試合日程・結果2007年 試合日程・結果2007 J1第13節:ジュビロ磐田 vs アルビレックス新潟

試合日程・結果

Jリーグ試合中継  2007 J1第13節

試合日時:2007年05月27日(日)  16時03分キックオフ

得点ボード
ジュビロ磐田
2 2 前半 1
0 後半 3
4 アルビレックス新潟
6勝0分6敗17得点21失点 勝点18順位8 成 績 4勝5分3敗15得点18失点 勝点17順位11
14 シュート 20
16 ゴールキック 12
5 コーナーキック 3
13 直接FK 15
6 間接FK 1
6 オフサイド 1
0 PK 0
  • [試合時間]
  • [スタジアム]
  • [観 衆]
  • [気温 / 湿度]
  • [天候 / 風]
  • [ピッチ状態]
  • 90分
  • ヤマハスタジアム(磐田)
  • 11,734人
  • 26.7℃/33%
  • 晴、中風
  • 全面良芝、乾燥
  • [コミッショナー]
  • [主 審]
  • [副 審]
  • [第4の審判]
  • [記 録]
  • [HOME/AWAY]
  • 難波 邦雄
  • 吉田 寿光
  • 高橋 佳久 / 唐木田 徹
  • 田尻 智計
  • 花澤 秀登
  • HOME
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
前半3分[得点] エジミウソン
ファブリシオ 前半12分[警告]
マルキーニョス パラナ 前半17分[得点]
前半26分[警告] 千葉 和彦
前半27分[警告] 千代反田 充
前半35分[警告] マルシオ リシャルデス
加賀 健一 前半36分[得点]
後半7分[得点] 矢野 貴章
田中 誠(out) → 前田 遼一(in) 後半16分[交代]
成岡 翔(out) → 犬塚 友輔(in) 後半20分[交代]
菊地 直哉 後半26分[警告]
カレン ロバート(out) → 中山 雅史(in) 後半27分[交代]
後半28分[得点] マルシオ リシャルデス
後半34分[交代] 松尾 直人(in) ← 松下 年宏(out)
後半35分[得点] エジミウソン
後半37分[警告] 内田 潤
後半39分[交代] 鈴木 慎吾(in) ← マルシオ リシャルデス(out)
後半44分[交代] 寺川 能人(in) ← 本間 勲(out)
メンバー表
累積警告 ポジション 番号 選手名
  GK 1 川口 能活
  DF 15 加賀 健一
DF 5 田中 誠
  DF 3 茶野 隆行
  DF 27 上田 康太
MF 8 菊地 直哉
MF 25 ファブリシオ
MF 6 マルキーニョス パラナ
MF 10 成岡 翔
FW 7 太田 吉彰
FW 22 カレン ロバート
スタメン
選手名 番号 ポジション 累積警告
北野 貴之 1 GK  
千代反田 充 5 DF
千葉 和彦 3 DF  
永田 充 6 DF
本間 勲 15 MF
松下 年宏 7 MF
内田 潤 17 MF
マルシオ リシャルデス 27 MF
坂本 將貴 14 MF
エジミウソン 10 FW  
矢野 貴章 11 FW
  GK 31 松井 謙弥
DF 4 大井 健太郎
DF 17 犬塚 友輔
  DF 14 村井 慎二
  MF 28 船谷 圭祐
  FW 18 前田 遼一
  FW 9 中山 雅史
控え選手
野澤 洋輔 21 GK  
松尾 直人 28 DF  
寺川 能人 16 MF
鈴木 慎吾 18 MF  
田中 亜土夢 23 MF
河原 和寿 20 FW  
深井 正樹 9 FW  
アジウソン 監 督 鈴木淳
中継レポート
  • みどころ
  • 第13節の試合はアルビレックス新潟をヤマハスタジアムに迎え16時キックオフされる。朝から快晴で気温がぐんぐん上がっていく。
    27度ほどまで上がった日差しを浴びながら、前座試合でいつもの様に少年少女がミニゴールでサッカーを行っている。
    ピッチコンディションはリーグナンバー1と言っても過言ではない程素晴らしく整っている。
    日曜日の昼ということで早くから両チームサポーターが駆けつけ準備する。
    この暑さがサッカーにも影響しないか!?この試合もゲームへの入り方に気を遣いたい。
    両チームメンバーが出た、新潟は登録上3バックで表記。ジュビロ対策か!?それとも変わらぬ戦い方なのか!?
    スタートの布陣をしっかり見てみよう。
    ジュビロはしっかりアジウソン監督の考えが伝わるシステム。
    GK川口能活は不動だが、センターDFに田中誠と茶野隆行、ケガから復帰のベテランでしっかりゴール前を固める。右に加賀健一、左に上田康太と置き。中盤にはファブリシオ・パラナ・菊地直哉と3ボランチのように並び前後左右のバランスを見て動く。
    トップ下が成岡翔で両サイドへ走り抜けるのが太田吉彰。そしてストライカーのカレン ロバートがゴール前で待つ。
    そしてこの試合、サポーターの大注目・期待を集めているのが前田遼一の復活。膝のケガによる長期離脱から帰ってきた。もちろん中山雅史もいるが今日は前田遼一のボールを蹴る姿を是非見たい。
    新潟の要注意人物はエジミウソン・マルシオ リシャルデス・矢野貴章・坂本將貴、ベンチに座る深井正樹。
    今日も先制点がどうしても欲しい!
  • 前半15分まで
  • ジュビロ磐田ボールでキックオフ。ファブリシオ→菊地直哉→成岡翔と繋ぐがDFと共に倒れボールを奪われてしまう。
    2分、新潟の攻撃、エジミウソンが左サイドから強引なドリブルで右足シュートを放つ。GK川口能活正面だが打たせては危険だ。
    3分、2本続けて新潟のCK、右からニアの矢野貴章の頭に合わせるがこれは弾く。しかしこぼれ球を再び拾われクロスを上げられる。
    ニアでエジミウソンが触り、いきなり失点。気をつけたい立ち上がりにやられてしまう。【0-1】
    5分、速攻から矢野貴章のドリブルに田中誠が対応するが松下年宏に拾われここでファウルとなってしまう。
    6分、カレン ロバートの左サイドのドリブルからセンタリングを上げる。成岡翔・太田吉彰に合わせようとするが永田充に当たりCKを奪う。
    上田康太が蹴るが中の選手たちに合わない。
    新潟のフォーメーションはいつも通りの4-4-2、永田充と千代反田充のセンターバックに千葉和彦がボランチに上がっているシステム。
    8分、左から上田康太・成岡翔と仕掛けるがセンタリングが上がらない。
    9分、ファブリシオ・パラナ・菊地直哉を中心に中盤でボールを回す。右に出た菊地直哉へ繋ぎクロスを上げるがDFに跳ね返される。
    10分、加賀健一が粘りCKを奪うと上田康太がセットする。ファーサイドで田中誠が打点を高く合わせるがファウルとなってしまう。
    12分、ファブリシオが振り向いたところをチェックされボールを奪われる。アフターで足を引っ掛けてしまいイエローカード。
    13分、カレン ロバートがセンターラインから上手く振り向きドリブル。右の太田吉彰、中央のパラナに繋ぎ最後は菊地直哉のボレーシュート!しかしGK正面となる。
    直後速攻から矢野貴章のドリブルに数的不利で田中誠が対応する。エジミウソンにフリーで渡りGK川口能活が出たところをループで狙われるがゴール右に外してくれる。決定的な場面だっただけに助かったシーン。
    15分、右に飛び出したパラナへタイミング良くボールが出るとクロスボールに菊地直哉がワントラップから左足シュート!しかしDFに当たってしまう。
  • 前半30分まで
  • 17分、上田康太と成岡翔が左サイドでワンツーで突破するとセンタリングをマイナス方向へ。フリーでいたパラナが左足でゴール右隅にキレイに決めてく。早い時間で追いつきゲームを振り出しに戻した。【1-1】
    18分、空中戦で矢野貴章と茶野隆行が競り合う。顔面を強打し一度タンカで運ばれる。ケガは注意してほしいがそれだけ強くプレスに行っている証だ。
    20分、矢野貴章がポストに入り田中誠がプレスに行くが振り向かれ右サイド角度のないところからシュートを打たれる。GK川口能活がコースを読むが気を付けたいプレーが続く。
    22分、左サイドで上田康太・太田吉彰・菊地直哉が絡み崩しに行く。
    23分、左から矢野貴章が茶野隆行に対しドリブルで仕掛けていく。身体を寄せるがファウルとなり右サイドから新潟のFKとなる。高さもあるだけに恐さがあるがマルシオ リシャルデスのキックはミスとなる。
    25分、矢野貴章がポストでタメを作ると左サイドから坂本將貴がオーバーラップしてくる。加賀健一が上手く対応するが注意が必要だ。
    26分、中盤で菊地直哉が相手を背負ってボールをコントロールしたところで千葉和彦が後ろからファール。イエローカードとなる。
    27分、空中戦で成岡翔に対し千代反田充が後ろから覆いかぶさりヘディング。このプレーにもイエローカード。前半からカードの多くでるゲーム、中盤でのチェックが激しくなっている。
    29分、松下年宏から千葉和彦、エジミウソンに縦パスが入ったところで松下年宏がオーバーラップ。ラストパスが出て松下年宏がシュートへ行くがその前にオフサイド。流れある新潟の攻撃にリズムを作られる。
  • 前半45分まで
  • 31分、ファブリシオからパラナへ縦パスを繋ぐ、落としたボールを成岡翔がボレーシュートをするがミートしない。
    32分、加賀健一が右からスピードとタイミングで相手を交わすがセンタリングを上げれない。菊地直哉がこぼれ球を矢野貴章と競ったところでファウルをもらう。
    34分、矢野貴章がポストプレーで起点を作ると坂本將貴・松下年宏が飛び出していく。ラストパスがズレ助かるが矢野貴章のポストに十分注意したい。矢野貴章の後のプレーをしっかりマークしたい。
    36分、右から上田康太のCK、ファーサイドに蹴るとマークを振り切った加賀健一がフリーでヘディングシュート!ゴールネットを突き刺し前半のうちで逆転に成功する。【2-1】
    40分、マルシオ リシャルデスが起点となり中盤からスルーパスを狙うシーンが増えていく。松下年宏も中に入り千葉和彦がロングシュートを狙う。
    41分、左から坂本將貴がクロスを狙う。中には矢野貴章が中央、エジミウソンがファーサイドへ。しかし茶野隆行・田中誠がマーク、自由にさせず川口能活が守る。
    43分、エジミウソンが右サイドで茶野隆行と田中誠の間に位置取りボールを受けるとそのまま右足シュート!ゴール左に外れ川口能活が守備ラインに指示を出す。
    ロスタイム1分。右から太田吉彰がボールを持ち中を見るが中にいる味方がカレン ロバートだけだっとこともありファブリシオに下げる。
    矢野貴章に苦戦しながらも前半逆転して終了。
  • 後半15分まで
  • 両チーム交代なしで後半スタート。新潟は矢野貴章を起点にエジミウソンとマルシオ リシャルデスが前に絡みシュートを狙ってくる。
    1分、右からのクロスにエジミウソンがトラップで反転し、DFが逆を取られ右の角度ないところからシュートを打たれるがGK川口能活が飛び出しセーブ。
    3分、カレン ロバートが頭で落とし成岡翔がコントロール、上田康太に繋ごうとしたところ奪われ速攻を受けてしまう。新潟にシュートまで行かれるが川口能活がキャッチし右へ展開。太田吉彰がゴールラインまでドリブルしCKを奪う。
    4分、上田康太がCKを蹴り加賀健一がニアに飛び込むがエジミウソンに弾かれる。
    6分、右からエジミウソンから矢野貴章へサイドチェンジ、2トップで高さと強さで展開してくるがここはオフサイド。
    7分、左サイドで上田康太がエジミウソンにボールを奪われるとセンタリングまで持っていかれる。ニアで矢野貴章がワントラップで茶野隆行を交わし角度のないところからシュート!GK川口能活の股間を抜けゴールインしてしまう。ここで同点。【2-2】
    10分、相手のミスを太田吉彰が拾いドリブル、中央の成岡翔に繋ぎ逆サイドの菊地直哉→カレン ロバートと渡し逆サイドの太田吉彰へクロス。DFの頭をぎりぎり超え繋がるがボレーシュートがミートしない。ゴール上を超え勝ち越しとならず。
    12分、菊地直哉がドリブルから右のアウトサイドにいたカレン ロバートへ繋ぐ。中にドリブルしながら左足シュートを放つがゴール左に外れてしまう。
    13分、エジミウソンに茶野隆行が強くプレスに行くがボールが後ろへこぼれセンタリングを上げられる。ニアでGK前に飛び込んだ坂本將貴が頭で合わせるがゴール右に外れる。
    14分、ファブリシオから右サイドを駆け上がったパラナへ浮き球のパスが出る。センタリングを成岡翔が打点の高いヘディングで合わせるがゴール上を超える。
    15分、ベンチでは前田遼一が準備する。代わるのは最終ライン田中誠。
  • 後半30分まで
  • 菊地直哉が最終ラインに下がり茶野隆行とそのままセンターDFを組む。前田遼一はカレン ロバートと2トップとなり4-4-2へ。太田吉彰と成岡翔が2列目となる。
    17分、マルシオ リシャルデスが突破し、菊地直哉が最後の最後で足を投げ出しシュートを防ぐが矢野貴章・エジミウソンと並び危険な形が増えていく。
    20分、足を痛めた成岡翔に代わり犬塚友輔が入る。犬塚友輔が中盤の右に入りパラナが少し前にポジションを上げる。
    23分、上田康太が中央でボールを持つと左サイドから茶野隆行がオーバーラップ。センタリングにカレン ロバートが反応するがDFにクリアされ速攻を喰らってしまう。菊地直哉がカバーするがエジミウソンが再びボールを奪う。両チーム攻守の切り替えが早まりゴール前の展開が多くなる。
    25分、左サイドで太田吉彰が持つとクロスに前田遼一の頭。打点もスピードも文句なかった。しかしボールはゴール左をぎりぎり外れてしまう。
    26分、マルシオ リシャルデスが中央で持ったところに菊地直哉がプレス。上手く奪ったかに見えたがファウルの判定でイエローカードが出てしまう。
    27分、カレン ロバートに代わり中山雅史が投入される。胸に手を当て気持ちを込めて入っていく。
    28分、中山雅史が頭で流し前田遼一が詰める。右の犬塚友輔に渡ったがドリブルが引っかかり奪われる。速攻を受け菊地直哉が身体を使い守備。このプレーが再びファウルとなってしまう。
    29分、このFKをマルシオ リシャルデスに直接狙われる。左サイドでゴールまで30mほどあったが、逆サイドネットへキレイな弾道が突き刺さる。勝ち越しゴールは新潟となり再び1点を追いかける展開。【2-3】
    30分、犬塚友輔が右サイドから駆け上がるがキレイなセンタリングは上がらない。中では中山雅史と前田遼一が待つが繋がらない。
  • 後半45分まで
  • 33分、エジミウソン・マルシオ リシャルデス・内田潤・坂本將貴と次々と前線へ飛び出してくる。茶野隆行・菊地直哉・上田康太が最後のところで身体を張るが危険を感じる形を作られる。
    ジュビロも前に前田遼一・中山雅史、更に太田吉彰が残る。犬塚友輔・上田康太が両サイドに開き中盤はファブリシオとパラナのみ。菊地直哉・茶野隆行・加賀健一が守備に追われ、上手くバランスが取れない。
    35分、菊地直哉がボールを持ち攻め上がる。縦にパスを入れたところでミスとなり速攻を仕掛けられる。
    左サイドで坂本將貴の突破を許し中央のエジミウソンにフリーでシュートを決められてしまう。新潟に4点目を喰らい。時間も少なくなっていく。【2-4】
    39分、右サイドで犬塚友輔と太田吉彰のコンビネーションで太田吉彰が縦にドリブル。中山雅史と前田遼一が中で待つがDFに跳ね返される。
    40分、エジミウソンがハーフウェーラインでスルーすると矢野貴章が菊地直哉と1対1という形。スピードと強さで中のエジミウソンに繋げシュートを打たれる。川口能活が防ぐが攻守のバランスが悪いところが気になる。
    42分、中山雅史が縦に走り潰れる、右から犬塚友輔が強引にセンタリングを上げるが中に合わない。
    44分、太田吉彰が走るがコースをブロックされ突破できない。本間勲に代わり寺川能人が投入される。
    ロスタイム3分と表示。
    前がかりになっているジュビロ、ボールを奪われ速攻に寺川能人がフリーでゴールへ向う。菊地直哉がスライディング、川口能活がセーブするが難しい展開。パラナが左膝を痛め動けなくなっている。
    ここで試合終了。ホームでも連敗、やはりゲームの入り方が良くない試合は結果が出ない。悔しさで包まれるヤマハスタジアム。サポーターからはブーイングが沸き起こる。
選手、監督コメント
  • ジュビロ磐田 アジウソン 監督 
  • 残念ながら、我々の目的である勝利ができなかった。大分から帰ってきて、旅の疲れを多少心配はしていたが、それも出てしまった。相手が引いてくることも分かっていたので、先制点が非常に大事だと選手には言っていたが、相手に先制点を奪われてしまった。その中で、我々が逆転2-1までこぎつけた。後半20分くらいまで、しっかりとゲームコントロールができていたが、そこで相手に得点を許してしまって、我々も勝ちに行こうと交代枠を3枚使って交代したわけだが、相手の方が後半はよかった。相手のセットプレーから失点してしまった。後半に関して言えば、相手の方がいいサッカーをしていたし、勝利に値するプレーだったと思う。
    大分戦で勝利して帰ってきて、(大分戦から)中山と犬塚を替えたのは前のゲームの疲れを考慮したから。そして太田と菊地を今回入れた。やり方自体は変えたわけではない。人は替えたが、同じような戦法でいこうという話はした。

    Q. 成岡とマルキーニョスパラナのケガはいつ頃したのか?
    A. 成岡は後半試合の途中で痛めた。マルキーニョスは試合の終わりに近づいた頃。最後は歩いていて、かなり痛そうにしていた。自分も詳しいことはまだ分からない。メディカルスタッフに任せてあるので、詳しい検査結果が出ると思う。

    Q. 成岡交代後の、太田のポジションは?
    A. 中山と前田を入れた目的は、太田を犬塚と2-1の局面を作らせてえぐって、そこから出すということ。太田を右からの攻撃に参加させるのが目的。

    Q. 前半菊地にどんな役割を与えていたのか?
    A. 相手がボランチは寺川が入ると思っていたが、それが3番のDFの選手(千葉選手)がボランチに入ってきたので、そんなに前には出てこないだろうから、(菊地には)少し前目にポジションして、オーバーラップをつかって攻撃を仕掛けていけ、とうような指示を出した。その後、田中がケガ上がりだったということで、キクをリベロにまわした。

    Q. 試合のない2週間の修正点は?
    A. 今回だけでなく、次の試合までにミスを修正するのはいつものこと。ホームで2連敗するのは普通ではないこと。まずホームで負けたということから立ち直ることが大きな修正。その上で、一つ一つのミスを修正するのは大事なことだと思う。

    Q. 2試合で7失点。守備への具体的な修正は?
    A. ゴールと一言で言ってもいろいろあって、ボールの出どころ、ポジショニング、個人技、相手の創造性が優れていたとか、いろいろな要因がある。失点を分析した上で、修正していきたい。

    ゴメンナサイ。サポーター、ゴメンナサイ。
  • アルビレックス新潟 鈴木 淳 監督 
  • 前半開始早々に得点できて、うちのペースでいけるかなと思ったが、1点取ったことで守備の意識が強くなってしまって、ジリジリと後ろに引いてしまった。それから暑さのことが頭にあって、前半からなかなかプレッシャーがかけられずに、磐田さんのペースで前半は過ぎていった。当然、得点も2点失って、ああいう形でハーフタイムを迎えた。後半については、我々らしい試合ができて、中盤でプレッシャーをかけて、ボールを奪って、早く攻めるということがわりとできたのかなと思う。後半の45分については非常にいい形でゲームができたと思う。連戦で疲労はあったが、よく選手が1-2という苦しい中から、よく盛り返して逆転できたと思う。選手がよくがんばってくれた。

    Q. 千葉選手のボランチ起用の狙いは?
    A. 中盤でボールにプレッシャーをかけるというか、(ボールを)拾いたかったということで、守備の意識を全体として持ちたかった。攻撃のところでもそこそこやってくれたし、守備のところでも貢献してくれたので、その意図を、彼はよく理解してやってくれたと思う。

    Q. 前半先制点の後、引いてしまったが、後半逆転してからは引かずにできた、そのポジティブな変化の理由は?
    A. ハーフタイムにもその辺のことは指示したので、意識としてあったのかなと思う。前半引きすぎだったので、もっと前から行こう、取られてもいいから前から行かないと、勝負にならないという話をしたので、その辺が後半いい形で出て、点を取った後も継続してくれたんだと思う。
  • 前田 遼一選手 
  • 試合に出られたことは良かったですけど、シュートチャンスを決めきれなかったのが悔しいです。そのまま流れも相手に行ってしまったので悔しかったです。復帰のよろこびより今日は悔しさの方が大きいです。

    僕自身はどんどん動いていこうと思ったのですが、なかなかどう動いていいかわからずに戸惑った部分もありました。もっと積極的に動いて流れをジュビロの方にしたかったです。

    膝の痛みもないので、コンディション的には問題ないです。もっと良いプレーをしていきたいです。

    試合前からサポーターの方がすごく応援してくれて、その声援に応えたかったのですが、応えることができなかったので、次は応えられるように頑張りたいと思います。
    これから1試合でも多く出てチームに貢献できるように頑張ります。
  • 加賀 健一選手 
  • Q.ジュビロでの初得点でしたが。
    相手がボールを見ていなかったから、少し自分が動けばマークが外れるなというのは感じていたので、CKから良いボールが来て触るだけでした。

    先制点はいらない失点だったし、前半のうちに同点に追い付きたいと思いました。
    相手の2点目、3点目はもったいないゴールだったので、防がないといけなかったし、シュートも打たせてはいけなかったと思いました。
    後半に入って攻める形が少なくなったので、もう少し動かないといけないなと思いました。
  • 太田 吉彰選手 
  • 全体的に運動量が少ないのでキツイですね。もっともっと動かないといけないし、前へ前へ全体的に向いて、裏へ抜ける追い越す動きが一切ないので、個人技頼みの突破では今のチームはキツイのでもっと増やしていかないと崩れないと思います。
  • 川口 能活選手 
  • なるべく失点を防ぐ。とにかく失点を与えないこと。まずそれを自分自身がやっていかないといけない。
    後ろは要ですから、自分が崩れてしまってはチームに影響を与えてしまうので、なるべく自分のパフォーマンスを崩さないように意識してやっています。

    もう少し闘争心をもってやっていかないと、このままでは優勝争いどころか下から数えた方が早い状況になってしまいますから、なんとか打破できるようにやるべきことをしっかりやっていきたい。
  • 中山 雅史選手 
  • もろいですね。というか、守備がひとつやられると、一気にゴール前まで来られてしまう。
    そこは、考えないといけない。ちょっと厳しいですね。

    遼一(前田選手)と試合後に話したけど、FWが2人とも中に張っていてもなかなかボールが来ない。一枚がサイドでサポートして、はたいて戻ってくるとかそういう変化をつけないといけない。
    今日は、サポートも押し上げもないし、ポカンとあいたところでFWがボールをもらっても、という状況になっていたので、そこも厳しかったですね。
    ここから(次の試合まで)10日くらいありますから、なんとか立て直すしかない。3連敗は、しっかり受け止めて次につなげていかないとどうしようもない。危機感を持って戦っていきたいです。
  • 田中 誠選手 
  • 後半はミス絡みというか、ボールの取られ方が悪かった。もっとシンプルにやるところはやればいいし、はっきりしないことが多くて、中途半端なキックをとられてということが多くて、そこはちょっと今日は悪すぎました。
    例えばトップに入って取られたときに、真ん中で誰もいかなくて、そこから攻められて相手とヨーイドンの守備になっていた。それでは厳しい。修正が必要です。
    早い時間に失点してしまったけれど、修正して自分たちのペースにできた。後半もそのまま行きたかったんですけど、チームがモタモタしてしまった。足が止まったし、プレーがはっきりしなくて、切り替えも遅かった。取られても第一ディフェンスに行かないというのは、みんなで話し合って直さないといけないと思います。
  • 成岡 翔選手 
  • 前半の攻撃に関しては崩せていたところもあったし、そういう攻撃を続けられれば・・・。
    それ以上に今日は守備がガタガタというか、一発でやられることが多い。相手が長いパスで攻めてくるのはわかっていたし、どちらかというと敢えてロングパスをさせていたという意識が前線の選手はあったけど、それでやられている回数が多かった。踏ん張れないですね。4失点以上にピンチがあったし、チーム全体として簡単にピンチを招き過ぎていると思います。

    Q.修正はまずは守備からになるのでしょうか?
    簡単に変わるものではないですけど、中盤から前の守備について、あいまいな部分が多いので、どういうようにやっていくか、次まで時間があるし、修正していかないといけないと思います。

    Q.1点目のアシストのシーンは、左サイドを崩しました。
    右サイドから崩す形というのは、ヨシくん(太田選手)が開いている分、人数も多くて増えていると思いますけど、ああいう形で左サイドで崩せたということは、ひとつ攻撃のバリエーションが増えたということだとは思います。練習からずっとコウタ(上田選手)に多少高い位置に来て欲しい、選手の距離が遠過ぎて人数が足りないと、自分が(ボールを)もらったところで、できることが限られるということを話していました。
    チームが攻め込んでいる時、ああいうように前に来てくれて2~3人いれば左サイドからも崩せると思ったし、ああいう形が出てよかったと思います。