った結果です。DF陣が体を張って守っているおかげです。
今日の勝利でチームは中位にこれたと思いますが、満足をすることなく上位を狙って頑張っていきたいです。
Q.2点目は素晴らしいゴールでした。具体的に振り返ってください。
終了間際で、みんなも疲れている状況なので、パスよりはドリブルをしようと。(時間を稼ぐために)サイドに出したり戻したりするよりも前にドリブルすることを選びました。そうしてゴールが近づいたので、自分の本能としてシュートを決めようという気持ちでした。思い通りでしたが、あまりにも完璧に行き過ぎましたね。でも、Kリーグでも同じようなゴールを決めたことがあります。
Q.グノ選手の好調の秘訣は?
自分は攻撃の選手なので、1試合に1回のチャンスは絶対にあると思っています。そして、そのときに最大限の集中をもってゴールを陥れるという気持ちでプレーをしています。
Q.Jリーグのサッカーの感想は?
観客のみなさんが沢山きて下さっているし、日本のサッカーのパスプレーが楽しいですね。
ゴールは、毎試合外していたので、今日もちょっと緊張したんですけど、1本入ってよかったです。パスを受けたとき、状況が人数的にも優位だったし、前を向いて打ってやろうと思っていました。いいパスをくれたグノのおかげです。いままで打っているわりには得点をとっていなかったので、これからもしっかり練習していきたいです。
試合は、前半と後半でチームがちょっと違ってしまいました。自分的にもしっくりこなかった。後半のようなことをやっていたらダメだなと思います。悪いときはいつもそうですけど、引いて守備に人数をかけているのにやられてしまうというのがある。今日は点差があって、若干引いてしまうのは仕方がないところだったかもしれませんけど、そこは課題です。
Qバースデイゴールについては?
とくには意識していないです。勝てたことがいちばんいいです。
Q.攻撃の手応えは?
この前(新潟戦)3点ぶちこまれて、ふっきれたというのもあると思うけど、いまは攻撃に人数をかけられるようになっています。でも、後半のようになったらキツいと思います。勝ったけど、前半のようなサッカーを目標としてつなげていかないと意味がないと思うので、シーズンはまだ長いし、ひとつひとつやっていって、そういう時間をつくりたいと思います
ピッチに入ったときは、相手のFWが外から中に入っていくからそこにしっかりつくようにということでした。今日は守備の仕事をするということで、攻撃の意識はありませんでした。
左でしたが、やったこともあるし、やりにくいということはなかったです。出られない間も、自分のやるべきこと、課題にしっかり取りくんできたつもりです。まだシーズンは長いし、試合にまた出られるように頑張っていきたいと思います。
Q.最後に相手のDFのマトが上がり、敵前線に高さが揃いましたがどう対処しようと?
まずは高い相手に必ずDFが競るということと、味方が競ったあとのこぼれのセカンドボールを拾うということを意識しました。そこはできたのではないかと思います。
試合中、疲れは感じませんでしたが、終わった後に少し疲労感があります。でも、90分間試合に出られたことはすごく自信になります。
相手がプレッシャーにくるなかで、今日は周りを見れていなかった。もう少し余裕を持ってプレーできるようにならないとだめです。自分の出来に満足はしていません。
味方のセンターバックの前にいて、相手のFWが引いてきたら、康裕と自分のどちらかがケアできるようにという指示でした。康裕との連携については、もう少し距離感をよくしたい。今日は康裕がどうこうではなく、自分が周りを見えていなかった。今後は、2人で中盤の底で、試合を落ち着かせるような配給をしたい。
押し込まれた時間でも、シンプルにやることは変わらなかったけど、相手ロングボールからのセカンドボールを拾えなかったことから苦しくなったときがあったので、自分たちでボールをもっとキープすることを意識していきたいと思います。
勝てる試合をきっちり勝つことができました。連戦の影響も暑さもあったけど、試合の入り方もよかった。失点は集中の欠如からだったけど、そのあと慌てずに、ダメ押し点をとることができた。2-1より3-1で終わる方が次につながります。イ・グノが加入して、前が活性化して、ジウや遼一とも歯車があってきて攻めが多彩になってきたと思うし、それによって全体に余裕が出てきています。イ・グノの頑張りがあってこそだけど、遼一、ジウ、西が献身的に動いていることも忘れてはいけないと思います。
今日の勝利で、新潟戦の勝ち点1がいきると思います。
試合には良い入りができたと思います。チームとしても攻めれていたし、前でボールがとれたこともあって、長くマイボールでやれる時間もあったので、自分たちのペースでやれていたと思います。
向こうがロングキックしてきたときに、僕らが跳ね返したあとに中盤がセカンドボールをとられるときがあったので、そこで僕らと前線の距離感が悪いときがあった。ウチのDFの間や裏を狙ってきたので、そこでのマークやケアが課題かなと思います。
みんなが疲れてきて足が止まったときに、後ろが耐えなければいけない時間帯はどうしてもあると思っていました。欲を言えばゼロで抑えたかったけど、ああいうちょっとした連携のミスから失点して、最後の5分ぐらいは苦しくなってしまった。そこは反省しなければいけないが、全体を通して耐えられたということは良かったと思います。
Q.押された時間帯はある程度下がらざるをえない状況でしたか?
下がる中でも、どうにかしてズルズルとベタ止まりしないようには心がけていました。ボールをキープできなくて、うまく回せない時間帯があったので、ラインをうまく上げられなかったけど、ちょっとでも上げようということは、みんなで意識していた。
あとは、裏への一発のボールへの対処だけはしっかりしようと気をつけていた。そこで1回ぐらい危ないのがあったので、そこは反省点になるけど、(集中が)切れなかったのは良くなっている点だと思います。
素晴らしいイ君にやられてしまった。こちらもイ君対策をしたけれど、それでも中3日の連戦の中で、力がちょっと回復できなかった。3日間のトレーニング間、雨が多くコンディションの回復が遅れた。今日いきなり太陽が出てきて、順応ができなかった。早めの時間帯に失点してしまった。取られかたが悪かった。
後半、早十を入れてから2-1になるまでは我々のサッカーができた。今日は反省材料も、我々がやらなければならないこともはっきり見えた。
Q.やはりイ選手は想像以上だったか?
A.前から能力的なことは分かっていたが、2年前からの成長ぶりが素晴らしい。代表になってからグングン伸びている。僕は(イ選手と)18才ごろから3年間、仁川で一緒に過ごしたから、その成長ぶりは感無量。成功して欲しいと思う。