2009年 試合速報
2009 J1リーグ 6節 VS.清水エスパルス
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
エコパスタジアム | 4/19(日) | 13:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 成田 雅明 | 松尾 一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 小椋 剛 | 前島 和彦 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.5度 | 45% | 田尻 智計 | 大石 裕樹 |
14 | シュート | 8 |
11 | ゴールキック | 14 |
5 | コーナーキック | 7 |
8 | 直接FK | 17 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
『静岡ダービー開催!』
まもなく、Jリーグ Division 1第6節が始まる。
対戦相手は、今シーズン2勝2分1敗、目下7位と好調の清水エスパルス。
第3節で名古屋グランパス相手に敗れたものの、その後4節、5節と連勝し、チームの状態は上向いている。
今シーズンの清水の特徴は、何と言っても開幕以来5試合を消化して、第3節を除き4試合無失点と守備陣が安定していること。
一方、得点は5試合で3点と、攻撃陣はまだ本調子ではない。
さて、前節の対ジェフユナイテッド千葉戦では、前半に先制点を許したものの、後半、エース前田遼一の今季初ゴールで引き分けに持ち込み、勝ち点1を死守した。
今季に入り、いまだ勝利という確かな結果が出ていないことから、苦しい状態が続いているものの、チーム状態は確実に良くなってきている。
今私たちにとって一番望まれることは、どんな形であれ『勝つこと』である。
ゴール、そして勝利こそが最良の薬である。
ここは静岡ダービーを制し、一気に巻き返しを図りたい。
それでは本日のスタメンを見てみよう。
GKは、守護神川口能活。バックスには右から駒野友一、那須大亮、茶野隆行、山本脩斗の4バック。バックスは、これで3試合連続同じメンバーで構成。コミュニケーションを通じて、お互いのポジションやプレーを確認し合い、試合をこなすにつれて、コンビネーションは確実に強化されている。
次にハーフ陣は、山本康裕とロドリゴの二人を底に、両サイドは右に太田吉彰、左には3試合ぶりに先発復帰の西紀寛の4人を配置。西は今週の練習でも、再三彼らしい切れのあるドリブルを披露していた。
最後に、フォワードは出場停止のジウシーニョに代わり、注目の新加入、韓国代表のストライカー、イ グノが初先発。前節、今季初得点を執念のヘッドで決めたエース前田遼一とコンビを組む。イ グノのプレーに対する評価は、入団後わずか3週間しか経過していないものの日に日に高まっており、今日のデビュー戦に対する期待は高い。
控えにはGK八田直樹、DF大井健太郎、DF岡田隆、DF犬塚友輔、MF村井慎二、MF成岡翔、FW萬代 宏樹がスタンバイ。控え組は、試合に出た時に何をするべきかの準備に余念がない。今日も彼らの出番が訪れる時が必ずある。
さて、今季リーグ戦、5試合中得点3と、1試合平均1点を下回っているにもかかわらず、7位という好位置につけている清水の強さはなんといってもバックス陣が安定していることである。とりわけ、岩下敬輔、青山直晃の2CBは、ゴール前に堅牢な壁を作っている。また、日本代表候補の岡崎慎司や長身FWヨンセンら気の抜けない選手は多い。
試合会場は、エコパスタジアム。
試合は本日午後1時キックオフ!
本日の天気は晴れ!
サポーターの皆さんには、最後まで熱い声援をお願いします!
スピードもあり、裏に抜け出す動きもすばらしい!
ロスタイムは2分。
前田 遼一とイ グノが飛び込むが合わせる事ができない。
前半は守備が安定していただけに後半は得点がほしい!
マッチレポート(前半)
序盤は、清水のパスワークに対して後れを取り、押される展開が見られたが、その後試合が進展するにつれて徐々にジュビロペースになっていった。
ここ数試合の特徴として、バックス陣がラインコントロールを重視しており、安定した守備が試合を落ち着かせている。
本日の一戦は、伝統の静岡ダービーにふさわしく、両チームともに集中した非常に引き締まった前半となった。
後半は、中盤から前線へのパスの精度をさらに上げて、早い段階で先制点を奪い、試合を優位に進めたい。
ジュビロ、怒涛の攻撃!
ロスタイムは4分!
マッチレポート(後半)
立ち上がりから優勢に試合を進めたジュビロは、10分に先制すると勢いが加速し、28分に2点目、35分にはとどめの3点目を奪い今季6試合目にして初勝利をもぎ取った。
初勝利の立役者は、鮮烈なデビュー戦を飾ったイグノや2試合連続ゴールを決めた前田は勿論、最後までルーズボールを積極的に拾っていたMFや、集中力を切らすことなく失点をゼロに抑えたバック陣の頑張りも見逃してはならない。
サポーターの皆さんには、最後まで声援を送って頂き有難うございました。
まず、勝てない時期もずっと応援してくれていたサポーターの皆さんに、ようやく喜びを与えられたのでホッとしている。これを2つ、3つと続けて、もっと喜びを与え続けられるようにやっていきたい。
ゲームについては、まず前半、押し込まれた状態が続いて、その時に前からボールへ行く動きと、ラインコントロールをしてラインを高く保つということが、できていなかった。それから奪って攻撃に移る時のパスミスが多くて、フィニッシュまで行けていない。
ただ最後のところでは、みんな集中してなんとかエスパルスの攻撃を防いでいたので、その集中力を切らさずに、セカンドハーフに臨もうと(ハーフタイムに)伝えた。
後半に入ってから前から行けるようになったし、ラインコントロールもまずまず出来ていた。中盤のパスミスが減ってフィニッシュまで行く回数が増えていたので、これが今日のゲームの勝因だと思う。
2トップのコンビネーションは、初めてのゲームだったが、お互い動きを見ながらプレーしていたので、非常に良かったと思う。こういうゲームを続けていけるように、これからまたやっていきたい。
Q. イ・グノ選手は期待通りか?
A. トレーニングでも今日のゲームのような動きはしていたので、実際エスパルスを相手にどれくらいやれるかという感じだったが、トレーニングと同じようなプレーをしてくれた。ただ90分間戦う上でのフィジカルはまだまだできてないので、これから試合を経験して90分やれるようなコンディションを作っていきたい。
自分が点数を決めたことよりも、チームが勝利したことをいちばん喜んでいます。
ゴールについては、自分がよくやったというよりは、前田選手をはじめ、チームメイトのみなさんが自分を助けてくれたからだと思います。
先制点は、最初のチャンスだったので、最大限の集中を持って入れようと思って打ちました。2点目は、すべてのタイミングがよかった。ロングボールもよかったし、前田選手の落としもよかった、タイミングがもたらした得点でした。
今日は勝ちましたが、まだ初勝利なので、いつも前を向いて上を見て、満足せずにがんばっていきたいと思います。
Q.試合に出る前にいちばん意識したことは。
攻撃の選手なので、相手を揺さぶる、かき回す動きをしようと考えました。
Q.前田選手とのコンビネーションは?
前田選手はキープ力があって、ヘディングが強いということで、前田選手がヘッドをしたあと、自分がその後ろのスペースに入っていくという話を、常にコミュニケーションをとる中でしていたので、その通りにできてよかった。
Q.FWのレギュラー争いについては?
自分たちの中で競争が起きるのは、相乗効果もあるし、我々のオプションが増えて相手チームに脅威を与えられることだし、いいことです。自分は一生懸命やるだけです。
試合が終わったときは、サポーターの人たちに勝利をみせることができて本当によかったと思いました。サポーターのみなさんには、本当に遅くなりましたという気持ちです。
Q.グノ選手とのコンビネーションについては?
お互いの動きを見て動くことを意識しました。動きが重ならないようにと。前半は少し離れすぎてしまいましたけど、後半はいい距離感でできたな、と思います。グノ選手は、裏に抜けるスピードと、点をとる嗅覚がすごいと思います。
Q.前田選手自身の2試合連続ゴールについては?
前半、ボールをとられまくっているので課題ですけど、点をとれたのはよかったです。シュートは本当にいいところにいったという感じです。
ジウもいるし、競争に勝って、試合に出たいと思います。
(初勝利は)遅くなってすみません、という気持ちです。前半は耐えることが先決だと思っていました。後半は、何となくですけど、もっとはっきりしたチャンスができそうな気がしていたし、何とかしないといけないという気持ちもみんな持っていたので、シュートも増えていたし、気持ちが出ていたかなと思います。前半も気持ちはあったけど、自分自身も中途半端なプレーがあったので反省しています。
後半に入るときは、どの試合もそうだけど、ルーズボールは絶対に負けないでとるということと、個人的にはシュートを打てるときは、それが勘違いでもいいから打とうと思っていました。プレスも止まらずにいこうと。ボールをつつくことでチャンスができればという気持ちでした。それと、前半はちょっと相手のサイドバックに上がられることが多かったので、もっと前からプレスをかけて、せめてセンターバックから蹴らせようと思っていました。
点が入ってよかったです。2点目のような、ヨシカツさんのボールが前線に入って、そこからチャンスになるという形はいままであまりなかったですし。
グノの2得点は助かりました。嗅覚的な動きから点をとるところもある選手ですね。みんなに合わせて動いてくれるのでやりやすいし、遼一(前田選手)の裏とかを常に狙っています。
試合が続くので、ここからも今日の後半みたいなことを、僕らは続けていきたいと思います。
絶対に勝ちたかったし、気持ちを出せてよかったです。決める人が決めてくれて、非常にいいゲームができましたし、久しぶりに自分も、けっこうチャンスに絡んで、えぐってクロスとか、ドリブル突破とか、どんどん仕掛けていけたので、ようやく試合をしたな、という気持ちです。ここからさらに頑張っていきたいと思います。
前半は耐えるしかなかったけど、そこで0で凌げたのがよかった。後半によくなったのは、ウチの運動量が上がったと、リードしてから、相手はちょっと中盤がバラバラになったような印象があって、ドリブルなどで仕掛けられるスペースがあった。そこをうまく使えたと思います。
自分がゴールを決められるシーンがあったのに決められなかったのは残念だけど、勝ててよかったので、ここからさらによくしていきたいと思います。
本当にうれしいですね。無失点で3得点。そして相手が清水ということで、いい勝利だったと思います。ここまで徐々によくなっていたけど、なかなか結果が出なかった。でも、勝利を信じてやってきたことが、今日の結果につながったと思います。
いままで点がとれなくて苦しんでいたけど、グノが入って、チームも躍動してきたし、彼が守備のために動いてくれたのも大きかった。彼がやりたいプレーもあるけと、チームのために動いてくれて、もともとみんなスキルはありますから、それをグノがいかしてくれたのではないかと思います。
前半は、相手に押されてラインが下がってしまったけど、後半は少しでも上げていこうと。そこからビルドアップしようという監督の指示もあったし、チームでやろうという意図もあった。それで選手間の距離感も短くなって、パスも通るようになったし、セカンドボールを拾えるようになったことが大きかったと思います。
後ろが我慢をすれば、何か起きる気はしていました。
今日はなんとしても勝たないと、という意識はみんな強かったと思います。絶好の相手だったし、次にもつながる勝利です。メンバーが変わったけど、みんなひとつになって戦えたことが今日はよかった。
先制してからは、2点目がとれそうだったんですけど、前がかりになりすぎて失点するということがあったんで、そこは意識して大亮(那須選手)と話しあってうまく中盤を残して、3-2で相手をケアするようにしました。
――後半はライン高さの修正がきいたと思います。
そうですね。ロングボールに対して受け身になってはいけないと。相手の中盤からの長いボールもあったし、サイドチェンジもあったけど、でもうまく相手に後ろ向きでプレーをさせていたので、そんなに怖くなかったですね。ラインを高くできたのは、中盤が相手の2枚のボランチをうまくケアしてくれたからでもあります。それは練習通りですけど、受け渡しも連動してできてました。
――相手2トップをどう封じようと?
ロドリゴと大亮と3人でケアして、約束事もはっきりしていました。
純粋に嬉しいです。ダービーですし。先週引き分けてから、なかなか勝利がないということで少しナーバスになりがちな部分があったんですけど、いい時間帯に攻撃陣が点をとってくれて、守備陣としても締まりましたし、気持ちも楽になりました。前半は攻められた時間があったけど、どうにかそこを乗り切れたことが後半につながりました。前からも積極的に守備にいってくれたので、ラインも上げられたし、とりどころもわかりやすかったです。
僕らにとっては0に抑えたということが何よりこれからの力になる勝利でした。試合は続くので、コーチングにしてもポジショニングにしても、小さいことをもっと詰めてよくしていって、このまま勢いに乗っていきたいと思います。
やっぱりダービーで負けると非常に悔しい。特に多くのサポーターが詰め掛けてくれて、アウェイでやっているというよりもホームでやっているような雰囲気をかもし出してくれて、たくさんの応援をしていただいたにもかかわらず、0-3という結果で終わってしまったのは、サポーターに対しても非常に申し訳なかったと思っている。我々含めて不甲斐ないゲームをしてしまったと思う。
今日のゲームがジュビロにとってどんなゲームかは、選手たちは当然理解して臨んだと思う。その中できちんと対応して準備をして、本来ならば難しいゲームになりながらも、キチッと勝たなければならないゲームだったと思う。
その中で、前半からなかなか自分たちの攻撃の形が作れず、それも非常にミスが目立つ。単純なミスパス等でなかなかリズムを作れなかった。その中から徐々にジュビロの「ホームの押し返す力」という部分がで出てきたと思うし、新しい韓国代表イもJリーグのフィールドに慣れていったんじゃないかと思う。
ジュビロとしては、ああいう新しい選手を使うのは賭けだったと思う。それをキチッと阻止してこそ上位に行けるチームだと思うが、分かっていながらできないというのは、自分たちの力のなさを改めて痛感させられた。
この敗戦をいい意味で教訓にして、次のゲームまでにキチッと切り替えて、また清水らしいアグレッシブな、切り替えの早いサッカーができるように準備をしていきたい。