試合日程・結果2007年 試合日程・結果2007 J1第27節:ジュビロ磐田 vs 横浜FC

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2007 J1第27節

試合日時:2007年09月29日(土)  14時04分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
3 2 前半 0
1 後半 0
0 横浜FC
12勝2分12敗43得点47失点 勝点38順位8 成 績 3勝2分21敗17得点55失点 勝点11順位18
25 シュート 5
7 ゴールキック 14
7 コーナーキック 3
15 直接FK 12
5 間接FK 0
5 オフサイド 0
0 PK 0
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分
  • ヤマハスタジアム(磐田)
  • 10,752人
  • 19.3℃/81%
  • 雨のち曇、弱風
  • 全面良芝、水含み
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 田中 賢二
  • 穴沢 努
  • 前島 和彦 / 鈴木 亮哉
  • 佐藤 隆治
  • 花澤 秀登
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前田 遼一 前半31分[得点]
前田 遼一 前半43分[得点]
後半15分[交代] 奥 大介(in) ← 三浦 淳宏(out)
後半15分[交代] 内田 智也(in) ← オ ボムソク(out)
カレン ロバート(out) → 林 丈統(in) 後半22分[交代]
後半23分[交代] 西山 貴永(in) ← 三浦 知良(out)
太田 吉彰 後半34分[警告]
太田 吉彰(out) → 成岡 翔(in) 後半39分[交代]
茶野 隆行 後半41分[得点]
前田 遼一(out) → 中山 雅史(in) 後半43分[交代]
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
GK 1 川口 能活
DF 15 加賀 健一
DF 5 田中 誠
  DF 3 茶野 隆行
MF 7 太田 吉彰
  MF 25 ファブリシオ
  MF 8 エンリケ
MF 27 上田 康太
MF 11 西 紀寛
FW 22 カレン ロバート
  FW 18 前田 遼一
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
菅野 孝憲 21 GK  
山田 卓也 32 DF
早川 知伸 2 DF
室井 市衛 5 DF  
太田 宏介 26 DF
オ ボムソク 3 MF
マルコス パウロ 8 MF
三浦 淳宏 39 MF  
滝澤 邦彦 12 MF
チョ ヨンチョル 29 FW
三浦 知良 11 FW
  GK 21 佐藤 洋平
DF 2 鈴木 秀人
  DF 4 大井 健太郎
MF 14 村井 慎二
MF 10 成岡 翔
  FW 16 林 丈統
  FW 9 中山 雅史
控え選手
小山 健二 1 GK  
和田 拓三 4 DF
小村 徳男 30 DF
山口 素弘 6 MF
内田 智也 10 MF
奥 大介 14 MF
西山 貴永 34 MF
内山 篤 監 督 ジュリオ レアル
中継レポート
  • みどころ
  • 前節に続きホーム・ヤマハでのJリーグ。
    一気に秋の肌寒い気温へと下がり今日は雨も降っている。暑さの厳しい今年の夏がようやく終わったかと思うとこの気温差がサポーター・選手にも影響してきそうだ。
    半袖のお客さんや既にコート持参のサポーターも増えている。選手たちのコンディションも気を付けなければいけない。
    体調管理はもちろん、筋肉系のトラブルも十分注意が必要だ。
    少し濡れた芝がパススピードを上げ今やろうとしているジュビロサッカーにはちょうど良い気もする。何と言ってもホームでの大声援はいかなるときでも大きな力になる。
    試合開始1時間30分前に選手たちがスタジアムに到着した。
    スタメンはGK不動の守護神・川口能活。
    DFは3バックでセンターに田中、右に加賀、左に茶野。
    MFボランチにファブリシオとエンリケ、右に太田、左に上田、そしてトップ下に西が戻ってきた。
    FWは好調カレンと前田でゴールを目指し早い動き出しで勝負する。
    相手は降格危機で集中力を高めている横浜FC。監督が代わりあらゆる手を使い仕掛けてくることが予想される。
    3試合連続フル出場中の三浦知良。そして補強した三浦淳宏がトップ下で初先発。チョ ヨンチョルやマルコス パウロ、オ ボムソクら外国人選手の力にも気をつけたい。
    ベンチに座る奥大介、内田智也、山口素弘らの登場もケアしながら、しっかり自分たちの目指す内山ジュビロスタイルで勝負したい!
    「ゴンvsキング」というJリーグプラチナプレーヤー対決も是非見たいところ。
    相手がいる勝負ではあるが、まずは自分たちの目指すサッカーでしっかり勝ち点3を奪い今日もサックスブルーの歓喜でサポーターと共に喜びを分かち合いたい。
  • 前半15分まで
  • ジュビロ磐田ボールでキックオフ。右にボールを動かし太田から縦に西へ入れる。太田との連携でペナルティエリア内に進入するがシュートまではいかない。
    1分太田からのクロスに西が飛び込むがGKにキャッチされる。
    2分カレンから右に太田へ、加賀とのコミュニケーションでオーバーラップしチャンスを作る。加賀が倒されFKを得る。
    上田と太田がボールをセットし上田がクロスを入れる。前田・茶野らが飛び込むが触れない。
    4分横浜のFW三浦知良にボールが入ると加賀が後ろから厳しくプレスをかける。ファールとなりFKとなってしまう。ゴール前に強いボールが入ると三浦知良が飛び込んでくる。ここはGK川口がキャッチ。
    6分オフサイドラインぎりぎりで飛び出したカレンがボールを受けるとサポートに入った西を使いシュートまでいく。一度跳ね返されるが太田がこぼれ球をボレーシュート!しかしゴール上を超える。
    7分エンリケの中盤での守備からカレンの動き出しを使おうとするが通らない。しかし西→太田→西でシュートまで行く。ゴール左に外れるがシュートまでの形を積極的に作れている。
    10分左に入っている上田からカレン・前田の前線の動き出しを見てボールを動かしていく。トップ下の西は前線から積極的にボールを追いプレスを高い位置からかけていく。
    12分茶野からの縦パスに前田がポストとなり受ける。バックチャージでファールを受けるとすかさずリスタート。左を走り出した上田へ展開しクロスに西が反応する。しかしDFにカットされCKとなる。
    14分少し距離がある位置からも横浜FCのFKは脅威となる。本日のスタメンにはトップ下に独特のキックを持つ三浦淳宏がいる。ゴール前にあらゆる可能性が生まれそうなクロスを入れ、三浦知良・チョ ヨンチョルが飛び込んでいく。
    しかしここまでは、ジュビロがペースを掴んでいる。前半のうちにゴールを決めたい展開。
  • 前半30分まで
  • 16分前田のポストから左の上田へアウトサイドで絶妙なパスが出る。クロスを入れるタイミングを見ながらドリブル。中の選手がフリーにならないと判断し切り返しからシュートを放つ。しかしカレンにぶつかり決まらない。そこから速攻を仕掛けられ、最後は三浦知良のヘディングシュートというシーンを作られる。
    21分中盤でボールを動くジュビロ。西→前田→カレンと繋ぎ、こぼれ球をファブリシオとエンリケがカバーする。ファブリシオのミドルシュートも飛び出すがゴール上を大きく越えてしまった。
    23分前田が中盤でボールを奪うと西が左へ走り出す。西の切り替えしからクロスを入れるがカレンには合わない。こぼれ球をファブリシオが拾い太田へ。角度のないところからシュートを放つがGK正面となってしまう。
    25分エンリケの守備からファブリシオへ繋ぎ右の太田へ展開。前田が長い距離をDFに引っ張られながら走りファーサイドで待つがパスは通らない。フィニッシュのところでの精度が個々までの課題。
    26分三浦知良が加賀との1対1でゴールラインを使い巧く抜け出してくる。田中を中心としたカバーリングで安定感はあるが気をつけたい部分ではある。
    27分前田とカレンの連携でスルーからワンツーを使いカレンのシュート!決定的ではあったがゴール左に外れ得点にならない。
    30分ファブリシオから左に動き出した西へ展開。カレン・前田の動き出しを見るがタイミングが合わずアウトサイドの上田を使う。ボールを動くが決定的な形が少なく決めきれない状態が続く。
  • 前半45分まで
  • 32分左の上田から西へダイレクトでパスが繋がると前田がDFとDFの間でフリーになる。西のパスを受け反転するとDFを抜かずにシュート!これがゴール右隅にキレイに突き刺さり先制点。豪快な気持ち良い弾道のゴールとなった。
    34分左から上田のCK、ニアの西を越えその裏に入った田中の頭へ。しかしゴール上を超え決めきれない。
    38分茶野から右の太田へ展開するとそこからスピードアップ。ファブリシオがオーバーラップし大外を走り出す。中にはカレン・前田・西が入りファブリシオからのクロスにファーサイドの西がヘディング。パスはずれるがカレンが粘り積極的にシュートを放つ。ゴール左へ外れるが積極的なプレーに会場が沸き上がる。
    41分エンリケ・ファブリシオからの縦パスに前田がダイレクトでカレンへ。DFへクリアされても再びエンリケ・ファブリシオがプレスに行く。西が運動量豊富に動き両サイドがフリーでボールを受けられるシーンが増えていく。
    42分右に出たカレンへパスが通る。DFの飛び込んできたタイミングを見て、スピードで突破。センタリング前田詰めるが届かずファーサイドの西に渡るしかしGKの飛び出しにセーブされる。
    44分右サイドで加賀がヘディングで前田へ繋ぐと前田はDFを抜かずにシュート!これがゴール左隅に突き刺さり追加点。
    ロスタイム1分、左サイドから西がアーリークロス。このパスに前田がDFラインの裏へ飛び出し右足アウトサイドでシュート!ゴール右ポスト直撃で決まらないが決定的なシーンが前田から連続する。
    ここで前半終了。決定機が作れている時間でどれだけ得点が奪えるか!?後半も楽しみが多い。是非無失点で終わりたい。
  • 後半15分まで
  • 選手交代なし、スタンドからはマエダコールが沸き起こる。
    1分横浜FCが前がかりに積極的に仕掛けてくるが加賀・茶野がしかっりブロック。危ない場面を作らせない。
    2分太田から縦に西が走り出すところでパスが出る。フリーでセンタリング、そしてニアでカレンが頭に合わせるがゴール左に外れてしまった。まだまだ決定機が作れそうな展開。
    4分相手のパスミスが前田の足元へ転がってくる。DFと1対1となりシザースから左足シュートへ持っていく。GK菅野のファインセーブで防がれるがチャンスが多くある。決定的な3点目を早い時間帯で欲しいところ。
    6分横浜FCの左サイドから起点を作られ、チョのポストに三浦知良が詰めていく。シュートに対し太田と茶野がプレスに行きゴールマウスに撃たせないが危険な形であった。
    9分ディフェンスラインでボールを奪うと西のポジションがフリーになっている。ボールが入ったところで前田・そして両サイドが縦に走る。
    11分横浜は三浦知良が起点となるとゴールまでの形が見えてくる。それでも田中のカバーリングでシュートは打たせない。
    13分ファブリシオのバックパスをGK川口がキックミス。CKとなり三浦淳宏が蹴ってくるがGK川口がキャッチする。
    14分少しペースが落ちてきたゲーム展開に横浜FCベンチは奥大介と内田智也を準備する。この交代がどう出るか!?しっかり引き締めジュビロもやり直したいところ。
  • 後半30分まで
  • 16分横浜FC奥大介の登場にジュビロサポーターからブーイング。三浦淳宏に代わり2列目に入った奥と内田。横浜FCは攻撃的な布陣をとってきた。
    19分前田のポストから右の太田へ、縦にドリブルし逆サイドの上田まで蹴るが奥のカバーリングに防がれる。
    20分こぼれ球を拾った田中がロングシュート!グランダーの鋭い弾道が濡れたピッチを滑っていく。GKがファンブルしCKとなる。
    21分左でカレンがボールを受けると中の前田を使わず自らでゴールへ勝負していく。決めきれないが積極的な動き出しにサポーターも拍手。
    22分そのカレンに代わり林丈統が投入される。ここで横浜FC左サイドからFK、セットしたのは奥。対角線にゴールとDFの間にボールを入れていくが誰も触れず流れていく。
    24分横浜DFがコントロールを誤った瞬間を狙い林がプレスをかけていく。
    25分チョのシュートを田中が身体でブロック、そこからファブリシオの速攻に右サイドの西が動き出すがパスがずれてしまう。
    26分ゴールから25mの位置、左45度からの横浜FCフリーキック。奥が壁の裏を狙っていくがジュビロはしっかり壁でブロック。そして速攻を仕掛ける。林→太田→ファブリシオと詰めフリーで林がシュートを打つがラストパスがズレシュートも角度のないところからとなってしまった。
    次の1点が重要なだけにこの時間、集中し追加点を奪いたいところ。
    29分横浜FCのCK、そしてクロスボールに対し茶野が力強くクリア。再び速攻から前田→林→ファブリシオでシュート!しかしゴール左へ外れてしまう。
    30分前線で林がボールをキープしファールをもらう。茶野が接触プレーで痛めているがすぐに立ち上がる。
  • 後半45分まで
  • 31分林が中盤でDFを交わし前を向くと前田と縦のワンツーで突破。シュートがGKの足に当たり決まらないが鋭い動きに林らしさが出たプレーだった。
    33分上田のクロスにファーサイドで前田が頭で折り返しに行くが届かない。中には西が待っていた、ここら辺で追加点を奪わなくては嫌な流れになっていく。
    35分縦パスに動き出した林、一度はDFにカットされたかに見えたがミス。フリーでDFライン裏に抜け出るがシュートの角度が無く決めきれない。こぼれ球に西が詰めるがこれもDFにブロックされ決まらない。とことん入らないジュビロの攻撃、中盤が間延びし横浜FCにもボールを繋がれる。
    38分横浜FCマルコス パウロが抜け出すがオフサイド。その後のパスに奥が詰め無人のゴールにシュートを打つとジュビロサポーターからはブーイング。
    39分ここで太田に代え成岡を投入。右サイドに成岡が入っていく。
    40分左サイドからのFK、上田が小さく出しファブリシオが中にドリブルしながらシュート!DFに当たりCKとなる。
    41分左からのシュートコーナーからファーサイドエンリケの折り返しに茶野がジャンピングボレー!ゴール左へ決まり3点目が決まる。
    43分ここで中山雅史が登場する。前田が付けていたキャプテンマークをそのまま中山へ渡し大声援の中ピッチへ入り込む。
    44分中山のファーストプレー、スローインを頭で流し跳ね返りを3度連続でヘディング!このプレーだけでも会場が盛り上がる。
    ロスタイム3分、速攻からエンリケがドリブル中山のスペースへラストパス。シュートを放つがGKに弾かれる。
    右の成岡からのクロスを林が受ける。2列目のエンリケへ合わせミドルシュートを放つ。そのシュートに中山が反応しコースを変えるがGKにキャッチされる。
    ここで試合終了。3-0でしっかりゲームを終え貴重な勝ち点3を奪い取った。
選手、監督コメント
  • ジュビロ磐田 内山 篤 監督 
  • 立ち上がりの入り方が非常によかったし、意図的なものを選手たちが出してくれた。得点に到らなかったので、少し選手の中にも動揺が起きてしまうかなと思ったところで、前田が個人の力で2点(入れてくれた)。あれは大きな得点だった。全体を通して、フィニッシュまでの精度をもっともっと高めないといけない。連動したときの守備はいいが、積極的にボールを奪いにいくというのが、後半個人任せになってしまった点があって、そのあたりは1試合通じてゲームをコントロールしないとダメ。そういうところは、これからチーム全体の経験と共に、しっかりしていかなければならない。90分間、ボールを前で奪うというのはなかなか難しいので、いつ、どのタイミングで(ボールを奪いに)行けるかという全体の中でのコントロール、連動した守備を、1試合を通じて保っていくこと(が大事)。ただ、選手がボールを奪おうという意識の中での判断のミスは、これから埋めていける。アクションを起こした中で、(ミスが)起きているということは、非常に評価できる。

    Q. 今日は立ち上がりから足がよく動いていたが、なにか工夫していることがあるのか?
    A. やはり1人も休めないサッカーをしたいということで、全員が11分の1、11人でプレーするということ。そのためにトレーニングでも、ゲームのコンディションも含めたハイプレッシャーなものを継続する中で、選手のコンディションも上がっていくし、頭と体が同時に動いていく。そういう意味では、今日の立ち上がりは非常に連動した攻撃、守備(ができていた)。奪われても奪い返すのが早かったし、縦にボールも入ったし、良かったと思う。

    Q. 3バックにシステム変更して、選手の特長は出てきていると思うか?
    A. 最初から(特長が)出るためにやっているので、出ると思う(笑)。(特長が)出るための選手がまずありき。監督ありきで「こういうサッカーがしたい」というよりも、僕の考えでは、まず選手があってチームが成り立つ。いい方に向くために、選手の特長が出るというのが大前提。

    Q. 後半少し攻めあぐんだが?
    A. 簡単なミスが多いし、ポジションを変えていけない。相手のプレッシャーがないときに動かないというちょっと悪い習慣がまだついていいる。本来はプレッシャーがないときに自分たちで動き出して、逆にプレッシャーがかかる前にゴールするのが一番シンプルな考え方。やはり人間は、フリーだとやっぱり休んでしまう。その(遅れた)分、プレッシャーがかかって、それからだと悪いミスが起こる。そこを修正しなければならない。

    Q. 今日が監督としてホーム初勝利ですが?
    A. あまり意識してなかった。今言われて、そうだなと。ありがとうございます(笑)。

    Q. 先発FW2人の評価は?
    A. 前田に関しては前半もミスがなく、くさびに入ってくるタイミング(が良かった)。カレンに関しては、背後に入る動きはだんだん良くなってきたが、まだ少しフィニッシュまでのタイミングが悪いので、シュートが詰まってしまう。あの辺を改善したい。
  • 横浜FC ジュリオ レアル 監督 
  • 自分たちが望んでいた結果が出なかった。今シーズン、ジュビロとの対戦がいくつかあったが、結果は今まで良かったと思う。自分たちもここ1ヶ月新体制でやってきたが、ここで勝利を収めることができると思っていた。スタートは良かったが、失点の多い残り15分でまた失点してしまった。相手のゴールが決まる前に、自分たちのチャンスもいくつかあった。ハーフタイムでいくつかのことを指示した。今週はしっかりしたトレーニングができていた。ただ結果としてでなかった部分があるが、チームはいい練習内容を経過して、今日の試合に挑んでくれた。相手の特徴でもあるカウンター攻撃も出てきたが、自分たちも攻撃にでないといけないということで、DFからミドルパスやロングパスを多用した。うちの選手は、最後まで結果を出したいという気持ちを持って戦ってくれた。選手たちはいろんなものを全て出してくれた。これを続けて、また次の試合に挑んでいきたい。とにかく、自分たちがやってきたこと全てを出して、これから結果を出していきたい。

    Q. 次節の結果によっては、降格が決まってしまうが?
    A. 自分の考えで言うと、まだ残留のチャンスは残っている。それを続けていくこと。今シーズン、ジュビロとの対戦でいい結果が出たので、今回のゲームにもかなりのモチベーションをもって挑んだ。しかしアウェイゲームは難しくなってくるので、結果が出なかったのが残念。去年のデータから、どれくらいの勝ち点を取ればいいかとか、自分の中では準備している。うちより2つ順位が上のチームは、勝ち点ですでに去年の(降格ライン)勝ち点をすでに越えている。しかし、自分たちにもチャンスがある限り戦う。
  • 前田 遼一選手 
  • 相手が引いてくる感じだったので、こちらからどんどん仕掛けて崩していこうというサッカーで、それが良くできてよかったです。
    とりあえずシュートを打とうと思っていて、持ちすぎないように、ゴールが見えたら打とうと意識していました。2得点とも本当に良いコースに飛んだなと思います。3点目を決められないところがまだまだだなと。

    前線からの守備もかなり要求されるので、1人がサボるとそこから崩されるので、そういう部分が良い方向に進んでいると思います。今日はなるべくカレンを見るようにして、何度もパス交換もできたので、もっとよくなると思います。
    (今季は)あまり連勝がないので、ここから勝ち続けたいと思います。
  • 茶野 隆行選手 
  • 試合開始から集中して入れて、ホームで篤さん(内山監督)に1勝をプレゼントしたいという気持ちでいて、結果が出てよかったです。
    得点に関しては、エンリケがいい折り返しをしてくれてドフリーだったので、あとは押し込むだけでした。無我夢中で足を出しました。入ってよかったです。
    3バックがすごい守りやすくて、ボールの奪いどころもはっきりしてきているので、みんなで話し合って集中して結果が出ているという状態です。
    カレンと遼一が前線から頑張って守備をしてくれているので、コースが限定され、ボールサイドにズレてうまく奪えているので、後ろとしては指示しやすいですし、奪った後の切り替えの速さも大事になってくるので、厚みのある攻撃ができれば良い形で得点もとれると思います。
    とにかく勝ち点3を求めて、今やっているサッカーをどん欲に、失点も0に抑えられるようにやっていきたいです。
  • 太田 吉彰選手 
  • 前節よりはボールがうまく回ったと思います。最後のところでしっかり決めていればもっと楽になったと思います。だいぶチャンもありましたし、みんなが連動して動けて、勝って失点0に終わっているので問題ないと思います。少しずつ良くなっていて、連携もだいぶよくなっているので、あとは練習でやっていくだけです。
  • エンリケ選手 
  • 監督が変わってもシステムも変わり、それに慣れようとしているところです。1つ1つの練習が変わったことは大きな変化だと思いますけど、とにかく自分の持っているものを出そうと意識していました。
    内山篤監督になってから初めて90分出場しましたけど、最後の笛がなるまで自分のプレーをしてチームメイトの助けになれればと思っていました。
    結果は3-0でしたけど、かなりチャンスがあってもっと3点以上取れたと思うので、確実に決定機をものにできるように練習していきたいです。
  • 田中 誠選手 
  • 良い形で入れて先制点をとって、また遼一が追加点で、流れとしては良かった。
    ただもう少し早い段階でダメを押したかったですね。最後の方はジュビロのフィニッシュをブロックされて、ダイスケ(奥大介選手)が良いクッションになってそのあと拾われてしまったところがあったけど、後ろは集中して守れたと思います。自分のシュートはピッチがスリッピーだったのを考えて打ったんですけど、もう少しコースを狙いたかったですね。GKが弾いてラッキーでコーナーになってくれました。キャッチングされたらちょっと恥ずかしかったかなと(笑)。
    エンリケは忠実にポジションをとってくれたし、相手にボールが入ったところで素早くプレスしてくれたおかげで、僕らもコース限定で狙えた。彼のファーストディフェンスのプレスは助かりました。
    チャーボー(茶野隆行選手)のゴールは、「持っていかれたな」という感じです(笑)。
  • 中山 雅史選手 
  • 今日の試合に関しては、楔が入っていたし攻撃面で改善がみられたのかもしれないけど、これを続けていかなければいけませんね。
    自分がピッチに入ったときは監督からも「最後にしっかりしめろ」と言われましたし、そういう意識でした。あの時点で失点をくらうのはもったいないですし、3-0がベストですから。欲を言えば4-0で、そういうチャンスもあったけど、失点0に終わったのは大きいと思いますね。自分のシュートは枠には行っていたんで、“不惑”ではないですね(笑)。
    前田の2得点は、どちらかといえば前田の個人技。たいしたものですよ。でも、チームとして崩せている時に取りたかった。もう少しでハットトリックでしたね。ハーフタイムに後半10分以内にハットトリックしろと言ったんですけどね。3点目をとらないと交代だぞって言ってたんだけど、交代したの、44分ですよ。長かった。(笑)。
     チームは、自分たちで動き出すという当たり前のことが、当たり前ではなくなっていたので、それを取り戻すのに、今一生懸命だと思います。止まらない動き、それも効果的なものでないと意味ないけど、常にそういう指示が出ている。それをみんなが体現しようというのは、出てきていると思います。
  • 加賀 健一選手 
  • カズさん(三浦知良選手)はベテランでいろいろと知っているので、しっかり対応していけば相手のチャンスももっと減っていたと思います。
    今日は雨でスリッピーだから相手のトラップが大きくなるから、その分距離を開けたりしていかないといけないなとか、そういうことをは感じました。
    今日はボランチとの関係は、エンリケがよくセカンドボールを拾ってくれたし、ファブリ(ファブリシオ選手)も、ヨシ(太田吉彰選手)を見てロングボールを出したりと、良い感じでできていた。僕ら3バックがボールを持ったらサポートに入ってくれたのでやりやすかった。
    (2点目のアシストの場面は)ハーフラインくらいの位置でボールをとれた。やはり高い位置でとるとチャンスにダイレクトに結びつく。自分たちがやってきていることが出たシーンだったと思います。
    次の広島戦は、ウエズレイは体が強いしキープもできるしシュートもうまい。佐藤は裏に抜けるスピードがある。守備陣が2トップへの対応をしっかりやれば、必ず点をとってくれると思います。
  • 上田 康太選手 
  • 自分がサイドに出た時は、中の選手がズレてきてくれていたし、中に入ったときはFWにサイドをつかせたりということで、守備はうまくできたと思います。
    FWに良い形でボールが入っていたので、攻撃もよかった。自分自身は、前半は攻撃にも何度かからめたけど、後半消えてしまった部分があるので、試合を通じてもっとボールに絡んでいきたいです。
  • 西 紀寛選手 
  • 今日は遼一(前田選手)がうまかった。
    (新体制が)始まったばかりなので、これを続けていけるように、もっともっと90分通してできるように頑張りたいと思います。
  • カレン ロバート選手 
  • 相手DFラインの前にスペースがあったので楔を受けやすかったし、西君とかの動きもよく見れたので、今日は前の連携は最初の方はよかったと思います。
    前田さんが楔を受けたときは、自分が裏に抜けて前田さんにスペースをあけるのと、僕が高い位置で前を向けば攻めのスピードが上がるし、良いチャンスが作れると思っていたので、前を向こうと。そういう形が攻撃陣でできれば、相手もつきづらいしギャップもできる。良い効果が出ると思います。シュートは3本を打って全部決定的だったので、本当に今日は申し訳ないです。