2009年 試合速報
2009 J1リーグ 9節 VS.ヴィッセル神戸
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム(磐田) | 5/2(土) | 13:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 石崎 忠利 | 奥谷 彰男 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 武田 進 | 中野 卓 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.6度 | 40% | 中込 均 | 小林 春樹 |
23 | シュート | 3 |
4 | ゴールキック | 21 |
4 | コーナーキック | 1 |
14 | 直接FK | 7 |
2 | 間接FK | 3 |
2 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
ゴールデンウイーク、5連休の初日、快晴の中、まもなくJリーグ Division 1第9節が始まる。
対戦相手は、試合毎に綿密なプランを立てることで有名な理論派カイオ・ジュニオール監督率いるヴィッセル神戸。
第7節の対ガンバ大阪戦では、敵の司令塔遠藤保仁に対してアラン・バイーアを90分間徹底してマンマークするという奇襲作戦が奏功し、終始遠藤に仕事をさせず、見事3対1で勝利をもぎ取った。
今季の神戸の成績は、3勝4敗1分で10位に位置している。
3勝全てをホームゲームで挙げている一方、アウエイでの成績は3敗1分と分が悪い。
強豪ガンバ大阪に勝利する一方、第5節の横浜F・マリノス戦では0対5で大敗を喫すなど、不安定な試合が続いている。
さて、ジュビロは、前節アウエイで横浜F・マリノスに後半開始直後に、一瞬の隙をつかれて失点を喫し0対1で惜敗したものの、チームの状態は決して悪くない。
事実、選手は試合終了後、磐田に戻ってからコミュニケーションを取り敗因を冷静に分析するとともに、すでに今日のためにチーム一丸となりモチベーションを高めている。
今回のゲームはゴールデンウイーク最中の連戦であることから、中2日で試合を迎えることになり、選手の疲労感も心配されるが、条件は相手も同じである。
リーグ戦も中盤に差し掛かるにあたり、ここは是非ホームで確実に勝ち点3を確保し、再び調子を取り戻したい。
それではさっそく本日のスタメンを見てみよう。
GKは、今季全試合出場している守護神、川口能活。前節では横浜、渡邉千真の見事なシュート1本に泣かされた。開幕以来、安定した手堅い守りを続けているものの、リーグ戦での無失点試合は8試合中1試合に留まっているため、今日は無失点で終わりたいところだ。
バックス陣は、駒野友一、那須大亮、茶野隆行、山本脩斗の4バックと変わらず。横浜、渡邉に技ありの振り向きざまシュートを打たれた後、しばらくの間プレスのタイミングが後手に回り押し込まれる時間帯があったものの、その後、終盤にかけてはすでに修正はできていた。今日も、声を出し合い連携を取ると同時に、ボランチとの距離もうまく保ちながら安定した守備を披露して欲しい。
次にハーフは、底に山本康裕とロドリゴ、両サイドは右に西紀寛、左にはジウシーニョが4試合ぶりにスタメンに復帰。
そして、フォワードにはイグノと前田遼一が2トップを組む。
前節も、得点にこそ結びつかなかったものの、随所でアイコンタクトをしながらポジションチェンジを行い、コンビネーションが日々大きく進歩している一端を見せていた。
最後に、本日の控えは、GK八田直樹、DF大井健太郎、MF犬塚友輔、MF上田康太、MF村井慎二、MF大田吉彰、FW萬代宏樹。上田は、昨秋の怪我から、およそ8ヶ月ぶりの復帰。ジュビロの他のミッドフィールダーにはないプレーの幅を持つ上田は、中盤のアクセントとして面白い存在であり、彼の復帰を心待ちにしていた者は多い。
一方、神戸の要注意選手は、4バックを統率する元日本代表のCB宮本恒靖や、前節も豊富な運動量で試合をコントロールしたMFボッティ、さらには一瞬のスピードやドリブルが脅威の今季DFからFWへ再コンバートされた茂木弘人など、人材は豊富である。
さらに、ジュビロとして注意したいのは、理論派ジュニオール監督による、試合状況を見ながらのポジションの変更である。前節の鹿島戦においても、ディフェンスの人数を前半の3人から後半には4人へ、同時に、フォワードの枚数を減らすといった機動的な変更を行っている。こうしたフォーメーションの変更に対しては、冷静に声をかけ合って対処したい。
試合会場は、ヤマハスタジアム(磐田)。
キックオフは午後1時。
天候は最高。サッカー観戦にとって最高の1日です!
また、本日はスタジアム観戦をファミリーで楽しんでいただく企画として、今年で10回目を数える『JリーグファミリーJoinデイズ』が展開されています。
今日もサポーターの皆さんには、最後まで熱い熱い声援をお願いします!
ロスタイムは1分。
ニアを狙ったボールは惜しくも枠の外。
マッチレポート(前半)
前半は、完全にジュビロペースで進んだ。
高い集中力を持って試合に入ったジュビロが、声を出し合い組織でプレーし、セカンドボールに対しても積極的に拾っていた。
それが残り10分を切った39分にゴールという形で表れた。
後半もこの調子で入り、早い段階で2点目を奪い主導権握って試合を進めたい。
神戸選手交代、茂木 弘人に代わりマルセウ。
ボッティに代わり馬場 賢治が投入される。
しかし、すぐに復帰してプレイ再開!
上田 康太は怪我からの復活!活躍に期待したい。
惜しくもゴールにはならなかったが、いいシュートだった!
ロスタイムは3分。
マッチレポート(後半)
リーグ戦第9節は、ジュビロの完勝で終わった。
結果こそ1対0であるものの、ボールの支配率は前半に続き後半も圧倒的にジュビロが保有していた。
ディフェンス陣は、GK川口を中心に高い集中力を試合を通して維持していた。
但し、後半も再三に亘り決定的なチャンスがあったにもかかわらず、追加点が取れなかったことについては謙虚に反省し、次節までに決定力をつけるべく練習に励みたい。
本日もサポーターの皆さんには最後まで応援して頂き有難うございました。
前半は非常に良かったと思う。特別こちらから指示することはなかった。多少神戸の選手たちに疲れがあったのは事実だと思うが、ボールも動いていたし、人も動いていたし、フィニッシュまで行っていたので、前半は良かった。
後半の残り15分くらいは、カウンター合戦みたいになってしまったが、それ以外は特別修正する点、問題は見られなかった。
ただずっと1-0だと最後に何があるか分からない。1-1になることもあるので、あれだけビッグチャンスができているので、2点目、3点目を決めていかないと、これからのゲームを戦っていく上ではキツイ。
ただゲーム全般としては、選手たちも楽しみながらやれたんじゃないかと思う。
また中2日でアウェイ新潟まで移動してゲームがあるので、できるだけ早くコンディションを戻して、次のゲームに備えたい。
Q. 今日はほとんど危ない場面はなかったが、今日の試合で守備で進化したところは?
A. 進化というよりも、神戸の選手の疲れが見えていた。後半もっと出てくると選手には伝えてあったが、思ったよりも出てこられなかった。最後、押し込まれたとき、向こうの選手たちが飛び出してきてゴール前にクロスを入れられるのが一番怖い。何が起こるかわからない。それに対して少し危ない感じは見られたけれど、0失点で終えたことは苦しい時に集中力を戻してやれていたことが、良くなっている点。
Q. 5試合で3勝。キャンプからやってきたことが浸透してきたのか?
A. 選手たちが自信をもって「キャンプからやってきたことをやれば、確実にいいゲームができるし、勝てるだろう」と、1つ勝ったことによって分かったんだと思う。今まで課題だった、奪ったボールを確実にキープしてフィニッシュまで持っていくことが、落ち着いてできるようになった。選手たちが得点を取れるだろうと思いながらゲームをやっているので、たとえ1点入れられても、それほどバタバタせずにプレーできる。負けているときも、「確実に良くなっている」とスタッフで言い続けてきたので、選手たちもそれを信じてやってくれた。もちろん選手一人ひとりが試合するごとに成長しているし、戦えるようになってきていると思う。
Q. ジウシーニョ選手を入れた布陣の手ごたえは?
A. 思ったよりバランスは良かった。ジウシーニョがもっと前にいったり、トップのラインに入りすぎたりすることが考えられたが、非常にいい位置でプレーしていた。シンプルに2トップにボールを入れたり、周りの人間を使いながら、自分で勝負するところはしている。トップでプレーしている時よりも、いいボールの動かし方をしていた。守備に関しても、こちらが要求したことをきキッチリやれていた。本人はトップでプレーしたいと思うが、チームにとっては「あ、やれそうだな」という感じで今日は見ていた。
Q. 復帰した上田康太選手のプレーの印象は?
A. 相手もかなり疲れていたし、スペースもあったので、すごく入りやすかったと思う。本当に久しぶりにゲームに途中から出て、プレッシャーがかかってスペースがない試合だったら、あれだけ余裕のあるプレーはできなかったはず。彼の持っている落ち着き、ボールさばき、ポジショニング、そういうものがトレーニング通り出ていた。ただフィニッシュのところは、たぶん硬くはなっていたとは思うが。康太自身も手ごたえがあったと思う。
ベンチでは、上で試合を見るのと、緊張感やスピード感が違うので、「やっと戻ってもどってこれたな」と思って嬉しかったです。不安はほとんどなくて、楽しみという気持ちが強かったです。
みんながいいゲームをしてくれて、自分もすんなり入れました。とにかく自分の出来る限りの力を出そう、後先を考えずにがむしゃらにやろうという気持ちでした。サポーターの声援は聞こえました。本当に嬉しかったです。あれで一気に気持ちも上がりました。
長い離脱だったけど、なるべくマイナスのことを考えず、試合に出たらこうしようとか、プラスのことを考えていたので、すんなり入れたのだと思います。みんながサポートしてくれたのでやりやすかったし、自分でパスを出して動いてまたもらってということができてボールによく触れたので、流れにうまく乗っていけたかなと思います。
相手も疲れていて、スペースがあったのでどんどん前にいけたんですけど、急ぎすぎないように、周りを使いながら時間をつくりたいと思っていました。比較的周りを見れたし、体も動いたし、いい感じでできたとは思いますけど、もう少しピッチを落ち着かせた方がよかったと思います。チャンスは決めないといけなかったし、満足はしていません。
勝ててよかったです。(ゴールは)西くんからいいパスが来て、まずはトラップを正確にやろうと思って、いいところに止められて、GKも見えたので冷静に打てました。
今日はウチが前へ前へいっていたので、すごくやりやすかったです。ジウもグノも、みんな前に出る力がすごいので、神戸を圧倒できたのではないかと思います。ただ、いい時間帯もあるけど、離れてしまってコンビネーションがうまくいかなかったときもあるので修正していきたいです。
1得点だけだったのは悔しいです。決定的な場面は2~3本あったし、僕自身も外してしまった。もっと練習しないといけない。
今日の勝ちを無駄にしないように、次も絶対に勝ちたいです。
全体的に今日はいままでに比べたら寄せも速かったし拾いどころというか狙いどころというか、どう説明したらいいかわからないけど、どこもとれるだろうなという感覚がありました。でも、この1試合だけではだめだし、あと2試合、3試合やっていかないといけないです。ただ、感触的なものは比較的いい方だったと思うので、悪い感触は身にしみないようにしたいから、今日のこの感触を続けていきたいと僕は思います。
Q.2列目にはジウシーニョが入りましたが。
ジウはボールへの寄せが速いし、そうすると後ろが的を絞りやすい。そういう面でもすごく貢献しているのではないかと思う。寄せられるところをいかないと、後ろもどこにいっていいかわからないから。そこで寄せてボールを奪って、遼一(前田選手)が粘ってつなぐという形も今日は多くできました。
Q.アシストのシーンは?
遼一の動き出しが素晴らしかった。向こうに一人いたのでそこまで蹴ろうかと思ったけど、とりあえず遼一のところを経由してと思いました。今日は、やりやすかったです。
今日は、やることもはっきりしていたし、的もしぼれてプレーできたと思います。ホームで、サポーターの方々の後押しがあったからこそ、みんなも気持ちよくプレーできた。勝ててよかったと思います。
ただ、もっと点を取れればもう少し楽なゲームになったでしょう。相手のGKも非常にいいセーブをしていたけど、決めるところを決めないといけない。それと、終盤のゲーム運びは、決していいものではなかった。打つ必要のないところでシュートを打って、カウンターをくらうというのは良い運びではないので、その辺は若さかなと。そこはこれから突き詰めていかないといけないけど、それでもしっかり勝利できたことはよかったと思います。
Q.攻める時間が長い中で、守備陣が心がけたことは?
後半、MFボッティがいなくなって神戸の攻めが単調になったけど、むしろそういうときこそ一発が危険。DFラインに常に集中するように言っていたし、自分自身も、神戸が相手陣地でボールを持ったときのロングキックに対する裏のケアをとくに意識していました。
今日はかなりチャンスがあったので、もう少し点を決められる試合でした。そこを課題にして2点、3点とれるようにしたい。ただ勝ち点3は、非常に大きい。チームが成長していることを実感するし、自分たちに自信をもたらした試合でした。すぐに試合があるので、また新潟に勝って帰ってきたいです。
Qアタックにいくときと、2トップへのサポートのメリハリがきいてましたね。
相手ボールのときは、しっかりチームの守備に貢献するといことをまず心がけました。そこでボールを奪い返したときには、監督に自由にやれといわれたので、とにかく自分の攻撃力を自由に出そうとも思っていました。よく動いて、チームが流動的だったので、サイドにスペースが生まれたし、試合の最初から最後までずっと動いて、あそこに意識的にスペースをつくってそれを使ってました。
ボールが回っていたし、攻守の切り替えも速かった。奪われたあとの守備が速かったので、後ろも的をしぼりやすかったですね。中盤でとれれば、うちのリズムになるけど、それも今日はできていたと思います。1対1で勝っていたし、絶対に点をとれると思っていました。
後ろはとにかくひとつのミスが失点につながるので、気をつけようと。惜しいシーンに焦らずに、集中していようというつもりでいました。それと、横浜戦で、ミドルレンジのシュートを打たれていたので、敵が前を向いてフリーできたら、どちらか一枚が飛び出そうと意識しました。
Q.今日をステップに次への課題は?
個人的には、もっとラインをこまめに動かすことと、距離感というか、出るとことカバーリングをもっとはっきりさせていきたいです。
今日は、絶対に連敗はできないという気持ちでした。結果が出てよかった。もっと点をとれればよかったけど、攻撃の形が沢山出たのは、チームとして進歩している点だと思う。2列目の選手も飛び出せたし、サイドの裏という相手の穴を全員が共通意識を持って狙ってやっていたので、チャンスをつくれたと思います。
自分も攻め上がって中へ入るという形が今日はできたけど、どんどん増やしていけば、攻撃も厚みか出てくる。サイドに高くいけたのは、前線でキープができたし、サイドは相手が1枚で2対1の形はつくれると思っていました。
こういう試合を続けていくことが、チームにとって大事なこと。2日後につなげたいです。
Q.後半、惜しいシュートがありました。
しっかり周りが見えていました。グノからもらうときも中の位置が見えていたので、そこに走りこみました。あとはシュートだけですね。
前半に関しては忘れたいぐらいの内容。今までの試合の中で一番悪い前半。
相手の攻撃を受け入れるだけで、我々のシュートも全然打てなかった。非常に悪い内容だったと思う。ハーフタイムで選手を2人の選手、馬場賢治とマルセウを入れた。彼ら2人によって流れを変えたかったのと、田中と石櫃に対して、前半は相手のマークに追われることが多くてなかなか後ろから出られなかったが、彼らがマークするだけでなく、この2人が攻めることによって、逆に相手の両ワイドにマークさせるという状況を作るよう指示した。後半に関しては、フィフティーフィフティくらいの試合はできたと思うが、得点が決まらなかったのが残念。
ジュビロは内容が良く、勝ちに値する試合だったと思う。最後の方は、我々がリスクを負って攻めていったが、相手のカウンターを食らうシーンが多かったが、GKの榎本が非常に好セーブを連発してくれて、1-0で押さえてくれた。私の中では、彼が一番がんばってくれたのではないかと思う。
これからホームが2試合続くので、この2試合で勢いを付けて、今後に続けていきたい。