2009年 試合速報
2009 J1リーグ 10節 VS.アルビレックス新潟
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
東北電ス | 5/5(火) | 13:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 玉井 朗 | 西村 雄一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 相榮 亨 | 二俣 敏明 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.4度 | 49% | 浅野 正樹 | 伊東 久仁昭 |
13 | シュート | 14 |
9 | ゴールキック | 13 |
2 | コーナーキック | 12 |
15 | 直接FK | 10 |
3 | 間接FK | 4 |
3 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 1 |
前節の対神戸戦で快勝したジュビロは、まもなく中2日でJリーグDivision1第10節を迎える。
対戦相手は、新潟での監督生活4年目を迎えた鈴木淳氏率いるアルビレックス新潟。
新潟は、第7節終了時点では浦和に次いで2位と好位置につけていたが、ゴールデンウィークに入り、17位の千葉に2対2の引き分け、そして前節の対浦和戦では終了間際のロスタイムに失点して0対1で敗れ、現在は6位まで順位を下げている。9試合を終えた通算成績は、4勝3分2敗。試合を優位に進めながら、終盤に失点を喫する場面が多く、監督の頭を悩ませている。
さて、前節神戸相手に圧勝したジュビロのチーム状態は現在非常に良い。
前節は得点こそ神戸のGK榎本の神懸かり的なセーブの連発で1点に終わったものの、試合は終始優勢に進め、選手達は大きな自信をつかんだ。
後はいかにこのモチベーションを維持するとともに、高いパフォーマンスを継続させるかである。
今日も前節のようなクオリティの高いプレーを継続して勝利を収め、通算成績を5分に戻したい。
新潟とは今年の3月に行われたナビスコ杯で対戦し、試合はスコアレスドローで終わったが、今のジュビロのチーム状態は、その時と比べて数段良いということを試合で証明したい。
それではさっそく本日のスタメンを見てみよう。
本日のスタメンは、前節と変わらず。良いリズムを持って前節の試合に臨めたことから、今日も同じメンバーでキックオフを迎える。
GKは、守護神、川口能活。前節は、安定したプレーで3試合ぶりの完封に貢献。キャッチからのフィードも相変わらず冴えていた。
バックス陣は、駒野友一、那須大亮、茶野隆行、山本脩斗の4バック。一方的に攻め続けた前節でも、最後まで集中力を切らすことなく、カウンターから押し込まれても冷静に対処していた。
次にハーフは、グランドを広く使い攻撃陣に効果的なパスを配給した山本康裕と、セカンドボールを積極的に拾い続けたロドリゴを底に、両サイドは右に、ゴールこそ遠かったものの効果的な攻撃参加を見せていた西紀寛、そして左には縦横無尽にグランドを走り回ったジウシーニョを配置。
そして、フォワードには、お互いの呼吸が合い、相手守備陣を翻弄し続けたイグノと、前節では美しいトラップから芸術的な技ありループを決めた前田遼一が2トップを組む。
最後に、本日の控えも前節と変わらず、GK八田直樹、DF大井健太郎、DF犬塚友輔、MF上田康太、MF大田吉彰、MF村井慎二、FW萬代宏樹が、いつでも試合に出る準備をする。昨秋の大怪我からおよそ8ヶ月ぶりに復帰を果たした上田には、前節の後半に交代が告げられると、スタンドからは大歓声が沸き、その期待に応えるべく試合では積極的にボールを奪いにいき、見せ場を作っていた。
さて、新潟は、浦和戦ではマルシオ リシャルデスの退場により1人少ないにもかかわらず後半ロスタイムまで0対0を守っていたものの、最後にCKから浦和闘莉王の頭に屈した。今日のゲームは、彼らにとって、得点源リシャルデスの出場停止は痛いはず。しかしながら、ジュビロにしては、千代反田充、永田充の2CBやボランチのキャプテン本間勲らディフェンス陣を切り崩すのは決して容易ではなく、攻撃陣には日本代表にも名前を連ねているハードワークなFW矢野貴章や、キープ力のある大島秀夫ら要注意人物は多い。
試合会場は東北電力ビッグスワンスタジアム。
キックオフは午後1時3分。
天気は晴れ(最高気温21度)
今日もサポーターの皆さんには、最後まで熱い熱い声援をお願いします!
ロスタイムは1分
マッチレポート(前半)
前半は点の取り合いとなる、見応えのある試合となった。
試合開始当初は、新潟ペースで始まり11分、23分、25分と立て続けて失点を重ねたが、それでもジュビロは決して下を向くことはなかった。
0-3と劣勢に立たされた後も攻撃陣は前を向き、26分に1点目、そして31分には2点目を返し、次第にペースはジュビロへと傾いた。
後半は、早い段階で同点とし、逆転へと繋げたい。
ジュビロ、山本 脩斗に代わり犬塚 友輔が投入される!
ロスタイムは3分。
千代反田 充に対してイエローカード。
マッチレポート(後半)
両チーム共に最後まで集中し、死力を尽くした好ゲームとなった。
ジュビロは、後半ロスタイムまで1点ビハインドであったが、最後にジウシーニョの粘りでPKをゲットし、自身がキッチリ決めてなんとかドローに持ち込んだ。
ジュビロにとっては大きな大きな勝ち点1となった。
本日も最後まで応援有難うございました。
0-3から3-3に追いつき、非常に選手たちは粘り強く戦えていたし、メンタル的にも成長しているなということがわかりました。ただ、前半の3失点については、相手を怖がっているがために、相手にスペースを作ってしまって失点していました。ここは鍛え直していかなきゃいけないかなと。戦う前から少しビビッて相手に圧倒されているというのが見えたので、そこは直さないといけない。確かにペドロ・ジュニオールや矢野貴章というのは、スピードもあるし破壊力があるので危険な選手ではあるけども、やる前から怖がっていたら勝負にならないので、そのあたりはもっともっと強い気持ちでやらないといけないです。
後半に入って、新潟の選手たちもリードを守ろうというような感じで、だいぶ引いてくれたんで、助かったというか、何か起こるだろうという感じで、選手たちもゴールを目指してプレーしていったと思います。その結果、最後のPKというのが起こったと思います。また中3日でゲームがあるんで、できるだけ早くコンディションを戻して、次のゲームに臨みたいと思います。
Q.戦う前からビビッていたとは?
A.今日のゲームのポイントはラインをコンパクトに保つこと。前線と最終ラインの間をコンパクトにし、相手にスペースを与えないというところが一番重要だったんですが、ドリブルを仕掛けてくる相手を怖がって、逆に下がってしまった。味方同士の距離が開いてしまっているので、一人かわされてカバーに行ったときに、また1対1、1対1となる。そういうところを見ても、怖がっているとしか思えないと。0-3になってからはラインも高くなったし、お互いの距離も近くなり、ボールにアプローチに行けるようになった。そこをスタートからやってほしかったと思います。それをやってかわされたのならしかたがない。力の差なのだから。
Q.3点差を追いつきましたが、チームが成長していると感じる点は?
A.得点ゼロの試合もありましたが、ここ数試合、やっている選手たちを見ていると、点数は取れるだろうという感じを持ってプレーしてると思うんです。外から見ていて、失点してもそれほど慌てなくなっている。まず、そのあたりで余裕ができていて、いいプレーにつながっているんじゃないかと思います。
最後、PKを蹴るときは少し胃が冷たくなりました。でも、自分を落ち着かせて蹴りました。なぜなら外してはいけない我々にとって大事な1本だったからです。今年は2回PKを蹴ってますけど、ほとんどコースを狙わず強く蹴ってるんです。PKのとき、新潟の選手が自分のところに2,3人来て「強く蹴るのか? 強く蹴るのか?」と聞いてきました。心理作戦なのかどうか良くわかりませんが、自分はそれに動揺することなく、今日は強く蹴るというよりはコースを狙って蹴りました。
グノとのコンビネーションですが、しっかりグノ(イ・グノ)を見るということを心がけています。最初のゴールはグノがゴールラインのところまでボールを運んで、ボールが来るなと思ったので、スピードを上げてゴール前に入っていったら、グノがボールを出してくれてヘディングが決まりました。2点目も自分がオーバーラップをかけたときにボールが来て、そのときグノはサイドにいたんですけど、自分がボールを持ったら中に入っていったんです。それが見えたので、しっかりとグノにいいボールを出せました。
大変きつい試合になるだろうとは思いましたが、アウェーで勝ち点1を取れたことはこれからにつながると思います。0-3になったときは残念というか落ち込みましたが、まだ時間が早く、諦める時間帯じゃないと思いました。ジウシーニョが早いタイミングでゴールをしてくれたおかげで、追いかけるきっかけを作ってくれたと思います。(アシストした場面は)ジウシーニョがうまかったと思います。今日は彼が大きな役割を果たしてくれました。前もお話ししましたが、コンビネーションは今よりもこれからがよりいい形になっていくと思います。
前半はラインが下がり過ぎていました。たぶん、今までで一番低かった。相手のドリブルを警戒したのもありますし、スペースをあけ過ぎてしまいました。前半のうちに修正できれば良かったのだけど、それができずに3失点を食らったので、そこはもうちょっと改善の余地があります。でも、後半は守備を修正できたし、これまでにない反撃をして追いついたということは自信になると思います。連戦で厳しいなか、どれだけやれるかは気持ちの問題だと思うんで、強い気持ちで次に臨みたいと思います。ホームなので絶対に勝ちたいです。
Q.後半はCKからのチャンスが多かったのでは?
A.自分も決めなきゃいけないシーンがありましたが、上田選手からいいボールが入ってきて、攻撃のオプションが増えたと思います。今度はセットプレーから決めたいですね。
矢野貴章やペドロ・ジュニオールは、手とかをうまく使って、後ろ向きでボールを持っても入れ替わるように前を向いてドリブルしてくるので、くっつきすぎないようにという指示を受けました。あとは、積極的にやろうと思いましたね。追いつけてうれしいですし、チームに勢いがあると捉えてもいいのかなと思います。でも次の試合次第です。せっかく勝ち点1にしたんだから、次は勝って、今日の勝ち点1の価値を大きなものにしたいですね。
相手とバチバチ当たっても大丈夫だったし、2試合目でだいぶ試合の感触はつかめてきました。前回とは違い、今回は守備に回ることが多かったんですが、そういう場面でも大丈夫だったんで、ちょっと自信にはなりました。ピッチに入って、まずはボールをとにかく受けようと考え、DFラインからボールを受けようとして、顔を出していたつもりです。でも自分を越えてボールが前へ行ってしまうことが多かった。リードされていたので仕方がないかも知れませんが、自分たちでもっといいリズムを作れればいいなと思います。これからはもっとアピールして試合に出場し続け、ゴールにつながるパスを出せればと思います。
3点を取るところまではよかったんですけども、その後がまったくダメでした。特に1失点目がやはり集中力がなくなって、ふっと気が抜けたところでやられてしまった。ああいうポイントになるところをしっかりとやっていかないと、こういったゲームになるのかなと思います。全体としては、守備は3失点してしまいましたが、攻撃、それからボールの動かし方とかはよくなっていると思っていますけれども、今お話ししたように状況に合わせてどういったプレーを選択していくかという、時間帯、得点差も含めてその辺を学んでいかないと勝ちきれるチームにはなれないかなというふうに思います。またすぐ山形とのゲームがあるので、コンディションを整えて、いいゲームをして勝ち点3を取りたいと思います。