2009年 試合速報
2009 J1リーグ 7節 VS.京都サンガF.C.
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
西京極 | 4/25(土) | 19:04 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 河内 耕一郎 | 扇谷 健司 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 高橋 佳久 | 青木 隆 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
16.1度 | 94% | 山本 雄大 | 野村 絢 |
10 | シュート | 12 |
15 | ゴールキック | 9 |
8 | コーナーキック | 3 |
17 | 直接FK | 8 |
1 | 間接FK | 3 |
1 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
Jリーグ Division 1第7節がまもなく始まる。
対戦相手は、今シーズン3勝3敗と目下8位の好位置につけている京都サンガ。
前節、敵地埼玉で行われた対浦和戦では、スコアこそ0対1と僅差であったが、内容的には終始浦和に主導権を握られ劣勢を強いられた。
但し、今季の京都は今のところホーム3戦全勝と自信を深めている。
また、彼らにとっては今季上位進出を狙うためにも、ホームで確実に勝ち点を上げることは重要と、気合は十分のはず。
一方ジュビロは前節、鮮烈デビューを飾った新戦力イグノの活躍で今季初勝利を挙げたが、この勝利で得たもっとも大きなものは、勝ち点3よりも『自信』を取り戻したことである。
それを証明するかのように、今週の練習は、先週と比べて雰囲気が大きく変わった。
選手は初白星を挙げたことにより、それまで抱えていた目に見えない重圧から開放され、その表情には明るさが戻った。
さらに、イグノの加入により、FW陣のレギュラー争いが以前にも増して熾烈になり、これもチーム内のモチベーションを高めている。
これから25日の試合を皮切りにゴールデンウィーク明けにかけて4ゲームと試合が続く。
この連戦を乗り切るには、初戦の京都戦をまず勝利で飾ることが重要である。
本日のスタメンは前節と変わらず、前節の静岡ダービーで清水相手に3対0で快勝したメンバーで試合に臨む。
GKは、清水の猛攻を再三好セーブでしのぎ、終始冷静沈着、安定した守備を見せていた守護神川口能活。
バックスには右から駒野友一、那須大亮、茶野隆行、山本脩斗の4バック。
前節の快勝の要因は、バックス陣が清水の前半の猛攻を耐えたことにある。
次にハーフは、広い視野を意識して左右にボールを散らして攻撃の起点となっていた山本康裕とロドリゴの二人を底に、両サイドは試合中、積極的に攻撃参加を繰り返した太田吉彰と西紀寛の4人を配置。
そしてフォワードには衝撃のデビューを飾ったイグノと2試合連続得点のエース前田遼一がコンビを組む。
イグノは、前半に前田とプレーやポジションを確認すると、後半一気に成果を見せて2点をゲットしてチーム初勝利の立役者となった。
但し、見逃してならないのは、前田の2試合連続ゴールとなるダメ押しの3点目である。
ゴール場面では、自ら中盤まで下がりボールをもらうと、次の瞬間には体を回転し、相手守備陣の果敢なディフェンスをものともせずに一気にドリブル~シュートまで行ったプレーは、まさにセンターフォワードといえる見事なゴールであった。
控えにはGK八田直樹、DF大井健太郎、DF犬塚友輔、MF岡田隆、MF村井慎二、FW萬代 宏樹に加え、本日はFWジウシーニョがサブでスタート。控え組は、試合に出た時に何をするべきかの準備に余念がない。今日もどこかで必ず彼らに出番は訪れる時があるであろう。
さて、前節浦和に敗れて攻守両面の修正を図っている京都だが、今季ホームでは全勝と縁起は良い。ジュビロとしては、今季安定した守備を披露しているディフェンス陣、特に水本裕貴やイジョンスの両CBや、抜群のキープ力を持ち、しかもタイミングを見てゴールを狙うチームの要(かなめ)ディエゴらには十分注意したい。
試合会場は、西京極スタジアム。
キックオフは午後7時4分。
只今の天気は雨(最高気温19度)。
本日もサポーターの皆さんには最後まで熱い声援をお願いします!
怪我だけには何としても気をつけたい。
ファーサイドで待っていた林 丈統がオーバーヘッド!しかし守護神川口 能活がファインセーブでゴールを許さず!
ミートしなかったものの、積極性が伺える!
ボールは枠を捉えずゴールキック!
ゴールキックとなる。
ピッチ同様、ボールも滑りやすくなっているため川口 能活は注意が必要。
ロスタイムは1分!
マッチレポート(前半)
序盤、雨の影響でピッチがスリッピーになっていることから、両チーム慎重な立ち上がりを見せていたが、17分にイ グノの個人技から前田 遼一につないで先制点を挙げると、試合は徐々にジュビロペースになった。
その後、京都が主導権を握る場面もあったものの、ジュビロのバックス陣のラインコントロールは強固であり、大きなピンチを招くことなく前半を終了した。
後半もこの調子を維持して、追加点を取り、試合を優位に進めたい。
ボールはネットに突き刺さり同点とされてしまう。【1-1】
このままリードで試合を終えたい。
ボールは枠を大きく越えてしまう。
前田 遼一とイ グノの2試合連続ゴール、ジウシーニョのゴールの3点を奪い見事勝利をつかんだ!
マッチレポート(後半)
後半は点の取り合いとなり一時逆転を許したが、前節の勝利で自信を取り戻したイレブンに焦りはなく、28分には途中出場のジウシーニョがしっかり決めて勝利をつかんだ。
選手の集中力は最後まで途切れることなく、セカンドボールにも対しても積極的に対応していた。
また、終盤には選手交代を機動的に行うなど時間も有効に使う余裕も見られた。
この勢いを保ちゴールデンウイークの連戦に臨みたい。
イグノの特長であるスピードに乗ったプレーから、前田がしっかり中でつめて先取点を取れたのはよかったが、その後、だいぶ押し込まれてしまいました。ボールを奪った後もつなぎができず、2トップが孤立する場面か多かったので、そこを修正しないといけないと感じました。
しかし、押し込まれても、あわてないでゴール前で相手をマークすることはできたので、粘り強くなったのかなと思います。
後半の最初の失点は、セットプレーは課題だが、精度のあるボールに合わせられてしまったら難しいところはある。しかし、その後、足が止まったり落ち着きをなくして、簡単に逆転されたのは、まだまだ修正しないといけない。
ただ、全体的には、逆転されてからも、ゴールを目指すプレーがみられたのでよかったと思います。
奪ったボールを、もっともっと確実にフィニッシュまでつなげて終わるプレーを増やさないと、この連戦を勝ち切るのは難しい。試合の間隔は短いけど、そこをひとつひとつ修正して、次に臨みたいと思います。
Q.逆転されてから、駒野選手が前に出て行ったが監督の指示か。
選手の判断です。練習のなかで両SBはボール保持者がいい状態だったら常に出て行こうということは言っているので、選手の判断でいってくれました。
Qグノ選手がチームに与えている影響と評価は?
スピードで相手の嫌なスペース、とくにDFのラインの背後を何度もついていく。ボールを持った選手がいいときに出ていくので、オフサイドにならないし、その動きを前田もわかっているので、2トップのコンビネーションがよくなりました。前田も裏を狙うので、相手のDFラインが下がってスペースができる。そこを2列目が使いたかったが、今日はできなかったので修正したいところです。
Qサイドから単純に入れるだけではなく、グラウンダーのボールを使っていたが、狙いか?グラウンド状況がスリッピーでしたし、単純に入れたボールは、京都のCBは強いのでいきない。そういうところは指示したけど、選手にそういうものは身についていると思います。
Qジウシーニョ選手をサブにまわしたのは?
前節非常にいい勝ち方をしたのでメンバーを替えたくないというのがひとつあります。練習試合で少し足をひねったので、100%のコンディションではないというのもあり、トップでも2列目でも、点数を取りたいときに入れようという準備をしました。
(アシストのシーン)は、ああいうスピードをいかした動きが自分も好きだし、自分のストロングポイントを最大限にいかしたプレーができたと思います。今日雨が降ったことは、相手の守備陣にとって大変だったのではないかと思います。
前田選手が大変いいポジションにいたので、自分の欲ではなく、チームのことを考えてパスを出しました。またああいう場面になったら、同じようにすると思います。
同点ゴールは、ゴールの反対側があいていたので、そこに軽く流し込もうと。大変うまくいきましたね。
再逆転で勝てたということが、いちばん嬉しいことです。監督がそういう強さを要求しているので、最後まであきらめずに戦えました。
Q.これからマークがきつくなると予想されるが?
それは、自分がストライカーとして勝ち抜かなければいけないことです。また、自分にマークがきつくなれば、前田選手やジウシーニョ選手がフリーになる状況が生まれるので、それはいいことだと思います。
(投入された左のサイドハーフは)自分の本来のポジションではないけれど、中盤は相手選手のマークを要求されるので、チームがボールを失ったときは、早く戻ってマークに徹することを考えてプレーしました。練習でもあのポジションをやってましたが、今後自分はどこに入ろうとも、そこでチームのためになることは何かを考えて一生懸命やるだけです。
2-1にされたけど、ジュビロの選手は、前を向いて次のチャンスをうかがった。そのポジティブな気持ちが、勝利につながったと思います。
今日は向こうの時間の方が長い時があってあまりよくなかった。プレスをかけにくい時間帯もありました。ルーズボールをもっと拾いたかった。苦しい時間が多かったから。でも、逆転できたのはよかったと思います。
ポストを叩いたシュートもあったけど、結果として打って終われているから、次につながっていると思う。何回か相手のゴール前で左右に振ることができた場面もあるし、これを続けていきたい。個人的には、もっと(チーム全体が)前でプレーしてもいいと思う。
次が大事です。連勝しているから(勢いに)乗っかって、止めないようにしたい。
Q.ジウシーニョ選手が入ってからは?
ジウが(前にプレスに)いくから自分が中に絞ろうとも思ったけど、それでチームが引いてしまうのはよくないと考えていました。とりあえず、守備を第一に意識していました。
途中で逆転はされたけど、前の選手が点を取ってくれるので、楽になれたゲームです。ここから連戦が続くので、少しずつよくして勝っていきたい。これで勢いに乗れればいいと思います。
Q.グノ選手へのパスで意識していることは?
非常にいい選手なので、常に見ながらプレーをしています。裏に出しても、クロスでもしっかり対応してくれていて、タイミングさえ合えば点につながると思うので、そこを意識しています。
連戦の序盤の試合として、いいスタートが切れていると思います。
前半は、相手の前からのプレスに蹴ることしかできなくて、セカンドボールも拾えなかった。後半は、前半に比べて中盤でつなげたし、サイドに振ることもできて、押し込む場面が増えたと思います。
Q.グノ選手のゴールのアシストの場面は?
京都の真ん中の2人のDFは強いので、グノが大外にいたので、そちらの方がヘッドで勝てるなと思ったので狙って出しました。あのときは、遼一(前田選手)を京都のDFがケアしていたので、グノへのマークがズレていて、そこにいいボールを入れることができた。そういう形をもっと増やしいきたいです。
Q.勝てなかったときと、チームの変化をどう感じていますか?
いままで点を取られたらそこから押し返すことがなかなかできなかったけど、今日は点を取られても、前にいくことができるし、しっかりボールをつなげる場面が増えた。それで攻撃に厚みが出てきていると思います。
序盤はバタバタしてしまって、ペースがなかなかつかめなかった。でも、よくないときに踏ん張れたのが大きい。よくないというのは、ちょっとしたラインの上げ下げのタイミングとか、ディフェンスラインと中盤のマークの受け渡しとかがちぐはぐになっていたから。でも、今日は、内容より結果。あきらめない姿勢がいままで足りなかったけど、今日はそれがあってズルズルいかなかった。全員が勝負にこだわっていて、そういう気持ちでチーム全体がひとつになって得た結果だと思う。
グノもだいぶ慣れてきて、バランスもいいし、あとは後ろがしっかり踏ん張れば、いい形でシュートまで持っていけるようになってきたと思います。
今日の勝利は、これから勝ち続けていく上での大きな自信になると思います。たとえ、不利な状況になっても、あきらめないでゲームを進めていくことができたし、それが大事だと思います。
勝てていなかったときも、少しずつは進歩していたし、いま起きていることは偶然ではないし、積み重ねてきたことが少しずつ結果にあらわれていると思います。
イグノという韓国代表の選手が、前節もいい仕事をしていたというのはわかっていました。その選手の突破力に気をつけないといけないという話をしましたが、選手もわかっていたけど、彼の突破からやられてしまいました。しかし前半に関しては、ゲームの内容としては悪くはなかった。選手もやり方もかえる必要はないと思っていました。前の方のポジションを流動的にする中で逆転したが、その後の時間の辛抱が足りなかった。ゲーム運びとしては、向こうもどんどん出てくるから、スペースを消して反撃をおさえないといけなかったが、相手の気迫におされた感じがした。そこで跳ね返すことが必要でした。2点目を取られてセンターラインのところで少し混乱が起きたと思います。選手は、ホームで勝ち星をあげようという気持ちを出してくれたが、向こうの最前線の勢いに、こちらのDFラインが対応できなかった。そこが3失点の原因。中盤、前線の仕事というのはそれほど差がなかったと思います。