2000 J1 2nd 第5節
試合日時:2000年07月22日(土) 19時03分キックオフ
得点ボード
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- [試合時間]
- [スタジアム]
- [観 衆]
- [気温 / 湿度]
- [天候 / 風]
- [ピッチ状態]
- 90分(延長30分 )
- ジュビロ磐田スタジアム
- 10,384人
- 28.3℃/80％
- 晴/無風
- 全面良 /乾燥
- [コミッショナー]
- [主 審]
- [副 審]
- [第4の審判]
- [記 録]
- [HOME/AWAY]
- 氏平 祐輔
- 石山 昇
- 土本 泰 ・大石 康
- 永田 亨
- 小林 春樹
- HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
| 中山 雅史 | 前半22分[得点] | |
高原 直泰 |
前半38分[警告] | |
| 前半42分[警告] | 梅山 修 |
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| 後半13分[交代] | 桜井 直人(in) ← 廣長 優志(out) | |
| 後半16分[交代] | 三上 和良(in) ← 梅山 修(out) | |
| 後半23分[交代] | 菊池 利三(in) ← 三上 和良(out) | |
| ジヴコヴィッチ(out) → 金沢 浄(in) | 後半30分[交代] | |
| 奥 大介 |
後半35分[警告] | |
| 福西 崇史 |
後半35分[警告] | |
| 後半42分[警告] | 菊池 利三 |
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| 後半44分[警告] | 林 健太郎 |
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| 藤田 俊哉 | 後半44分[得点] | |
| 奥 大介(out) → 三浦 文丈(in) | 後半44分[交代] | |
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メンバー表
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スタメン |
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控え選手 |
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| ジョコ・ハジェヴスキー | 監 督 | 張外龍 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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中継レポート
- 試合前の状況
- 梅雨明けの猛暑が続く中、ホームでのゲームもナイターに変わり、西日の中で試合開始を待つジュビロ・スタジアム。試合開始30分前にはピッチに直接当たる日差しはなくなり、涼しい風が吹き始めた中、選手たちにウォームアップのために登場してきた。涼しくなるのを待ってということか、スタンドの出足はゆっくりだが、夏休みに入った子供たちの姿も数多く見受けられる。
- みどころ
- 2勝2敗と五分の成績（5位）に戻して臨む第5節。ホームに迎えるのは、1勝2敗1分で12位のヴェルディだ。ジュビロのスタメンは、前節フロンターレ戦とまったく同じで、福西と服部のダブルボランチとなる布陣。前節では大きな変化にサポーターも驚かされたが、フロンターレには３－１で快勝。そこから1週間を経て、さらにコンビも向上した状況で、大物食いを得意とする曲者ヴェルディに対して、どのようなサッカーを見せるか、結果だけでなく、内容的にも注目したいゲームだ。ヴェルディは、得点ランク2位タイにつけるキム・ヒョンソクがケガで欠場しているが、前線で自由に動く飯尾は、スピードとドリブル突破を武器としており、かなりいやらしい存在だ。当然、ジュビロのサイドのスペースを狙ってくることが予想されるが、それに対してジュビロの新しいシステムがどのように対処するかも、大きなみどころとなる。攻撃面では、米山と中澤という強力なセンターバックをどれだけ攻め崩すことができるか、またチャンスを確実に決めることができるかどうかがポイントとなるだろう。そして今日こそは、セカンドステージ初の無失点ゲームを見たい。
- 15分まで
- 時間通り両チームの選手たちが入場。初めて赤いユニフォームを身につけたヴァンズワムの姿が目立つ。ジュビロボールでキックオフ。お互いに丁寧にボールを回し、慎重な立ち上がり。2分／キム・ドグンに右からドリブルで切り込まれ、シュートを打たれるが、ヴァンズワムが横っ飛びで弾く。両チームを通じて初めての大きなチャンス。４分／奥と藤田のコンビで右サイドを突破し、藤田がセンタリング→ファーのジヴコヴィッチが左足でボレーシュートを打つが、ジャストミートせず大きくふかしてしまう。ヴェルディは広長が引き気味で飯尾を１トップとして残すような形をとり、中盤やサイドバックが上がってサイドから攻撃をしかける狙い。８分／カウンターで福西から右の奥に良いボールがでるが、奥がセンタリングをミス。９分／奥→中山→高原→中山ときれいにつなぎ、中山が抜け出してシュートを打つが、GKに弾かれる。非常に良い形で、決定的なチャンスだったが、残念！ ここまでは、お互いに少しずつチャンスを作り、一進一退。
- 21分まで
- 16分／ゴール前の混戦からヴェルディにつながれ、左から飯尾がセンタリング→ヴァンズワムの手をかすめてボールがころがるが、詰める選手がおらず、ジヴコヴィッチがクリア。ややヒヤリ。ジュビロは2列目の3人が自由にポジションチェンジを繰り返して、攻めを組み立てるが、なかなか攻め崩すところまではいかない。
- 【先制点】
- 22分／高原が巧みにペナルティエリア右サイドをドリブル突破して折り返し→ニアにつめた中山がスライディングしながら、DFとGKより一瞬早くボールにさわってゴールに流し込む。98点目のゴン・ゴールにスタジアムが大きく盛り上がる。
- 35分まで
- 26分／ヴェルディの素早いワンツーで飯尾に抜け出され、至近距離でシュートを打たれるが、ヴァンズワムがナイスセーブ。同点のピンチを救う。１点をリードされてもヴェルディにあわてる気配はなく、ジュビロの一方的なペースとまではいかないが、攻撃の組み立ては流れが良くなってきた。34分／左CKのこぼれ球から奥が再びセンタリング→こぼれたところを井原が左足でダイレクトにシュートを打つが、ゴール左に外れる。
- 45分まで
- 38分／藤田が、右の浅い位置からペナルティエリア前の高原にピンポイントのパス→高原が反転してDFに倒されたように見えたが、審判には逆に高原のダイブと見られ、高原にイエローカード。今度は高原が完全に梅山に倒され、梅山にイエロー。ジュビロは時間を考えてか、あまり攻め急がず、後方でじっくりとボールをキープ。ジュビロがうまく先攻したが、両チームとも暑さを考えたのか、前半はあまり大きな動きがなく終了。
- ハーフタイムのコメント／ハジェヴスキー監督
- チーム全体で相手プレイヤーにプレッシャーをかけていけ。攻撃は同じパターンにならないよう工夫をしていけ。
- ハーフタイムのコメント／張外龍監督
- いつ前に出るのか、状況判断をしっかり。緩急のメリハリをはっきりつけよう。相手ゴール前では、ダイレクトパスを使って、攻撃はシュートで終わろう。
- 60分まで
- 相変わらずの蒸し暑さの中、後半のキックオフ。1分／福西のロングキックをGKがクリアするところに中山がつっこみ身体に当てる。こぼれ球は惜しくも拾えなかったが、中山らしいプレー。4分／ジヴコヴィッチが右に流れてボールをキープし、後方の奥に戻す→奥がダイレクトでシュートするが、GK正面。5分／高原が、またしても強引なドリブル突破でペナルティエリア内に切れ込むが、シュート直前でDFに阻止される。今日は高原の切れのある動きが目立つ。12分／カウンターから中山が左サイドでフリーになり、柔らかいロビング→ニアに高原がDFと競り合いながら飛び込み、頭に当てるがゴールならず。【交代】ヴェルディ13分／広長→桜井。桜井もスピードのあるドリブラーで要注意。１点を返そうと押し上げてくるヴェルディに対して、ジュビロが何度か効果的なカウンター攻撃をしかけている。
- 75分まで
- 【交代】ヴェルディ16分／梅山（負傷）→三上。この時間帯は、ヴェルディが攻勢をかけ、ジュビロがしのぐ展開。21分／ヴェルディの右FK→ゴール前でのヘディングの競り合いで井原が相手に乗りかかられ足を痛める→大事なくすぐに復帰。23分／ヴェルディの右奥からのFK→ゴール前で中澤にヘディングされるが、ヴァンズワムが止める。【交代】ヴェルディ24分／三上（負傷）→菊池。25分／久しぶりのきれいなつなぎからジヴコヴィッチが左クロス→ファーで奥が競るが、DFにクリアされる。27分／カウンターで中山→高原とつなぎ、高原が右からドリブルで切れ込んで左足シュート→強烈はボールだったが、GKがパンチング。29分／速攻から左サイドでボールを受けた藤田が、鮮やかなステップでDFをかわして左足シュート→ゴール右ポストのわずかに外に外れる。惜しい！ 【交代】30分／ジヴコヴィッチ→金沢。
- 85分まで
- 33分／右サイドから菊池に抜け出され、近いところからセンタリングされるが、井原が必死のクリアで逃れる。36分／奥のラフプレーでイエローカードが出て、それに抗議した福西にもイエロー。38分／金沢から右の奥に展開し、奥が良いコースにクロスを送る→ファーの中山がフリーで飛び込むが、わずかに届かず。39分／速攻で右に開いた中山から中央へ→藤田が2列目から飛び込むが、またしてもほんの少し届かず。ジュビロはあまりボールを支配できていないが、カウンター気味に惜しいチャンスを作っている。
- 88分まで
- 40分／鈴木が足を痛めてタンカで運び出されるが、すぐに無事復帰。41分／金沢が開いてクリアボールを拾ってドリブル突破するが、相手のファウル（イエロー）を受け右足を痛める。両者疲れが出て、荒っぽいプレーが多くなってきた。その後のFK→服部が蹴ったクロスボールを中山が競るが、ゴールは狙えず。金沢が無事復帰。
- 【得点】
- 44分／高い位置で相手ボールを奪って、奥から藤田にスルーパス→藤田がきれいに抜け出し、GKの動きをよく見て、ゴール右にころがす。終了間際に待望の2点目。
- 90分まで
- 【交代】ロスタイム／奥→三浦。最後の反撃に出るヴェルディに対して、ジュビロDF陣も最後の踏ん張り。冷静に相手の攻撃を防いで、２－０のまま試合終了の笛が鳴る。待ちに待ったセカンドステージ初完封で、ジュビロがホーム3連勝を決めた。マン・オブ・ザ・マッチは、鋭い動きを見せ、1点目をアシストした高原。
選手、監督コメント
- ハジェヴスキー監督
- とてもむずかしくて激しい試合だった。ヴェルディは、優勝争いには絡まないかもしれないが、良い選手が多くいる。われわれは規律を守って落ち着いてプレーできた。攻撃はあまり鋭くないように見えたかもしれないが、こういう暑さの中では、体力を失わないようにまずディフェンスをしっかり行なうように指示した。
- 張監督
- 得点する選手がいなかった。われわれは選手のケガで苦労している。お互いにフェアプレーでいいゲームをしたいので、試合をコントロール
- 田中 誠
- 今日は相手の中盤が外に張ってきたから、バランスを崩さないように上がりを抑えてプレーした。久しぶりの完封勝利なので、ある程度は満足してるけど、内容的にはまだまだなので、もっと自分たちがパスを回して主導権を握れるようにしたい。
- 鈴木 秀人
- 今日は最後まで集中力を切らすことなく、点を取られなかった部分は良かった。ただ、中盤で自由にボールを回されていたので、もっとプレッシャーをかけないといけない。
- 藤田 俊哉
- それまでいやな雰囲気だったので、（2点目は）どうしても決めたかった。2点目が入ったことで、次につなげられると思う。
- 服部 年宏
- まだしっくりいかず、ジタバタしているところがある。今日はけっこう相手に走らされた。でも、攻撃のリズムは徐々に出てきていると思う。
- 高原 直泰
- 最近はコンディションが徐々に上がってきた。チームの調子も徐々に上がってきたから、とにかくこれから負けないことが大事。
